Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

親の死に目には、会えなかった。やっぱり。

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主のいなくなった、サボテン達。
 
 
親と離れて暮らしていると、なかなか親の死に目には会えないらしい。
 
海外暮らしだと、もっとそうなんだろうな。
 
***
 
突然、父はこの世から旅立っていった。
 
11年近くも会えていなかったのに。会わないままで。
 
近所でも人一倍元気そうで、まだまだこれからというのに。
 
死ぬ2日前の電話では、いつも通り元気に笑い合ったのに。
 
本人もまさかこんなにあっけなく逝くとは、思わなかったのだろう。
終活なんて全然してないで、放ったらかしで。
 
職人の父のモノと道具が、家中所狭しとあふれ
家の外にまでこれ見よがしに、牛耳っている。
 
俺は、ここに居たんだ。
 
「片付けできないから、あと頼むよ。」と言ってるのだ。きっと。
これまでのように、私ならなんとかしてくれると勝手に期待して。
 
悲しむ余裕もないほどの後始末に、追われる。
悲しまないよう、山のように後始末を残していったのは
父ちゃんの優しさ?
 
主のいない、息苦しくてめまいがするほどに魔境化した「俺の城」を
一人黙々と、呼吸ができるように片付けていくのは
 
家族の中で、一番の適任者の娘である私にとっても
突然の別れを消化していくのに、必要なプロセスとなった。
 
毎日を共に過ごしていたからこそ、気づけなかった母のためにも
いろんな小さなことでも、気づきやすい私が引き受けた。
 
この頃は、こんな風に動けて整理ができてた。
この頃には、こんな風に動けなくなって、整理もできなかった。
 
もどかしいさ、あきらめ、怒り、悔しさ、思いやり、希望。
 
本人はいないのに、うずまく感情の中で
黙々と作業をする。
 
頑固で人に弱々しいところを、見せるのが大嫌いな父は
どうしようもなく弱くなる前に、人生を終えた。
 
あっけなく幕を引いたけれど、父ちゃんらしい。
 
人にも立派だった、うらやましい死に方だったと言われるから
エンドレスのような片付けに
うんざりしながらも、少しづつ現実を受け入れてきている。
 
会えなくて寂しかったのは、よくわかっていたよ。
 
小さかった孫達とは過ごせたし、
その孫達はそれぞれ夢を持って、未来に向かって生きている。
 
父にとっては、それが大きな希望で
何よりも楽しみなことだった。
 
自分の思いが、孫の世代にも伝わっていくことを
確かに噛みしめて
最後まで生きることはできたのだから、よかった。
と、思うことにしよう。
 
 
それにしても、およそ11年ぶりの日本はすごい違和感….
 
実家も自分が育ったとこなのに、すごく変な感じ。
 
久しぶりすぎて慣れない感覚が、落ち着かないけど。
 
強烈な浦島太郎体験は
 
なんだかおもしろい。
 
 
「俺が死ななきゃ、〇〇は帰って来ねえんだよ!」って
 
言ってるよね、きっと。
 
 
ごめんね、父ちゃん。
 
 
もう体なくなったから、いつでもニュージーランドに飛んできてね。
 
 
 
 
 
 
 

息子とAPD11。トマティストレーニングを続けてみて。

 
はぁ....風邪ひかないって、大事だな。
 
 
去年の今頃、診断された次男の聴覚情報処理障害(APD)。
そのあと、Tomatis トマティストレーニング
クリスマス前に始まって、9ヶ月が経過しました。
 
できれば、NZの高校卒業後の進学に重要な、今年11月の校外テストまでに
全部終わるといいなぁと期待していたけど、
 
最後の4回目セッションが、延期になってしまいました。
 

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原因は、この冬2ヶ月ほど続いていた風邪
 
この時の風邪はしつこくて。
APD障害の原因らしい中耳炎になった
4年前の風邪とそっくりでした。
咳と鼻水と、熱が上がったり下がったりして
嫌な感じがしていた。
 
治ったと思っててこの前受けた、トマティスの聴覚テスト。
指導してくれている先生のエスメに、
残念だけど、この前の風邪で中耳炎になってるかもしれないから
GP(かかりつけ医)に行って診てもらって、と言われました。
 
で、GPに行ったら
中耳炎ではないけれど、「鼓膜にハリがない」から、
鼓膜の向こう側に分泌物があると思う。
春になってもっと暖かくなったら、ひと月くらいで
自然に流れてクリアになるはず。とのこと。
 
次男にまったく自覚症状は(鼻水が出るとか)ないけど。
 
鼓膜、DULLって言ってた(泣)
 
ともかく鼓膜が、通常の健康な状態じゃないので
とにかく、今は鼓膜の回復待ち。
 
進学したい次男の希望を
高校最後の年だから、できる限り後押ししたいと言って
4回目のセッションを追加料金なしでしてくれるエスメ先生
いつも本当に、ありがとう。
 

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From: https://www.tomatis.com/en/sessions

トマティスのプログラムは、
1セッションが通常は
1日2時間で脳トレーニングを13日間(または1日1時間で20時間)。
そのあと、
定着期間(トマティスはお休みで、フォーブレインで発声トレーニング4〜6週間)。
 
で、聴覚テストしてそれぞれの状態に調整されたプログラムで
3〜4回セッションが続きます。
 
 
<トマティスをやってみて、よかったのか?>
 
次男は
一年前、障害があることがわかった頃にはすでに
その前に3年半、「プールに潜っている」ように耳の聞こえが悪かった。
 
だから進路を決めないといけないのはわかっていても
自分の成績で将来何ができるのか?
自分はどんな道に将来進めばいいのか?わからない
様子でした。
 
そして、障害があることがわかってから
ジタバタする私がこぎつけた、
トマティス(教育)と遠隔マイク補聴器(医療)のサポート。
 
その教育と医療の専門家が
「APDは、脳の障害だからトレーニングできるんだよ。よかったね。」
励ましてくれたおかげで、
堰を切ったように、
進学して「ある道」に進みたい、それしか考えられないと私たちに訴えました。
 
もちろん止めも反対もしないけれど
それは、去年までの成績では叶いそうにもない厳しい道でした。
 
でも一年経った今。
 
叶うかもしれない、に変わってきました。
 
去年のNCEA Level2と今年のLevel3の成績は、全然違います。
もちろんLevel3のほうが難しいのに、断然よくなっているのです。
 
それに、本人のやる気が全然違います。
 
険しい道だとはわかっていても、そっちに進みたいのが
ひしひしと伝わる。
 
私たち親は、止めも反対もしないけど
今は、もしや可能性がないわけじゃ、ないんじゃないか?という気持ちです。
 
そんなにやりたいのなら、とりあえずそっち方面に行ってみたらいいよと。
行くなら、本気でいけ!って。
 
だから私たちは、トマティスをやってよかったです。
 
「やるしかない」という危機感と
「面白そうだからやってみようよ」という好奇心が
私の中に両方あって、それを信じてついてきてくれた
次男本人と、夫にも感謝です。
 
<人間の体だから、合う合わないはあるはずで。>
 
「障害がある」と言われた去年の今頃は
日本でいう高校2年の終わり。
 
最初の改善法の可能性、遠隔マイク補聴器が高額で無理だろうと言われて
私には時間がなくて急いで「なんとかできる」方法を
早急に探し出さなきゃいけなかった。
 
それが、トマティスでした。
 
体験者の意見だけではなく、
研究論文と検証をたくさん、夜遅くまで読んで
勘で「これでいこう!」って、決めました。
 
選択するのは自分の責任。
 
結果はどうであれ、「何か」をやるしかなくて。
やらなきゃ、きっと後悔すると思ったから
結果が変わらなくても、自分が(母として)決めたこと。
あの時の衝動に従ってよかった。
 
だから、もしトマティスをやってみることを考えている人は
ぜひ研究や検証を英文だけど、読んでみることをおすすめします。
 
人のせいではなく、自分が納得して、決めること。
 
 
障害の診断と
進路決定と
改善サポートとの出会いが
たまたま一度に起きたことが、幸いだったのかもしれないけれど。
 
この一年で確実に、次男に変化が起きて
本当によかった。
 
成績が良くなっているのは、もちろんなんだけど
彼が、難しそうでもあきらめなくて
自立して生きる道を進みたがっていることが
親としては、一番うれしいんですよね。
 
***
 
このブログでは、「障がい」ではなく「障害」と書いています。
 
それは、この漢字の使い分けの話を次男にした時。
 
このニュージーランドで英語で
Disorder 障害
Difficulty  困難、と
気を使って使い分けられるのに、似ているかもしれないのだけど。
 
「どんな言い方にしたって、害は害だろ?鬱陶しいのに、変わりないよ。鬱、陶、しいの。」って
イライラして彼は言いました。
 
もちろん「障害」じゃなくて「個性」だという考えもあります。
 
でも、“Disorder IS DISORDER."って困っている本人がそう言っているので、
ここではそうします。
 
Tomatis トマティスでは、聴覚情報処理障害(APD)だけではなく
発達障害や学習障害、不安障害などにも対応しています。妊婦さんや言語習得にも。
 
ADHD
自閉症やアスペルガーなどのASD
全般的発達停滞(GDD)
強迫性障害(OCD)
反抗挑戦性障害(ODD)
不安障害
うつ
トラウマ
聴覚過敏….
 
