Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

資格を取り消された「移住アドバイザー」の話

朝早くのお弁当作り。寒いね。
移民の間では、あまりにもよく聞く本当によくある話。
 
先日、こんなニュースがありました。

 

有資格のNZ移住アドバイザー、ティアン氏は、
クライアントである留学希望の中国人男性から依頼された、
ビザ申請関連の手続きをしているふりをしながら、
実際には長期にわたって、ビザ宙ぶらりん状態に放置していた。
 
この行為には、度重なる警告の後に
裁判所によって「意図的に誤解を招き、不誠実」であったことが認められて、
移住アドバイザーの資格が取り消されました。
 
 
 
大体こういう話。↓
 
2014年にニュージーランド入国した際、18歳だったクライアントの中国人男性は、母親と移住アドバイザー、ティアン氏に学生ビザと留学の相談をした。
 
*その後、学生ビザや訪問者ビザの申請が移民局に受理されたことはあるものの、ビザが却下されたことはクライアント側に通達されなかった。
 
*学生ビザを持っていないことが判明したため、ポリテクニック(技術専門学校)コースへの入学を打ち切られて、支払った21000ドルの入学金も返金されなかった。
 
*ティアン氏は、クライアントの指示や意思確認をせずに移民局への追加ビザ申請をしたり、却下の報告をしなかったりして、意図的にビザ申請中であるかのように信じ込ませていた。これは移民局から、クライアントが実際の滞在資格状況を知らされる2021年1月ごろまで続いていた。
 
*このクライアントの中国人男性は、学生ビザを待っている間の重要な数年間を奪われ多大な損害を被ったとしている。
 
*裁判所は、彼にとって現在の適切な行動は、ニュージーランドを出国し、
NZ国外で新たにビザ申請することであると述べた。
 
++++++
 
 
この移住アドバイザー資格を取り消されたティアン氏は、反省はしているらしい
(はいはい... )。
 
ティアン氏には。。。
  • 最長で2年間は、移住アドバイザー資格の再申請禁止(2年が過ぎたらまた申請して復帰してしまうかも)
  • 賠償金として、ポリテクニック入学金の損失分27000ドル
  • 移民コンサルタント料として1150ドル
  • 精神的苦痛に対して5000ドルの支払い命令
  • 加えて、8000ドルの罰金も科せられた
彼女は、将来資格の再申請をするかどうかは未定とのことです(もうやめて)。
 
***
 
これってどうでしょう?
 
これだけなの??? って思いませんか?
 
***********
 
ただし、これは移民アドバイザーが、有資格者の場合
 
移民アドバイザーが、有資格者かどうかは、ここで調べられます。
 
 
 
資格がない、
または資格免除対象者(弁護士など)にあてはまらないのに
移住アドバイスをすると、
たとえ料金を受け取っていなくても。。。
 
最高NZ$100,000の罰金 and/or
最高7年の禁固刑の可能性がある。
 
****
 
留学・移住あっせん業者の、
「ビザ手続きは複雑で分かりにくい」「英語での申請は不安」などという
集客トークを目にすることがあると思います。
 
だからプロに任せれば安心!、っていう。
 
だけど今回のニュースでも担当した移民弁護士が言うように、
こういうことってよくある話なのです。
 
プロに任せたはずなのに、移住業務を一任した移住あっせん業者が悪質だったから、
移民局から不法行為をしたものとみなされて、本人と家族のビザ申請が却下されるっていう散々な目にあう。
 
移民の間では、よくある聞く話で、よく起きること。
 
ビザ申請は、移住アドバイザーや弁護士に依頼しなくても、
自分で記載して申請することができるし、
必要なら移民局に問い合わせしながら申請することができます。
 
最近ではオンラインでできるようになったので、
学生が多い私の周辺でも、日本人を含む入国者達のほとんどが
自分で手続きするのが大半になっています。
コロナが始まる数年前からそうなってたような感じがする。
 
