今年は、NZ国境での入国規制が徐々に緩和されてきているようです。
Reopening the New Zealand border
NZに来る人、移住したいなと思う人もいるだろうし、これから増えるかもしれません。
人流が増えてくるからこそ、前もって知っておいてほしいことがあります。
不当扱いを受けた時に、移民という立場にあると、
数年前だったら「泣き寝入り」「尻尾巻いて退散」が当たり前でした。
耳触りのいい別の言い方だと、「忘れて新しい道行こう」。
よその国で、自分達が勝手に作り上げた悪習を常識だと信じる移民コミュニティがあって。
日本を離れて、わざわざ移住国で、日本よりも極狭の日本人環境の中にしか居場所がない人達がいて。
自分達の居心地の良さは、移住国の法律とモラルに背いている部分を有していることを、理解しようともしない。
できないのかもしれない。
20年30年在住でも、移住国の日本語環境にしか居場所のない移民は珍しくないのだから。
そのゆがんだ習慣を壊そうとする人が出てきたら、「いつまでも、この居心地が続きますように」と、あの手この手で叩いたり潰したりして守ってきた。
出る杭は、打たずにはいられないみたい。
でもそういうのって、もういいかげん古臭くない? 一体、いつの時代の話?
おそらく意気揚々と「さあ、これから人間のクズ共からひどいめにあうぞ!」とか、「今自分は、だまされてるなあ!」って噛みしめてるなんて人は、まあいないでしょう。
誰も、
騙されようと思って騙されていたわけじゃない。
でも、いざ自分が不当扱いをされると、多くの人が負けパターンの過去しか知らなかったりして、闘っても無理だと思い込んでる。
だからこそ。
私がずっと発信しているメッセージは
「あきらめなくても、こうやってできるよ!」ってこと。
実体験で試行錯誤で進んできたから身につけた、道を開いていけるプロセスを、
後からこの道を通る選択をした人が、進んでこれるように。
できるよ。
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未知の世界へ、足を踏み入れる。
新しく入国してくる人達が、ニュージーランドに不慣れで内情をよく知らないでいるのは、致し方ないことではあります。
そしてそれは、大きな弱点でもある。
そんな新参者を「サポート」しているように見せかけて、実は弱みを悪用してして「騙す」ということが、たびたび起こります。
移民コミュニティではよくある話です。母国語で隠しつつ、誘導しやすいから。
親切そうな日本人が、日本人をだます。
日本人をだますことでしか収入源が得られなくて、それでしか生活していけないとか(なのに海外で暮らす)。
過去に大きな収入を得て味を占めたからまた、、、
ビザのためにジョブオファーを売ったり、低賃金や無給で働かせてた過去があっても、
今はまるで善良な移民のように、しらじらしく振る舞っている日本人経営者達は数多くいます。
NZではどれだけ名が知れていようと、長年やっていようとも。←←←これらを信用する判断理由にしてはいけません。
ビザ欲しさに、雇用主に要求されて多額の送金をし、そのお金を雇用主から労働者に給与を支払っているように書類上見せかけて、ビザ条件をクリアするとか。
そういう人達も、入国規制の緩和を大歓迎していることでしょう。
地位や肩書きや輝かしい経歴とか長年やってるとか、そういうことを人を信用する決め手にする傾向のある人は要注意です。
またSNS上にはいろんなグループがあって、私はやってないけど、Facebookやってる人にはおすすめが次々と流れてくるんだそうです。
インスタでも。留学がらみでも。まったく似たようなのがどこに潜んでいるやら、危ない危ないって声が届いています。