学習障害(LD)では、
ディスレクシア(読解)
ディスグラフィア(書字障害)
ディスカルキュリア(算数)など。
 
 
聴覚情報処理障害(APD)は、ADHDやディスレクシアと混同しやすいそうです。
 
ちゃんと指示が聴こえていないからなのに、ADHDの注意力散漫だと思われたり
思考を書いて表現するのが、同年齢と比較して遅れがあるので
ディスレクシアだと思われたり。
 
なので確実に判定するために、APD専門の聴覚士だけではなく
教育心理学者による検査と診断が必要でした。
この次男のレポートだけでも10ページ以上あります。
 
その結果、息子にはADHDやディスレクシアはなく
聴覚情報処理障害(APD)のみ、です。
 
最近、日本でも発達障害や学習障害が語られているので、
よかったなと思っているのですが
APDの症状が
ADHDやディスレクシアに紛れて語られているような感じがして
どうも気になります。
 
次男のお世話になっている専門家たちも、
他の発達障害・学習障害などとの判別はとても難しいので、
適切な指導のためにも正確に判断されるべきだ、ってよく言ってました。
 
ADHDでは投薬をすることもあって、APDでは薬治療がないのに
ADHDと誤診されて不要な投薬をされでもしたら、大変です。
 
 
<「障害」じゃなくて「個性」だという考え>
 
次男は、友人やよその人に障害があっても
それは個性で、別に悪いことじゃないと思っています。
 
だけどいざ自分が、よく聴こえないようになって
イライラするその症状が障害だとわかってからは、
自分の身に起きているこれは、「障害は障害だ」と言っています。
 
本人が嫌気がさしてるから、私は懸命に改善法を探してきて
本人もまっすぐに取り組む。
母親の私がいくら「障害じゃなくて個性だよ。」と言っても、スルーするでしょう。
 
社会全体としては「障害」を「個性」と捉えてほしいと思います。
 
だけど本人の言う「障害の鬱陶しさを、できるだけなくしたい」
と思う気持ちも、尊重してあげたいのです。
 
親がいくら「障害」は「個性」だよと思っていても
 
子のほうは、成長したら
なんで障害をどうにかしてくれなかったんだ?と思うかもしれない。
 
移住者の英語習得において、夫の生徒たちからも
同じような意見を聞くことがあります。
親に対して、なんでどうにかしてくれなかったんだ?って。
 
本人が「生きづらさ」を感じているかどうか?もそうだけど
その本人が思ってなくても
本人の周りの大切な人が、カサンドラ症候群のように
「生きづらさ」に至るまで、苦しませてしまうのはいやだなと。
 
 
次男はこれまで、たくさんのいい友達に恵まれているけれども
最近よく聞く、カサンドラ症候群の人の葛藤や、つらさには
考えされられました。
 
次男の障害の場合、
彼のこれから出会う人々に、障害のせいで理解し合えない経験は
なるべくしてほしくないと思うから、できるだけのことはしていきたい。
 
「個性かもしれないけど、障害ではある。」と本人は、とらえています。
 
 
移住したばかりの土地で、
知らない文化と言葉と勉強についていくのに必死だった頃。
サポートの必要な生徒たちのサポートを
大人からのプレッシャーで
せざるを得ない状況だった長男。
 
娘のクラスでは
ある生徒の、小学校から高校でも変わらない症状に
日々困惑している、他のクラスメイトたち。
周囲に迷惑をかけてもわからないから、よく思われていないことも。
悪い子じゃないのに。
 
母親の私も、小学校から高校に入るまでずっと
知的障害のある友達の隣の席や同じクラスになっていた。
先生が、その子が私のそばにいると落ち着いているからという理由で。
それはその通りだったし、友達なのでちっともいやな訳はなかった。
だけど私の母のほうが、その子の親から
ありがとうの気持ちも何もないことを、よく思っていなかった。
 
その子がある日興奮して、私を突き飛ばしてしまい私が骨折した時も
その子の親からは謝罪も何もなかったから、母は怒っていたけど
母も、その子のきれいな心が好きだった。
残念なことに私が子供を持ったことを、なかなか理解してもらえなくて
家庭を持ってから会えなくなってしまったけど、40をとうに過ぎた今も
会えないけど元気でいてね、と願っています。
 
 
障害のある人を包む周りの環境が
いつでも、あたたかくあってほしいけど、そうとは限らない。
包むほうだって、感情のある、人だから。
 
何も、APDの症状を一切無くそうとしている訳じゃなくて。
絶対に聞き間違えはしない、とか
プランニングは完璧!とかそんなパーフェクトにならなくていいから。
 
APDがある人は、聴いて理解しようと人一倍集中するから
1日の終わりには、脳が人一倍疲れて
耳からの音の情報をシャットアウトしてしまうこともあるのです。
 
だから彼が自立してからも、このことで生きづらくならないようにと
できる限りの事をしているのです。
 
次男のこれから出会う人々が、不必要に困らないように
彼もそのことで、心を痛めないように。それだけなのです。
 
次男は、改善トレーニング始めてからたった9ヶ月で
本当に毎日が、ずっと楽になったのが見ててもわかります。
 
トマティスは、あと1セッションあるし
遠隔マイク補聴器も、最低2年は使用することになっています。
 
アメリカでは、5〜10人に1人
ニュージーランドでも、把握できているだけで20人に1人の割合に起きるAPD。
多くの生徒が、クラスの最前列で授業を受けるだけの指導しか
受けられていないそうだから
次男は、とても恵まれています。
 
だから多くの人に知ってほしい。
 
もし、つらさをどうにかしたいと思っていたら
 
こういう方法も、あるんですよって。 
 
 
トマティス・コグメド指導員のエスメ先生も
発達障害・学習障害者への教育指導をしているそうです。
 
だからAPDだけではなく
発達障害や学習障害、不安障害などがある人も
Tomatis トマティスで、症状を軽減、改善したい人がいるかもしれないので
本人の許可を得て、綴っています。
 
これはニュージーランドでの体験談ですが
どの国でも大体似たように、進められるんじゃないかなと思います。
 
 
 
 
 

こんなニュージーランドは、イヤだ。

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NZの10ドル札で見つめる女性活動家、ケイト・シェパード Kate Sheppard。
 
NZで暮らす人だけではなく
 
1年、3年、5年後
いつか、この国で暮らしてみたいあなたへ。
 
ちょっと、考えてみてほしいんです。
 
 
ニュージーランドが、他の「海外暮らし」とちょっと違うところは
 
「移民でも、永住権があれば投票できる」ということ。
 
 
***
 
1893年9月19日。
この日、ニュージーランドでは選挙法1893が制定され、
世界で最初に全女性に選挙権が認められました。
 
NZの婦人参政権運動団体の主要メンバーであり、イギリスから移住してきた
ケイト・シェパード Kate Sheppardを始めとする活動家たちの
長く厳しい闘いの末に、勝ち得た権利です。
 
そしてこの9月には、
ニュージーランドでは女性の参政権125周年記念がありました。
 
 
人気コメディ「The Funny Girls NZ」の記念番組のコメディタッチな予告編に、
ジャシンダ・アーダーン Jacinda Ardern首相も参加。
 
スタッフ全員女性でそろえたから、人件費が安上がりでいいと言ってるとこに
ジャシンダが、ちゃんと払わないとダメとツッコミ入れてます。
 
この中のジョークで、ケイト・シェパードが喉にパンチしたという元首相は
実は、夫の大親友の祖父か曽祖父。
家族ぐるみで長い付き合いの元首相の孫たちの政治観は、おじいちゃんとは違うけど。
 
あの時代に、長年の友人のおじいさんが首相として尽力した国、ニュージーランド。
 
 
現在では、女性だけではなく
18歳以上のNZ国籍保有者とNZ永住権保有者が、投票できます。
 
永住権があれば移民でも、投票できるのです。
 
トランプ政権になったアメリカの選挙では、
あの坂本龍一さんや野沢直子さんも「投票はできない」って言ってたような。
野沢さんなんかは、トランプが勝ったら
アメリカから引っ越したいっていうほど嫌がっていたから、大ショックだったろうな。
 
移民だから、長年暮らしても政治参加で
国を良くすることができないのが、ほとんどでしょう。
 
でも、ここでは
移住先の国の政治に、参加できるのです。
 
 
 
***
 
<もしNational党が、今も政権を維持していたら?>
 
前回のニュージーランド総選挙では、
昨年2017年10月に
9年間のNational党政権から、Labour党主導政権に変わりました。
 
が。
 
「もしNational党が、今も実際に政権を維持していたら?」という仮定した
デヴィッド・コーマック David Cormack の論評が、わかりやすかったので
おおまかに載せておきます。(カッコ内は、私のつけ足した説明)
 
自ら「政治オタク」という、デヴィッドさんは
Labour党、Green党だけでなくNational党のビル・イングリッシュ前党首とも仕事した経験があるそうです。
 
***
 
「前回の選挙で、もしNational党が政権を維持していたら?」
 
National党が(選挙戦で)掲げた減税は、今ごろ実施されている。
高所得者がより多く恩恵を受ける減税のため、貧富の格差がさらに拡大する。
Labour党の社会保障の拡大は実施されないので、低所得層は少額(週$11か$20)受給できるが、ファミリーパッケージに貧困層は対象外。
所得に関係なく高齢者対象の「冬期の暖房費の補助金」は支給なし。
出産時の両親の有給休暇は、減額される。
大学の入学者数は、ほぼ同じの見込み。
 
