元雇用主との初めての話し合いから、年が明けた2013年から仕事が始まりました。
元雇用主は、メール文書で仕事内容の詳細を送ってきました。
2013年と2014年の2年間、元雇用主とはとてもいい関係でした。
仕事ぶりにもとても満足してくれていて、会社や仕事にいかに貢献しているか
感謝のメッセージやメールを数多くもらいました。
2013年には、小学校でも元雇用主のジュニア(低学年)のお子さんが
うちの末っ子に懐いてくれて
末っ子のシニア(高学年)のエリアに、ほぼ毎日遊びに来るようになっていました。
2014年の初め、仕事をするようになって1年目に、
私と元雇用主のミーティングがありました。
この時元雇用主は、この1年間の会社経営はとても順調だという報告をして、会計レポートも、収支グラフが右肩上がりになっていました。
2013年だけでなく、2014年も元雇用主は
大手移住エージェント、イーストウィンドから永住権に向けてアドバイスを受けていて、
永住ビザ申請のための準備を進めていたので
会社経営は、永住ビザ申請するぐらいなんだから、当然NZの法律を遵守し正当に運営するだろうと思っていました。
2014年後半の仕事は特に忙しくて。
2014年のクリスマス前、多忙だった仕事のスケジュールがやっとひと段落した頃、
元雇用主からメールが来ました。
午後3時33分。
ERA (the Employment Relations Authority)も、後の裁決文にわざわざ明記したその時間。
それには、
- 今日移民局から『永住許可のスタンプ』の貼られたパスポートが届いて、NZ永住権許可がおりたという報告。
- 永住権取得のために従業員になってくれてありがとう、という感謝の言葉。
そして、
- 今まで伝えたことはなかったが、実は2013年の会社業績は悪く2014年はさらに落ち込み、クライアントからの仕事も激減してしまい従業員を雇う余裕がないので、1ヶ月後に私との雇用を終了したい。
ちょっと待って?
2013年から2年間、ずっと業績悪かった?
2014年始めには、会社経営は順調って業績報告したよね??
好調な報告書まで見せて。グラフ右肩上がりで。
それは何?
あの会計報告書はウソだったってこと???
午前中か昼頃にはパスポート手にし、
解雇通告を3時33分に送るまで、数時間。
NZ永住権取得のために従業員になってくれてありがとう!
ずっと隠してたけど、本当は会社経営は火の車でした。
今日無事に永住権許可を確認!だからあなたは、クビですよ!と。
その数時間の間に、このことを伝える長いメールを書いたのだろうか?
いや、すでに計画済みだったんじゃないだろうか?