Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

「NZ ニュージーランド」に、だまされないために(7)移住サポートコミュニティ『Citadel シタデル』

いい人って、優しくて親切。
あなたをダマそうとする人も、すごく優しくて親切。
 
どっちも優しくて親切。
 
どこがどう違うか、わかりますか?
 

 

 
無認可移住投資あっせん業者
 
長年問題視されなかったために起きた、ニュージーランドで2番目に大きな詐欺被害。
 
これまで私に多くの情報提供したり、体験をシェアしてくださる被害者のみなさんは、
類似被害の再発を防ぐために、
「できる限りの情報を公開し、明るみにすること」を望んでいます。
 
これからはますます「隠されていたことが明るみになっていく時代」になっていく流れなのに、感じられないのでしょうか?
 
自分達は「永住権取れてよかった〜」って安心してても
「永住権とれなかった人達」が、これからもずっと黙っていると思ってるんでしょうか?その能天気さがすごく不思議です。
 
これまで10年20年ともみ消され隠されてきたことは、これから何年かかろうともお天道さんの下にでてくるでしょう。
 

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*無断転載・引用禁止
このNZのイーストウィンドと関連会社7社というのは、2019年に清算手続きに入りました。
 
 
清算手続きに入ったイーストウィンド関連7社
  • Best Invest NZ Company Limited (5471092)
  • East Wind Holdings Limited (1175814)
  • East Wind Company Limited (825991)
  • East Wind Nominee Company Limited (5417162)
  • East Wind Medicare Limited (1217865)
  • East Wind Programme Limited (1175817)
  • Japan Business Consulting Company Limited (2199985)
( )内はNZ会社登記番号 
 

gazette.govt.nz


 
2019年2月末にアシカガ マサトモ(通称トム田中)社長が急死したことで、会社が突然営業停止になり
利用者達が騒ぎ始めると、偶然なのか
それまで公開だったNZのいろんな日本人移民コミュニティやグループが、非公開活動に変わっていきました。
 
ダマされてる間は、自分がダマされてることに気づいてないし
気づいた時には、もがくほどに深みにはまってもう抜けられなくなってたりする。
 
そのコミュニティの「信頼できる」「優しくて親切」は、本当に真実だと断言できますか?
 

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被害者提供写真
今回は、イーストウィンドと深くつながって活動していた
移住サポートコミュニティ『Citadel シタデル』について。
 
シタデルに関しては、会員リストも含めて、多くの詳細な記録が残されていますが
イーストウィンドとシタデルは、密接に関係していました。
 
記録によるとシタデル社長(シタデル氏)は、イーストウィンドから移動してきたスタッフをマネージャーとして雇用することで、永住ビザを取得したことがわかります。
 
数々のイベント通知の中には、シタデル氏単独でなく
シタデル夫婦とイーストウィンドスタッフが連名でイベント主催していたこともわかります。
 
シタデル会員募集に配布されていた資料にもあるように、
「会員はイーストウィンド利用者が中心」
移住や金融など、さまざまなイーストウィンドの無認可アドバイスを受けていたのですから
後ろめたいことがなければ、
シタデル夫婦(被害者達によると)・会員全員が
重大詐欺捜査局の捜査に対して、すでに協力と情報提供をしたはずですね。
「ニュージーランド移民として」。

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こういう契約書にサインした元利用者が多数います。

 

もし捜査協力をしていない人がいたら、協力しない理由はなんなのか?
何か後ろめたいことがあるのか?
 
提供される情報にはイーストウィンド関係だけではない大勢の実名があります。
これまで通り、沈黙し続けることがいつまでも通用するわけはなく、
知らないフリ、無かったことにするフリし続けて、今後もNZで生活できると思っている人がいるとしたら驚きです。
被害者は「可能な限りをできるだけ公開したい」んですから。
 
これまで聞いてきた話によると、イーストウィンド元利用者にも、シタデル元会員にも
イーストウィンド 関係者・シタデル関係者の
表面的な親切だけを知っている人と
裏で行われていたことも知っていた人がいるようです。
 