世界で最も高額な道路がオークランドに建設され、車両数が増加する。
特にNational党は、公共交通機関の整備を拡大する気がないので、車の利用者も増加して交通渋滞はさらに悪化する。
トランプに端を発した貿易摩擦と、資本主義経済下の好不況の波が自然に終焉を迎えて、世界の経済状況は悪化。
にもかかわらず、ビジネスリーダー達はNational党を強く支持しているため、景況感が揺るぐことはまずない。
そのため、National党は安心しきっている。
 
社会福祉受給者にとっては、承認プロセスの厳格な制度とWork and Incomeからの公的手当が削減されるので、厳しい状況が続く。
未確認ではあるが、貧困層からの信頼はどん底であると予想される。
生活状況が悪化の一途を辿っている下層階級の救済に対応するための協議会を、ナショナル党が組織することは決してない。
 
最低賃金は物価上昇に追いつかず、希望も持てない貧困層の生活は改善しない。
 
保健大臣(ジョナサン・コールマン)は、相変わらずメンタルヘルス問題には干渉せず、対策を取るべき意見すべてを無視し続ける。
National党政権の提示した賃金は、現レイバー主導政権の提示した賃金の半分以下であったが、それでもストに入った可能性はある。
あるいは、National党政権が(医療危機)をまったく気にも留めていないことを看護師達は知っているので、ストライキを起こさないことも考えられる。(注:ある看護師団体の看護師が教えてくれたことによると、National党政権時にストを起こせなかったのは、契約書で制限されていたからで今年になってその期限が切れたそう。)
 
気候変動に対しては、暗黙の了解で「気候変動は、ホントは我々のせいじゃない」政策のため、同意するのは口先だけである。
パリ協定は、ビジネスと国の経済にダメージとなるのでほとんど無視される。
焦点はビジネス第一に当てられるので、景況感も安定。
National党政権も楽観。
 
労働団体の方針決定をアドバイスするナショナル党外部の専門家が不在なので、労働団体の約4000団体が減る。
それどころか、ジョナサン・コールマンJonathan Coleman(前保健大臣)が、医療分野で(コールマンにとって)最善の対策を指示する。(コールマンは公共医療危機を放置し続けた張本人で、現在は民間医療会社を経営している。)
 
病院や学校などの公共インフラの失策は、市場マーケットによって最終的に解決されるという考えを(ナショナル党は持っている)ので、大規模な道路建設以外は、眼中にない。
 
刑務所は倫理的・財政的な失敗であったと、ビル・イングリッシュ(前)首相が事実語ったにもかかわらず、特大刑務所は建設される。
刑務所制度の倫理的・財政的な失敗は続くだろう。
事実、厳罰化による経過の悪化が証明されていても、法と秩序の厳罰化計画に変化はない。DV被害者に対する休職の援助も制定されない。
引き続き、住宅危機の存在を否定するので、住宅価格はとどまることなく上昇し続け、不動産所有者の裕福感の上昇も続く。
この住宅価格の上昇によって、不動産所有者はクレジットカードからの借入や借金を今まで以上に増やす。
失望する住宅の未所有者数も増え、かわりにアボカドや現実的に利益の出せる商品に貯蓄を投資するように。
車の購買も「初めて買う家」同様に厳しくなる。
 
ナショナル党員の多くが中絶の現行制度について、なんら問題ないと考えているので(注:現行の犯罪法で中絶は「犯罪行為」)中絶法の改正は、決してあり得ない。
 
ニュージーランドの中間層にとって、目に見える変化はない。
大したことは起こらない。ただ退屈で効果のない政策が、継続される。
 
その間ずっとNational政権は楽観し続け、景況感も安定するだろう。
 
 
 
*****
 
デヴィッドさんの論評は、National党政権が9年間で
「困ってる人に手を差し伸べない」をやってきたことの続きと、
選挙戦で言ってきたこと。
 
私がLabour党を支持しているのは、
こんなニュージーランドに住みたくないから。
 
日本でのあたたかな人間関係と環境を絶って、選んだ生活。
移民としては、苦しむ誰かの存在を見ても見ないふりして
当然なこととして呑み込んで、暮らしていかないといけないのだろうか?
 
それが自分には、できない。どうしても。
 
Labour党メンバーになって、ドアノッキングとかして
不支持者とも話をしてきているのは
文句ばっかり言って、何もしない人間でありたくないからだ。
 
子連れで任務をこなすワーキングママ首相がいて、
ニュージーランドはリベラルだとかいうけど
それは何もしないで、空気のように自然に流れるものじゃない。
誰かの長年の努力や奮闘を見ようともしないで、ただただ満喫するだけの人たち。
 
それは女性参政権のために闘った人々のように、
フェイクニュースやデマや、変化を嫌う人たち
時代に合わない価値観、Me Me Me Me Meの
濁流に逆らい続けて、やっと勝ち得た権利だ。
 
 
Labour党の飲み会で、意気投合した大先輩が言っていた。
 
「投票できるのに、投票しないのは『生きていないのと同じ』」だと。
 
子供たちには、「バカな大人に、生活をコントロールされないように。」と
伝えているから、わが家では投票しないなどということはない。
 
 
 
論評にあるように、ビジネスリーダーと数年前から大量移住を許可した
主に中国人富裕層に、National党支持者が多い。
だから、全体の4割占める支持率は非常に固い。
 
「よくわからないけど、Nationalに投票するように言われたからNationalに投票する。」という中国人インド人の、なんと多いことか。
何言われようとも、苦しい立場の人たちの話をしても
(肥えた自分の懐は誰にも分け与えたくないので)
National以外に決して投票しないという富裕層も。
 
よく自分で考えるように説得しても「同じ国の〇〇さんに頼まれたから….」と
とにかく、自分の頭で考えない。
 
みんながそういうわけじゃないと思いたいけど、本当にうんざりするほど多い。
 
だから「今のジャシンダ政権いいな!」って思ってる人がいても
今後の選挙でくつがえされる可能性は、大いにある。
 
「困ってる人は放っておけ」政党に投票して
「困ってる人は放っておく国」作りに加担しているのに、
困ってる層から人種差別で攻撃されると、助けを求める。
 
???
 
貧困層が、外国の富裕層に国を乗っ取られていく無力感を
放っておくほうがおかしい。
 
移民が人の国に入って
我が物顔で自分のことばっかり考えてたら、受け入れたくないでしょう。
 
日本でも、そのうち在日外国人がどんどん増えて
うちの親兄弟とか、元々いる国民ないがしろにして
自分だけに有利な政党に投票したら、困る。
 
 
移民が自分の立場最優先で投票するのなら、
デヴィッドさんや、政治に熱心な住民のように
それによって何が起きるのか考えてみたらいいでしょう。
 
以前、中国人と間違えられて日本人が襲われたという被害があったけれども。
 
たくさんのアジア人学生を受け持つ、教員の夫も
いつも学生たちに注意を促しているけど
去年には、とうとうアジア人の元生徒が悲惨な襲撃を受けてしまった(閲覧注意)。
 
詐欺まがいや搾取する移民も
真面目に移住してきた移民も
 
自分と一部のことしか考えない移民も
みんなのために行動する移民も
 
外見からはわからない。
 
みんなのためにと思って行動する私も
いつか怒りの矛先を向けられてしまうことも、あるかもしれない。
 
 
10年以上の移住する前には、たくさんの日本人や非日本人の友人から
「人種差別目的の襲撃に気をつけろ。」とさんざん言われた。(あと、自殺の多さと)
 
残念なことに、今も無くなってないわけだから
もう移民は、ただ入ってきて暮らしてるだけじゃダメなんじゃないだろうか?
 
 
***
 
身近で、韓国人同士の搾取があった。
 
体験者として、負けないよう、気をしっかり持つように励ますけど
精神的に不安定で
闘おうと血気盛んになるのと
劣等感で無気力になるのと、早いペースで交互にやってくる。
すごく心配。
 
ニュースでも、中国人同士とか、インド人同士とか、なんなんだ?
またかぁ〜って思うのが、また嫌で。
 
労働雇用法の改正案が、国会で審議されていますが
イアン・リーズ ギャロウェイIain Lees-Galloway 移民・労働大臣が
「将来、政権が変わってしまったとしても揺るがない労働者の権利を、確保したい。」って、力説してました。
 
でも、ここで暮らしている人だけではなく
3年、5年、10年後
いつか、この国で暮らしてみたい人へ。
 
私もイアン大臣の言う通りだと思うし、支持しているけれど
新法をかいくぐるズルイ奴が、どうしても出てくると思うんです。
汚い奴は、とことん汚い。
 
だから、被害者を守る法律も大事なんだけど
被害に遭わないように
被害に遭う前に、食い止めたり避けてほしいんです。
 
自分のした嫌な体験を、他の人にさせないためにはどうしたらいいか。
 
私も不当解雇されてからも、元雇用主が責任逃れで重ねられるウソの数々と
国の機関の指示を無視したり失礼な言動の数々は
見聞きするこちらの方が、ビクビクさせられるほどだった。
 
イアン移民労働大臣に、元雇用主にされたことを話した時に
急変した空気と、あの怒り。
あれを横で感じて、確信した。
 
私が体験したことは
今後も「被害を食い止めるための体験談」として、
 
これからも不正行為を防ぐために、被害者を増やさないために
その手口を公開し続けるつもりです。
 
フツーに考えれば
賠償金支払いを逃れればいいと思っているだろうけど、とんでもない。
 
私の得たかったのは、自分の体験を公開する権利。
被害を食い止め、泣き寝入りしないよう、誰かの力になること。
夫ですら、もう諦めろと言っていた中で
弁護士なしで闘い抜いて、勝ち取った私の権利。
 
賠償金よりも、自分の周りの環境の誰かに変化を起こすこと。
 
ここで暮らしている人だけではなく、いつかこの国で暮らしてみたい人が
被害に遭わないよう、目を見開いてもらえるように。
3年、5年、10年後でも。
 
 
***
 
時々、
「日本の教育は良くない、海外の教育はいい」と
決めつける声を聞くけど、本当にそうでしょうか?
 
