世界のあちこちで、広く浸透している
発根愛。
発根愛とは、植物が水や土をベースとして
根を出して成長していくさまを
愛でることに
とてつもなく感じる喜び。
発根愛のある人は、
「こんなに増やしたって食べられない」
「ゴキブリの住処になるからやめて」などと
家族からダメ出しされようとも、ひるむことなく
たとえ発根に失敗したとしても立ち直れるし、
伸びすぎた植物を切り戻した時に、
それを全部捨てることができずに
ついつい水や土に挿してしまいます。
数日前に水挿ししたのも、根がいい感じ!
Monstera Adansonii は、
マドカズラ、Monkey mask、Swiss cheese plant とも呼ばれるそう。
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ニュージーランドは、私が思うに、
インドアで楽しめる観葉植物や多肉植物が
日本と比べると、断然種類が少ない。
日本のほうが、ずっと恵まれてる。
移住した十年ちょい前には、園芸店にポトスもなかったっていう。。。
プランツ欲を満たすのにも、工夫が必要です。
*
Monstera Deliciosa モンステラ・デリシオーサ って調べると
これと、
これが出てきます。
こっちは、よく見るやつで
放っておくと上のマドカズラみたいに、
ハンギングもできるし(葉が手のひらより大きいけど)
増やすのも、気根の2〜3cm下を切って、水に挿しておけば
かなりいい確率で根が出ます。
でっかいほうのモンステラ・デリシオーサは
Fruit Salad Plantとも呼ばれるそうで、これがそのフルーツ。
***
実は、ちょっと前にいただいた
たった一つのMonstera Deliciosa モンステラ・デリシオーサ の挿し木。
頻繁に水替えしていたけど、発根に失敗してしまいました。
モンステラの持ち主さんから譲ってもらった時、
挿し穂には葉と茎と気根があったものの、
節(Node)がついていない状態で、土に植えられていました。
そのうち土の中の気根が、黒くなって溶けてきたので(!!!)
すぐに水挿しに切り替えたのですが、
白いカルスがたくさんできたけど、ダメでした。
いろいろ調べてみると、デカモンステラ は
2〜3節ついた挿し穂で、増やすほうがいいようです。
***
ニュージーランドには時々、
デカモンステラが庭に植えてある家があります。
もっと北にあるNorthlandでは、雑草のように伸びすぎるので
迷惑に思う人もいるとか。
でも先日、あるお宅の庭にガンガン育ちまくっているモンステラ を見つけました。
その日は気持ちのいいほど天気が良かったので、
その家の人に事情を話しみると(ちゃんと距離を取って)
こころよくOK!
たくさんモンステラ を分けてくれました!わーい!!!
最高の気分!でも家族の冷たい反応も心配。。。
ところが、帰宅した娘は
「Bin?(ゴミに捨てるの?)」
違う違う違う違う!
やった、だんだん冷たくなくなってきたぞ。
ともかく、家族も私の発根愛をあきらめ だいぶ受け入れてきてるので
安心してモンステラ増殖チャレンジができます。
NZは晩秋で、挿し木に適した暖かい成長期を過ぎてしまったけれど
マドカズラは発根してるし、他のプランツも冬にも伸びてるし
いいかな、と。
結構テキトーです。
I got a bunch of Monstera cuttings from a kind owner who has massive Monstera Deliciosa in his garden. Great! I know it’s not growing season since it’s late autumn in NZ. Well, let’s see how it goes.
*モンステラ・デリシオーサの水挿し*
*Monstera propagation in water*
まず、いらない大きな葉は茎ごと切り取って
なるべく茎に2〜3節と気根を残して切って、一つの挿し穂にします。
気根は切らないでおこうと思ったけど、
ちょっと固くし長すぎて容器に全然入らないので、少し残してカット。
葉っぱも、容器が倒れちゃうのでデカ過ぎるものは切りました。
成長が遅くなる時期になるので、動画を参考にして
念のため切り口にシナモンパウダーを塗って、数時間乾かしました。
調べてみると、水挿ししている間に気根の皮がむけてきても、大丈夫だそうです。
葉がついたものとついてないものと合わせて、7つの挿し穂を水挿しにしました。
一つでも発根して成長したら、大成功!なので
楽しみ:)
というわけで。
Sleep - The Botanist
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