これは、
「シタデルを運営していく中で、自分の立ち位置をシタデル会員にはバレないように立ち回っていた。」から。
 
これまで私に届けられた体験談から抜粋します。
 
●イーストウィンド(EW)は移住説明会、各種の手続きや情報提供の手数料を取るが、まずシタデル会員にならないと有利な情報を提供できないと言う。
 
●シタデル自体は、EWの田中社長も移住担当も金融担当もEWからシタデルに移動したシタデルマネージャーもみんな会社全体で情報共有されていて、各家族のビザの進捗状況や説明会後の顧客の移住意思や各家族の資産状況など、全て管理していた。
 
●シタデル年会費10万円
 
●大袈裟に聞こえるかもしれないが、シタデル氏は思想調査や誘導の役を担っていた。
 
●「そのまま言う事を聞いていれば永住権は取れますよ!」みたいな事をイーストウィンド周囲で言う。一つの新興宗教のようなものと言っていい。
 
●LTBVビザ(ロングタームビジネスビザ)は事例を紹介されると、皆さんその気になる。投資はポンジスキームで循環させないといけないけど、ビジネスビザはほとんど丸儲け。
 
●事実毎年シタデル会費を払いながら、一度もイベント集会などに誘われない人もいた。
 
●集められた情報を管理して、自分達の利益が最大化するような誘導をしていた。シタデルの活動を通してビザを取らせる人、取らせない人などをスクリーニングしていた。お金を取るために情報を与える人、逆に与えない人などといったやり方で。
 
●NZでは、人間のクズをたくさん見た。
 
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「日本人環境を維持した、親切で便利なコミュニティ環境の提供」はよくある話。
 
以下はシタデル元会員から提供された、会員勧誘資料内容です。重要部分を赤字にしてあります。
 
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元シタデル会員の被害者提供
〜Citadel(シタデル)〜
 
ご紹介資料
 
Japan Bridge Foundation
 
1. Citadel とは?
Citadel は、イーストウィンドのお客様を中心とした、日本からニュージーランドへの移住者からなる日本人同士のバーチャルな互助組織です。
Citadel の意味は「砦(とりで)」です。会員の皆さまがニュージーランドの生活にスムーズに溶け込め、充実した日々を過ごせるように、更には万が一何かのトラブルが発生した場合の砦となるような組織を目指しております。Citadel は会員制サービスです。新たに会員となられる方には、簡単な審査を経て入会していただきますので、会員の皆様に安心してご利用いただけます。
 
2. Citadel ご利用のメリット
 
①生活全般のお悩みを解決します!
何かお困りの事がありましたら、お気軽にご相談ください。特に移住直後は分からないことだらけで、不安が大きいかと思います。どんなことでも気軽に相談できる窓口、それがCitadel です。
 
②たくさんの移住仲間と交流を深めることができます!
移住者仲間は、生活していく上でとても力強い存在です。Citadel では、Facebookグループをベースに、会員同士のコミニケーションの場をご提供いたします。また定期的な交流会などのイベント開催も予定しております。Citadel を利用して、価値観の合う仲間をどんどん増やしてください。
 
③会員同士の助け合いに参加できます!
Citadel では、会員同士によるさまざまな助け合いサービスを予定しています(詳細は次項をご参照ください)。サービスを依頼する会員は安心して日本人(会員)に頼むことが出来ます。一方、サービスを提供する会員にも収入が発生すると言うメリットがあります。
 
④ビジネスの宣伝に利用できます!
Citadel を使って、ご自身のビジネスを皆さんにどんどん紹介してください。また、Citadel では従業員やビジネスパートナーを探すお手伝いも可能です。
 
3. 具体的なサービス内容
サービス内容は、皆さまのご意見、ご要望により随時追加していく予定です。ニュージーランド生活をより有意義なものにするために、各種サービスをぜひご活用ください。
 
ア)託児サービス
急な用事や夫婦の記念日等でお子様の面倒を誰かに見て欲しい時、他のCitadel 会員がお子様をお預かりします。
 
イ)ハウスシッティングサービス
日本への一時帰国や旅行などでご自宅を留守にする間、家の管理やペットの世話など他のCitadel 会員が行います。
 
ウ)視察者面談、ホームステイ受け入れサービス
将来移住を予定していて、ニュージーランドへ視察にいらっしゃる方々に対し、Citadel 会員が自宅での面談やホームステイ受け入れを行います。視察者は、現地での生活情報を入手したり、実際に現地での生活を体験することができます。
 