日本で子育てしてた頃は、
ミックスの子どもがいじめられないように
心配な私は、幼稚園や学校ご近所ママ友、
あちこち動いて話をして、理解をしてもらうと
あの頃の子育て環境は本当に良かった。
 
親の自分が育った時代と、今の教育は違っているところもあるのに。
決めつける人は、状況を変えようと
実際にたくさん行動して、話し合ってきたのだろうか?
 
日本もやだ、移住先もやだ、じゃどうしようもない。
 
 
でも
こんなニュージーランドは、イヤだって感じたら。
 
環境を変えるには、まずシステムを変えて
人々の意識も変えないといけないから
 
それが、移民でも永住権があれば
政治参加からできるのが、ニュージーランド。
ヤキモキしても傍観してないで、ちゃんと投票できる。
 
NZでは、Nationalが最大政党で
Labourが次で、NZ FirstやGreenなどの小さい政党があります。
 
もうほっといても、Nationalは最大政党。
だから、前出のデヴィッド・コーマックさんの指摘する政策がイヤだったら
Labour党を支持する、大きなたくさんの力が
もっともっと必要なんです。
 
先日、オランガ・タマリキのソーシャルワーカーたちが
元々が、最低賃金並みだったそう。
 
前のNational政権が、現場の声なんか無視し続けてきたから
やっと聞いてもらうための協議やストが、行われている。
溜まりにたまった問題を、一気に解決することはできなくても
もう変化は起き始めています。
 
投票権を生かさないで、起きる影響も
国民一部のために投票して、起きる影響も
国民全体のために投票して、起きる影響も
 
それは、一人ひとりの責任。
 
元々いる住民のせいにして、傍観者でいることはできないのです。
 
移民であっても。
 
 
でも、そのほうがよくないですか?
 
 
ともあれ、昔の首相の孫たちは
今のニュージーランドの政権を、喜んでくれています。
 

 

 

ChromebookのWi-Fiがつながらない。。。

ニュージーランドの学校での勉強には、学校からこういう指示があります。
 
 
BYOD
 
Bring Your Own Device.自分のデバイス持ってきなさい。」
 
 
なので、子供が3人のわが家でも
みんなの分を用意しないといけませんでした。
 
Laptopは15インチのものが多いので、
重くない11インチのChromebookのほうを使っています。
 
これまでの高校5年間では、ICTの課題を家でしないといけない時以外は
Chromebookで、ほぼ十分みたいです。
 
 
<Wi-Fiがつながらない。。。>
 
「やっぱりダメみたい。」
 
先日
再起動してみてもWi-Fiにつながらないと言って、Chromebookを持ってくる娘。
しかも、夜。
 
学校でも数日つながらなかったそうで、家でもだめ。
 
なので「Powerwash」という、設定からの初期設定をしてみました。
 
ニュージーランドの学校での勉強には、学校からこういう指示があります。
 
 
「BYOD」
 
Bring Your Own Device. 「自分のデバイス持ってきなさい。」
 
 
なので、子供が3人のわが家でもみんなの分、用意しないといけませんでした。
 
Laptopは15インチのものが多いので、
重くない11インチのChromebookのほうを使っています。
 
これまでの高校5年間では、ICTの課題を家でしないといけない時以外は
Chromebookで、ほぼ十分みたいです。
 
 
<Wi-Fiがつながらない。。。>
 
「やっぱりダメみたい。」
 
再起動してみてもWi-Fiにつながらないと言って、Chromebookを持ってくる娘。
しかも、夜。
 
学校でも数日つながらなかったそうで、家でもだめ。
 
なので「Powerwash」という、設定からの初期設定をしてみました。
 
 
 

Chromebook を初期状態にリセットする

方法 2: [設定] メニューを使ってリセットする
  1. Chromebook にログインします。
  2. アカウント画像をクリックします。
  3. 設定  をクリックします。
  4. 下の方にある [詳細設定] をクリックします。
  5. [Powerwash] で [Powerwash [再起動] をクリックします。
  6. 表示されたボックスで、[Powerwash [次へ] をクリックします。
  7. 表示される手順に沿って、お使いの Google アカウントでログインします。
    注: Chromebook をリセットした後、最初のログインに使用したアカウントが所有者アカウントになります。
  8. Chromebook のリセットが完了したら、次の作業を行います。
    • 画面の手順に沿って Chromebook を設定します。
    • 問題が解決されたかどうかを確認します。
 
でも、ダメでした。
 
明日も学校で使うのに、もう夜だ。
オンラインで買ってる時間がない。新しいの調べるのも面倒くさい。
 
次の買うのは、春休み入ってからか
できればクリスマスセールまで待ってほしい。
 
なので、調べて見つけたこのTech Guruさんの方法を試してみました。
 
<どうしようもないので、ダメ元でTech Guruさん式を試してみる。>
 
覚書として記しておきますが、自分もやってみるという人は
ぜひ「自己責任」でよろしくお願いします。
 
ようするに、Wi-Fi接続のワイヤーなどを、一度外して、つけ直すのだそうです。
どうして直るのかわからないけど、ダメ元でやってみました。
 

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①Chromebookを裏側にして、小さいプラスドライバーでネジを全部取ります。
うちのは16ヶ所。なくさないように、カップにでも入れておきましょう。
全部外したら、サイドの境目を外して(爪でできた)裏側カバーを開けます。
 

f:id:uto87:20180925191828j:plain

②開けたら、本体左上の「黄色い丸」の部分に注目。
 

f:id:uto87:20180925191902j:plain

③「黄色い丸」の怪しい部分。
 

f:id:uto87:20180925191921j:plain

④白と黒の2本のワイヤーにつながったICチップ?
(名前がわからないので仮ICチップにしておきます)の
接続部分をとめてあるテープなどを、はがす。
 

f:id:uto87:20180925192123j:plain

⑤2本のワイヤーと仮ICチップの接続部分をはずず。ドライバーで簡単に取れます。
「上は白、下は黒」を唱えながら。何色が上で下かを、忘れないように(笑)
 

f:id:uto87:20180925192144j:plain

⑥外れた。
 

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⑦仮ICチップのねじを外す。
 

f:id:uto87:20180925192238j:plain

⑧仮ICチップを、左にひっぱって外す。
 

f:id:uto87:20180925192509j:plain

⑨とれた!けど、また付け直します。
 

f:id:uto87:20180925192540j:plain

 
⑩仮ICチップに、白と黒のワイヤーをパチっと付けます。上は白、下は黒…..指でOK。
 
そして、
④のワイヤーの接続部分を止めてあった、テープをつけて、
裏側のカバーとネジをつけて。
 
ログインしてみると….

f:id:uto87:20180925192938j:plain

つながった!!!
 
 
初めは中身をいじるのに慎重だったから(おしゃべりも)
2〜30分かかったけど、大変じゃありませんでした。
 
 
これで、今学期はなんとか持ちこたえますように。
 
 
ありがとう、Tech Guruさん!
 
 
 
 
 

ニュージーランドで、おうちリノベ。其の弐

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お風呂に入ることを夢見て。
増改築の構想に5年を月日を経て、
やっと建築家にアイデア通りに製図してもらった図面。
 
でも、ここから先もつまづきました。
 
<受け入れられなかった日本風のお風呂>
 
なぜ、お風呂場全体を防水加工するウェットルームが
ニュージーランドで一般化されるまで、待たなきゃいけなかったかというと
施工してくれる業者さんが、なかなか見つからなかったからです。
あくまで私の周りでは。
 
機会あるごとに、「お風呂場全体の防水加工」のアイデアを伝えても
風呂場全体を、防水加工する必要がないという業者さんたち。
 
私のアイデアを図面化してくれた建築家と
パートナーの建築業者は「シャワーは費用節約のために『ボックス型』でいい。」と。
 
 
 
よく言われる「建築家とビルダーは、相容れない」現象がここにも。
 
建築家は私のアイデアに賛成で、
ビルダーは経費節約のためにバスルームを従来通りにしたい。
 
 
ニュージーランドのお風呂では、屋外にあるようなスパプール以外だと
『追い炊き不可能』でした(当時)。
 
だから水温を保つには、お湯を追加しないといけない。
 
お湯抜きしてから、お湯追加するのは、お湯のムダ使い。
 
お湯追加するために、体を洗ったりして有効にお湯を使うには
『風呂場全体の防水加工』が必須。
 
水のムダ使いにならないように入浴するための考え方が
日本の入浴スタイルを知らない人たちには、なかなか理解してもらえませんでした。
 
この「追加分のお湯」を
お湯抜いてから足すのか
体洗ってから足すのかじゃ大違いですよね?
 
