Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

コロナとおみそ汁

とうとう奴がやってきてしまった、わが家にも。。。

今まで数年もの間、家族の感染を抑えてくれてた(多分)、納豆よありがとう。

 

ハイビスカス きれい。 初めて咲いてくれた一輪。
確か名前はパールハーバー、だったかな。

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先月は、とうとう私も家族もひっくるめて新型コロナウイルスCOVID-19に感染していました。

初めてのコロナ感染だったし、普通の風邪とはやはり違ったので

記録しとこうと思います。ちなみに家族全員ワクチン接種済。

 

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先月のある金曜日のこと。いつも通り夫のNZ人同僚が、夫と同じスペースで仕事をしていたそうです。

その同僚は、風邪症状があるのに、仕事が溜まってたので休まず出勤してたとのこと。

その人は、前々から注意されても、普段から鼻かんだティッシュを共有デスクに平気で置いておける衛生感覚の持ち主で。この日もコロナ簡易検査は陰性だったと言いつつ、マスクも着けずに咳やくしゃみをしていたそうです。

帰宅してから、いつも以上にうがい手洗いを念入りにしていた夫から報告を受けました。(ふざけんな!怒)

そういう人ほんとマジでどうにかしてほしい。

 

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案の定、残念ながら、次の日の夫には異変が。

のどの痛みが出てきて、夕方には、咳と熱がないのに、体が異様に重くてだるそうに。

食欲はそれほど落ちてないものの、マスクをして離れててもらう。

首から上、特に鼻とおでこ辺りがどんよりと重くて、だる過ぎてしんどいって。ウ〜ンウ〜ンと唸っていました。風邪薬は全然効いてない。

かわいそうに、なんか普通の風邪っぽくないよね、とあちこちを除菌しながら娘と話していました。

 

そして2日もすると、私ものどが痛くなってきました。ああ私が一番倒れたらいけないというのに。

寒気がして、肩甲骨の間にホッカイロ。風邪っぽくなっても、ホッカイロ貼ってよく寝るとひどくならずに回復するんです、いつもなら。

でも今回は全然良くならなくて、咳もあるけどだるさがすごい。体に力入らないし、だるくてしんどい。

 

そして娘、息子と順々に感染していきました。

家庭内隔離・家庭内感染予防って無理だった。子供が10代後半20代前半に成長してても、とっても難しいんだっていうのを思い知る。

 

コロナ簡易検査キットRAT(その時点でまだ無料)で、みんなしっかり「陽性」。

普通の風邪じゃない体感 → コロナ陽性

仕方なくボヤけまくってる脳で、予定変更やキャンセルをなんとかミス出さないよう一つ一つこなしていきました。

とにかく悪化させないよう無理しないで、体力回復することにお互いに気をつけて過ごしていました。

 

家族で共通してた症状:

  • とにかくだるい。強い倦怠感。下半身や骨盤を中心に、骨に力が入らなくてだるい。倦怠感がこんなにしんどいとは!と驚くほどの体感。
  • 熱がそんなに高くなく、あっても37度前半。
  • でも頭痛は、発症から数日はけっこうあった。
  • ブレインフォグもあって、頭がボーッとして理解力・集中力・記憶力・思考力が落ちてた。ので、予定変更やキャンセル手続きにミスしないようにするのが大変だった。
  • 食べ物の味がわからない。完全に無いわけではないけれど、食べ物の味だか匂いがわからない。これがかの有名な「コロナによる嗅覚味覚障害」か、と全員で納得する。
  • でも食欲はまあまあある。子供たち腹は減るので、けっこう食べてた。
  • 全員耳の聞こえがちょっと悪い。それでも、みんなでガンガン聞き間違えしながら会話を楽しんでる。
  • 咳したり、めちゃだるいのに、倦怠感でしんどいはずなのに、おしゃべりし続ける気力はある。
  • 長時間寝ても、罪悪感なくまだ寝られる。眠りが深かった感じがする。
  • 普通の風邪だと、ピークを過ぎると徐々に回復していく「なだらかな回復期」だけど、今回わが家のコロナはピークを過ぎて良くなってきたと思うと、ガクッとだるさがぶり返ってくる「アップダウン波の大きい回復プロセス」だった。

それから私だけ。

  • 咳とは別に、動悸がときどきあって、ちょっと怖かった。
  • 味覚は、鼻と口の奥エリアで上半分(嗅覚?)が無くなってたけど、下半分(味覚?)がかろうじて「しょっぱいかどうか?」が判りました。
  • 浅い睡眠が多い更年期にいる私も、久々に夜中起きることなくぐっっすり寝られたてよかった。でも、だんだんコロナから回復するにつれて、深い睡眠から、いつもの浅め睡眠に戻っていくのを感じて「ああ私回復してるんだな」ってわかって。いいんだか悪いんだか… 複雑な気持ちでした睡眠に関しては。

 

<日常にも、いざという時にも、鍋いっぱいのおみそ汁>

私以外の家族は、みんな味も匂いもよくわからないのに、けっこう食欲がありました。まだ食べるの?と内心思ってました。

うちは、好き嫌いの多いベジタリアンの夫と肉魚をしっかり食べたい子供たちの家庭。そして住んでるこの地域に、例えば病気の時でも食べられるような、NZのスーパーのお惣菜や宅配サービスにはなかなかありません。うちの家族にとって、体に優しいものが。

なので、とてもだるかったけど、いつものように野菜いっぱい具だくさんのおみそ汁を一番大きな鍋でなんども作ってなんとか乗り切りました。私は、鼻と口の奥エリアの下半分に「しょっぱいかどうか?」の判断感覚が残ってたので、とりあえずお味噌は薄目で上出来ということで。

 

やっぱりわが家では、いざという時もそうでない時も、

おみそ汁が優しくて頼りになります。

 

コロナに感染したら、国の推奨する自宅療養期間は5日間。

でも、RAT検査で陰性になるまで5日では全然足りず、1週間ちょいかかりました。頭が働かないのと、だるさが抜けるのはもっとかかりました。

それに「陰性」になっても、みんな本調子とはいうわけにはならず、立ち仕事のアルバイトに戻った娘はひどい頭痛がぶり返して、次の日回復するのに一日中寝ていました。

 

回復には2〜4週間かかるそうだし、感染前の状態に完全に戻るのに12週間ほど様子を見ておいたほうがいいようです。

 

info.health.nz

 

まだ3月になっても、家族みんなからんだような咳が残っています。

とにかく無理しないように、あせらず回復したいです。

 

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ということで、このところは体調崩したり、たまった用事でクタクタでした。

そこでゆっくり1日休んで、気になってた「不適切にもほどがある」を一気に観始めました。

すごーいおもしろくて!さすが宮藤官九郎さん。最後に観た日本ドラマは「あまちゃん」で、ロスにもなった笑。

日本を離れていると、あれから変化してるし、言葉はわかるのに母国なのに異国のようで。自分が根無し草のような感じもしてるから、色々考えてしまいます。

市郎さんに近い、ひどい浦島太郎状態。

でもおそらく、たとえ日本にいても、Rootlessのようにどこか空虚さを感じている人がいるかもしれませんね。

 

クドカンさんはもちろんのこと、役者のみなさんも素晴らしくて、すごく観られてるのがうれしい。

今は、笑っては泣いて泣いて、のところです。