オークランド日本人会は、日本政府の「海外在留邦人・日系人の生活・ビジネス基盤強化事業」の支援を受けて、11月22日から3週間、日系ビジネス・生活応援キャンペーンをするという通知が届きました。
サポート内容:
- *在留邦人・日系人コミュニティの感染拡大防止策やビジネス環境作り支援
- *ビジネス・生活に役立つテーマ(法律、税務、移民・ビザ、医療、メンタルヘルス)のオンラインセミナーや相談ホットライン(法律、移民・ビザ)。
- *感染予防について、当地の日本人医師によるアドバイス
だそうです。
さて、ここで。
その周りを取り巻いて儲ける関係者と、
対立を装って稼ぐ業者がいたからだと、被害者達はいいます。
(イーストウィンドEAST WINDって?という人は「NZイーストウィンド 」タグで見てくださいね)
今回提供されるサポートで、
法律、税務、移民・ビザに関するセミナーや、法律、移民・ビザ相談が、
元イーストウィンド関係者と繋がりがあったり、被害者に協力するふりして、イーストウィンドの不正が明るみにならないようにしてきた人々によって行われてないことを願っています。
(ちなみに在住歴の長い、ある弁護士への苦情をよく聞きますが、苦情は私にではなく、然るべきところへ各自で届けてくださいね。)
実際、過去には何が起きていたのでしょうか?
イーストウィンド被害者達は、領事館に被害を訴えました。
何もしてくれなかったそうです。
日本人会にも、被害を訴えました。
何もしてくれなかったそうです。
たとえ会費を払った会員であっても、です。
イーストウィンド関係のお付き合い、長年関係の深かった人達がいますからね。
大使館も、担当当局を紹介するだけでした。
そんなことは、一般的移民の私にでもわかることです。
日本人会では、社長の死後に被害者の問い合わせが増えてくると、イーストウィンド のことは話題にしないようにピリピリしていた、という内部からの声を聞いています。
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普段ほとんど日本人に会わないので、よく知らなくて。
「日本人会」は、その名称からニュージランド在住の日本人のトラブル時にサポートもする組織だとなんとなく思っていたので、これだけの大勢の被害者が出ても「何もしてくれなかった」と聞いて不思議でした。
でも複数の元会員さん達が教えてくれたことによると「親睦」のための組織で、子供が日本語補修校に入るには、日本人会にも入会の必要があるそうです。
となると、親睦のためなら、最近はSNSなど使って会費を払わなくても集まろうと思えばできるから、子供がいない人にとって会員である利点は.....?たぶん、どこかにあるのでしょう。
在NZ邦人の支援をする立場の組織や人物達が、
長年のイーストウィンド と関係者達による
「被害を知っていながら放置していた」。
この事実は、今後も消えることはありません。
そしてこのことは、ニュージーランドで二番目に大きな被害scamを出した大きな理由の一つであると、被害者達も協力してきた私も思っています。
この可能性の非常に低い捜査開始までこぎつけられたのは、在留邦人支援で給与を得ているはずの領事館・大使館職員や、肩書きがあって支援する立場の日本人会でもありません。
勇気と忍耐を持って被害を訴えた元利用者と情報保持者と、私のような協力者の行動があったからです。一移民でありながら、これまでほぼ無償で膨大な労力と時間を費やしています。そうやって執念で、SFO重大詐欺捜査着手までこぎつけたのです。
2019年2月末の元社長の突然死により営業停止になって、大勢の利用者が混乱していました。領事館や大使館や日本人会がサポートするものなんだろうだと思って見ていた部外者の私は、一向に混乱が止まない様子に居ても経ってもいられなくなりました。
これまで私のしてきていることを、なぜ領事館・大使館・日本人会・移民サポートはやってくれなかったのでしょうか?
被害者から聞いて、不正行為を知っていたのに、
どうして放置し続けていたのか?
そこにはイーストウィンドと密に関係し、元移民のビザステータスを台無しにして移民局から疑われるよう仕向けたり、被害額を増幅させていった関係者がいることもわかっています。
それでも、同じ日本人として到底理解することができません。
そこに人の情けというものは、微塵もないのか?
過去の被害者の深い傷と被害の大きさを思うと、
イーストウィンド関係の被害者達が、今回のキャンペーンの知らせを聞いたら、怒りを通り越して、あきれて抗議する気にもならないんじゃないだろうか?
これまで大勢の被害者の話を聞いています。
その訴えを埋もれさせないために動き、実現させてきた私は、
どうしても黙っていることができず、こうして言葉にせずにはいられませんでした。
今日という日がどんな日か、わかる人は少ないでしょう。
NZで二番目の規模の被害を放置し続けてきた組織が提供する3週間の「在留邦人サポート」。
現在困ってる人が、今回は、形だけでなく内容の濃いサポートが受けられるといいですね。
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時々質問されるので、役立つサイトを再度リンクしますね。
重大詐欺捜査局が捜査しているような
イーストウィンドのMasatomo Ashikaga アシカガ・マサトモ(通称トム田中)故社長と
関係があった人や会社はいまだに活動していますので、
騙されないために調べておきたい場合は
この公的に閲覧できる、政府機関NZ Companies Officeの会社登記サイトで
調べてみることができます。
Directors & shareholders を選択して、白い空欄に調べたい人物の氏名や名字を記入します。共同株主だったり会社譲渡していたり、会計士は誰かなど。
何度も出てくる人物は、イーストウィンドとどういう関係だったのか?
一度しか名前が出ていない人物の中には、被害者もいますが
深くイーストウィンドとの業務に関わっていた人物もいて、公的に閲覧できる情報です。
信用するかどうかは、自己責任で判断してください。
相談するほど困ったことが起きないように。
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