その「お湯もったいない」感覚を理解してもらうのが大変で。
水道代も高いし。
 
私は、家族のための風呂づくりに燃えているのに
「風呂は、日本人の命なのぉぉぉぉぉ。」と伝えてもわかってもらえない。
 
 
そのため
普段は日本人だからといって、日本人にサービスを受けることはないのですが
この時ばかりは、日本人建築業者に聞いてみることにしました。
 
そしたら「お風呂への熱い情熱」をわかってくれる
韓国人の建築業者さんを紹介してくれたので
やっと増改築に着手。
 
あきらめかけてた子供たちも
「これはもう、ママの執念のおかげだね。」と言っていました。
せめて情熱、って言ってちょうだいよ….
 
 
<夫の教育:“デザイン熱”を育てる。>
 
わかってくれないのは、業者だけじゃなく
夫もでした。
 
大変そうだし、お金が、って。
 
家中の不便、特にバスルームを変えた方がいいというのは
家族みんな同意していましたが
いざ実行となると、尻込みする夫。
 
つべこべ言わずに、言うこと聞け!というわけにもいかず。
家族のことだから強制できないし
協力体制を作らないと、実現はできません。
 
おうち作りの情熱を、夫の中に点火しなくちゃ。
 
この頃の夫には、デザインにほとんど興味がなかったから
お家リノベの情熱を語っても、馬の耳に念仏。
 
それでも「古い日本家屋・日本文化好き」な、元在日外国人。
 
そこで
イギリス長寿番組のグランドデザイン Grand Designを、一緒に観るようにしました。
 
 オーストラリア版とニュージーランド版もあるので、ちゃんと観てました。
 
特に
イギリス版のプレゼンター、ケヴィン・マクラウド Kevin McCloud
建築や歴史に関する知識がとても豊富。
しかもウィットに富んでいて、ほれぼれするほど言葉の選び方が素晴らしいのです。
 
あれだけ長年観てきたんだから「うっとりするケヴィン語録」を
メモして残しておけばよかったなー…残念。
 
ワインは赤、のケヴィンらしく
芳醇なワインのような豊かな言葉の表現と
茶目っ気のある語りで伝わる
建築プロセスとデザイン性の美しさは
今では私たち夫婦にとって、大事な「心の栄養」ともいうべき番組です。
 
始めのうちは、
「このデザインだからこうやって効率的になったり
美しいラインや空間になってるんだよ。」と毎回教えていたのですが
そのうち夫にも、自分でわかるようになっていきました。
 
そうして、お互い好きなデザインや空間を共有できるようになって
ラッキーなことに、夫婦で好みが大体同じになりました。
 
コンテンポラリー
ミニマリズム
インダストリアル、とか。
 
夫の大好きな日本の建築や路地裏の閑寂さに
通じるものがあるのでしょう。
 
オーストラリア版グランドデザインだったけど、ある夫婦の好みが
夫:インダストリアル、妻:ファンシー、の家がありました。
すごくお金かかってるし、上手くコラボするのを期待したものの
結果はチグハグで残念なおうちに。
 
建築・増改築するプロセスの中で
途中から1日に嫌になるほど、たくさん判断しないといけなくなるので
好みや知識の共有ができるのは、とても役立ちました。
 
こんな風に、夫の「おうち作りの情熱」を発熱させるまでには
4〜5年かかりました。
 
 
<インプット(リサーチ)と、アウトプット(判断)の連続>
 
 
ビルダー達と私は話し合いだけで、頭の中でビジュアルが浮かびます。
 
でも、夫にはそれができませんでした。
 
建築プロセスでは、途中から
毎日多くの判断をしないといけません。
 
ビルダー達と私のやり方で、プロジェクトを進めるほうが早いけど
それだと夫が取り残された感じがすると言って、嫌がりました。
そりゃそうよね。
 
だから、雑誌やネットのビジュアルを使って可視化して
小さいことから一つひとつ、説明しなければなりませんでした。
 
それでも、結局デザインのことは、私が決定するんですけどね(笑)
 
平日も休日も、パーツや材料探しや調達にあちこち回らないといけません。
 
途中から、材料・デザイン・寸法とか即時に判断しないといけないことが
日々いくつもあって、決定を任されるのは私だったので、責任も重かったし
たくさんリサーチして勉強して、即決できるようにしなければなりませんでした。
ビルダーに「もう、セミプロの域だね。」と言われるほどに。
 
 
空気清浄の業者選びでは、大手業者のセールスで
「そのファンとフィルターの位置で、そこまでいうほど効率いいのかな?」と
疑問に思ったので
そのファンの製造元がドイツ語だったけど調べて、ドイツ人の友達にも確認。
そしたら、どうやら過大広告っぽかったので
再度の説明時にセールスさんに聞いてみたら、とても困らせてしまいました。
結局、別の業者に。
 
わが家では、家に住みながら増改築をしたけど、大変でした。
朝早くから業者が来るから、身支度を終わらせていないといけないし
1日の作業が終わると、細かい粉が作業エリア以外にも拡散しているので
床を拭き掃除してからでないと、家族に移動OK出せません。
 
できるなら、建築現場近くに住んで
毎日確認しに行くのが、一番ストレス少なくていいかも。
 
 
 
家族の体調が悪くなっていって
冷えを改善するためのお風呂を作ろうと発起してから、5・6年経ったころ。
 
<やっと、念願のお風呂に入れるようになりました。>
 

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 「ピラミッドの中にいるみたいなのがいいな」と夫が言ったので
そういう感じの掘り出し物のタイルを、
オークランドの端っこまで行って見つけました。
 
他のエリアもそうだけど、家族の意見をあれこれ取り入れました。
私1人で決めると多分エッジが効きすぎちゃうので。
 
 

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シャワーの床は、玉石のタイルでちょっと足裏のマッサージ。
 
 
浴槽は、ジェットバス。
ジェットバスにしたのは、ボコボコボコとマッサージ機能の他に
保温機能がついていたから。
 
ニュージーランドのガス設備では、どうしても「追い炊き」ができないんですよね。
 
だから、保温機能のあるジェットバスのショールームに行って
「保温温度は何度?」と聞いたら
そういう質問は今まで聞いたことない、とセールスもメーカーも
保温温度がわかりませんでした。
 
ね?これこそニュージーランドですよ。
 
脱力の国、ニュージーランド。
 
「脱力」=ほっとする、じゃなくて
がっかりの方ですよ。ほとんどが。
 
保温できるのが売りなのに
保温温度が、35度だったらどおすんの?体温以下じゃん。
 
調べてもらうことにして、後日行ったら
「おそらく38度くらい」との情けない答えが。
 
やっぱり。それじゃ冬はヌルいってことね。
 
でも、日本の風呂文化をこよなく愛した夫が
ボコボコマッサージを気に入ったので、これにしました。
 
やっぱり、家に取り付けても約38度じゃぬるいので、
お湯張りで40度くらいにしてます。
 
でもぶっちゃけた話。
ジェットバスじゃなくて、シンプルな浴槽でも
浴槽のふちが平らだったら、お風呂のフタを半分以上閉めたまま入るだけで
体が十分あったまるだけの保温効果は持続できると思います。

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こうやって。
 
ぬるめ好きが先に入って、熱いお湯足して
後で、熱め好きが入るとか。
 
浴槽は、NZでは浅くて長いのが多くて(なのでなるべく深いものを選びました)
うちのは、幅80cmと長さが180cm。
 
そこで規格サイズ外の風呂ぶたを、日本から購入しました。
 
ラインが気に入って、これにしました。けど、売り切れてるな。

こういうのとか。 
 
 
夜遅くに、ゆったり入るのに
このタイプだとパタパタ音がして、気になるという人は
3枚割タイプだと、静かめに入れるでしょう。
 

 
 
<6年ぶりのお風呂>
 
日本では毎日入ってた、お風呂。
 
子供たちも、3人一緒に湯舟に使って「おお〜な〜み〜小〜な〜み〜!」
日本の小学校で作る波プールを、お風呂でジャブジャブ
大笑いで波立てて入ってたのが、懐かしい….
あの思い出を作ってあげられて、本当によかった。
 
そしてNZ移住以来入っていない、6年ぶりのお風呂にみんな入りました。
 
みんなの感想は「すごい疲れた。」
 
入浴は思いのほか、体力使うようです。
 
よわっちいぞう、みんな!と最後に入った私。
 
予想外に、私も心臓ドキドキしてきて
久しぶりのお風呂は、ちょっと疲れてしまいました。
シャワー生活が長かったために、うかつにも私まで弱っちくなってしまいました。
 
***
 
またお風呂に入れるようになって、あれから4年。
 
ロトルアまで入りに行かないといけないのか、と途方に暮れてたのも過去のこと。
 
わが家のハラヨワ男くん。
成長したのもあるだろうけど
今ではもう、ハラマキを卒業したらしい。
 
 
それから、ニュージーランドの生活では
芝刈り、木々の手入れ、庭掃除がとても手間がかかっています。
夏なんか、しょっちゅう週末がつぶれて。
何のための庭?掃除するため?ってくらいに。
 
そんな汗だく泥だらけの庭仕事の後は、必ずお風呂に入ります。
 
利き手なんかは、プルプル震えるほど酷使するので
しっかり温めてコリをほぐすのが必須です。
Melvinsを聴きながら、半分瞑想。
 
寒がりなせいもあるかもしれないけど
けっこう夏でも、夕方から体が冷えているみたいです。
お風呂につかると「あ、冷えてたんだ。」ってジワジワ感じます。
 
おうちリノベ頑張って、一番よかったなあとしみじみ思うのは
ホカホカの肉まんみたいに頭から湯気立てて、夫がスッキリして出てくる時。
 
「体軽くなったなぁ〜」なんて言ってます。(なってない、なってない)
憑き物でも、落ちたように清々しく。
 
リノベーションでは
お風呂周りだけじゃなく、不便で効率悪い部分をあちこち直したので
今では昔のレイアウトを忘れたくらい、暮らしやすくなりました。
あるべき暮らしになった、というか。
もちろん、残り湯も再利用しているし。
 
