Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

NZ不当解雇体験記23。「隠匿」と「労働の搾取」3

多くの国で、永住したい移民は難民とは違って、その国に「利益」をもたらさなければなりません。
 
「うちの国に住みたい人。誰でも来てくださ〜い!」なんて
両手を広げてくれる国は稀でしょう。
 
「うちの国のためになる人、来てくださ〜い!」ですよね。

NZ不当解雇体験記22。「隠匿」と「労働の搾取」2

新しいLabour党政権の、
イアン・リース ギャロウェイ(Iain Lees-Galloway )移民大臣&労働大臣は
移民と留学生に対する権利侵害の正式な調査を開始するそうです。
 
リース ギャロウェイ大臣は、移民に対する搾取に関し、移民自身の口から聞きたいそうで
新政府の最優先事項なのだそうです。
 
「隠匿」「労働の搾取」
 
隠匿と労働の搾取、両方やる人もいます。
 
ドットコムみたいに「隠匿」だけ
悪徳レストラン経営者みたいに「労働の搾取」だけじゃなくて
堂々と隠匿と労働の搾取の両方をやる人もいますね。

NZ不当解雇体験記21。「隠匿」と「労働の搾取」1

先日、NZ在住のドイツ人でインターネット起業家のキム・ドットコムさんに、
 
国外追放の可能性があるらしいというニュースがNZヘラルドに載っていました。
 
派手なことして面白い風をこの国に吹く人だなあと思っていたので
残念だなと思っていたら
 
危険運転の前科があるのに、永住ビザ申請に申告しなかった、
つまり犯罪歴の前科を「隠匿した」からなのだそうです。
 
専門家の意見では国外追放の決断が下されるだろうという見方が強いとのこと。
 
なんでも
危険運転の前科(50km区域を149km)を申告しないで、ドットコムさんが永住ビザ申請したことを、このNZヘラルドが裁判の記録を基に明らかにしたことで、移民局の調査につながったらしい。
 
まあ、もともと外国で著作権侵害などの容疑がかかっているのに、
永住権が取れたことが不思議でしたが。
大金持ちならいいのか(National党政権は)?って言われてましたね。
 
居住許可申請した時に、NZ保安情報局(NZSIS)が申請を阻止しようとしたのに、
「政治的圧力」がかかったそう。
 
同時期に新しく設けた居住許可制度での入国者数が伸び悩んでいたので、
当時National党の移民大臣、ジョナサン・コールマン(またこいつだ!)が
「金遣いの派手な人物」を入国させるのに躍起になっていたらしい。
 
(このコールマンは、この前の選挙の時に保健大臣だったのに医療福祉の危機への責任を認めず放置していた。
こんな無責任な奴をこの前Northcoteの選挙区民は圧勝で当選させてしまった。人として本当にそれでいいのか?)
 
 *****
 
話はドットコムさんに戻って。
その後、2014年の選挙の時には、インターネット党を立ち上げマナ党と組んで
議席獲得はなかったけど政治にも関心があるそうで、
この国が好きなんだろうなというのは伝わります。
 
 
居住権については、控訴や司法審査が終わってから移民大臣の判断が下りるらしい。
国外追放か本国送還かわからないけど。
 
ドットコムさんは、
(新しい移民大臣は)スピード違反切符なんかでうちの家族を国外追放なんかしないよ、とツイートしていたけど50kmの所を149kmは、やっぱ、まずいよ。。。。
  
ドイツ人はオートバーンがあるからか、
友達も生徒さんもスピード出すことに悪気がない人が多くて、なんだかなあ。
 
そんな躊躇なくスピード出されて、巻き込まれたらたまったもんじゃありません。
 
それにドットコムさんの前科の隠匿がOKだったら、他の「隠匿者」はどうなるの?
 
「嘘ついて隠したっていいじゃん」が溢れる一方。収拾がつかなくなっちゃう。
 
ただドットコムさんは、報道を読む限り、隠匿はしたけどNZ労働者の搾取はしていない様子。
 

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そして、新政権が削減に力を入れ始め調査することを宣言した「労働力の搾取」
 
「格安。または無料で長時間こき使える、
都合のいい移民労働者。」
 
最近ではマレーシアからの不法建築労働者が200人近くが、
国外追放や入国不許可を受けました。
 
 
その前はフィリピン料理レストランオーナーが。
 
 
その前はインド料理レストランオーナーだったかな。
 
永住者である雇用主が、立場の弱い移民労働者を、奴隷のように扱う。
 
でも「よくある話」「よく聞く話」ですよね。
 
….って、なんでよくあるの?? よくあっちゃダメでしょ。
 
 
人権を踏みにじって労働者を搾取するような雇用主は、国から追い出せばいいんじゃないの?
 
