Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

「NZ ニュージーランド」に、だまされないために(6.1)私の選ばない世界で起きたこと

今日という日を記念して。
 
イーストウィンドの被害者達のお手伝いをするようになってから、2年半。
 
ちょっと聞いてみたいことがあります。
 
日本を離れて異国の地へ移住しようかな〜って考えている人、
またはすでに移住している人は、
それぞれ移住しようとしたのって、どういう理由ですか?
 
私の場合はですね。
 

 

 
今から何十年も前のこと。
私は結婚する前から、イギリス人パートナー(現夫)との将来について
「子供には、日本とイギリスで育つ権利があるので両国の文化の中で育てたい」という思いがあって、彼も賛同していました。
 
それでそのまま、日本で子育て前半期を過ごしてきました。その後、さあイギリスへ渡って子育て後半期を過ごそう!と準備にかかろうとし始めた頃になると、当時のイギリス社会では若年層の薬物や犯罪問題が、とても深刻な状況になっていました。
現地の昔からの友人達や親戚に親身に相談に乗ってもらっていましたが、ほとんどが希望を持てるような見通しにつながらなかった。小さい頃に可愛らしかった友人の子が、成長して殺人事件に関わるほどに荒れてしまっていたことも、私にはショックでした。友人知人が多いイギリスではあるけれど、日本と比べると子育てに安全な環境とは到底思えず、温厚なうちの子達を無事に育てていけそうな自信が当時の私には持てませんでした。それにロンドンの治安の悪い地域で生まれ育った夫は、私以上にその深刻さを経験上理解していました。
 
そこで私達は、後に永住ビザにつながるニュージーランドの居住ビザに一か八かで申請することにしたのです。日本にいる間に、審査基準を十分に上回るための準備をして
「認可されればNZ行き」or 「却下されればイギリス行き」。
チャンスは一度きり。二度目はありませんでした。
 
***
 
ちなみに、「NZに住んで永住権チャレンジ」はよくある手段ですが、私達にその選択は一切ありませんでした。
 
夫が教育者ということもあって、子供たちの精神的な安定のために、不安定なビザで国を行ったり来たりする可能性がある中で子育てをするというのは、私達夫婦の選択肢には全くありませんでした。子供がいなければなくもないけど、いるから「しない選択」。
 
いろんな生き方があります。何が正解・不正解と言っているのではなくて、私達はそういう選択をする、ということです。
 
日本にいる間はずっと、いつか日本を離れる覚悟で子育てをしていたので、日本本場の豊かな文化に触れ、家族ぐるみでたくさんのお友達にも恵まれていました。幼稚園も学校もご近所付き合いもすごく楽しくて。地域が一緒に子供を育ててくれているような優しさと温かさに包まれた日本での子育て時期を過ごしました。NZではあまり感じない感覚。祖父母の家ではなく、子供達自身の生まれ育った街があり、宝物のような時間を過ごしました。
大勢のいい人達の思いやりと親切に囲まれて。
 
*****
 
だから海外移住する人達が、そういう「自分と同じ日本人の優しさ」に頼りたい気持ちもわからなくはないんです。
 
だけど。
 
そういう、日本人を頼りたい気持ちを悪用する人たちは少なくありません。
 
日本人を頼りながら永住ビザ取得したい人達は、夢や希望が狙われてターゲットにされやすい。困るのは、騙そうとする人も、本当に親切な人も、
両方が親切そうでどっちがどっちか判断しにくいこと。
 
私がこの2年半で知るようになった集まってきた多くの情報からわかるなんじゃこれな状況は、私の選びそうにもない世界の話。
 
ある被害者さんが言います。
人の良心を利用する輩がいる事が残念。
日本には日本の良さがあり、NZにはNZの良さがある。
その違いを「ずる賢く利用する輩」を無くしたい。
広く一般に、違いを理解してもらえるように伝えていきたい。
 
 
*****
 
本当は、私に集まってる情報を全公開したら、楽だし一番手っ取り早い。
 
そしたら、どうして被害者や私が「気をつけて!」って、こんなに言い続けているかがわかってもらえるはず。
 
でもそれはできない。
 
だけど知ってしまった以上は、注意喚起と再発防止(できるだけ)、
自分の権利を守る力をつけてもらいたくて、私はこの発信をしています。
 
見ず知らずの私を信じて、情報提供してくれた人々の思いもあるから。
 
「ニュージーランド」のいいイメージを悪用する人達に、新たにだまされる人が出てこないように。
 
過去10年20年かけて隠蔽されてきた不都合な真実は、
今後10年20年かけてでも、白日の元に晒されていったらいい。
情報源はあちこちにあるわけだから。
 
私も公開はしなくても、友達は精一杯守りたいから友達には伝えるよね。
気の合ういい人基準の友人の中には、日本人もいるので。
 
長年ひた隠しに隠されてきたから、
真実の解き放たれていくスピードはもっと早いかもしれない。
 
時代に合わせて、もっと風を通して、もっと透明に。

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<1>
これまでの共有情報で知られていることは、NZの日本人移民を中心として、長年隠されてきた事実のうちの「氷山の一角」。イーストウィンド関係者らは何事もなかったように、生活を続けている。
  • 騙されても泣き寝入りするのが当たり前。
  • 不正が横行してるのを、知ってても知らないふり。
  • 正当性を表面化しようとすれば、巧妙に揉み消そうとする関係者達。
  • 協力しているように見せてビザ期限とお金の限界を超えるまで、時間稼ぎをしたり
  • 親切心にあふれたような顔で、都合よく利用できる人を探し続ける。
  • ビザのために無賃金労働させる。
  • 仲間内でも裏切って、平然と生活し続ける。
 
提供された情報には大勢の実名も含まれているので、無認可運営会社の元従業員、関係者、元利用者はSFO重大詐欺捜査局の捜査に協力した方がいい、ということは念を押しておきます。過去にあったように、黙っていれば難を逃れられるとは限りません。そういう風に物事はもう動いていないのです。それはすでに「過去の」通例。
 
<2>
<1>以外にも、似たようなことをしている日本人移民がいる。2019年にイーストウィンド問題が表面化してから、様々な大小のコミュニティが非公開になり、様々な報告が伝わってきます。

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現在でも、類似被害の再発を心配しています。
<3>
今後起こりうる類似被害について、私がこれまでイーストウィンド被害者達にしてきたようなお手伝いを将来することはありません。今回だけです。
 
将来起きてしまう不正や詐取被害へのサポートは、私ではなく、ぜひ「海外在住、英語ができなくても『なんとかなる』」という発信をしている方にお願いしたいと考えています。理由は追々。
 
そういう方のサイトをご存知の方は、どしどしコメント欄からお知らせくださるととても助かります。
 
そして、いつか類似被害が起きて気づいた時に、私から直接その発信者さんに経験者として被害者のサポート支援のお願いをさせていただきたいのです。この2年半イーストウィンド に関して、そういう協力者の存在や連絡等ありませんでしたが「(英語ができなくても)なんとかなる」とおっしゃっているわけだから、こういうトラブルもきっとなんとかしてくださるはずです!
 
 
不慣れな日本人を騙そうとする日本人がいる限り、
一人ひとりが騙されないよう自分の権利を守るできるようになることと、
今後は不正を許さないコミュニティにしていくよう変化させていかないと、
日本人搾取もNZ搾取もなくならないし、しいては「アジア嫌悪」も減っていかないのです。
 
次回は<3>について。