元々はクレイジーだ!と反対され続けていたアイデア。
 
もっと早く賛成してくれれば
もっと早く快適生活に入れたんだよ、夫くん。
 
グランドデザインUKのケヴィンもよく言う
「予算の20%オーバーは想定内」は守れた。
それでも経費節約で、家の基礎部分は変更しなかったので
デザインの快適性を追求するのにも限りが出ちゃうな、というのは
作ってみて思いました。
 
やりすぎないでブレーキかけたのは
ここは、終の住処ではないだろうな、と思うから。
 
この家は、国内でも良い学校と評価されている小・中・高校の学区内にあります。
これまで書いてきたように、改善してほしいところはあるけれど
それでも、国内で比べると、これらはとてもいい学校なのです。
 
そして人口増加は今後も進むから、学区外からこれらの学校に入るのが
将来厳しくなることは、避けられないでしょう。
 
だから、この家は子育てをするのにちょうどいい。
 
私たちの子育ては後半に入っています。
私たち家族が暮らしやすかったら、
いつの日か暮らすであろう、別の家族にも暮らしやすいはずです。
そう誰かさんのことも考えて、改築しました。
 
 
だからいつか、初めから自分たちで好きなように全部建てて
グランドデザイン作りたいね〜と
夫婦2人で夢みています。
 
ケヴィンが来てくれるような?いや、NZだからクリスだな。
いや、やっぱはずかしいから静かに作ろう。
 
大きすぎる夢なんだけど、いつか。
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ニュージーランドで、おうちリノベ。其の壱

「許せない!!!」
 
プリプリ怒って、夫が帰宅。
 
ニュージーランドで育ったアジア人で
外見はアジア人だけど、中身は西洋人のことを
 
「バナナ」と呼ぶそうで。
 
そんな呼び方が、この国では
平然と悪びれることもなく使われてるのを、耳にしたらしい。
 
受け持つ学生たちの中には、そういう人もたくさんいるから
腹立つのもよくわかる。
 
外は黄色で、中は白ってことね。
 
待てよ?うちの子たちも、そう呼ばれるの?
なんか薄い黄色だなぁ、とかって?
なんかやだな。
 
 
***
 
木々が芽吹いてきて、春に近づきつつある
9月のオークランド。
 
でもまだまだ寒い日があって、風邪を引く子供も多いようです。
 
クイーンズタウンの方では、雪の映像がありましたね。
 
この時期9月の高校では(Year9・13歳〜 Year13・18歳)、
来年度の教科選択のためのエントランステストや、
11月には学外テストの模擬試験が行われます。
 
特にYear12の生徒にとっては、
高校卒業後の進路に必要な教科選択ができるかどうかの
大事なテストでもあります。
 
エントランステストが上手くいっても、11月の学外テストで良くない結果だと
その教科の選択が認められないので、全テストが終わるまで気が抜けません。

 

4年前には、こんなことがあったので
うちでは全部の結果が出て来年の進学のことが確定するまで、
12月が終わるまでは、胃が痛いです…
 
試験を乗り越えるまでの体調管理が、特に大事なこの季節。
 
海外暮らしだと、周りには冬でも半袖の地元民がいたりして
「身体冷やさないように」とか「温活」の意識が薄い感じがします。
 
他の海外暮らしさんは、冷え対策どうしているのだろう?
 
どれだけ他の人は、お風呂に入れているのかな?
 
 
<NZ移住したら、体が弱くなった。>
 
ニュージーランドで暮らし始めたら、
緑もいっぱいあって人も日本より少ないし
「のびのびおおらかに、スクスク健康なくらしができそう!」って
イメージありませんか?
 
でも、わが家の場合。
 
移住して1年くらいしてから
日本では元気だった家族が、
あちこち不調を訴えるようになってしまいました。
 
特に、夫・長男・次男と
男性陣3人のアレルギー症状を始め、あちこち弱くなって。
 
そういえば以前、夫の生徒の日本人医師が連れてきたお子さんも
NZに来てからアレルギーがひどくなったって言ってました。
乳製品の使用が多すぎるからだろう、って。
乳製品減らしてよくなったそうです。
 
WheatWheatWheatWheatWheatWheatWheatWheatWheatWheatWheat
WheatWheatWheatWheatWheatWheatWheatWheatWheatWheatWheat
 
小麦も多すぎるよなあって、自分は思ってるんですけどね。
 
次男は、日本ではなんともなく元気だったのに
ツライ全身のかゆみと、お腹の冷えと、ひどい偏頭痛に
何年も悩まされました。
 
愛用は、ほぼ日のハラマキ。
 
彼は中学でホッケーをしていましたが
入部した当日に練習なしのまま、夜の試合。しかも雨の中(NZによくある話)。
ずっと雨の中の試合は普通にあったから、冷える冷える。
 
そんなNZで「ハラヨワ男」への理解などあるはずもなく。
 
 
このサイトで「ほら見て!このラッパーのお兄さんも、ハラヨワ男なんだよ。だからちっともはずかしくないんだよ!」と
多感な時期のハラマキ着用をはげまし続けました。
 
学校ですら、雨にぬれても子供たちを放っておく。
体が冷えてるのに、お風呂に入れないことによる
「体の冷え」が悪いに違いないって。
 
わが家には、浴槽がなくてシャワーしかありませんでした。
その前の家の浴槽は長く、お湯がすぐに冷めてしまって
実用性のない意味のないお風呂でした。
 
とにかく「体の冷え」をどうにかしなければ….
家族の健康を守るには、お風呂がなければダメだ!
風呂に入れなければ、日本に帰った方がいい!
真剣に考えていました。
それほどに、3人の症状は悪かったのです。(女性陣は、なぜか丈夫)
 
以前聞いた、お風呂恋しい人のアイデア。
子供用ビニールプールを二つ用意して
一つの底をくりぬいて、もう一つとつなげてお風呂にするというもの。
わかるわかる、私も同じこと考えた。
 
 

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これは、リノベーションする前の図面。
 
 
 
よ〜く見てください。
このメインのバスルーム。
 

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トイレと、シャワーと、洗面台が一つのエリアに。
ニュージーランドで、よくあるタイプです。浴槽は無し。
 
 
忌々しい….
 
これが私たち、ずっと大嫌いで。
 
シャワー入ってる時に
誰かがトイレ大至急で
歯みがきして早く寝たい子がいたら?
 
トイレと、シャワーと、洗面台。
3つの用途が、ひとつずつしか使えないじゃん!
 
子供たちが小さいうちはいいけど
みんなあっという間に、お年頃なるのです。
 
人生のうちで「裸体を洗う行為」のと「排泄行為」は
共有しない期間の方が、圧倒的に長い。
それなのに、こんな安易な暮らし設計がまかり通っている。
バカなの?
 
こんなに不便で、家族アンフレンドリーな設計
ニュージーランドではありふれていることに、本当に耐えられなかった。
 
しかも、温水タンクは5人家族には小さすぎて
シャワーはおよそ2.5人分。
しかも、よりによっていつも私のシャワー中に
温水が冷たい水になっていく…
家族一、寒がりなのに!
 
 
<家族の健康を、守らなければ!>
 
お風呂に入る夢を叶えるためには、増改築をする必要がありました。
 
そのために、まず
日本の家とは大きく違う「ニュージーランドの家」に
戸惑っていたこともあって、リサーチすることにしました。
…と言うか、好きだからやってたんですけども。
 
 
当時参考にしてた、おうちマガジンです。
 

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『green』
オーストラリアの雑誌。環境に配慮したデザインやアート性が強い。
間取り図があるので、一番参考にしたお気に入りの雑誌。

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『INSIDE OUT』
これも、オーストラリアの。クリーンラインを多用したデザインが豊富で、実用的。
 

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『HOME NEW ZEALAND』
広大な風景を活用した建築が多いので、わが家には実用的ではないけど、
アート性が高くてインスパイヤされる。
 

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『Your Home and Garden』
ニュージーランドで人気ある雑誌。時々扱うデザインが安っぽくなるのが残念だけど、最近立ち読みしたら持ち直したみたい。
日本ではいいデザインも、そのまま海外に持ってくるとこじんまりしすぎて、
せせこましく感じられてしまう、というのに似ています。
 

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『homestyle』
NZのクリーンラインが多くて、満足度が高い。間取り図も役立つお気に入りの雑誌。
 

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『urbis』
建築とアート満載!面白いし、部分的にも参考にしました。
 
 
このころはニュージーランドの方がオーストラリアよりも、
シンプルでクリーンなラインの建築が多かったので
移住当初は、受け入れられなかったニュージーランドの住宅建築だったけど
モダンなNZ建築は好きになっていきました。
 
それでも、日本のようにお風呂場全体が防水加工してあるものは
なかなかありませんでした。
 
でも、地道に
雑誌などから建築研究をしていくうちに、とうとうオーストラリア雑誌で
お風呂場=ウェットルームが台頭してきました。やったー!
 
