Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

「NZ ニュージーランド」に、だまされないために(6.2)私の選ばない世界で起きたこと

今日という日を記念して。
 
 
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今後起こりうる類似被害について、私がこれまでイーストウィンド被害者達にしてきたようなお手伝いを将来することはありません。今回だけです。
 
このことを、被害者協力をしながら思うことと交えて書こうと思います。
 

 

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それにしても、なんだか自然に「お手伝い」という言葉が出てくるな。
一人ひとりに対してそれぞれていねいに、手作りしてるような、手をかけているような感じがしているからかな。
 
***
 
2019年2月末。
 
NZで長年、無認可で移住アドバイスや不動産を含む金融取引業を行ってきたイーストウィンドと関連会社のトム田中社長(本名:足利正朝 アシカガ・マサトモ)が急死したらしく、会社は突然営業停止に。
 
3月になり私の不当解雇体験記の読者で元雇用主と面識のあった複数名から、状況把握のために立ち上げられた掲示板を読んで、なんとかしてほしいというメッセージを受ける。そこでイーストウィンドが日本人移民コミュニティを中心にして、23年に渡り無認可業務をしていたことを初めて知る(あまりの非道さに驚くばかり)。こんなに近くで、こんなことが密かに行われていたなんて。
 
NZ当局は過去に度々、無認可業務の報告を受けていたにもかかわらず長年業務を継続させていたわけだから、こういう被害者対応は領事館や大使館、日本人会などがするものだと思って、当初は様子を見ていたものの、元利用者達はちっとも助けてもらえず混乱していた。
でもその混乱の中から、知らない世界で起きてたことの状況がだんだんとわかってきました。
 
私はすでに早いうちにいろいろ相談していたので、ある方から
「まずは、SFOを動かすように」と助言をもらってました。
後で移民のことだからか確率1%と言われたけど、ダメで元々だからとりあえず動いてみる。
 
イーストウィンドに対しては、
 
っていうことは、被害にあった側の人達というのは、
過去とおんなじ動き方したらダメなんですよね。
もちろん、踏んでいかなきゃいけないステップはあります。
でも「それ以外が大切」で、もっとアクティブでクリエイティブな動きなんです。
 
これまでも動き方教えるって言っても、当事者さん達ものすごく消極的。
で仕方なく自分でやってみると、やっぱり草ボーボー感満載。
あーやっぱ前ここには来なかったんだなあっていう。
過去になかった考え方と動き方をしないといけないんです。
Doer であると同時に Thinker  でないといけないんですね。動きながら、学んだり考える。
 
 
そういうわけで
 
2019年12月に、2回目のSFOの捜査が開始されました。
 
「SFO重大詐欺捜査局の捜査が開始」って聞いて、どう思いましたか?
 
捜査始まって「安心」しましたか?
 
これですね。
「安心」してお任せしちゃったら、ダメなんですよね。
一番動かしたいって思ってるのは、たいてい被害にあった方。
一番動かしたいって思ってる人が「安心」して動きが止めちゃったら、ダメなんです。
しかも移民がやったことですからね。
日本でも移民と外国人間のトラブルが、大して問題視されないのと同じ。
 
外国人に対しての強い逆風に揉まれた経験がないと、こういう瞬発力も出てこないかもしれないんだけども。瞬発力どころか、察知もできないかもしれないんだけれど。
 
私が受けた助言、何だったでしょうか?
「まずは、SFOを動かすように」でしたね。
 
「まずは」ってさ。Firstly, ですよ。初めの一歩、です。
初めの一歩が、1%だかどうだか数字はともかく、ハードルがとてつもなく高いし、
実現できる可能性がメチャクチャ低い。
 
そして「初めの一歩」の後には、必然的に「次に、」が続くのですね。
 
動き始めても「その先がある」。動き続けないとならないわけです。
 
「止まったら負け」ぐらいに思っててもいいかも。
 
「SFO捜査開始」は、マイルストーンの一つでしかない。
 
だけどゴールだと錯覚してしまうと、それはまやかし。
 
「捜査が開始」ってなったら、そこから!
そこからどう動けばいいのかが、ブワ〜〜〜っと湧き上がってきて
シナプスがパパパッてつながって広がっていくみたいに、浮かんでくるのがいいんですね。
 
こうやって言うと、「どうやったらいいの?教えて。」って思うかもしれないですね。
でも、それはできないんです。
 
なぜかというと、動き方ってその時その状況、ケースバイケースで全っっっ然違うからです。
たとえば言葉にして、動き方を可視化してネット上に残しておいても
それはなんていうか、固まってる。化石っぽく。
だから様々なケースに、当てはめることができないし使えない。
 
それに、人を騙したり利用して生活している人達だって、読んで悪用するわけだから、書き残しておくわけがないですよね。
そういう人達のためにそんな優しくできないし、種明かししてもおもしろくない。
 