たくさん集まってくる名前や顔写真からそのうちいつか、確認して気をつけようの会、みたいなのができてしまうかも。
どうかそういう人達に騙されたりしないで、自分や大事な人を守りながら、ニュージーランドを楽しんでくださいね。
それから、上記のような被害は、当事者自身が申し出ましょう。
ここもチェックしてみてね。
いつか表面化されて、そういう業者名は公表されるといいと思います。
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NZには、イーストウィンドEast Windという、20年以上日本人を相手に、主に金融取引や移住アドバイスをし続けてきた大手無認可業者がありました。
3年ほど前に、経営者の急死報道、急死と同時に会社の業務停止で多額詐欺被害が表面化し始め、重大詐欺捜査局が捜査開始することに。
経営者急死から一年後には、その妻にも死去報道。そして現在は、金融担当責任者だった元役員の裁判が始まろうとしていて、公判前から実名公表されている状況です。
20年以上も、無認可業者がNZで大手として営業し続けられてきたことの理由は複数あって、その一つは「できる環境にあったから」。
数年前、NZ当局に通用してしまったその無認可業者とその弁護士の言い分は
「利用者(騙された方)に、英語力がないのが悪い」でした。
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どんなに注意していても、騙されてしまうことがあるかも。
自分が受けた被害を訴えたり、ネットで発信して表面化しようとしたり、
はたまた自分に何かできることはないかと、当事者じゃなくても協力していると、嫌がらせや脅迫まがいのことをされることがあるかもしれません。
もちろん嫌がらせや脅迫(まがい)などの妨害行為は、程度によっては
ダメージが非常に大きく、特に精神的なものは深刻になりかねません。
だからこそ。
この3年イーストウィンド被害者達の協力をしてきて経験してきたことを、
ニュージーランドに人が流れてくる今だからこそ、シェアしていこうと思います。
なぜなら、善意から始めたイーストウィンド被害者達の協力していた人の中にも、精神的に大きなダメージを受けて苦しんでいた人がいたから。
私の場合なので、誰にでも当てはまるわけではないかもしれないけれど、
正しいことをしているのに、苦しい思いをしている人がいたら、いたたまれない。
こんな風に考えて律して、進んできました「ウトさん編」です。
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<嫌がらせや被害者協力の妨害を受けたら
:私の場合>
嫌がらせを受けると、
怒りを通り越して呆れることもあるようですが、たいてい腹が立ちます。
自分達のやってることが社会的には正しいことでも、言ってること否定されるだけじゃなくて、侮辱されて。
度を越して、人格否定までいったり。それが、もう脅迫だろうっていうレベルのこともある。
だから、精神的に大きなダメージを受けることもある。
素性を隠してそういうことをする人達は、
ただ嫌がらせをしたいだけなのか、協力活動の阻止か、口封じか。
*
そういうのを、私が受けていた間のことです。
やられればやられるほど、ある疑問がムクムクと膨らんでいきました。
「この人達が、そこまで『隠しておきたいコト』ってなんだろう?」
やられればやられるほど、よけいに気になって。
子供のころ、秘密基地遊びしませんでしたか? 洞窟とかでもいいけど。
一体あそこには、何があるんだろう? あれに似た感覚です。
甘い蜜を隠してた和尚さんが、小坊主にばれないように怖い話をする、みたいな昔話がありましたよね。 あれみたいなもんです。
一体、何をそんなに隠してるんだ???
