それは夜も明けてない、ある日の早朝。
まだ暗闇だし眠いのに、意識がほんのりうっすらと覚めようとしていた。
でも微睡んでて、目を開けられない。
静かにしていると、濃紺の中に、キラキラと輝いてる光があった。
暗闇で水面が輝いてるような。
きれい、なんて綺麗なんだろう。
気持ちが良くてうっとりしていたら、
ああ あれは私の中だ ってわかった。
キラキラは私の中にあるんだ。
なんてきれいなの….
いつもなら、明け方に微睡むと、滝行のような思考が湧いて湧いて止まらなくなるのに。
これって、きっといろんな人にもそれぞれにあるのでしょう。
私のは、初めて視た気がする。 よかった。
純粋で澄み切っていて。
爽やかで凛とした濃紺の深みと、
ちっちゃな子ども達が楽しく笑い転げているみたいに、
輝き続けるキラキラが愛おしい。
幸せな朝でした。
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ブログのタイトルを、
「Bittersweet in NZ」 から
新しく「Sparkling* 光ってるのどうする?」に変えました。
これまでいろいろ体験し学んで、心の状態が変わってきたからです。
でもBittersweet in NZ の続きなので、タイトルが変わるだけです。
*NZに留まってない*
NZで暮らしてはいるけれど、
日常の交流や友人や親戚が、NZメインや日本メインでもなくいろんな国の人がいるので、
ブログタイトルの「NZ」が、このところなんだか窮屈に感じていました。
もしパートナーがNZer だったら違う感覚かもしれません。
でもうちの人は、根っからのロンドン人で家の中もイギリス感覚が多く占めています。
子ども達も、そのうち好きな国をそれぞれ選んで暮らすようになるでしょう。楽しみ :)
このブログも「(不当な扱いを受けたら)泣き寝入りしないで」という始まりだったので、
それはどこで生活していても通じると思うのです。
なので、NZに限ったことじゃないなと無くすことにしました。
*もう頑張りすぎなくてもいい、と自分を本当に許したい*
私は、人の良いところを見つけるのが好きで、ちゃんと本人に伝え褒めることも好きです。
だけど自分のことになると、まだまだ、と追い詰めてしまうところがあります。
そんなことでは、いつか消耗してしまうって理解してはいるのに。
「頑張りすぎをやめる」って、昭和生まれは特に頭でわかっててもなかなか難しい。
「努力して頑張ったら幸せになれる」という呪縛。
前にも書きましたが、私は子どもの頃から成人するまで10年ほど今でいうヤングケアラーでした。このことを思い出して書くのは、今でも辛くなるからあまりしたくないけれど。
私の場合ですが、辛かったのはケア自体じゃなくて。
病院にあちこち行っても尋常じゃない痛みに苦しむ母が可哀想でしょうがなかったけど、子どもの私にはどうすることもできなかったこと。
それでも弟妹のために楽しい家庭にしたくて、そういう辛さを何としてでも表に出さず自分の中だけに隠して、努めて明るく振る舞い続けていたこと。
それを「優しい子だから進んでやっていることで、できて当たり前」とか
「お姉ちゃんだから(〇〇だから)やって当たり前」と思われること。
(そういう風潮が、世の中にはまあまあある時代ではあった)
でも、勘違いされたくないんですが、誰が悪いんでもなく、あの頃は私がそういう役目を負わないとどうにもなりませんでした。
私がやるしか、しょうがなかったのです。誰も悪くないのです。
なので長年、自分は優しいところがあるから、自分を犠牲にしてすり減らしても人のために尽くすことが「当然」なんだ、と思っていました。思い込んで納得していました。
子どもの頃から刷り込まれてしまった思い癖だから、大人になっても本当にしつこくて麻痺してやってしまう。いけないと気付かされて取ったつもりでもへばりついてていやになっちゃう。
もう自分は十分にやったよ、頑張りすぎなくていいよ、と
自分に何度も伝えて、いい加減に解き放ちたくて。
最近は「子どもの頃に夢中になってやっていたことをやってみましょう」なんていう言葉が、身に沁みる年代になったので、思い出してやってみようとしています。
思い出そうとすると突然終了してしまった熱中してたことは、一体何だったんだろうと思う。
役目で埋没してしまっていてはっきりしないけれど、ちゃんと振り返って見つけようと思います。見つけてやってみます。
ポジティブなエネルギーに集中しよう、と言われても、
ほろ苦い経験があったから今の自分があるって痛感してるので、
しんどかったことも丸ごと大事で無駄なことなかった、と受け止めたい。
だから、嬉しいこともほろ苦さも混ざった積み重ねがある上で、
キラキラワクワクしているのを、どう楽しもうかな?という心境です。
紫のベルベットの葉が、あまりにも美しくてついお迎えしました。
さて、お花のタグには
「『刺激臭のある』オレンジの花が咲くので、つぼみが開く前に切り取ることをおすすめします。」とあります。
あなたは、こう書いてあったらその通りにしますか?
私は、好奇心の方が勝っちゃうんですよね。「刺激臭」ってどんな感じのニオイ? って。
基本、自分で体感して確認したい気質なので、お花が咲くのを待ってみました。
さあさあ、オレンジのお花が咲いた。
あぁぁぁぁぁぁぁ 分かったー!
注意書きにある Pungent smell 刺激臭は、
ナンプラー Fish sauce・納豆・数日履いたくつ下 など (家族調べ)苦笑
アジア人なら、レストランの裏側で漂ってる、あるあるのニオイでした。
確認できてスッキリ。