NZ移住を考えている人や
NZの永住権にチャレンジをしている人へ。
これは、NZ不正解雇と報酬未払いをされ
日本人の元雇用主の永住権取得に利用された、お人よしの体験談です。
私たちのようにだまされたり、人を裏切ってまで永住権をとることのないように
私の体験を伝えていこうと思います。
ビザ取得のために、
不当な扱いを受け入れざるを得ない人や
ビザ取得や安定した雇用をエサに、
不当な扱いをさせている人。
そういうことが、移民の間ではたくさん起きています。
過去に不当扱いを受けた人、今受けている人は、ぜひ、
通報する勇気を出してほしい。
不当行為は明らかにしなければ、行政も動けないし、なくなりません。
人を裏切っても平気な人間を、野放しにするだけです。
私は、
永住権取得を目指していた元雇用主のもとで
一人のフルタイム従業員として、
2013年と2014年の2年間働いていました。
2014年、クリスマス直前のある日。
元雇用主が、永住権ビザのスタンプを押されたパスポートを受け取った当日に、
勤務していた2年間、「実は会社の業績は悪かったのだ」と突然告げられ、
雇い続ける余裕がないからと、私は解雇されました。
そして、元雇用主の永住権は許可されました。
私は不当解雇を主張して
不服申し立て、調停のプロセスを経て
昨年2016年、The Employment Relations Authority (ERA)で
「不当解雇」の裁決と賠償金$15K(約120万円)の支払い命令が出ました。
NZのStuffニュースにも取り上げられ、ニュース記事として報道もされました。
NZでは、雇用関係の法的措置に出る場合、
会社が相手でも、責任者や雇用主など個人を特定しないといけません。
賠償金支払い命令は
現在もまだ無視されたまま、未払いのままです。
闘い続けていく中で、
移民問題における不正や犯罪の減少に尽力する
NZの行政機関の方々の、
不正行為への強い怒りをひしひしと感じ続けていました。
勝訴して「不当解雇」が認められたのは、
風を送ってくれたこれらの方たちのおかげであるし、
職務上直接的ではなくても、後押しを感じ取ることができたからです。
その思いを無駄にしないように、ここに書き残していこうと思います。