Bittersweet in NZ

ウトです。もっとみんなが暮らしやすい国づくりに参加したくて、NZ労働党メンバー・多文化メンバーをしている普通のお母さんです。*政治を考える=生活基盤をつくること*NZの大学で英語講師をするイギリス人夫を支えながら思うこと * 後半期に入ったNZでの3人の子育て*元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇されて闘ったこと*子供の聴覚情報処理障害(APD)の改善チャレンジなど、個人的意見と体験を書いています。(the) MelvinsとSleepとHigh on Fireを聴きながら。

NZ不当解雇体験記18。そして、次のステップへ。

さかのぼって、
 
Employment Relations Authority(ERA)が、
私に対して賠償金と賃金3ヶ月分15400ドルの支払命令を会社に対して下したことが
ニュース記事になった頃から、
 
私も夫も、このことを
知人、初顔合わせの人にかかわらず
いろんな方面で話すようになりました。
 
話しやすくなった、という方が合ってるかな。
 
ニュース記事になったことを、突然人から知らされたことで
「誰が見てるかわからないぞ?」と。
 
特に夫は大学関係やら教員仲間のつながりもあるし。
 
Authorityの裁決が下ったことで、
体験したことに羽が生えて
つかず離れず私の周りでフワフワと浮いていて
「あれはなんですか?」と問われて、答えているような感じ。
 
移民の中では、永住権を求めるがあまり、
こんな行為が横行しているということを、
移住の裏側を知らない人たちに知ってもらいたかったし、
 
なによりも、
「こんな目に遭わないように、気をつけて。」
 
多くの人に伝えたかったのです。
 

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多くの人がそうだと思うけど、
 
つらい経験をすると、
自分がしたような経験は、他の人にはして欲しくないと
心底願うし、
 
私も強く強く思いました。
 
 
雇い主から搾取される在日外国人労働者を、昔からいつも助けていた
父ちゃんを誇りに思って育った私は、
 
昔、在日外国人向け雑誌の編集をしている友達のお手伝いを通じて
 
困っている在日外国人のお手伝いをする機会がたくさんあって
 
人助けが当たり前で、
 
NZに来ても、困っている人を助けるのは当たり前で
そういう母親を3人の子供たちも見ながら育ってきた。
 
 
だけど、よく言えば情の厚い、悪く言えばお人好しすぎる、
私の根本的な性格が
異国のNZで、同じ日本人に結果的に利用され裏切られたことで
 
心の源で大切にして生きてきたことの、根本を全否定されたように感じた。
 
 
あんた、バカだよ。
バカがつくほどお人好し、と言われてもしょうがないんだけども。
 
だから私のようなバカなことは、私でもう止めてほしいと願って
 
いろんな人に話していきました。
 
ビザが取れたらさようなら。 
 
あれほど自分のしたことは正しいと言い張っていた。
 
自分がどんな風にして、このNZの地に暮らしていけるようになったのか、
 
あの怒りに満ちたマオリの人たちに正々堂々と、言えるのだろうか?
 
永住権ビザ取得に苦労した人たち、
 
今現在必死に努力している人たち、
 
そしてNZの人々の前で、どんな顔して言えるというのだろう?
 
***
 
2014年初めの経営報告では、こちらが加わったおかげで
業績が伸びているという「右肩上がりの会計報告グラフ」を見せて
いかに会社が好調かを教えてくれました。
 
会計報告はちゃんと会計士が作成したと言っていたはずなのに、
2014年初めは好調、
解雇理由の2013年2014年は経営不振。
 
どっちの会計報告が事実で、どっちがウソ???
 
それなのに、永住許可スタンプの入ったパスポートを受け取った当日に、
「永住権取得のために、従業員になってくれてありがとうございます。」の後に
「2013年2014年の経営悪化のため雇用を解消したい。」と
突然経営報告とは正反対のことを言われ、
“雇用関係終了の『提案 PROPOSAL』” だから、
双方が納得するまで話し合いをしなければならないのに、
『解雇を強行』した元雇用主。
 
 
「永住ビザ取得のためだけに利用され、精神的苦痛を受けた」と訴えるのは、
 
事実を隠し続けて、永住ビザを申請したことと
永住許可スタンプの入ったパスポートを受け取る当日まで、私をクビにするほどの経営不振を隠し続けていた、
この2つがあったから。
 
どちらか1つではない。
 
 
Citizen Advice  Bureau では、
「好調な経営と言っておきながら、永住ビザ取得を確実にするまで経営不振を隠していたのは、ビザ取得できなかった時のことを考えて、(私の)雇用をキープしておくためだったと考えられる。」と言っていました。
 
元雇用主と弁護士が、正当性を主張するなら、
 
Ministry of Business, Innovation & Employment (MBIE)やERAで
疑問に誠意を持って回答してほしい、説明してほしいと、
何回もこっちが、お金を払って相手の主張できる場を設けたわけです。
 
ところが未だに、わからないまま。
 
 
本当のことが、わからないままだから
こうしてグルグルと 苦しさがもたげてくる。