Bittersweet in NZ

大大大好きな(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記などなど。質問などあったら、どうぞ。

NZ不当解雇体験記1。元雇用主家族との出会い。

元雇用主の家族との出会いは、2012年の小学校の校庭でした。
 
お互いの子供が、同じ小学校に通っていたのです。
 
その頃、我が家の末っ子がその小学校のシニア(高学年)で、
元雇用主のお子さんがジュニア(低学年)。
 
学年に開きがあるので、頻繁に会うことはないものの、
たまに奥さんと話をするようになり、
彼女から、家族でLong Term Business Visa(LTBV、今はない)で
NZに来たのだけど、永住権取得にチャレンジ中で、
特許翻訳をしているご主人が、英文校正をしてくれる人を探している、
という話を数回聞いていました。
 
私の夫は、英語の専門家として25年ほど(当時)、日本でもNZでも大学で教え、
学会発表の研究論文の英文校正も経験豊富だったので、
ご主人に話してみたら?と勧めたのでした。
 
正直いうと、
このご家族には、我が家と同じように3人の子供がいるということで、
何か力になれたらいいな、という気持ちがありました。
 
子供が2人から3人に増えると、2倍3倍じゃなくて、4倍6倍という風に、
大変さがとてつもなく増えていくのを、痛感していたのです。
 
私の手は、2つしかなくて、元気一杯駆け回る子達の3つの手を、
いっぺんに握っておくことはできないのだということを
ひしひしと噛みしめながら子育てをしていた私は、役に立てればうれしいな、
という思いでいたのは事実でした。
 
それに、息子の同級生で同じ時期にNZに移住して来た家族が、
元雇用主と同じように特許翻訳業をしていて、
永住権取得に奮闘しているのを、見ているだけで力になれなかったことが、
私も夫ももどかしい気持ちでいたのも、この話に乗ろうとした背景にありました
(後にこのご家族には無事に許可がおりましたが)。
 

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そして後日、2012年も終わろうかという頃に、
のちに雇用主となる人のお宅で話し合いが持たれ、夫と一緒に出席しました。
 
ここではっきりしなければならないのは、
夫も私も別に職探しをしていたわけではなく、
元雇用主にスキルを求められていたため、
話を聞いてみようということになったのです。
 
元雇用主が、NZで特許翻訳のビジネスを展開していくのに、
必要としていたのは、「夫の英語の専門性」であったのです。
 
私たちもそのつもりで、話し合いに出向いたのであり、
私はただ「夫の通訳」として、参加したつもりでした。
 
 
和気あいあいとした話し合いでした。
 
うちの技能が仕事と収入につながって、
それが永住権の手助けになるのは喜ばしいねと、
先に触れた息子の同級生家族の話をしたら、
同業者のせいかその方を知っているとの事。
(うちがバカがつくほどお人好し夫婦だということを、教えてしまったね、と後悔….)
 
ところが話を進めていくうちに、
元雇用主の求めているのは、ネイティブ英語の高い専門知識と、
日本語原文が適切に英文になっているか、日本語の知識がある人。
別々の人材・技能だということが判明。
 
全部ひっくるめて堪能な人もいるでしょうが、
そんな人の報酬はものすごく高いに決まっています。
 
しかも、永住権にチャレンジするためのフルタイム従業員には、
雇用条件の最低限しか払えないとのこと。
 
夫は大学で教えているし、私は翻訳の仕事をするつもりはなかったので、
どうしたもんかなぁと考えておりました。
うちにメリットがなければ、お断りしようかと。
 
続きます。

 

 

*このブログの不当解雇に関する体験談は、
NZのEmployment Relations Authority (ERA)から出された公開文書である裁決に沿うもので、
裁決文を元に取り上げられたニュース記事も伝えることで、
労働者の人権侵害である不正解雇や、それに伴うビザの不適切な取得を
少しでも減らす力になれば、という思いに基づくものです。
NZで不正を無くすべく努力している方々の、私たちの件に対する対応に
感謝を込めるものでもあります。
 
不正行為に無駄遣いされる国の財産は、
貧困に苦しむ子供や家族、財政難にある医療機関や教育現場で、
正しく使われるべきだと強く感じ、住みよい国にするための行動でもあります。
 
ですので感想・意見以外の誹謗中傷については、勝手ながら削除させていただきます。