Bittersweet in NZ

こんにちは、ウトです。家族とNZで暮らしています。移住して10年近くは、多くの怒りやフラストレーションを感じていましたが、おかげで行動・経験・学びができて、最近はおだやかな日々がとても増えています。いろんな変化の流れが強いので、大切なのは何か?ということにも向き合っていたい。ここには、体験や感じたことを言葉にしておきたくなった時に綴っています。 Thanks for being here.

NZで不当解雇された体験記。はじめに。

NZ移住を考えている人や
NZの永住権にチャレンジをしている人へ。
どうか知っておいてください。
私のような目に合わないために。

 

これは、NZで不正解雇と報酬未払いをされ
日本人の元雇用主の永住権取得に利用された、お人よしの体験談です。
 
私たちのようにだまされたり、
人の善意を裏切ってまで永住権をとると後々どういうことになるのか、
私の体験を伝えていこうと思います。
 
ビザ取得のために、
不当な扱いを受け入れざるを得ない人や
ビザ取得や安定した雇用をエサに、
不当な扱いをさせている人。
 
そういうことが、移民の間ではたくさん起きています。
 
過去に不当扱いを受けた人、今受けている人は、ぜひ、
関係当局に通報する勇気を出してほしい。
 
不当行為は明らかにしなければ、
行政も動けないし、なくなりません。
人を裏切っても平気な人間を、野放しにするだけです。
 
私は闘って、不当解雇の司法裁定を勝ち得たことで、
不思議な縁ができ、それから続く流れと後押しのおかげで

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私は、永住権取得を目指していた元雇用主のもとで
一人のフルタイム従業員として、2013年と2014年の2年間働いていました。
 
2014年、クリスマス直前のある日。
元雇用主が、永住権ビザのスタンプを押されたパスポートを受け取った当日に、
勤務していた2年間、「実は会社の業績は悪かったのだ」と突然告げられ、
雇い続ける余裕がないからと、私は解雇されました。
 
業績報告のグラフも右肩上がりで永住権申請もできるくらいに、
2年間ずっと会社経営は順調だと報告していたのにも関わらずです。
 
それでも、移民局により元雇用主の永住権は許可されました。
 
その後、私は不当解雇を主張して
不服申し立て、調停のプロセスを経て
 
昨年2016年、The Employment Relations Authority (ERA)で
「不当解雇」の裁決と賠償金$15K(当時約120万円)の支払い命令が出ました。
 
NZのStuffニュースにも取り上げられ、ニュース記事として報道もされました。
 
 
NZでは、雇用関係の法的措置に出る場合、
会社が相手でも、責任者や雇用主など個人を特定しないといけません。
 
賠償金支払い命令は
現在もまだ無視されたまま、未払いのままです。
 
闘い続けていく中で、
移民問題における不正や犯罪の減少に尽力する
 
NZの行政機関の方々の、
不正行為への強い怒りをひしひしと感じ続けていました。
 
勝訴して「不当解雇」が認められたのは、
風を送ってくれたこれらの方たちのおかげであるし、
職務上直接的ではなくても、後押しを感じ取ることができたからです。
 
その思いを無駄にしないように、ここに書き残していこうと思います。
 
 
 

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