Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

「NZ ニュージーランド」に、だまされないために(9)続・誰も助けてくれないかもよ

 

 

前回。

uto87.hatenablog.com

 
イーストウィンドの被害者達のお手伝いをするようになって、じれったいのは、多くの人達が信じていたのに騙されたりトラブルにあったりしてから、助けを求めた先でもまた二次三次的被害を受けて、金銭的にも精神的にも限界になるまで堂々巡りをしていたことです。そしてNZを離れるしかなくなる。
解決策を求めてるわりには、「同じ池の中でグルグル回ってる」から、解決するわけがないんです。
 
「日本人だから、信用できるし、助けてくれるだろう」という型にはまった考え方(幻想・夢物語)が、さんざん悪用されていました。
 
困ったことがあったら、どこのなに人であっても「信用できて助けてくれる人」を探して選べる生活力が、それぞれの人に必要なのではないでしょうか。
 

f:id:uto87:20211221063049j:plain

双子座満月 Full moon in Gemini
*イーストウィンドの被害者達が、過去に日本人会に問い合わせや相談をしても、取り合ってもらえなかったそうです。こちらこちらも参考に。会費を支払う会員以外は、支援をしないのかもしれませんが、過去には会員がイーストウィンド被害を訴えても問題として取り上げてもらえず無視されていたそうです。さらには被害が増える一方のまま、問題が表面化する2019年になっても、内部では騒動に触れないようにしていたそうです。
また直接相談したのに被害と問題を無視したのは、ある国際機関で社会的弱者保護に従事し、NZでも自治体で移民生活における助言をする役職に就いていたような方だったそうです。報告者達は、そのような方が被害者からの訴えを受けても、問題が表面化してからも、沈黙し続けていたことを残念に思っています。私もこれを聞いて、これだけ過去に立派な経歴がある方が、これだけ大きな被害に対し何の支援行動も起こさなかったことを知り、開いた口が塞がりませんでした。しかも私と同じ政党を支持しているそうで、だったらなおさら。本当に心底残念に思っています。
 
*ビジネスビザで来る人が、その気にさせられる移住エージェントの手口。移住投資説明会などでの相談内容から、移住投資希望者に合う架空の会社を設立しておいて、日本から移住してくるまで、会社株を購入させるまでに1、2度決算をしておく。そうやって起業家ビザで永住を夢みる人達は、名前だけの会社や低価値の会社の株を購入します。予算がなければ自営業させる。
『投資はポンジスキームで循環させないといけないけど、ビジネスビザはほとんど丸儲け。』
 
*日本人移民コミュニティには、長年NZ在住していてイーストウィンドと深く関わってビジネスをしていた利害関係者が現在もいます。やっていたことはトム田中故社長と変わらないそうです。その中の一人は、自社の従業員を永住希望のビジネス移民の会社の従業員に重複して雇用させることで、移民局の印象を悪化させビザ申請の障害にもなる。移住希望者が永住ビザにチャレンジし続けている間、儲け続けて都合の悪い情報は隠しておく。上記のOIA によって、イーストウィンドと利害関係者が自分に隠してやっていたことが明白になったそうです。
 
*基本中の基本の確認作業
イーストウィンドのMasatomo Ashikaga アシカガ・マサトモ(通称トム田中)故社長と
関係があった人や会社はいまだに活動していますので、調べておきたい場合は
この公的に閲覧できる、政府機関NZ Companies Officeの会社登記サイトで調べてみましょう。
Directors & shareholders を選択して、白い空欄に調べたい人物の氏名や名字を記入します。共同株主だったり会社譲渡していたり、会計士は誰かなど。何度も出てくる人物は、イーストウィンドとどういう関係だったのか?
 
一度しか名前が出ていない人物の中には、被害者もいますが
深くイーストウィンドとの業務に関わっていた人物もいて、公的に閲覧できる情報です。
信用できるかどうか、自己責任で判断するために参考にしてください。
 
*多くの人が捜査局の捜査に協力しないことで、無関係を貫けると考えているようです。ですが私はそう考えません。何とか風化してそのうちなかったことにしたい人が多すぎます。「捜査協力しない=問題の事実解明に向けて『非協力であること』を選択した人物」として、各人にこびりつき尾を引くことでしょう。
 
*イーストウィンドもシタデルも、NZ事情がよくわかっていない新しく入国してきた人々にとても親切でした。
 
この問題解明が難しかった理由の一つに、元関係者の協力を得られないことが挙げられます。無認可業務を長年続けていた会社にいたのですから、どういう業務をしていたのか、移民としてNZ捜査に協力するのが筋ではないでしょうか。何か特別に「事実解明に協力できない理由」があるのでしょうか。元イーストウィンド社員で、あるコミュニティを運営している方は、事実解明のため被害者協力のお願いに「できない」ということでした。新しく入国してきた人に親切に対応する方だということでしたが、協力していただけず非常に残念です。
 
*元イーストウィンド利用者で、当時の資料を破棄してしまったので協力ができないとおっしゃる方へ。証拠資料がなくても、体験した事実を報告することはとても重要です。それもできませんか?何か他に「事実解明に協力できない理由」があるのでしょうか。
 