そしてその一年後に、ニュージーランド雑誌でもウェットルームが登場!やったー!
 
「風呂作るぞ!!!」と燃えてから
実際、増改築が現実に着工できるようになるまで、5年の月日が流れました。
 
 
<アイデアを図面にしてくれる建築家探し>
 
長年の下調べの成果で
大嫌いなバスルームエリアを、効率的に変えるデザインは
夢にまででくるほど、私の頭の中にしっかりできていました。
 
でも増改築のためには、私のアイデアを理解してくれて
図面に起こしてくれる建築家が必要で。
探すのにとても時間がかかりました。
 
そうして、やっと見つけたNZerの建築家。
ミーティングで、アイデアをちゃんと伝えて決定したのに
それでも限りあるスペース内で収まり切らない…と悩んでいました。
 
「こうやったらどうですか?」私が描き直したら、素晴らしい!と喜んで
 
私の長年思い描いていた通りのデザイン
建築許可取れるよう実現可能な図面に、仕上げてくれました。
今ではCADで通常描かれるので、手描きの平面図は珍しいそう。
 
 
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トイレと、シャワーと、歯みがきスペース。ちゃんと分かれました。
もういちいち待たなくていいのです :)
 
家族の動線や、性格、生活リズムを熟知している住人(うちでは私ですが)の
アイデアを住まいのデザインにしっかり練りこんでいくのって、
すごく大事だと思います。
 
住まう人のアイデアや理念を
しっかりわかってくれる業者さん探しが、とても時間かかりました。
 
 
 
 
 

 

子供を伸ばすのは「ことば遊び」か「脅し学習」か?

ニコニコと優しい笑顔で
今日も子供のダジャレやうんちくを延々と聞いている、ご家族のみなさん
 
ごくろうさまです(^^)
 

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よそのお家ではどうなのかな。
 
子供が、ダジャレやうんちくにハマる時期ってありませんでしたか?
 
母の横で、延々と毎日語り続けられる、ダジャレやうんちく。
 
私のトイレにまでついて来て話し続けるほど
わが家の3兄妹には、「あふれ出る言葉を止められない!」熱い時期がありました。
 
ピークは、10〜12歳頃でしょうか。
 
 
 
長男は、日本語でダジャレ。
次男は、英語でうんちく。
末娘は、英語でPun(ダジャレ)。
 
延々と聞き役、時にツッコミながら
どこで笑えばいいんだろう?
なんでそんなことに深く突っ込んでいくんだろう?
….などどたまに思いつつ、
あんまり長いのでボーッとなりながらも、止めることなく聞き続けました。
 
ごはんを作ってて危ない時なんかに、
やむを得ず「ちょっと待ってね」ということもありましたが
「で、それで?」とすぐに続けて言えるようにしていました。
 
ダジャレでもうんちくでも「ことば遊び」を考えて
表現するのは、すごく素晴らしいことだと思ったのです。
楽しんでるから、こっちも止めたらいかんぞ、っていう気持ちで。
 
こんなに気長にニコニコ聞いてあげられるのは、家では私しかいない。
子供たちが満足するまで、思いついたアイデアを表に出させないと
子供たちのストレスは溜まってしまう!と思いました。
 
だって、子供たちは毎日ニコニコイキイキしながら
時には、自分の話に大爆笑しながら話し続けてました。
 
それが数年続こうとも、誰が止めることができるでしょう?
 
***
 

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さすがにシリーズ全巻は、そろえられなかったね。
 
長男は、ダジャレピーク時には日本で暮らしていたので
当時の子供たちに大人気だった(今もそうかな?)
 
「かいけつゾロリシリーズ」の洗礼を受けて育ちました。
 
それはそれはすっかりハマるほどの面白さで、創意工夫にあふれてて
作者の原ゆたか先生は
「本にかじりついて読む楽しさ」を子供達に植えつけてくれました。
 
アニメでは、ゾロリはもちろん、
イシシとノシシもイメージぴったりの声だったので
親子みんなで楽しく観ていました。
 
あと、「にほんごであそぼ」や「ピタゴラスイッチ」。
特に「仮面ライダー」シリーズは、確実に息子2人の心の財産。
仮面ライダーの影響力は、なんか、すごい根付いてる。
日本で育ったのを誇りに思う、子供たちです。
 
かいけつゾロリでのダジャレは「おやじギャグ」なので
長男はニッコニコの笑顔で、延々とおやじギャグ。
 
次男は、好きなもの気になるものへの、熱いうんちくが。
 
でも、一番強烈なのは末娘のダジャレ。
Pun Queen として高校入ったらダジャレクラブ作れば?と勧めたけど
ティーンになって、ちょっとは恥じらいもあるらしく、作りませんが。
家だけでは飽き足らず、学校でも友人たちを悶絶させているようです。
 
もうそろそろ冷めてもいい頃なのに
食卓でも続く、ダジャレ熱。
悶絶しながら夫が、(打ち負かして、落ち着いて夕食を食べようと)
さらに上をいくダジャレを連発するので
火に油を注いで、未だ消える気配はありません。
加えて、最近は「私の主張」も(^^;)
 
 
NZに移住した時3歳だった娘は、幼稚園で日本人のお友達がいたのですが
そのお友達が日本に帰国したとたんに、英語が上達しました。
 
小学校のYear2(6歳)には、
毎日お話を作っては、クラスで発表するくらいになっていました。
先生がお話を冊子にして、小学校の図書館に置いてくれました。
 
とにかくお話作りが大好きで、
スキあらば兄ちゃんたちのお古のノートにも、たくさんたくさんお話を書いていて
自分でゲラゲラ笑っていました。
 
毎日の中で見つけた新しい言葉も想像力をかき立てて、新しいお話がまたできます。
それが親が読んでもびっくりするくらい、いいものを書いているので
「いいねえ、おもしろいねえ!そんで次はどうなるんだろうね。」
 
楽しく書いているうちに、小学校高学年になり
ナショナル・スタンダード(もうすぐなくなる)によると
読み書きは高校生のレベルになっていました。
 
その時Year 4・5の混合クラスだったので
(飽きないように)勉強にチャレンジできる1年間にしてほしいと、
先生とも話し合ったけど、やっぱり年の終わりには
「この一年、学校であんまり学んだことなかった。」と娘は物足りなさそうでした。
 
NZの小学校には、学年の違う混合クラスが時々あります。
夫も私も反対で当初不満だったんですが、同じクラスのNZerママによると
子供の時、混合クラスだったけど別に問題がなかったそうなので
そのまま居させてみることに。
 
でも一年終わってみたら、娘自身が成長を感じれてなくて。
いい先生なんだけど、忙しくて
いろんなレベルをみきれてなかったと思うんですよね。
一番上のレベルの英語グループにいても、
難しい単語を覚えて例文を作るだけでは、娘には全然物足りなかったんです。
もっとそれ以上の刺激が必要だった。
 
その反動か、家で自分で難しい単語を使ってお話を書いたり
ダジャレにしてたので、フォローに気を配っていました。
 
 
<お父さん先生だから、勉強教えてもらっていいよね。>
 
と、よく言われるけど、うちではそんなことはありません。
 
もちろんお父さんのほうは、学年が上がるにつれて難しくなっていく
子供たちの英語の勉強を見てあげたい気、満々。
 
でも息子たちは、お父さんから勉強教わりたくありませんでした。頑として。
高等教育の、アカデミック英語の現役教師であるお父さんから
学ぼうとしませんでした。
よその人はお金払って教わりに来てるのに
家にプロがいるんだよ、もったいないよ〜!と説得しても全然ダメで。
なんでだろう、「息子としての意地」なのかな?
 
次男は聴覚情報処理障害(APD)があって、
耳の聞こえが良くないので、書く力が少し弱かったのですが
(そのためディスレクシアと間違えられやすい)
今年から脳トレーニングを始めたおかげで、
自信がついて、学力も伸びました。
 
日本でも「寛容な社会を」と言われていますよね。
でも私は、ここニュージーランドの地で
「寛容な社会への全体的な変化」をあまり期待はしてないんです。
そのころは、次男じーさんかも知れないし。
彼のこれから出会う人々すべてに、APDを理解してもらうのは難しい。
 
だって、もう「何?その反応、牛?」な人いるじゃないですか。
だから他人変えるより、変わりたがっている本人変えたほうが早いなと。
 
それに、これからの人生で次男と関わっていく人たちに
「聴覚情報処理障害」という症状によって
かけてしまう迷惑を、なるべく減らしたい、と思っていて。
 
困らせたり、
悩ませたり、
次男とつきあうの面倒くさいなぁとか
せっかく優しい子なのに、障害で曇らせたくない。
改善できるのなら、親として、最善を尽くす。
 
それで、現NZ首相に話をしに、母は会いに行ったのです。
障害克服は、次男の強い希望でもあったので
社会に出て自立できるようにと
障害改善につながる、脳トレーニングをしています。
 
さらに、父親からのアドバイスなしで、
英語力重視のテストでいい結果を出せたことが、次男に火をつけました。
高校からは、スケジュール管理のサポートも親がするように言われているのに
それも拒否して、次々とテストに向かっているようです。
 
こんな風に、勉強を教えようとするとスルーする息子たちには
多分、父親との日々の会話やディスカッションの積み重ねが
学力につながってるんじゃないかな?と思うんです。
 