悪い奴が許されてるから、罪を負わせないから、野放しだから、いつまでもなくならないんじゃないの?
 
9年間続いた、前National政権では、移民搾取や詐欺に対して調査が行われなかったり、調査されても起訴や強制執行がされないケースが非常に多かったそうなんですね。
 
2017年までの6年間で調査された5700件のうち、
起訴に至ったものはわずか150件。
2016年には、前年より1000件以上の1363件の申し立てが
Immigration NZ(移民局)にあったそう。例年に類を見ないほどの件数で。
 
ところが、有罪判決を受けたのは
2015年より10件少ない、たった22人だったそう。
 
せっかくの申し立ては匿名が多く、追跡調査が難しかったからだそうです。
あと予算不足。 ここにグラフがあります。 
みなさーん!
移民搾取や詐欺の報告するんだから、ちゃんと名前と連絡先ぐらい書きましょう!
 
それに通報者が誰かなどの個人情報は、
雇用主など対象者に知られないよう保護されています。
 
さらに質問されたらちゃんと答えて、搾取・詐欺行為の軽減に協力しましょう!
 
***
 
その新しいLabour党の移民大臣兼労働大臣、
イアン・リース ギャロウェイ(Iain Lees-Galloway )は
 
移民と留学生に対する権利侵害の正式な調査を開始するそうです。
 
リース ギャロウェイ大臣は
移民に対する搾取に関し、移民自身の口から聞きたいそうで
新政府の最優先事項なのだそうです。
 
移民が意を決して自分の経験を話したり苦情を申し立てるのは簡単なことではないし、
多くの人が精神的にも弱い立場にあるので、その経験を話せる機会を設けたいそうです。
 
***
 
そう。私の経験を話し続けようと、私に決心させたものはここだったんです。
私が経験を話している時に出会った、似たように搾取されている(いた)人たちの
その弱々しさ。
 
搾取する側や搾取できる環境を作り放置している関係者達は、
ふてぶてしく暮らしているのに、
搾取されている方が、その人の尊厳とか生きる力を吸い取られていて。
 
それが、猛烈に頭にきたんです。
本来なら一家のお父さんとか、応援したくなるような生徒さんとか
チャレンジに燃えてていい状況のはずなのに、
もう、悲しいほどに弱々しい。
 
こんなのおかしい。
 
不正や詐欺ができる環境、法の抜け穴があり続ける限り、私に仮に賠償金支払われて(まだ払われてないけど)、メデタシメデタシになったとしてもそれだけでは私には意味がないことなのです。
 
移民環境・システムを変えない限り。
 
被害にあった人達がみんな救われない限り。
 
 

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息子とAPD7。TOMATISトマティスの初体験。

 
トマティストレーニングの流れ(次男の場合)
 
まず、インタビューがあって(前々回のブログ記事を参照)

 

uto87.hatenablog.com

 

リスニングテストで、聴力自体は正常で音声は聞こえていることを確認して、
改善すべき症状を検証します。
 
★1回目のセッション。1日2時間で13日間音楽を聴く。
特別なヘッドホンで周波数の調整された音楽を耳と骨伝導で聴きます。
 
*トマティスはお休み。
脳が、フィルターに頼らないよう通常の生活で4週間。
この4週間、息子はワーキングメモリーの改善のために、Forbrainという自分の声を使ったトレーニングを毎日10分。
 
この期間にリスニングテストで、改善されているかチェック。
テストの結果に基づいて、次回セッションのオーダーメイドプログラムが組まれる。
 
★2回目のセッション。1日2時間で13日間音楽を聴く。
 
*トマティスは4週間お休み。Forbrainを毎日10分。
 
★3回目のセッション。1日2時間で13日間音楽を聴く。
 
 
以降は、リスニングテストの結果次第で4回目のセッションをするか決める。
 
 
 
 
 
「もし3回セッションで、思ったほど効果が上がっていなかったらどうするんですか?」
 
と我が家のトマティスのベテラン指導員のエスメ先生に聞いたら
(コグメド指導員でもあります)
 