*日本でビジネス成功していてNZに移住希望していて、準備のためにイーストウィンド関係者(被害者に『オークランドの海に沈みますよ!』と言い放つような)に資金を預けていた方、ぜひ誠意ある対応をとっていただきたいです。大勢の被害者、多額の被害額、真相解明のために膨大な労力が費やされている組織的詐欺問題ですから、移住してビジネスをしていくなら、『どういう行動をするのが賢明なのか』が判断できるのではないでしょうか。
 
*過去にワークビザやワーホリで来た労働者を、無給や最低賃金以下の賃金で働かせていた人物の話も聞いています。昔の事でも、忘れていない人は忘れてないですよ。
 
*弁護士や会計士や翻訳者に、多額の出費をしてそれでも困って相談に来るということもありました。どんなに多額の費用を払っても、法的な場ではその高額アドバイスに従った主張が「あっさり却下」されたりしますので、お金を払ったからといって任せっきりにせず、自分でも少し法的な部分を学んで「自分はこの人に依頼していいのか」確認するといいでしょう。特に「日本語ができる〇〇○」などに、無防備に全幅の信頼を置くのはやめましょう。
 
*依頼主が依頼をしていないのに、翻訳者が依頼主のケースを見当違いの政府機関に問い合わせをして「当機関では対応できません」という回答のやりとりに、料金を支払ってしまったという被害者もいました。
元々依頼をしていない上に、Google翻訳や無料翻訳ツールでいいので、英文であっても確認できますから「当機関では対応できません(=無意味な問い合わせ)」という仕事に料金を支払うべきなのかどうか、自分や英語のできる身近な人と確認しましょう。また、PDFをワードに変換するのにも料金を支払っていましたが、今どき初耳の料金請求でした。
 
とにかく、確認作業の足りない被害者が多いのが目立ちます。地味作業だけど、自身を守るためです。調べて確認しましょう。
 
*これまで時々、被害者への同情や協力するそぶりをして情報を得ようとしたり、情報を混乱させたりする人が出てきて、振り返るとなかなかに興味深いものがあります。2019年3月、イーストウィンド関連による被害を初めて知ったのは、掲示板を立ち上げてくれた方がいたからで、被害にあった元利用者だけではなく、私のような無知の一般移民でも、情報を得たり書き込んだりできたわけですが、その掲示板を閉鎖させようとする動きも残念ながらありました。しかもその一人はイーストウィンド側ではない人物で、名前を出せばなぜか、被害者達が引いていってしまうということが多々ありました。過去に一体どのようなことをしたのでしょう。このように情報を得られる掲示板は、まず第一に、被害にあった大勢の元利用者のためにあるのではないでしょうか?それを部外者が閉鎖させようと妨害行為をすることに、私は反対です。今後再度このような妨害行為がありましたら、次は私も動きます。
 
*有資格者かどうか、こちらで当てはまるのを確認してみてください。ただし、有資格・認可業者であっても別の業者の「無資格者」や「元イーストウィンド関係者」を紹介する人がいますよ。「確認しましょう」。
 
とりあえず信用させるために「イーストウィンド最低、ひどいよね。」と言っていても、実は利害関係者だったり深くお付き合いしてたりということがあるので、簡単に信用しないようにしましょう。「じゃあ具体的にどんな行動をしたんですか?」って聞いてみてください。知ってても何もしなかったんですか?って。どこかで多くの日本人移民が繋がっていて、お互いに客を回し合っていたという話もあります。
 
*疑わしい情報は、イーストウィンド関係者に限りません。要するに、似たようなことをしている個人や業者はあちこちに存在しているようです。スポーツ留学、留学エージェントへの不信の話も集まっていますから、十分に客観的なリサーチは必須です。逆に真っ当な業者は、信頼を得るためにこれまで通りではない誠実なアプローチが必要な時代に変化していくかもしれません。
 
*ちょっとこぼれ話。これまでのお手伝いで、多くのヒドい仕打ちを知ることになりましたが、その中でよくみんな耐えてたなあっていうくらい、人に対して飛び抜けてキツくて失礼な関係者がいました。ビジネスアドバイスをしたり日本とNZ間交流に携わったり、容姿の整った華やかな雰囲気の人ですが、イーストウィンドと結び付けられるのも名前が出るのも、とても警戒しているようです。そうは言っても、アシカガマサトモ故社長とつながりがあったことは公的記録でわかってしまいます。逆にご自身は、男性との関係を漏らそうとすることで金銭を得ていたということですから、なんだかなあと思います。結局そこか笑、っていう。今後どうなるかは、風向き次第かもしれません。
 
**********
 
「『NZ ニュージーランド』に、だまされないために」の(8)と(9)は、日本人移民による類似の詐欺搾取の発生をなるべく防いでいくために、状況を見ながら数年かかってでも情報をアップデートしていくつもりです。
 
活動の中で思い出したことも追記しますので(とにかく膨大なのでご了承ください)、気になる方は時々チェックしてみてください。