 
*****

プロに任せれば安心だという、移住アドバイザーや移住専門弁護士の中には、
現在、元役員幹部が投資・移住ビザ詐欺で重大詐欺捜査局により起訴されている
EAST WIND イーストウィンドと、
深く関係していた移民専門弁護士や業者を、平然と紹介しているような人もいます。
くれぐれも気をつけてくださいね。
 
SFO 重大詐欺捜査局の発表にもあるように、(無許可業者でありながら)
日本人に金融サービスや移住サポートを提供していく中で出た被害、だということを
しっかり知っておいてほしいです。
***
 

その多くの被害者と被害額を出したイーストウィンドも、
過去のメルマガで「仲介エージェントが絡む詐欺事件」について
気をつけましょう、と注意喚起していました。
 
それは無資格で大勢の人から、お金を集めていた真っ最中のこと。
 
「当社は、良心的業者です感」が漂ってるので、再発防止のための学びのために載せますね。
 
ここからイーストウィンドのメルマガ内容>>>
 
1. 度重なる詐欺事件摘発と移民局の対応 
 
(現在はリンク先閉鎖)
 
今日は先週からニュースのトップを飾っている事件について話したいと思います。 
 
それは仲介エージェントが絡む詐欺事件です。 
 
手口はインドやフィジー人を標的にニュージーランドに来れば生活が豊かになると宣伝し、就職先の紹介、ビザや生活のサポートも保証すると誘います。 
 
永住権取得を熱望し多少資金がありそうなターゲットには現地の専門学校へ送り込みます。紹介先の専門学校では、入学に必要な英語力に満たない生徒でも何らかの形で無理やり入学させていたことが関係者の話で明るみになりました。 
 
摘発されているエージェントのほとんどがニュージーランド国外在住者であり、中にはフェースブック等ソーシャルネットワークメインで活動している個人エージェントもいるそうです。 
 
彼らは顧客を送り込むだけで、手数料をもらえばそれで任務は完了。現地に残された顧客はアフターケアが一切無いのでトラブルに陥っても助けてもらえない。周囲の友人や現地人に相談してもアドバイスが多種多様で結局自分でどうする事も出来ず、最終的には不法滞在やビザ詐称を理由に強制退去が言い渡されニュージーランドにこの先足を踏み入れることすら出来なくなってしまいます。 
 
本当に可哀想だと思います。 
 
(以下省略)
 
<<<ここまで
 
*****
 
騙されたインド人やフィジー人のことを
「本当に可哀想だと思います。」と言っていましたね。
 
インド人やフィジー人だと、可哀想だけど
日本人になると、可哀想に思わないんですね。
大勢を散々な目に合わせて騙してたのに、平然としてて。
 
なんていうか、けっこう風変わりな人たち.....
 
「エージェントのほとんどがニュージーランド国外在住者」なので、
NZ国内業者の当社なら安心ですよ、と言いたいのでしょうが、やっていたのは同じこと。
 
そしてそれらの被害は長年の間、
グルになっていた周辺の利害関係組織や関係者たちによって、揉み消されていっていました。
 
困るのは、こういうことをやるのが「イーストウィンドだけじゃない」ということです。
 
領事館大使館日本人会だって、知ってたのに放置して助けを求めてもスルーしていました。
 
イーストウィンドと関係があってもなくても、「イーストウィンドひどいよね」といいながら、似たようなことをしてたりやろうとする人がいるようです。
 
& ひどいよねと言いながら、どうせ何もしてない無策の人たちも、多数。
 
 
このブログではもうおなじみですが、
NZ政府の会社登録で、会社名、責任者名(Director)、株主名(Shareholder)に、
どんなつながりがあるのか調べることができます。
 
 
たとえば、
故イーストウィンド責任者の足利正朝 Masatomo Ashikaga と記入して調べてみると、
数多くの会社名や株主名、関係者名がでてくるはずです。
 
