Bittersweet in NZ

こんにちは、ウトです。家族とNZで暮らしています。移住して10年近くは、多くの怒りやフラストレーションを感じていましたが、おかげで行動・経験・学びができて、最近はおだやかな日々がとても増えています。いろんな変化の流れが強いので、大切なのは何か?ということにも向き合っていたい。ここには、体験や感じたことを言葉にしておきたくなった時に綴っています。 Thanks for being here.

NZで献血しました。#NZ BLOOD

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赤血球みたいにまん丸い葉の、Hoya “Obovata” ホヤ オボバタと“Bちゃん”。
先日、「あなたの血液タイプが不足しています!」っていう緊急連絡がきました。 大変だ!
 
で、早速予約。献血してきました

 

献血かなり好き。
 
NZでは予約時に、
全血献血プラズマ献血(日本でいう成分献血かな)が選べます。
 
全血献血では、およそ470ml の採血を(平均的成人の全血量の8%ほど)するんだそう。
採血した分の体液は24時間以内、赤血球も6〜8週間で正常値までに回復するとのこと。
 
全血かプラズマかどっちにしようかなと考えて、足りないのは全血のほうかな?と思ってこっちにしました。
どうぞ全部使ってくださいましね。
 
NZでの献血は前にもやったことがあるから、血液不足の時に連絡が来るんだけれど、
前回もらった時は、ちょうど体調の変化で出血過多があって、内視鏡や医師に処方された鉄分を飲んでいたから、できなかったのでした。
 
その母への輸血のお礼の意味も込めて、
16歳になってからは日本でよく献血をするようになりました。

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なつかしい、日本の献血手帳。
その後は、妊娠授乳、育児のてんてこまい期が長く続いて遠ざかっていたけど、ここ数年はだいぶ落ち着いてきたので、また定期的に献血したいなってムクムクと思うようになりました。
 
誰かの健康を取り戻すためだと思うと、やっぱりうれしいし、そのためにも健康な体でいようっていう意欲もグンとわいてきます。
 
***
 
当日は、水分をちゃんととってから、ぼちぼち献血施設へ。
 
スマホのNZ BLOODのアプリには「MY DONOR ID」というのがあるので、これを受付で、ピしてもらいます。
 
受付で、質問事項に記入したり、献血前にナースとおしゃべりしながら(楽し)質問に答えていきます。
 
自分だけじゃなく、家族も最近コロナ感染してないことも条件になるので、この日までかなり気をつけてました。まあ気をつけてても、うつっちゃうものはうつっちゃうから無事回避できててよかった。
 
去年あったひどい貧血は、赤血球をチェックしてもらい「正常値」になっててホッと一安心。
 
今書いてて思った。
この献血OKかどうかの質問は内容がいろいろありますが、英語が苦手だったり病気の名前とか意味がわからないと、けっこう返事難しいかもしれないです。
通訳さんはいなかったような感じ強だったので、その場で調べられる何かを持って行ったほうがいいかも。
 
採血自体は、ものの10分ほど。
その後ちょい休んでから、休憩エリアに移って。
飲み物やクッキーを自由に選んで、おいしくゆったり。体調悪くなければ、おしまいです。
 
Easy peasy.
 
どこの国に暮らしていても、
できる人は、
住んでる地域で献血してみてくださいね:)
 
Please DONATE YOUR BLOOD if you are healthy enough.
Thanks!
 
*****
 
以前、献血促進キャンペーンがありました。
その動画は、実際にあった出来事に基づいているので、中には動揺した人もいたみたい。
 
でも私は、いい啓発映像だと思いました。
現実に起きることを、こうしてここまで見てもらわないといけないのが現状なんだっていうことが伝わってくる。
いつまでも「他人ごと」だと思っている人々にも、いつか「自分ごと」になるかもしれない。
誰にでも起こりうること。
 
 
 
***
 
次回は、不足分の状況によるけど、プラズマ献血にするつもりです。
 
赤血球を血管に戻すために60分くらいかかるそうなので、本とか持ってきてね、ということでした。
 
*****
 
「誰かのために、社会環境のために」のつながりで。
 
NZ現政権のNZ Labour 労働党のボランティアメンバーをしているのですが、
最近私たちは、地球温暖化への取り組みとそれに関するアニマルウェルフェアへの問題提起をしているところです。
 
他の政党ではどうだか知らないけれど、政治政党のメンバーでいるというのは、
政党を支持するだけではなくて、政策で取り組みが足りない問題を、ダメ出しというか全国の一般メンバーが提議していきます。
首相がジャシンダになってから、ファンクラブまであるんですが、そういうのとは全然違います。党員歴60年の人もいるくらいですから。
(*呼び方ですが、私は本人から直接ジャシンダって呼んでいいよと言われているので、ここでもそうしてます)
 
支持してるからといって、どんな政策でも何でもかんでも大賛成というのではなくて、とても批評的なメンバーに数多く会います。
 
党内では、政策に反映したり法改正につなげようとする議論が、たくさん行われています。
 
(人生300年はないから気に留めることはないけれど)
世の中には文句ばかり言ってて、建設的な行動は何もしない人が大勢います。
 
政治=胡散臭い、がもう通用しないことは明らかで、時代遅れでしょう。
社会や環境を良くしていくには、もう避けて通れない。
 
 
そこで。
いたって個人的行動である私のイーストウィンドの詐欺被害協力について、
この労働党のボランティアの一部と関連づける人がいて、
被害者協力しても、当然だと考えている人がいるようです。
この二つは、まったく関係ありません。 
 
だから、被害にあった当事者自身が最低限だけして(or 何もしない)
その後は他人まかせにするための理由として、
私がNZの国全体のことを考えてやっている別のボランティアを利用されるのは心外です。
 
発生していたのは10年以上・被害者数百名・20億30億円(それ以上?)の被害です。まだ全部の被害が表面化していません。
 
こういうことでは 将来的にまた何らかの被害が発生してしまっても、被害者の依存心が強すぎれば、協力者には負担が重すぎて続かず去っていくでしょう。
 
協力者がいてもいなくても、当事者自身が当事者意識を持って、
自主的に動いてくれることを、いつも望んでいます。
 
***
 

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Bちゃんと、長〜いHoya Compacta “Hindu Rope” ホヤ コンパクタ 。初めてつぼみをつけてくれました:)
ちなみに、この NZ BLOOD のマスコットは、私の行った献血施設にはありませんでした。
仮にBちゃん、としておきます(うちで呼んでる名前はうちの外には出せないので)。
 
Bちゃんは、数年前に子供の高校で献血した時にもらえたので、そういう風なイベントで出会えるかもしれないです。
 
***
 
なんというか。
 
コロナやプーチンの戦争の前から、シリアや新疆ウイグル問題はあったし、パレスチナ問題も子供達が社会学の授業で学んでいる。
他にも世界ではたくさんのことが起きていて、天災はどうみたって激しさを増してってる。
 
いつか「ママ、なんで私をこんな世界に産み出したの?」と言われるのだろうか?
 
気を抜くと、いとも簡単に「自分じゃどうやったって無力」に嵌ってしまう。
そっちに追いやられ、閉ざされ、突き落とされる。
 
微力じゃない、無力だ。
 
絶望的な無力に。
 
だからこそ。
 
自分だけのためだけじゃなくて「自分の何か」が誰かのためになっている実感がないと、とてもじゃないけど生きていられないって、私の心は欲しているらしい。
 
人に血をあげるのは、その一つみたいだ。
 
Delayed Clarity - King Buzzo with Trevor Dunn
(from "Gift Of Sacrifice")
 
Bird Animal - King Buzzo with Trevor Dunn