こんにちは。
寒いのが苦手なウトです。
だんだん冬になってきて、長雨で冷える日が続きます。
そちらはどうですか、お元気ですか?
私は最近、長いこと後回しにしがちだった、
「自分を大切にすること」を意識的に続けているところです。
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育む、慈しむ、愛でる。
私の暮らすNZでは、入手できる観葉植物が日本に比べると、かなり少ないし高価です。
そんな植物好きな私に向けて、
観葉植物コレクションや専門店ツアーとかが日本からのおすすめ動画で流れてくる。
すごーい!圧倒されるくらい、昔に比べていろんなのが増えているみたいだ。
うらやましいな。。。
でも、あんなにたくさんあると極楽すぎて歯止めが効かなくなりそう。
海外暮らしでは、いろんなジャンルで「無いものは無い」のだけれど、
気に入った植物との出会いがあったら、家に迎えてゆっくりと育てています。
植物も、塊根や多肉に限らず、多種多様なものを好きになるので、
小さいのから育てることが多いです。
人気とかレアだとかいうのは気にしてなくて、
純粋に自分感覚「好き・気になる・可愛い・かっこいい」で選びます。
そうすると、五感も心も喜んでいるのを感じます。
おかげで、朝からウキウキが体からこぼれそうなくらい。
楽しくて、癒されています。
オークランドの冬は、長雨が数ヶ月続きます。
すでに寒くなってきたので、外のプランツを温かいリビングに移動したり、
伸びすぎとか傷んだ葉や根を整えたり。
植物の冬支度はまだ終わってないけど、成長記録も兼ねて、
めちゃ可愛いのでちょっと紹介します。
ちなみに植物は、愛好家さん達から購入することが多いのですが、
そのやりとりがとても好き。
NZ環境に合わせて、いろいろ教えてもらえるから楽しくて。
巷にたまにいるらしい、困ったさんの話を耳にはするのですが、私自身は今までイヤな目にあったことはないです。
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以前、(トゲのあるのは苦手なんだけど)一目惚れしてわが家にお迎えした、
*Pachypodium Geayi パキポディウム ゲアイー*
知らなかったので「パキポディウム」を調べてみると、
日本では「パキポディウム グラキリス」が、すごく人気があるらしいのを知りました。
グラキリスだけでも、圧倒するくらいたくさん集めてる人が大勢いる。すごいな〜
見てるだけでお腹いっぱい。
*Pachypodium Rosulatum Gracilius
パキポディウム グラキリス*
寒くなってきたからか、この子も葉を落としてきた。
NZでは、原産地から輸入された「現地球」はめったに見かけないかなあ。
オーストラリアでは買えるみたいだけど。種もNZではまだ見たことがない。
これは実生から、ずっと室内の日なたで育てられてきたそうで、
4年目くらいでうちに来ました。
いがぐり頭みたいで、本当にかわいい。
日本では、だいぶ寒くなる11月ごろまで
外で育てよう!日光にも当てて雨晒しOK!みたいな感じが多いですよね。
でもNZのCacti 先輩たちは、グラキリスの夏も冬も断然室内押し。
やっぱりNZのほうが、天候が激しいからなのかな?と思うけど(雨、風、日光。度が過ぎる)、先輩たちは日本の天気を知らないから、学んだ育て方のコツも自分で臨機応変に判断してやってみるしかないんですよね。
冬の水やり:月一回。霧吹きで控えめに。乾かし気味で育てる。
用土:サボテン用土に2割の軽石を足して。
とりあえずは教わった通りで、様子見。
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*Euphorbia Stellata ユーフォルビア ステラータ(飛竜)*
うちに来た時は、干からびたチビ大根のよう。
「根元から1センチ上までを、サボテン用土に埋めて植えてね」というアドバイス通りに。
塊根部分が大きく育つのを期待して、数年は植えたままにしておくつもりです。
葉だけでもステキだからすごく楽しみ!
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植物って優しい力をくれますよね。
ずっと植物は好きなんだけど、これまでを振り返ってみると
何度かアクセルかかってた時期がありました。
私の場合ですが、無性に植物の癒しを求める時って、かなり疲れてるサインだったみたい。
日本にいた頃。
子供たちが小さいうちは、やんちゃでエネルギーが溢れんばかり。
愛おしいけど細切れ睡眠と重なって、毎日追いかけてクタクタに本当にくたびれてた。
そのうち、無性に花びらの優しい色とやわらかさに触れたくなって。
そのまま、自然にお花育てに惹かれていきました。
NZでも、体調を崩して内臓を摘出する覚悟をしなくちゃならなかった時は、
突然まだ見ぬホヤの花の香りが気になって、無性に嗅いでみたくなってホヤを集め出したり。
(結局内臓は取らずにすんだんですけど笑)
そして最近も。
寒くなってくるのに、無性にサボテンとか、未体験の塊根の種まきがしたくてたまらなくなった。
種の購入先の地元の種まき先輩は「早春まで待て!」って言う。
殺菌剤とLEDライトは、発芽後の成長でダメージになりやすいと。
でも他の「種は鮮度が命!」という意見も気になる。
冬の種まきへの情熱を後押ししてくれるものはないか?と、いろいろ調べてみると、
「浦部陽向園」さんという、盆栽・サボテン・多肉植物生産販売専門店の方が動画で、
「最初の難関である夏越しに耐えられるくらいまでに育っているように、発芽生育に適した湿度と温度を保てれば、冬に種まきして育て始めてもいい」というような内容をおっしゃっていました。 そうなのねー!!!