どうしてこれだけ大きな被害になっているのかをよく考えて、確認してみてください。
 
これは、自分を守るための確認方法のうちの一つですが
留学や移住を考えている人、すでに入国している人も
知らないうちに実は怪しい人につながろうとしていないか、
調べてみるツールとして知っておいてください。
 
 
NZに移住する前に引っかかって、ちょっと見たイーストウィンドのウェブサイト。
その時、私はすごーく胡散臭く感じたからスルーしてた。
 
だけど。
この同じウェブサイトを見て、多くの人がイーストウィンドを(胡散臭いとは思わず)
信じていた。
 
この、同じもの見て感じる「信用 OR 断絶」の違いって、
どうやって起きてるんでしょう?
しかも騙されてた人たちのほとんどって、話を聞いてみると、
騙されているその間、自分が騙されてることに気がついてなかったわけですよね、
当たり前だけど。
 
****

<NZでの生活基盤を守るための権利を、自分以外の他人に託す選択をした場合>
 
The Official Information Act (OIA)

www.justice.govt.nz

 

公的情報法(OIA)によって、NZ国民、永住者、そしてニュージーランドに滞在する人は、法務省を含む政府機関が保有するあらゆる公式情報の開示請求できます。
 
上記サイトからリクエストできるので、
  • ビザ申請を専門家に依頼している人や、
  • 永住ビザなど長期ビザでなかなか思うように進展のない人は、
いったいどうなっているのか調べて自分で確認するのがいいと思います。
 
現実的に確実に進行しているのか? 確認できるようにしないといけないですよね。
そうしないと、移住アドバイザー、移民弁護士、その他の専門家であっても
自分の知らないところで、勝手なこと(申請・却下・申請や報告しない)する人がいるから。
 
長年永住ビザに挑戦し続けてもらえる方が都合がいい、という
心無い移住あっせん業者というのはよくいるので。
 
これによって自分に関する政府機関に提出された、
情報や決定事項とその理由が確認できるので、
たとえば、いくら自分の前ではつじつまを合わせるような報告をしていても、
実は隠れて全然違うことをされてたら、これで判明します。
 
 
私にシェアされた、ある被害者さんの膨大な量の証拠の中の、OIA文書だけでも
「一家族で500ページほど」ありました。
 
その中にあるだけでも、現在、
表面上では「優良(日本人)経営者・会社」の名がズラリと掲載されています。この人達のことは、いつか表に出るんだろうなあと思っています。
 
ビザサポートするからと、タダ働きや最低賃金以下で働かせていたのに、←←←違法行為
今ではまるで「優良日本人経営会社」であるかのように、ビジネス展開していたり。
 
痛い目にあった人は、いつかフラッと足を運んで、いろいろされたいろんなことを
しっかり伺ってみたらどうでしょう?
 
****
 
自分でもできる申請を、それでも自分と移民局(政府機関)の間に
移住アドバイザーなどの仲介業者を入れるのであれば、
 
「有資格者だから、きちんと仕事してくれるのが当たり前」
「お金を払ったんだから、きちんと仕事してくれるのが当たり前」
「長年ニュージーランドで開業しているらしいから、きちんと仕事してくれるのが当たり前」
 
そんな風に無防備に信用して任せっきりにすると、今回のニュースの中国人男性のように、結局は滞在ビザがないのでNZから出国しなければなりません。
 
日本人でも過去に何人もいましたよね。出国を余儀なくされた人たちが。
 
資格があるからといって、安心して信用し切って頼れるとは限らない。
 
***

Hoya Kentiana ホヤ・ケンティアーナ 冬バージョンで赤み少なめ。
移住アドバイザーも、これからの時代は「有資格」「長年ニュージーランドで開業」以外に
依頼者から信頼してもらえるように、誠実に証明できないと難しいだろうと思います。
 