勉強は教えてないけど、言葉の刺激は浴びている。
 
政治、社会情勢、宗教、差別とかの討論を、日々の家庭の中で。
 
 
この前も、
次男がお父さんと、政治と社会問題のディスカッション。
「聞き捨てならない」とボッと火のつく次男。
 
お母さんは、中立でいたいので、黙って聞いてます。
 
聞いてると、なかなかいい討論するんですね。次男。
大きくなったなぁ、と噛みしめつつ。
 
聴覚障害で、普段は聞き間違えがあるのに
「打倒、オヤジ」に燃えてるからか、聞き間違えがなくて
脱線しそうになる父親を、論点に引きずり戻して。
 
いつもの聞き間違えが出ないって、キミどういうことだね?
「負けるか、チクショー!」の威力のすごさかも。
 
討論は夜遅くまで続くので
夜更かしできないおかんは、先に寝ます。
そして次の日に、私の意見や良かったとこを息子と話します。
 
長男との討論は、穏やかだけど
次男は負けるかと、燃えるみたいで。
次男の方が、小さかった頃お父さんっ子だったのに、不思議。
 
でも夫はやっと、
娘と言葉や文学の楽しさを分かち合えるので、うれしそうです。
この前も、お互いに好きな詩の一節や表現方法を熱く語り合っていました。
こちらも夜遅く続くので、脱落したおかんは先に寝ます。
 
 
なんでもない日の、夜ごはん前にも
夫と次男と末娘が、バカ話をしてゲラゲラ大笑い。
ことば遊びなんだけども、レベルが高い。
高度なやりとりでも、よそ様には聞かせられない恥ずかしいバカバカしさ。
 
ダジャレ、うんちく、お話作り、兄妹の言い合いに
ディスカッションや、バカ話。
夫の専門知識を、直接には教えてなくても
日々のことば遊びで、子供たちの言葉力は育っていっているようです。
 
根底にあるのは、発したい情熱。
 
 
<“ Why Asian parents are annoying.”  アジア人の親が、ムカつく理由。>
 
これは、先日の娘のクラスであったスピーチ発表で
娘のアジア人友達の、スピーチ・タイトルです。
 
先生は、彼女のこのスピーチに「優・Excellent」をあげたそうです。
 
その友達によると。
 
アジア人の親のムカつくところ:
 
  • よそのできる子と自分の子を比べて、なんであの子みたいにできるようにならないのか?と責める。
  • ネット学習など、競い合う学習で点数を稼がないと怒る。
  • 親自身の英語力は大して上達していないのに、子供の英語が下手だと怒ったりイヤミを言う。
  • 「〇〇できないと、アレする(アレしない)」と脅す。
 
発表したら、
「その通り!」「うちもそう〜!」「アジア人の親だけじゃないよ!」と
クラス中から声が上がったそうです。
 
その日の娘は、少なからずショックを受けて帰ってきました。
親からそんなことされてる友達が、こんなに多くいるの?って。
 
 
兄ちゃんたちの友達の話から、暴言や重苦しいプレッシャーをかける
嫌な親の存在は聞いていましたが
(出来が悪いと軍隊トレ、可愛がってるペットを捨てに行くと言うとか、いろいろ。
親から逃げて来たい友達は、いつでもうちに連れて来るようにと
息子たちには言っていた。)
自分の仲よしの中にも、親から締めつけを受けている子がいることが
ショックだったようです。
 
「優・Excellent」を取り続けないと、国に帰るよ!と脅されてたり
(だからこの子はいつも必死)
アジア人・非アジア人の両親を持つ子も、アジア人の親の方がとても厳しくて
いい成績出さないと怒られるから、そこがキライなんだそうです。
 
親はきつく言ってるだけのつもりかもしれなけど
子供たちは「脅し」と思って、聞いたクラスメートも一緒に心配します。
 
夫の生徒にもいました。超有名校で、もうクラス一なのに
学年一になるまで英語特訓してくれっていう親が。
その生徒は、いじめをする子でした。
いじめられた子の親が、レッスン中に怒鳴り込んできたのです。
同じ国の大人同士の、嫉妬まみれの競争心は子供にも伝わります。
 
 
ちなみに、
家庭の中で私は、子供たちとは
それぞれが気持ちを十分に表現できるほうの言葉で、話します。
私はどちらで受け止められるから
英語でも日本語でもどっちでもいいんです。
その時、子供が気持ちを溜めないで出せるほうで。
これは、イギリスと日本両方の家族だからとできることかもしれないけど。
 
まず、子供の気持ちが大事
基軸言語を確立することが、最優先です。
いろんな家庭で、それぞれ意見があるでしょうが
うちでは、そういう訳で現在ほぼ英語です。
 
日本語もできる長男以外の日本語は、それぞれの気分が乗ってる時でいいかな。
 
子供時代の言語習得が、親の脅しやプレッシャーによる怯えで
つき動かされてるなんて、あんまりだと思いませんか?
 
バカ笑いや「負けるかー」でも、いい感じに伸びていくのに。
 
そこが親の工夫のしどころだし、
チャレンジしがいのある大事な部分だと思っています。
 
***
 
小学校のうちは、まだ周りについていけてるかな?と
親も思えることが多いと思うけど
高校5年間の中ごろに、追いつけていないことがわかると
かなり心配になるようです。相談を聞いてると。
 
この頃には、英語がかなり難しくなってくるので
友達同士での会話レベルだけで安心していると
難しい言葉を「正しく使う」ことが身につきません。
 
もし、生き抜くために今後も「学力」をつけていくのであれば
子供の「吸収したい」をこちょこちょ刺激して(決して押し付けじゃない)
「吸収したい思いに『吸収されるもの』探し」を手伝ってあげたらどうでしょう?
 
高校の先生たちは、忙しすぎて
一人ひとり生徒の言葉を、修正することはできません。
ニュージーランドで長年育っても、
難しい言葉を「正しく使う」ことが、大人になっても
修士や博士という人でも、できていない人がとても多いのだそうです。
 
だから、学校任せじゃなくて
「正しく使えるように」ちょくちょく直してあげられる
親か大人の力がそばに必要だと思うのです。
困ってる生徒たち見てると、このちょくちょく直してくれる
「いいお手本」がそばにいなかったみたい。
そういうのって、少しずつ積み重ねていくものだから。
 
子供の英語力が思うように伸びてないと
子供を疑ったり、責める親御さんが、いつもいます。
NZで10年見てるけど、全然減らない。
海外で暮らしているんだから、
親がまず、自分の英語上達させようという姿勢を見せるのが
筋じゃないでしょうか。
親がんばってないのに、子供だってがんばれない。
 
 
夫の生徒が、最近も
愚痴を通り越した、親への恨み節を話してくれました。
家の中は、親の母国語のみで英語環境になかったそうです。
長く過ごす家庭内では、母国の言葉と考え方を「強いられて」
英語力を豊かにする場では決してなかったといいます。
 
夫は、親子関係については、何もできないけれど
生徒の英語力を高めることで、自信と自己肯定感を高めることはできます。
 
ニュージーランドの
小学校5年間(最初の一年目は幼稚園の延長だから抜かすとして)と
高校の5年間比べたら、高校の方があっという間に過ぎちゃいます。
学校に任せっきりにしてると、わけわからないまま
子供の強みはどこだかもわからないまま
あっという間に過ぎちゃいます。
 
学校任せにしてなくたって、こういう予想外も起きます。
 
生徒たちから
絶えず聞かされる「親ムカつく」の苦々しさ。
聞くほうは、いいんです。嫌なことは吐き出したほうがいいから。
 
もう大きくなった生徒は、親に話してもわからないから
本心は隠して親に接してるんだそうです。
 
でも、大人はせっかく
家族のこれからを考えて移住してきたのだろうし
本当は、子どもにそんな風に思われている
なんていうのは、淋しいしイヤだろうな。
 
文句の数々を聞いていると、成長した子供たちに同情するのと同時に
同じ親として、こうなる前に
「想像力働かして」なんとかできなかったのかなあって、もどかしくて。
 
海外で育っても、その子の良さを十分活かす力がつかないで
「生きづらい」と悩んで
大人になってる人、たくさんいるのに
育てる側が、現実見ないで「成功例」ばかり見てる。
 
ある先生が以前、夫に(日本人妻がいることは知らず)愚痴ってました。
「日本人の親は、ファンタジーの世界で暮らしてるのよ。」
 
それ聞いて、なんで日本人?っていうか、言い返してよ!と夫に文句言ったけど
そういう風に見てる教師もいるってことです。
 
生きづらさは、どこにいても起こり得るし
国が変われば、バラ色になるとは限らない。
 
うちは、子供が生まれる前から
日本と海外半分づつの子育てを、決めていました。
基軸言語としての英語には、プロの夫がいるから
なんとかするはずだ、と思って。
 
英語以外の母国語メインの家庭だと、英語力への刺激はかなりの工夫がいるけど
それは移住を決めた時点で、親がわかっている現実だから
それ相当の対策練って、日々実行してるはずなんですよね。
 
子供の成長、待ったなしだから。
それぞれの家庭に合ったやり方を、自分たちで工夫して。
 
 
とにかく。
自分の子おびえさせて勉強させるなんて、どういう親なの?
正直、飛んでってスリッパで後頭部パコーンとはたきに行きたい。
何年たっても、
未だに、当然のようにアジア人家庭で起きてるって、どういうこと??
 
 
子に伸びてもらいたかったら
親がまず、進化・成長する。
 
情熱の促進力のほうが、なんたって気分いいし
強いのだ。と信じたい。