「そうしたら4回目やりますよ。」と。追加料金なしで。
 
3回セッションだと、78時間。4回セッションだと104時間。
 
前回記事のグラフの調査だと、90時間セッションの結果なので4回セッションして欲しい。
 

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英文のリサーチでも90時間セッションが多いので。
 
先生とはたくさんお話をして、次男が高校生最後の年で
APDをどうしても改善したいことをよくわかってくれているし
 
淡々と穏やかにトレーニングをする息子を気に入ってくれて
先生もなんとかよくしたいという思いでいてくれてありがたいです。
 
APDの体験を他にも困っている人のために日本語でブログに書き残しているんですよ、と
先生に言ったらとても喜んでくれました。
 
「もっと伸びる人」がもっと増えたらいいですよねえ、なんて話しながら。
 
 
★1回目のセッション。
 
 
トマティスのヘッドホンを指導員から借りて、
動画にあるようなモーツァルトやグレゴリオ聖歌の音楽を自宅で
「リラックスして」2時間聴きます。
 
ストレスに感じたり集中しすぎないで「リラックスして」聴く。
 
音楽に集中しないでボーッと聴いててもいいんだそうです。
 
聴きながら、絵を描いたり、歩いたり、料理をしたり、何かを作ったりしてもいい。
ヘッドホンがちゃんと頭に固定されていれば、寝てもいいそうです!
 
自分は寝てても脳はちゃんと聴いているので。
 
『聴いている間、やってはいけないこと。』
食事をとったりガムを噛まない(多分噛む行為がダメなんでしょうね)。
スマホやコンピューター、テレビなど電子デバイス、スクリーンを見ない!
脳に余計な刺激を与えるため。
文字を見たり書いたりしてはいけない。本を読むのもダメ。
 
 
しかも13日間のプログラムは、
それぞれ1回聴くと繰り返し聞けないようになっています。
 
どうしても2時間聴けないこともあるので、一時停止もできますが、
1回聴くと繰り返して聴けないし、
効果を最大に得るにはやっぱり2時間通して聴いたほうがいいそうです。
 
ディスレクシアや発達障害のある小さい子などは、
30分とか1時間しか聴けなかったり
ティーンエイジの大きい子でも、2時間聴き続けるのを嫌がる子はいるそうですよ。
 
ここNZでは。
 
エスメ先生の指導する
ある小学校で行ってるトマティスセッションでは、
 
つい聴きながら字やお話を書いてしまう子がいるそうで
そうすると、効果が半減してしまうそうです。
 
息子は普段メタルを聴いていますが、
モーツァルトやグレゴリオ聖歌の音楽は、ちゃんと嫌がらず聴いています。
 
大好きだったレゴを引っ張り出して作ったり。
ウトウトすることもあるけれど、クラシックの盛り上がるとこで目が覚めるそう。
 
息子本人も高校最後の年でやばい
どうにかしなくちゃ、どうにかしたいと思っているので
黙々とセッションをこなしています。
 
この2時間字も読めない書けないというのは、結構長いです。
 
高校生のシニアには、宿題やテスト勉強があるので、
なんとか時間をやりくりしています。
 
これは宿題や課題の少ない、小さい子の方がやりやすいかな?
お絵かきから字を書き出さないように、おうちの人がチェックしないといけませんが。
 
2時間くらい手遊びに集中できる子だと大丈夫でしょう。
 
そしてこのプログラムは、家族も体験できるように
当事者が聞いてるのと、同じ音楽が聴けます。
 
先生が始終興味津々だった私を見て
「リラックスできるから家族も聴いてみるといいよ。」と
勧めてくれました。
 
1回目のセッションでは、
脳をニュートラルにするような構成になってるのだそうです。
 
2回目からは、リスニングテストの結果に沿って
息子の脳状態にオーダーメイドになっているけど、
精神を安定させたりリラックスのために家族も聴くことができます。
 
そして好奇心旺盛な母も、ちゃんと聴きました(^^)
 
初めてヘッドホンを付けてみると、なんだかラジオを聞いているみたい。
 
ヘッドホンが当たる頭のてっぺんのところから
骨伝導で音が聴こえているらしいです。
 
母は普段Melvinsですが、これはモーツアルトなのでリラックスできます。
 
聴きながら10分くらいして、ふと気がついたら
 
目が。
 
読まなくてもいいテーブルの上のボトルに…
裏の原材料…に目が動く…
 
目が読みたがっていました。
 
いかんいかん!
 