悪質な移住あっせん業者の話はよく耳にしても、
良心的な移住あっせん業者の話は聞いたことがないので(どこかにいるんだろうけど)。
 
これからNZに留学したり、移住したりする人は、もし仲介業者に依頼しても
ぜひぜひ「自分主体で責任を持って」来てくださいね。
 
ちなみに私もこうやって、たびたび注意喚起をしているけど、移住などの業者ではありません(念のため)。
 
昔に多くの在日外国人との交流から始まって、もう30年くらい海外移住や移民とかの環境を見つめてきているけど、本当に昔から日本でもNZでも、残念ながらこういうことってよく起きることなのです。
 
日本では長いこと、在日外国人たちは理不尽なことでも、入国管理局の言う通りにするしかありませんでした。
永住権を申請したって、毎回却下され続ける理由を知ることもできませんでした。
 
それに比べたらNZではずっとマシな対応。
オンライン上で自分でできることも、増えてきています。
 
自分の人生だから、自分主導で。
 
自分の人生。
 
ニュージーランドに来る人は、
変なやつらに、いいように振り回されてたまるかくらいの気持ちで、
来てほしいなあと願っています。
 
程度にもよるけれど、トラブルが起きた時は「絶好の学びのチャンス」でもあります。
自分はそうやって知識と知恵と経験と人脈を得られました。
 
......  だとしても。
 
失った大金は、元は空から降ってきて有り余ってたお金じゃなかっただろうし、
失った10年間は、寿命300年人生のうちの10年でもない。
 
望みを託して、時間やお金や夢をかけて、他人を信じる人々。
 
それを平然と、奪っていくだけの人々。
奪う側から、おこぼれ頂戴のために、裏工作していく人々。
 
それを視ているのって、ずっと眺めている位置からではあるのだけど。
 
奪っていくほうの人々って
良心なんか、少しもない。
元々無い。 くらいに、
キッパリと「どこかが、何かが、抜けてる」みたいに感じる。
 
「不誠実な移民アドバイザーのニュース」で
こうして今イーストウィンドのことを書いているっていうことはね。
奪われた方の人たちからの「その痛み」を、今でも私が受け止めているからですよ。
人から奪うことで与えた痛みは、そんな小さなレベルじゃなかったでしょ?
昔のことだから、放っておけば無かったことにできるだろうと思ってる?
いい加減、思い知ったらどう?
 
***
 
<最近のよきかな>

Hoya Kentiana ホヤ・ケンティアーナ に、小さな新芽が出てきた:)

 

ホヤは、アメリカや日本、ヨーロッパに比べると入手できる数が少ないし、

高価なので成熟した株じゃなく、コレクターから小さなカッティング(挿し穂)を

入手するのがほとんど。

 

私が選ぶのは、レアかどうかとかは関係なくて、ただ好きかどうか。

 

だけど、最初から鉢いっぱいに成長してるのを買うより、

小さなカッティングから大事に大事に育てていくのが、逆になんだかすごく楽しくて。

成長ゆっくりなホヤの中でも、早めと遅めがあるようで(人間の子と同じ)
なかなか動きを見せなかったHoya Kentiana ホヤ・ケンティアーナに、
新しい葉が出てきました:)
うれしい〜 すっごいテンション上がる!
 
今は冬なので日差し弱めで、この上のケンティアーナは赤みが少なくなっているけど、
強くなってくるとそのうちもっと赤くなってくるのです。
 

Hoya Pachyclada Pink Leaf ホヤ・パキクラーダ ピンク

 

そしてついこの前まで、葉が一枚だけだった

Hoya Pachyclada Pink Leaf ホヤ・パキクラーダ ピンク にも↓

 

新芽が、ほらね! Hoya Pachyclada Pink Leaf ホヤ・パキクラーダ ピンク

 

新芽出てきてるじゃん! すっっっごく嬉しくて!

でも家族からは薄ーい反応だったので、ここに、喜びのワクワクを残しておきます。

 

気長にじっくり待つことが、そんな苦にならない性格なので、

日々の楽しみ探しに恵まれています。

 

そのうち、成長記録作りたいなあ:)

 

Dezi's Adventure -  Psychedelic Porn Crumpets


www.youtube.com


Hats Off To The Green Bins

- Psychedelic Porn Crumpets