嫌がらせや妨害が、不快で悪意に満ちているものであればあるほど、
必死に表に出さずに隠し通しておきたい意図を、強く濃く感じました。
ひどい妨害行為は、逆に「隠さなきゃいけないから、深掘りしないで!!!」と必死に訴えているようで、
そのあまりの必死さが、逆におかしい。
たぶん協力者を不快にさせることで、隠されてた事実の表面化を止めようとしていたんだろうけど、
その思惑には全然乗ることはなく、逆にものすごく冷静にさせました。
嫌がらせ集団のやることなすことが、いろいろ逆効果でした。
こちらが出る杭だから叩いたり潰したりしてたらしいのですが、別に潰れないんですね。
*
「正しいことをするのは、厳しい道を進むことかもしれない」とある人が教えてくれました。
だから絶対に、ぶれないで。忘れないでほしいことがあります。
なんらかの被害にあった人が、
泣き寝入りしないで通報するのは当然の権利です。
さらには、当事者じゃないのに無償で協力してる人って、そもそも人情深いじゃないですか。
多くの時間と労力をかけていたら、なおのこと。
それが現実であり、真実です。
だからいくら卑怯な手段で、人格否定をされて、芯がちょっとぐらついたとしても、人格まで壊されることはない。
コソコソと嫌がらせや妨害されても、それはまやかしで目くらまし。
悪魔にささやかれても、ハイハイわかったわかったって横に置いときましょう。これは後で使えます。
運良く私は元々、このトラブルはチャンスにならないか?逆転できないか?ってトライしてみたくなる性分なので、
逆転しようと模索してるうちに、突破口が見つかったりすることが高頻度であります。
そのようにして、試行錯誤のおかげで、
十数年NZで行われていた投資移住ビザ詐欺の事実解明の第一段階として、
重要人物の一人が、これから司法の場で裁かれようとしています。
過去に複数名が被害を訴えていても、日の目を見なかったことです。
抱えている情報量の多さと、日本人移民コミュニティと特に接点がないからこそ、持っている視点は役に立っています。
私には、なぜこれまで日の目を見なかったのか判っています。
だから、過去にはなかった動きをする。
何度も言うように、それはクリエイティブです。
だいぶ前から言うように、この問題は被害者ひとり一件の被害を通報するだけじゃ解明につながらなかったのです。
(通報はテスト用紙に名前を書いただけか、1問目を解いただけ。それでは試験合格するわけないのと同じこと)
だからこそ、嫌がらせや妨害脅迫行為までも逆に利用することで、事実解明の道を開く後押しになったのでした。
被害者のみなさん、よかったですね。
*
嫌がらせでも妨害でも脅迫でも「記録が残って」いますね。
横に置いといた妨害行為は、この先も道開くのに使えるかもしれないんです。
なんなら表に出してもいいですね。
実は、公開してほしいのかも知れないし。
こういうことは特に、未来の協力者さんにやってもらいたいです。
被害にあった当事者さんは、時に冷静さを継続していくことが難しいので。
受けた負のエネルギーを、ちょっと変えてみてほしいんです。
ネガティブでもポジティブでも、エネルギーはエネルギーだから。
何が本質で、最優先するべきことは何なのか? を
見極めて。
そこに集中すると、怒りよりも冷静さの方が優ってくるから。
そしたら、活用できるかも知れないのです。元が負のエネルギーであろうとも。
そんな風にして、視点を変えてみてください。
何か予想しなかったようなことが起きるかもしれませんよ。
あと、嫌がらせや妨害って「不都合な真実を隠したい」っていうのではなくて、
「自分が不幸だから」でやる人もいますね。
それは、放っておく。だって忙しいし。
I'm not your mum:) そんなことしてるといつまで経っても不幸。
私の発信してることが、気に入らない人がいてもいいんです。
本質、目的に到達することが最重要なことだから。
これまで、私だけでなく、私以外にも
嫌がらせや協力への妨害行為してきた人達は、自分のやったことを忘れないでおいたほうがいいかもしれない。有効利用する機会があればするので。
そういう人達は、どうやら自分が妨害行為で隠そうとしている事実の
インパクトを察知することもできないみたいです。
あまりにも能天気すぎるので、びっくりします。
能天気に記録残していってて。
イーストウィンド関連って警察レベルじゃない。
もっと上の重大詐欺捜査局(SFO, the Serious Fraud Office)が起訴してるんです。
受けたその妨害行為をどうするかくらい、わかりませんかね?
それとも、この人達が、被害額20億とか30億円払ってくれるつもりなのかな?
それから、まだ被害や情報を通報してなかったら、
日本語でも英語でもできるので、
メールで通報してくださいね。https://www.sfo.govt.nz
通報漏れで後悔しないように。
*****
被害にあった人も、その人に協力してる人も、大事にしてほしいのは
●自分のやっている目的は何か?
「目指す目的」を周囲からの圧力によって、ぶれないようにすること。
●客観的に判断しましょう。
「人として勇気ある行動」をしているのは自分か? 嫌がらせをする人か?