いかに自分が普段文字を絶えず読んでいるかがわかります。
 
でも聴いている間は、読んだらいかんのです!
 
なので、ケーキを焼いて家族の好きなアイスクリームを作ったら2時間すぎました。
 
2時間家族から放っておいてもらう必要があるのですが
何かしら母に聞きたいことがあるこの家族(特に夫と娘)。
 
家族のいない時間に、家事をしながらだといいですね。
 
とにかくディバイスが使えないので、大きい子や大人だと
何か製作するプロジェクトを考えた方がいいかもしれません。
 
ガーデニングやDIY、アート作品とか。手作業でできる何か。
 
 
 
ともあれ
あちこち必死に掛け合い、ご好意や運が良かったお陰で、
無事にトマティスをクリスマス前から始めることができました。
 
NZではクリスマス休暇+夏休みに入るとなにも動かなくなるので(特に学校)
 
次男にAPDがあると診断されてから、
関係者が休みに入ってしまう前に
「ゴリ押しで」3ヶ月半でサポート体制を整えました。
 
APDが疑われてからは、4ヶ月半。
 
専門機関に予約入れるだけでも数ヶ月待ちと言われていたので
 
本当に運が味方してくれたのだとしか言いようがありません。
 
感謝感謝です。
 
中耳炎から鼓膜チューブが取れて完治するまで、聴こえづらいまま
2年間何もできず待ちの状態でした。
 
だからAPDだとわかって、やっと動ける!対策が取れる!って逆にうれしくて。
 
できる限りの事を思いっきりしてあげたかった。
 
学校環境、
授業での遠隔マイク補聴器の使用、
そしてAPDとワーキングメモリーに対する脳の機能自体を改善するトレーニング。
 
つまり外的環境と、内側から。
 
両方から「攻め」たかったんです。
 
息子の高校はオセアニア最大校なのですが
APDの生徒に対しては、
生徒数の少ないクラスに入れて
授業中の雑音を少なくして授業が理解できるようなサポートを受けられます。
 
息子も去年はサポートがなかったけど
今年度から受けられそうです。
 
NZの学校は、入れれば大丈夫ということはなく
「うちの子指導してくださ〜い!」と親が声を大にしなければ
大丈夫だと思われて素通りされます(経験済み)。
 
これは周りの子育て仲間の間でも常識です。
 
多民族で次々と英語がネイティブでない移民の生徒が入ってくるし、
学校は大忙しです。
 
 
 
以前この高校で、遠隔マイク補聴器を使用したケースでは
蝸牛が片方の耳に2つあって(!)手術をした生徒だったそう。
 
だからAPDで遠隔マイク補聴器を使用する生徒は初めてのことで
次男はAPDの生徒としては、手厚いサポートが受けられている方です。
 
その「手厚いサポート」は親の費用負担があって、やっと受けられます。
 
費用が出せない家庭では、最低限のサポートしか受けられません。あるいは無し。
 
先生の真ん前に座って授業受ける(クラスが騒ついていたら授業内容が理解できない)。
少人数クラス(APD自体は改善しない)。
テスト時間の延長(ないよりはまし。根本的対策ではない)。
 
症状を改善するサポートが受けられれば、もっと伸びる子がいるだろうなあ…
 
もったいないなあ。歯がゆい思いです。
 
 
 
 
 

息子とAPD6。TOMATISトマティスでいこう!って背中を押したもの。

次男のAPD(聴覚情報処理障害)がわかってから、
いろいろ調べていました。
 
オーストラリアのトマティスサイトから
 
 
APDの症状について。
 
  1. 質問への反応が遅い。または不適切。
  2. 気が散りやすい(ADHD / ADDを合併している場合)
  3. 職業倫理に欠ける(段取りや準備ができない、期限を守らないなど)
  4. 周囲の雑音にイライラしやすい(*雑音の中で特定の音声を聞き取ることが難しい)
  5. よく仕事や学校の勉強が終わる頃には、疲れて果てて感情的に不安定になる
  6. 口頭での指示をよく忘れる
  7. より多くの時間と繰り返しを必要とする。 学校の課題や仕事の進行が遅い
  8. コミュニケーションスキルが低い(読解、会話、筆記など)
  9. よく人の言ったことを誤解する
 
発見が見逃されていると、感情や行動に以下のようなAPDの影響が現れる
  • 欲求不満
  • 社会的隔離
  • 行動上の困難
  • うつ病
  • 学業成績が低い
  • コミュニケーションがうまくいかない(すなわち、吃音、スピーチをためらう、誤った発音、思考の遅れ)
  • 社会的スキルが低い(誤解をするため)
  • 肥満、孤立、または周囲からの拒絶、糖尿病、心臓の問題および他の関連する状態にもつながる非活動(ゲームの指示を理解するのに時間がかかる)
 
APDの症状については、多少の差はあるものの
子供や思春期にはこういう時期もあるなあ、と思いませんか?
 