それがGOサインとなり、今のところ冬でもひと月ではだいぶ発芽してくれています。
*Gymnocalycium Mihanovichii ギムノカリキウム(いろいろ)*
発芽にウキウキしながら、自分の内側に向き合ってみたんです。
元気なようで、いつの間にか、だいぶ疲れてたみたいで。
ここ4年ほど、NZの日本人移民による投資移住ビザ詐欺被害の被害者協力をしていて、
最近でも、まだ憎しみを抱えてる被害者さんに対応することがありました。
私なりの力を出すことは、できる。
できるんだけど、自分の何かがすり減ってたみたいだなということに気づいたんです。
その事件は、日本人被害者が数百名、
被害額約30億円といわれてたほどの規模で、重要な裁判が1年半後にあります。
当事者じゃないけど、その方向に向けたいろいろ動き方がわかったから、突き動かされるように協力してきました。
それは、どうせやっても無駄という無気力の逆風だけでなく、
嫌がらせや妨害を受けても回避しながら、
たくさんの日本人の嫌な部分や怒りを受け止め続けていくということでもありました。
孤独でもありました。
それでも、これまではずっと家族が支えてくれてたから、大丈夫だったんだけどな。
こういうことって、もし仕事だったら消耗しないのかもしれないんだけど、
私は無償でやっていたからか、
何だかわからないけど気づかぬうちに、だいぶ枯渇してたみたいなんです。
いや〜疲れてんなーってちょっと思うけど、自分だとついスルーしちゃう。
でも植物のお世話をしていると、ねえねえ、疲れてるよね?って気づかされる。
例えるなら、ビタミンが足りないと自然に野菜が食べたくなる衝動 × 数十倍。
気づいてよかった。
気づいたから、何度も再活性させてもらえる。
生き物って、癒されるし、本当にありがたいです。
もし、植物育ては苦手だという方がいたら、おおらか気質のポトスとかはどうでしょう?
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日本だと多肉植物の種まき用土には「赤玉土」が多いですね。
「オーソサイド」や「ダコニール」などの殺菌剤、
「メネデール(!)」「オルトラン」が懐かしい。
でもそれらのものは無いので、手に入るもので実行します。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
<私の種まき記録・2023年 冬>
基本的に、ヒートマット・育成用LEDライト・腰水管理をしながら、
黒プラ鉢の上段部と下段部に分けて。
上段:細かい方の軽石(Fine Pumice)とバーミキュライトを半々くらい。
下段:細かい方の軽石とサボテン多肉植物用用土を半々くらい。
用土は、熱湯をかけて消毒。コーヒー淹れてるみたいで楽しかった。 笑
殺菌剤としては、
種の発芽促進 → 水8:H2O2 を1(希釈水に浸けられる大きさの種は、一晩浸けた)
腰水 → 水16:H2O2 を1
*それぞれに発芽促進のホルモン剤も規定量混ぜました(メネデールみたいなやつ)。
ONE MONTH LATER ...(スポンジボブ調でお願いします)
*Astrophytum Asterias アストロフィツム(いろいろ)*
*Euphorbia Obesa ユーフォルビア・オベサ*
どうなってるんだ???
芽が出たばかりのEuphorbia Obesa オベサのこのヒョロ長の形(写真の真ん中)が、
いつどうやって手前のまん丸Obesa オベサの形に成長するの???
すっっっごく不思議で、気になってしょうがない......!!!
絶対見逃さないぞ〜!!!
*Spiral Cactus - Cereus Peruvianus Spiralis
スパイラルサボテン - セレウス・ペルビアナス “スピラリス” *
なんだかとても発芽率がいい。
頑丈ですっっ っていう勢いすら伝わってくる。
スパイラルサボテンってけっこう大きくなるんだよなー。
大丈夫かな(置き場所)。
Gymnocalycium Mihanovichii ギムノカリキウムと、
Astrophytum Asterias アストロフィツムは、いろんな形や色のものを撒いたし、
もうちょっと大きくなって特徴が出てきたら、成長記録を載せることにしますね。
今はまだみんな、ちっちゃい丸だもんね。
あと。黒プラ鉢でも、シンプルでもっとかっこいいのがNZにもあればいいなと思うんだけど。
本当はプラ鉢あんまり好みじゃない。
いつか植物といい感じの組み合わせができる「鉢」と出会いたい、っていうのが夢のひとつ。
*Staghorn Ferns ビカクシダ(コウモリラン)*
冬以外は外でずっと育っていた、3つのビカクシダもやっと家に入れました。寒かったね。
いつからか覚えてないくらい長くうちにいるので、だいぶ大きくなって。
春になったら植え替えしたほうがいいのか、調べてみよう。
いろんな植物がいるから、特徴やお世話方法をつい忘れます。。。
*Hoya Meredithii ホヤ メレディthiアイ*
元気に育ってくれてる、Hoya Meredithii ホヤ メレディthiアイ。
カタカナで表現しきれないけど。
英語読みではこんな感じで呼んでいますが、原産地では違う発音かもしれません。
長さが20cmある葉は、厚紙のような手触りと葉脈の濃さには無骨さが感じられて、
とってもお気に入りです。かっこいい。
まだまだ紹介し足りないけど、長くなるのでこの辺で。
成長記録は、ここか、他のSNSで記録するかもしれないです。やりやすい方で。
実を言うと、ビカクシダを外からうちに入れると、
しばらくの間は、葉裏に隠れてたナメクジが夜徘徊するので、
毎年いなくなるまで密かに退治している、ということは、家族にはナイショです。笑
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Melvins でのドラムがめちゃかっこいいDaleも好きだけど、
こういうDaleの、なんかちょっと変なとこも好き。
楽しそうなToshiさんも、だいぶ前にネット上で感謝メッセージを送ったら、
ご丁寧にお返事してくださって、とても素敵な感じの方でした。
そして、Mattのリフや声の荒さに聴き入りながら、葉っぱや根っこの確認をする楽しさよ。