Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

「NZ ニュージーランド」に、だまされないために(10)それぞれが持ってるはずの力。

 
なんなんだろう? なに言ってるんだろう?
 
このモヤモヤって、自分の中ではかなり大きい。
 

 

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強く疑問に思っていることがあります。
イーストウィンド故社長が生前、弁護士と一緒に主張していたこと。
「イーストウィンドは、移住エージェントではなくて『翻訳会社である』」
 
「居住ビザの取得プロセスで、申請希望者に損失が出たのは『申請希望者に英語力が不足しているから』である。」
 
このような主張が、認められていました。
 
***
 
これを知ってからというもの、昔日本のテレビでよく目にした光景を思い出した。
 
 
舞台の上で、笑顔のトムと、とっても楽しそうな戸田さん。
 
その場面からは、戸田さんが通訳して視聴者に伝えている内容は、トムの語る言葉や考えであることが明らかだった。
 
そして戸田さんは、トムクルーズの横にいない時も
映画字幕翻訳家としてだけでなく、他の活動でも長年活躍されているようです。
 
ということは、そういう戸田奈津子さん名義で本やメディア媒体で伝えられる言葉や考え方を通して、「戸田奈津子さんファン」がいらっしゃる。
 
ここからは例え話ですが。
 
戸田さんがそれまで活動してきたことを、何十年も後になって突然
「私がこれまで長年みなさまに伝えてきたことは全て、私の考えではありません。『私の発した言葉、すべてがトムの意見や考えです。」
 
って言い出したら、どうなりますか?
 
は???ってなりませんか?
 
トムの横にいない時の戸田さんを尊敬し慕う「戸田奈津子さんファン」は困惑するでしょう。
世の人々だって「これまで戸田さんの言ってたことって、全部トムの考えでした」って聞いたら混乱しませんか?
 
あり得ないと思いませんか?
 
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あくまで例え話です。だけどおかしくないですか?
 
翻訳や通訳をするなら、
元々の「原文(出典)や話者が誰か、が明確」であるはず。
 
イーストウィンドの行ってきた無許可業務って、
有資格の金融取引業者や移住アドバイザー、
資格の免除を認められている弁護士が、不在のままで、
大勢のクライアントとやりとりが行われていたわけです。
 
元々の「原文(出典)や話者が誰か?」なんて、密にやり取り続けてるクライアント達は、考えもしませんよ。
 

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だって弁護士も有資格者も不在なのに、顧客と移住の会議してるじゃん。社長も隣の移住担当も無許可なのにビザの話してましたでしょ。(被害者提供)
 

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LTBV(ロングタームビジネス)ビザが取れたら「永住ビザは99%取れる」って説明してましたでしょ?

 

 

 

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無許可なのにお金を動かしていたし。

 

 

 

 

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イーストウィンド自体が、「移住」と「不動産投資」と「起業」のコンサルト、であると明記してあります。このパンフレットのどこにも「翻訳通訳業」であるという表記はありませんでした。

 

*また、イーストウィンド のパンフレットにはこうあります。
 

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イーストウィンド のパンフレットより
『ご自身で、知人やウェブ情報によって移住に関するリサーチを行うと、古い情報や偏った情報にかき回され、結果最終的に多大な出費や時間がかかってしまうどころか、移住に対する情熱や成功率にダメージを与え、大きなリスクを負うことになりかねません。』
 
『それは法律的に合法であるのか』
 
 
 
「合法であるのか」ってあなた達が言うの???
移住に関する情報を自分で調べれば、多くの出費と時間がかかり大きなリスクを負うかもしれない →→→ だからイーストウィンドにまかせなさい。っていう話。
 
でも実際には、イーストウィンドに依頼したから「時間をかけて多額の料金を支払い続けて、大きなダメージを負う」ことになりました。
 
自分でもしっかり調べるのは大事です。
まかせっきり、頼りすぎは、あぶないから。
 
 

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この広告でも『イーストウィンドは、ニュージーランドの移住に特化したスペシャリストです。』
 
って自分達で言ってました。
 
 
それなのに、
 
良心に従って真実を述べることを「宣誓した上で」の供述で、
 
「イーストウィンドは、移住エージェントではなくて『翻訳会社である』」
 
「居住ビザの取得プロセスで、申請希望者に損失が出たのは『申請希望者に英語力が不足しているから』である。」
 
などどいう主張が、認められてしまっている。
 
 
イーストウィンドは、アシカガ・マサトモ(通称トム田中)故社長だけでなく、
スタッフ達も無資格なのに、移住アドバイスや金融取引などを行っていた記録がたくさんあります。
 
社長と奥さんが亡くなったからって、過去が一緒に消え去るわけじゃないんです。
 
 
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ある被害者は言います。
「高いお金払ってビザのことを依頼していたので、任せて当然と思っていた。」
 
いや、もうそんな時代は来ないんです。
 
他人にまかせっぱなしにしないで、
知識と知恵と好奇心とか、勘とかいろんなのを自分のために使ってみるのです。
 
「誰かがやってくれるだろう」の誰かになりがちな私ですけど、
 
私を頼らなくても、本当は「あなたにもできるよ」って、ずっとこのブログでは伝えています。
 
これまで、直接そう話した人達もいましたよね。
 
本当は、一人ひとりに力があって、闘うべき時には闘えるんだよ。
 
 
ニュージーランドの明るいところばかりに焦点を当ててると、どうもね、ウソくさいんですよ本当に。
 
見えてない見ようとしない裏側の方が、大きな現実だったりするのに。
 
影が見えてるから、光が光だと感じられる。
 
 
新しい年が明けたら、もう少し光が差してくるでしょう。
 
新しい日々は、何かを動かしていくかもしれませんね。
 

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2021年は、かなり厳しいきつい年でした。
 
 
 
だけど、いつか『日陰のニュージーランドHUI』みたいなのが、できる時が来るかも。
 
*「HUI」は、集まりとか会議とかっていう時に使われるマオリ語です。
 
それは、陽だまりを思い切り感じるためのHui です。
 
いつか、勇気を出して、がんばってきて、立ち向かってきてよかったね、と
 
笑顔で、ねぎらい会えたらいいな。
 
それぞれの影を噛みしめて、陽を味わえる人達と。
 
 
立ち上がって歩いて行くから、2022年の向こうの方の、光を見つめて。
 
 
それから  信じてくれて、本当にありがとう。
 

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