Bittersweet in NZ

ウトです。(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記、息子のAPD(聴覚情報処理障害)との奮闘レポートなどなど。

NZ不当解雇体験記2。仕事について、初めての話し合い。

<NZ不当解雇体験記1の続きです>
 

 

uto87.hatenablog.com

 

私たち夫婦は、別に職探しをしていたわけではないので

うちにメリットがなければ、お断りするつもりでした。

 

 すると元雇用主は、「自分のクライアント達は日本でも大きな会社で、

長年いい関係を築いてきた。」

 

「その上、日本は特許件数世界第2位なので
私たちにとってもこの仕事は将来的にも非常に安定している。」
ということをそれはそれはものすごく熱心に、たくさんの資料を出して
夫にも私にも将来性と安定性のある仕事であると
主張し続けてきました。
 
そしてそんなコネクションは、簡単に結べるものでないだろうと、
私だけでなく日本歴の長い夫にもよくわかっていました。
 
結局、話し合いの結果、
仕事量から見ても、私がフルタイム雇用の契約を結ぶことになり、
夫も会社の高品質な翻訳のための、校正作業をすることになりました。
 

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ところが夫との契約書の話をすると、元雇用主は頑なに拒むのです。
 
「永住ビザ申請に2人目の従業員はいらないから」と。
 
でも夫の仕事がボランティアであるということは、
話し合い中「一回も」出ていないし、
この場に集まったのは、雇用のための話し合いですから、
夫が無償で仕事するわけがありません。
 
会社が軌道に乗ったら、という元雇用主の言葉に、
私たちも「後でその時まとめて請求すればいいか。」と思っていました。
 
たらればで、この時ああしとけばよかったと思うことはいっぱいありますが、
私たちの永住ビザは “Skilled Migrant(技能職)” のカテゴリーだったので、
ビジネスや雇用のことは、この時よく知りませんでした。
 
それに元雇用主の会社経営には、
移民コンサルタント会社のアドバイザーがこの時点と
雇用期間の2013−2014年の間も、ついていました。
 
私たちの移住と永住ビザは、自分たちでやったので、
移住エージェントについては、知識がなかったけれど、
そんな私でも名前は知っているという、
NZで大きな日本人経営のコンサルタント会社でした。
 
そんな名の知れたコンサルタントが、
「永住ビザ取得に向けて不正や違法行為を客にさせるわけがない。」と
私たちは信じて疑いませんでした。
 
それでも、夫の仕事をちゃんとNZ Immigration(移民局)にアピールすれば、
会社運営がNZのメリットとして永住権に有利だと思うのに、
なんでしないんだろう?
 
夫との契約書を拒むその頑固な態度と
話がとりあえずまとまった男性陣のにこやかな笑顔を、
 
モヤモヤを隠しつつ眺めながら
 
私の心の中では「パチッ」とスイッチが入ったのでした。
 
イヤな感じがしたけれど「この話は乗ったほうがいい。」と
なぜだか、強く感じたので
 
自分の直感に従うことにしました。
 
直感に従ってよかったのだ、と思えたのは
 
だいぶ後のことでした。
 
 
後で調べてわかったことですが、
雇用法により、雇用契約というのは、
従業員個人個人で別々に、契約書を作成するのが「雇用主の義務」であり、
 
たとえ従業員が、契約書の作成またはサインをするのを拒否しても、
雇用主は作成して、提出を求められたら提出できるようにしないといけないのです。
 
契約書を持っていないと、雇用主が雇用法違反となり、罰金が科されます。
 
*このブログの不当解雇・労働搾取・永住ビザ不正取得に関する体験談は、
NZのEmployment Relations Authority (ERA)から
出された公開文書である裁決に沿うものです。
 
裁決文を元に取り上げられたニュース記事も伝えることで、
労働者の人権侵害である不正解雇や、それに伴うビザの不適切な取得を
少しでも減らす力になれば、という思いに基づくものです。
NZで不正を無くすべく努力している方々の、私たちの件に対する対応に
感謝を込めるものでもあります。
 
不正行為に無駄遣いされる国の財産は、
貧困に苦しむ子供や家族、財政難にある医療機関や教育現場で、
正しく使われるべきだと強く感じ、住みよい国にするための行動でもあります。
 
ですから感想・意見以外の誹謗中傷については、勝手ながら削除させていただきます。
 

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