日本人同士だから、泥水飲まされても吐き出さないで我慢しましょうよ、ね? っていう、慣習がずっとまかり通ってきてた。
それは表には出ない「静かな恫喝」だったように感じる。
自分が、泥水を飲み込んだまま生きていくような人間でいるのか、
「バカにするな!」と泥水を吐き出し、言いなりにならずに生きていくのかは、それぞれが選択すること。
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近々、移民搾取 Migrant Exploitation に関する会合があるので、参加して学んできます。
これは、NZで移民として暮らす上で、
ベーシックな生活力のために知るべき知識、だと個人的に思うからです。
観光ビザ以外の人は、知っておくといい知識じゃないかな。
イーストウィンド関係者と利害関係組織、その周辺環境による被害というのは、まだ真相解明の途中なので明確に公表されてませんが、
NZで二番目三番目に大きな詐欺被害で、10年20年にまたがり、
利用者数百名の損失は20億30億円とも言われています。
表面化した当初から、情報収集、情報拡散と呼びかけ、
その他さまざまな行動を、有志の協力者が先導し続けてきました。
本当は、被害にあった当事者が自主的に率先して行動してほしかったし、
私がこうやって言葉にし続けていることも、本当ならやらなくていいことのはずです。
協力者が、妨害されながらでも支援をし続けていくと、精神的憔悴や重い負担がのしかかる可能性があります。
そのため被害にあった当事者が、自主的に率先して行動すると負担は軽くなります。
*
2014年の最初の重大詐欺捜査局による捜査では、たった2件の被害が複雑で難解だったために、移民局に移行されて、捜査が中止されてしまいました。
だからこそ2019年の被害表面化以降は、
その日本人移民達による閉ざされた特異環境で起きてた被害の複雑さを、理解してもらうまで説明し続ける必要がありました。
大臣の指示によって、2度目の捜査が再開して、やっと役員社員一人目が起訴されました。
被害者が、自分の被害だけを通報するだけでは、難解な被害状況をNZ当局に理解してもらって、司法の場で闘えるまでのレベルまで引き上げるのは、ものすごく難しいです。
ただ「ひどい」って訴えても、NZで「ひどい出来事」は多数あるから。言われているほどラララNew Zealand ではないので。
移民局を始め、当局らが捜査遂行しないで増加した被害を、無認可業者と関係していた大使館や日本人会など組織団体は被害者協力しませんでした。
これだけ大きな被害なのに、真相解明が、嫌がらせを受けてもほぼ無償で協力を続ける有志頼りなのは、とても情けない話です。
イーストウィンド被害の真相解明後なら、もっとしっかり説明ができるのだけど、
それを待っていては、遅すぎます。
私も延々と無償で被害協力を続けることはできないので、本件以降はもうしないです。
だから、まず、被害に遭わないでください。
どうか、一人でも多くの人が賢明に自分を守っていけるようになることを、心から願っています。
*
それで、できるかどうかはわからないけど、ちょっと頭に浮かんでいることがあります。
いつか真相解明した暁には、いっぺん
「ねぎらい&分かち合う会」みたいので、集まれたらいいなって。
被害者一人の被害では、裁判どころか重大詐欺捜査にもつながりませんでした。警察だって、当初は門前払いしていました。
一人じゃ当局は動かなかったけど、たくさんの力があったから、いろんな風に作用して動いていたんですよ、ってことを。
たくさんの被害者達、情報提供者、協力者達の力が。
そしてそれが、社会にどう変化を起こしているか?っていうことも。
裏側から水面下から視ていたから、伝えられたらいいのにな、って。
もちろん、私のように大っぴらにできる人はごく少なくて、
知られたくない人のほうが多数だから(今もそう?)、いろいろ希望を聞いてみないといけないのですけどね。
だから、いいよ〜っていう人だけでいいので。
それから、移民生活環境をより良くしたい人の考えや、
NZとはつながりがなくても、興味を持って読んでくれてた人の考えも、いろいろ聞いてみたいです。
ありがたいですよね、って 分かち合えたらいいな。
いつか、そのうち。
Melvins - A History Of Bad Men