エ)空港送迎、一般送迎サービス
移住や下見ツアーのお客様、または一時帰国する会員をCitadel 会員が空港送迎するサービスです。他にも、お買い物の用事等、ご指定場所への自動車送迎を行うことも可能です。また一時帰国をする会員向けのサービスとして、空港送迎とハウスシッティングのセットプランもございます。
 
オ)荷物移動、引越し、家具組み立て支援サービス
移住当初は、住む場所が決定するまで重い荷物を抱えて滞在先を移動することになり、とても大変です。そんな時、お荷物をイーストウィンド内の倉庫へ運んだり、倉庫からご指定の場所に運んだりするお手伝いをCitadel 会員が行います。
また引っ越しや、家具の分解・組み立て作業も行いますので、是非ご活用ください。
 
カ)生活用品レンタルサービス
引越荷物が到着するまでの間、必要な生活用品がある場合、Citadel 会員のネットワークを使い、必要なものをレンタルいたします。
 
キ)買い物代行、買い物情報提供サービス
 病気やお子様の看病などで外出することが出来ない場合、Citadel 会員が代わりに買い物を行います。
また、移住直後の会員に同行し、お店案内や買い物に関する情報提供も行います。
 
ク)芝刈り、ハウスクリーニングサービス
 Citadel 会員が、芝刈りや家の掃除を行います。
 
ケ)Webサイト制作、運用支援サービス
 ビジネスのスタートに必要不可欠なWebサイトの構築をCitadelがお手伝いいたします。また、日々のメンテナンスや更新、リニューアルなどの運用管理もお任せください。
 
4. 会員紹介システムについて
 Citadel 会員からご紹介を頂いた方より、イーストウィンドの各種サポートサービス(説明会、個人面談、移住情報提供サービス、起業家情報提供サービス、投資家情報提供サービス、下見ツアーなど)をお申し込みいただいた場合、その会員に10%の紹介料をお支払いいたします。
 
5. ご連絡先
 各サービスのお申し込みは、原則ご希望日の2日前までにお願いいたします(ホームステイ、ハウスシッティングは2週間前まで)。
 
まずは私までご相談ください!
★ Citadel 担当 ★ 
 〇〇 〇〇(〇〇〇 〇〇〇〇)
 email: citadel@jbcnz.co.nz
 mob: 021 - ××× - ×××
 
皆様のニュージーランド生活がより良い充実した楽しいものになりますように
 

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元シタデル会員の被害者提供
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以上です。
これを読んだ時、こんなに便利すぎて過剰な親切に囲まれては
「NZで暮らしていく上での生活力、交渉力が身についていかない」と思いました。
 
いくら優しくて親切そうでも「移民として成長していくことの、妨げにしかならない。」
 
自立して歩いていけるようにならないといけないのに、いつまで経っても誰かに抱っこしてもらって移動してる。
そんな生き方するために、わざわざ海外に来てるの?
いつになったら、自分で歩くの?
 
10年20年30年NZにいようと、いつまで経っても移民コミュニティにしか居場所がない人は大勢います。
 
こういう移民への苦言を時々受けるので、嫌な気持ちになります。
 
シタデルに似たようなことをしているグループは、今もあちこちに存在しているそうです。
 
これって、本当の優しさと親切ですか?
 
かつてコミュニティ内部にいた、イーストウィンド被害者は言います。
 
「シタデルメンバーは、みんな逃げ腰になっていると思われます。」
 
「シタデルは、大きい意味でイーストウィンドそのものだと思っています。」
 
「後から来る人(日本人移民)のお金を取り上げる事が第一義です。」
 
「それをもっともらしく、互助に包んでいた。」
 
「組織的に活動すると、正しい事だと本気で思うこともある。」
 
 
もう一度、お聞きします。
 
あなたの周りにあるのは、本当の優しさと親切ですか?
 
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今日はこれを聴きながら書いてましたよ。かっこいいからね。
Riff Lords: Buzz Osborne of the Melvins