強いていうなら、私の場合ですけど
日常的にアンテナを張っていろいろ好奇心で吸収しているので、ブワ〜〜〜っと動き方が浮かんできます。ポイントは、自分のためとか得になることだけにアンテナを張ってると、ちょっと狭いので、好奇心をもっと広〜く広げておく。
そうすると「いざという時」にブワ〜〜〜っと浮かんできます。
しかもこれは、私視点の動き方なので、他の人の別視点から生まれてくるものも、
また違うだろうからおもしろそうです。
浮かんでくることって、もっとモニョモニョ「いきもの」みたいで、
キャプチャできないんですよ。
 
再発防止と自分の権利を守るために、こういうのを自分にあったやり方で、
なるべく多くの人それぞれができるようになってほしいんです。
 
だけど突然の営業停止とそのショックで
なかなか動けない人が多かったので、お手伝いしてて例えでよくこう言ってました。
 
会社清算手続きに入ってから、債権者として届け出ることは
「テスト用紙に名前書いただけですよ」
SFOに情報提供するのは
「テスト問題全5問中、1問答えただけですよ」って。
 
要するに、全問解答して合格するには、まだまだ先があるんです。
 
だけど、それがなかなか難しい。
 
自分が受けた不当扱いや被害を主張する文書が、書けないということが多々ありました。
英語でも日本語でも、日本在住、NZ在住歴の長さにかかわらずです。
 
起きた出来事を冷静に見つめ直して、適切にわかりやすく伝わるように書くのは
精神的にしんどい場合がよくあります。私も経験者だから、それはとてもよくわかります。しかも主張し続けるために、何度も何度も書かなきゃいけなかったりする。
 
あとこれもよく言ってました。
「礼儀正しく、喧嘩売るつもりで書いてください。」
不当行為を受けたことを主張しているわけだから、実際正当性を認められるかどうか結果はともかく、主張を文書にする時は勝つつもりで、自分の意思をしっかり込めて書く必要があります。
 
だから、もしトラブルが起きた時に
英語で対応できないのに、信頼できない業者を利用して
海外送金や投資するのは危険です。
長年の付き合いがあるからなのか、平然と無資格業者の別サービスを勧めている有資格業者がいますよ。
 
海外移住するなら、トラブルが起きた時に英語で対応できるようになるのは、日常生活上必要な「生活力」ではありませんか?
 
自分一人ならともかく、トラブル対応できる英語力がなくて、どうやって大事な人や家族を守っていくのですか?
 
それに子育て世代だったら、子供を母語じゃなく英語環境に飛び込ませるのに、親がいつまでも日本語(母語)で子育て教育情報を得ているはアンフェアじゃないですか?
年間4ターム(学期)ある中で、1〜2タームでなんとかがんばって、大体学校生活がどう進んでいくか英語だけでわかってくるはずです。わからないことは、英語で先生やよそのお母さんお父さんにどんどん聞けばいいのです。
そういう「生活力」をつけていかないと、学校でのトラブルや先生との交渉に対応できません。1年間終わるまでには、日本語での教育情報収集に頼らなくていいようにならないと。
親の環境適応力も子供はシビアに見ていますよ。
子供に「英語環境に慣れなさい」と言いながら、親自身がいつまでたっても順応しなくて母国コミュニティにしか居場所がないのを、密かにバカにしたり軽蔑してるのは知られていないのでしょうか。
移住国先の環境に順応しない親の背中を見て育つ子供のうち、全員が移住国に適応して成長していけるわけではないのが現実です。20代30代になっても悩むアジア系移民が、夫に相談に来ます。
親がお手本になろうというイニシアティブを取らず「学校に任せておけばうちの子なんとかしてくれるだろう。」という他人任せ体質を、虎視淡々と狙っている人達がまだまだ大勢いるのです。
 
グサっとくる人がいたらごめんなさい。
でも本当に騙されるループにはまっちゃったら、何年も何年も抜けられなくなるんです。
そしてもう私は未来の詐欺被害まで、エンドレスで助けるつもりはないんです。
 
複数の元被害者が、NZにいる元イーストウィンド 関係者が、
日本語の教育情報サポートに関与しているので警戒してほしいと伝えています。
 

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イーストウィンド問題を見ても、国を挙げてニュージーランドへの投資や移住勧誘してたのに大手無資格業者を止めることもないままになるべくして起きた
「NZで二番目に大きな詐欺被害」の被害者達を、
領事館大使館や日本人会も移民サポートも助けてくれなかったじゃないですか。
知ってたのに揉み消してた人が大勢いたじゃないですか。だからこそ長年続けられた。
弁護士や翻訳者に違法性の追及を弱められる文書作られても、
気がつかないで多額な費用を注ぎ込んで。
イーストウィンド 以降、
そういった各機関が手のひら返したように、親身に被害支援してくれると思いますか?
I doubt it.
 
きっと誰かが助けてくれるとか、助けてもらおうと思わない方がいい。
 
だから自分自身が、
自分と大切な人を守るための力をつけてください。
 
 
>>次回へ続きます。
 
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息子と一緒に 今、待ち遠しいこと❤️
Melvins のアコースティックver. わくわく:)