Bittersweet in NZ

NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に、不当解雇された体験記などなど

不当解雇体験記。はじめに+

NZのオークランドに住んでいる人はかなり感じていると思うのだけど、
本当に人が増えてきました。
 
車が多すぎて渋滞もすごいし、
“Park and Ride” というバスステーションは、
自家用車を駐車してバスに乗るシステムなのだけど、
いつも駐車場は朝の時点で満杯で、車止めるとこがなくて
雨でグチョグチョの芝生の上に、みんなガンガン車置いてバスに乗って目的地へ。
うちの夫は汚れると困るので、ママタクシーでいつも送り迎え。
 
記録的な移民の流入で、住宅価格が高騰し、
教員の安い給料では、住宅価格や賃貸費用が払えなくて、
学校の先生たちはどんどんオークランドを離れています。
うちの子の先生も今年数人辞めて、担任も半年で2人辞めてしまいました。
 
「いい先生を確保するのが、本当に大変だ。」と、
うちの子の中学の校長も新聞で嘆いていたけど、
その校長自身が後任のいないまま、もうすぐ辞めてしまいます。
 
生徒数が増えすぎて、教室が足りなすぎて、
子供達の学校の校長や先生達も、この数年奮闘し続けて、
苦情を政府やメディアに訴え続けているのはずっと知っていました。
 
先日は上の子の高校の校長も辞めてしまい、今度となりの高校の校長も辞めてしまう!もう、どーなってるのーーー!!!!
 

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このグラフ見てみると、人増えたなぁって実感してた頃に
ちゃんと増えてるんですよね。
 
 
先日地元紙に、移民問題に詳しいマセー大学教授が、
来たる9月の選挙について
「アメリカのような“移民排除”の流れを作ってはいけない。」
という発言をしました。
記録的な移民増加は、マイナス面よりもプラス面をもたらし、
地域の活性化や利益につながる、と。
 
でも、受け入れ体制を整えないまま、「移民歓迎」って言っても、
「そりゃ大学にとって、外国からの学生は大事な資金源ですから…」っていう
魂胆が見え見え。
教授のこれ関係のリサーチは、500万NZドルなんだそう。
なんで??
最前線で学生たちと向き合ってる先生は、給料少ないというのに!!
 
それに対して、イギリスからの移民の読者が、
近年の急激な移民増加によるオークランドの飽和状態のせいで、
移民に対する住民の不満が激増しているのは明らかであり、
現政権の国民党の移民政策には反対、との意見しました。
 
この読者は、オークランド大学准教授の、
移民労働者の権利に関する研究レポートにも影響を受けたそう。
この研究には、永住権のためにひどい労働条件下にある人
逆に苦労せず、条件を満たさないのに「永住権を買う人」のことも取り上げられています。
 
そして、こういった移民問題の議論に注目する人たちが
じわじわと私の体験にも、注目するようになってきたのです。
 
私の元雇用者は、翻訳会社のビジネスをしながら
永住権チャレンジをしていたのですが、
結局、ビジネス運営は悪化、クライアントとのコネも失い、
NZに必要なスキルもなく、NZの利益になるような投資もできず、
英語の専門家に仕事をさせておきながら一銭も払わずに、
なぜかNZ永住権の許可を得たのです。
 
移住コンサルタントもついていたし、
移住に詳しいらしい弁護士がついていたにもかかわらず。
 
そして、Employment Relations Authority (ERA)から、私への行為は、
「不当解雇である。」という裁決を出されて、
賠償金支払命令も出たのに、未だに無視し続けて支払っていません。
会社経営していた間、専門家である夫の仕事の賃金も支払わず、
今もNZに暮らしているようす。
 
おそらくNZ在住の翻訳家、Authorityの法的な命令を現在も無視したまま
「法律文書を扱う特許翻訳家」として。
 
もしかしたら「自分も永住権取るの大変だったんですよ。」と、
周りの永住権チャレンジ中の人を励ましているかもしれないですね。
 
この体験が人に伝わるにつれて、
「そういう金も、ビジネスも、スキルもない移民に、
なんでNZの教育・医療・年金の恩恵を奪われなきゃいけないんだ!」という声が、
NZer(キウイ)や真面目に永住権取得した移民たちから出るようになったのです。
 
さらに、9月の選挙を前に
「そういう移民を放置しているのは、国民党政権が腐敗しているからだ!」
という怒りにもつなげる意見もあります。
 
不当解雇するような経営者を、
もっと厳しく取り締まるべきだという流れも出てきているのです。
 
夫がこれまでたくさんのノンネイティヴに英語を教えてきたので、
懸命に永住権にチャレンジしながらも願い叶わぬ生徒さんたちを、
たくさん見てきました。
 
それにひきかえ、NZと従業員を裏切ってでも永住権を取って
平然と住み続ける人の矛盾。
 
こういうケースは多いそうです。
 
真面目に努力する人たち。
不正を減らそうと戦っている人たち。
労働者の人権を守ろうとしている人たち。
 
ニュースに取り上げられるほどの体験なんだから、
書き残していくべきだ、という後押しもあって。
この国を暮らしやすくするための題材になるのなら、
これからも惜しみなく伝えていくつもりです。
 
NZには当然、まっとうに翻訳・特許翻訳業をされている方がたくさんいるので、
迷惑がかからないように、ネットニュースのリンクを貼っておきます。
 
 
この不当解雇のニュースは、Authorityの裁決が元になっているので
個人名が載っています。
 
Authorityの裁決は調べれば誰でも閲覧できる公文書であるので、
公開されても問題がないことは確認済みです。自分の体験ですし。
 
これらの件に関わった移住コンサルタントと弁護士の名前は、ここでは出しませんが、
NZ移民局(イミグレーション)は、我が家の一件以降、
双方の関わる移住案件には厳しい監視を続けていくそうです。
 
我が家の永住権チャレンジでは、自分たちだけで調べて申請したので、
移住仲介業者が、どの程度ビザ申請に関わるのかわからないのですが、
もし、自分のお願いしている移住コンサルタントや弁護士がこれに該当してるか
心配な人は、任せっきりにしないで、
自分でも自己責任でしっかり移民法など読んで調べるといいと思います。
 
それでももし、心配で誰だか知りたいという人は、直接メールして質問してください。