Bittersweet in NZ

こんにちは、ウトです。家族とNZで暮らしています。移住して10年近くは、多くの怒りやフラストレーションを感じていましたが、おかげで行動・経験・学びができて、最近はおだやかな日々がとても増えています。いろんな変化の流れが強いので、大切なのは何か?ということにも向き合っていたい。ここには、体験や感じたことを言葉にしておきたくなった時に綴っています。 Thanks for being here.

NZの大臣2人と、お話ししてきました。

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私のとなりにいるのは、
ダンナさん、、、ではありませんよ。
 
イアンさんです。 知ってますか?
 
この写真で、誰かわかる人はなかなかのNZ通と言えるでしょう。
 
ニュージーランドの、
イアン・リース ギャロウェイ移民大臣(当時)です。
 
先日、労働安全・ACC大臣でもあるリースギャロウェイ大臣と私は、
直接お話しする機会がありました。
 
労働・移民大臣ですから当然私に起きた事などを話しました。
政治家、しかも現職の大臣との会話が楽しい、、、って
自分で言うのもなんだか、変わっているというか、日本にいた時は考えられなかったけど、
 
やっとより公平な国創りのために活動できる!というのは、
大臣にとっても、一移民の私にとっても同じ気持ちなので
「もう行かないといけないけど、車までもうちょっと一緒に話そうよ。」と
言ってくださって、会場を後にする間際まで話すことができて
それはそれはとっても楽しかったのでした。
 
それからよくメディアに出てるのは、こちらの方。
 
フィルさんです。

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フィル・トワイフォード住宅・都市開発・交通大臣(当時)とも、
お話をしました。
 
フィルさんのことは長年、国会番組で
前政権の住宅危機やホームレス問題を、厳しく追求する姿を見てきたので
選挙中は遠くからよく拝見していましたが
この日はトワイフォード大臣の方から近づいて話しかけてくれて、
すごくうれしかったです。
 
とっても気さくで、おもしろい人で。
 
こちらも「私に起きた話」を聞いてくれたり、
やっぱりこの国に住んでて思うことは一緒なので、とても有意義な時間でした。
 
つくづく、嫌な目にあったけど
頑張って闘ってよかったなあ。。。って思いました。
 
他の人だったらおそらく、泣き寝入りしてしまったでしょう。
 
だけどたまたま
たまたま、痛い目にあったのが私だったから
こんな風にしてサラッと直接大臣に会って、
受けたトラブルを他の人達のために活かそうとする。
 
やっぱご縁だったんだなあ、って思います。
 
だって2大臣に話して「あらあらそれはそれは大変だったねえ…」
っていうだけじゃ、済みませんからね。
 
それにこの会場で、ちょっと間を開けて私のとなりに座っていたのは、
 
2014年の選挙当時、インターネット党の党首の、
ライラさん(Laila Harré)でした。すごいラッキー!
 
2014年の選挙時、National党党首で首相だったジョン・キーが
NZ国民の個人情報をアメリカが監視できるようにしてしまった事を追及する
 
The Moment of Truthという暴露イベントがあったのですが、
主催したのが、ライラさん。
 
 
元CIAでジョン・キーの機密文書を発表したEdward Snowden
WikiLeaks のJulian Assange、
尊敬すべきアメリカ人ジャーナリストのGlenn Greenwaldや、
キム・ドットコムも参加していました。
 
今回のミーティングでは始終、いっぱいいっぱいメモ取っておられました。
 
ライラさんとイアン大臣のやりとりを横で聴いてて、
とても考えさせられ、勉強になりました。ごあいさつもできてうれしかった!
 
それからこのミーティングは、主に労働環境に関する法改正がテーマで
労働組合、ユニオンに従事する出席者が多数。
 
「基本的な人権」のために20、30、40年と闘ってきている人達です。
 
だからこそ、誠意を持って移民として向き合っていきたいと、心から思うのです。
 
こういう場に来ると、熱心な人生の先輩方から
NZについて絵空事ではなく、生きた歴史と現実がたくさん学べます。
 
移住して10年生の私は、まだまだヒヨッコだなぁと痛感させられます。
 
だからこういう場に行くのです。
住まわせてもらっている以上は、学ぶために。
 
今回、労働問題以上に、出席者からイアン大臣に対して質問や要望が多かったのが
「移民の削減を早くしてほしい」ということでした。
 
特にスキルの低い移民の流入を早く止めるべき、という声が
多数上がっていました。
 
***
昨年終わりまでのNational政権時代に
詐欺移民や法の穴をすり抜けて大量流入した移民が、
労働者の権利をどんどん下げて仕事を取るのだから、要望が出るのは当然のことです。
 
ちなみに、アジア人出席者は私たった1人…..。
 
それでもビビらず出席しているのは、同意見であるからだし
 
アジア人でも、自分勝手じゃない、国全体のために良くしたいと意思表示するのは大事なことなので、終わると、お茶したりお話ししたりしてなごやかでした。
 
それにしても話聞けば聞くほど、大変だ。2大臣とも。
 
フィルさんもイアンさんも、大臣だというのに、すごく話しやすく
イアンさんはパーマストン・ノース、
フィルさんは、西オークランドのTe Atatūの人なので
 
お話する機会があったら、困ってることとか聞きたいこととかあったら
ぜひ話してみるといいですよ。
 
私はこういうのが、もうとてつもなく楽しかったです。
 
夫には「安上がりな奥さんでよかったねえ」って言いました笑
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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