Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

NZ不当解雇体験記20。移住環境はよくなるだろうか?

 

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ビザ手続きをする人は、移住アドバイザーや弁護士に
「お金払って頼んだから、おまかせ」じゃなくて
自分たちでも漏れのないようにしっかり確認してくださいね。

 

今年もいつものように、夫のところには永住ビザ取得を目指して、
IELTS7.5から8、中には8.5を取るために(IELTSの最高得点は9)
指導を受けて努力している人たちが来ていました。
 
みんな、NZにとても必要なスキルと経験を持った人たち。
 
もう審査基準を超えて、7とか8出しているのに
移住して能力を低く評価されないように、さらに上をいこうと努力するんです。
 
夫によるとIELTSは6.5くらいからは、0.5ずつ上げていくのでも
かなり頑張らないと、簡単には上がらないんだそうです。
 
そんな一生懸命な人たちを応援していたら、
 
なんだかなあ....って。
 
この人たちは、ものすごい頑張ってるのに。
 
姑息なやり方で、この国に居続ける人物が当たり前のようにいるのかと思うと
なんだかもう、やるせなくて。
  
善意や親切心、真面目な人がバカを見る世の中を放っておきたくはないです。
 
自分が永住ビザがらみで不当解雇にあったことは、また新たな扉を開けるきっかけになりました。
 
親の勝手で海外移住したんだから、子供たちが育ち巣立っていく環境は
より誠実であってほしいし、そんな環境を作り続けていくのが子供たちへの責任だと、
母親である私は思っています。
 
ビザのために裏切ったり裏切られたり、ほとんど奴隷のように働かされたり。
 
人にそういうことをする人は、 自分のしたことは悪いと思ってないのでしょう。
 
自分の利益のためには、親切な人を裏切ってでも手に入れなさいと
子供たちに教え、そんな背中を見せるのでしょうか。
 
子供たちのために「真心がちゃんと通じる、誠実ないい環境を作る」ことなど、
思ってもいないかもしれない。
 
*****
 
NZでは今年2017年に選挙があって
9年間のNational政権から、Labour党主導の連立政権に変わりました。
  
10月に就任したLabourの移民大臣、Iain Lees-Gallowayは
就任前の状況説明において
詐欺や移住者搾取の調査件数のあまりの少なさにショックを受け、
取締の弱化にテコ入れするようです。
 
2015−2016年に調査したのは、基準を満たしたケースの3分の1に留まり
 
2016−2017年には、報告件数が倍増したにもかかわらず、
調査件数は18%に激減したのだそう。
 
 
もしそうでなければ、
Labourメンバーとしては、詐欺搾取を減らしていくためにできることを
これらも、まわりや先輩たちに相談しながら
 
続けてやっていかないといけないなと思います。
 
 
2017年は、いろいろあって疲れたけど
 
「よくしていきたい」想いは、いい方向に向かっている気がする。
 
 
ありがとう2017年。
 
よろしくね、2018年。
 
 
 

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