「自分のことをまず満たしましょう。」
って最近よく聞くようになったから、ふと自分の確認をしてみた。
自分の身体、自分の心、ってなぞっていくと。
「自分」と「自分以外」の境目がはっきりしないことがあって、
どこまでが「自分」なんだかわからなくなることがある。
自分だけ元気で楽しくても、家族が悩み苦しんでたら、
自分も心底幸せだと感じられないから。
家族だけじゃなくて、周りに人にも広げていったら?
自分とそれ以外の境界が、はっきりしなくても、変化しても、それでいいような気がしてる。
この前のプラズマ献血では、ドナーが私一人だった。
それでも関係なく、淡々と。
***
ニュージーランド総選挙。
投票はもう始まっていて、10月14日が投票の最終日。
NZには、様々な人種と文化の多様性があって、
一筋縄ではいかない、改善に長期間を要するような社会問題を多く抱えています。
NZの選挙制度はMMPで、これまでも複数政党による連立政権が続いている。
二大政党の政治的主義が違うので、
便宜上、ここでは赤チーム、青チームに大まかに分けて、個人的な思いを少し綴ります。
(小さな政党は省略します)
<赤チーム(現政権)>
Labour党+Green党+Te Pāti Māori党
<青チーム>
National党+ Act党 (+NZ First党 (得票5%以上)の可能性も)
青チームは、富裕層を優遇するので、今回はLabourの選挙資金の7倍だか8倍の寄付金をかけて猛烈な再選阻止のキャンペーンをしています。
私はNational支持層の非常に多い選挙区に住んでいるので、そういう人達とも話をします。
だけど私の身近にはというと、子供達や若い人達含め、
気候変動や自然環境、科学、医療、人権、法律、教育などの専門家や研究者や学生が多いので、
NZの未来のためにも LabourやGreenを支持している。
そして、青チームによる大きな方向転換が起きた場合のダメージを非常に危惧しています。
ビリオネアならともかく、優遇されると思ってたら違ったということもあるでしょう。
異常気象による災害被害の続いたこの2023年の総選挙において、
「気候変動や環境問題の対策強化と人権保護」が、
全政党の政策でデフォルトだったらいいけどそうじゃない。
私の娘も他の女の子達も、未来のために専門的に学んで知識を重ねているけれど、
「将来、子供を産みたくない」と言っていて、無理もないと思っています。
ビジネスと経済発展のビジョンが、
環境破壊を全回避することは難しくても極力避けた上でないと、
これからの世代にはお見通しだし、辻褄が合わないことも見抜いている。
子供に愛してるよと言いながら、
今後の社会環境よりも、持ち家がいかに高値売却できるか?を優先する親世代と
自分達は違う、と明確に区別する思いの真剣さは、どれだけ反映されるのだろう。
生活費の高騰が問題視されるのは当然だけれども、そればかりに注目していると
長年かけてやっと得られたシステムや権利が覆されてしまいます。
国会審議にかけて法改正をするためには、1年半もかかるのです。
実際、生活費高騰への対策の大部分は気候危機に対する対策と同じで、
世界的な原油価格の高騰が、世界中でインフレを引き起こしているので、
早急なエネルギーシステムの脱炭素化によって、石油産業による価格高騰から脱却できるという意見があります。
子供がいたら、未来にも安心して生きていける環境を。
豊かな大自然を愛する人なら、環境保全に積極的な選択をすることが、筋が通ってませんか。ビジネスだってそうです。
しかも財政についても、
Goldman Sachs ゴールドマン・サックスの金融アナリスト達は、
「National党の減税案はインフレを悪化させ、金利の長期上昇を招くリスクがある」と
警告しています。
National党主導政権下では、生活がこれまでよりも苦しくなる可能性が高まると。
***
次の世代に絶望だけを残して死にたくないから、できるだけのことをします。
(それが自分の願望なのか、自分をはみ出ているのか、もうわからないがどうでも良い)
あと、参政権があるのに投票しないでいるのは、
「どんなに理不尽な目にあっても黙って受け入れます」という意思表示であると
個人的に思います。
各トピックを日本語に訳して書いてる時間がないので、
下に各政党の政策比較ができるリンクを参考に貼っておきます。
もし、政策に疑問や意見があったら、
選挙活動している候補者達にどんどん話にいってみるといいですね。
ミスリーディングされないように、先に予習していくのがおすすめです。
↓ ↓ ↓
長文。