なんだか大人の私でもあてはまることあるし、
専門医に提出する学校での評価をお願いした生物の先生も、4のような
雑音中の聞き取りが難しいのなんて、普通だよねえ、と言ってました。
 
こういう症状は赤や青、くっきり差があるわけじゃなく
グラデーションなんじゃないでしょうか。
 
長男は今でも次男のAPDのことを
「真剣に聞くのめんどくさくて聞き間違えてるんじゃないの?」と言います。
 
家族だと聞き間違いがあっても
その場が笑い話になりやすいので、真剣なのかだらけているのか
わかりづらいです。
本人も笑いにしてその場をすり抜け続けてきたということもあるだろうし。
 
それで聴覚専門医の診察が遅れてしまうことがあったかもしれません。
 
 
またこのサイトのメニューで、”Who Do We Help?”にカーソルを乗せると、
 
トマティスが対応できる症状があるので参考になります。
 
ディスレクシア(読解)・ディスグラフィア(書字障害)・ディスカルキュリア(算数)・ADHD・ASD・GDD・OCD・ODD・不安障害・うつ・トラウマ・聴覚過敏・妊婦・言語習得…
 
まだあるのでチェックしてみてください。
 
 
 
普段から私はいろんなことを日本語と英語で調べるので
Tomatisトマティスのことを見つけた時も、対応している症状が
日本と英語サイトでは違うのがとても気になりました。
 
発達障害(ADHD、ASD)や学習障害(LD)は、双方で書いてありましたが
日本のサイトでは、APDとトマティスの関係ははっきり触れられてなくて。
 
ニュージーランドやオーストラリアサイトでは、
脳の機能障害のAPD(聴覚情報処理障害)とディスレクシアがメインにきてます。
 
これはまずディスレクシアの子が多いというのが、挙げられると思います。
周りや子供達のお友達にも結構いて、「珍しくない」です。
 
 
APDに関しては、圧倒的に英語で得られる情報量の方が多かったのです。
 
「これは、英語の苦手なお母さんお父さん大変だなあ…..」って
真っ先に思ったんです。
APDのあるご本人も身近にいる人にも。
 
だから少しでも、心配して調べている人の助けになったらいいな
と思いながら書いています。
 
英語ですが、こういうリサーチで
APD以外の検証ものっているので
調べたい症状が見つかったら読んでみると、いいかもしれませんよ。
Google翻訳とか使ってなんとなくわかります。
 
症状が改善されていくのが科学的に検証されている研究を
たくさん読むことで、希望が持てたんですね。
 
なんとかできるかも、って。
 
APD:トマティスセッションのみを90時間受けたAPDのある生徒(41名)の調査
 
青:トマティスセッション前
緑:トマティスセッション90時間後
 
 
*トマティスの聴覚トレーニングは、認定指導員による指導に基づいて行われます。
ここでは似たような症状を持つ人の参考になればと
ニュージーランドでAPDを持つ息子の体験談をつづっています。
トレーニングを考えている方は、個人個人の症状に合わせた認定指導員の指示に従ってください。
 
 
 
 
 

息子とAPD5。TOMATISトマティスにココロ傾く。

いよいよNCEAテストが終わって11月の終わり。
 
Braintrainのエスメ先生のところで、親子3人でインタビューを受けました。
 
エスメ先生は、学習障害のある生徒を専門に教えています。30年ほどだそう。
 
3人で席に着くや否や、
「〇〇は今度、Year13ですね。1年あるからトレーニング頑張りましょうね。」と。
 
親は「1年しかない」と焦るけど、「1年ある」と言われてフッと力が抜けました。
 
すでに診断書は見せてあるし、
トレーニングをすぐにでも始めたいことは話してあるので
CogmedとTomatisそれぞれのもたらす効果やスケジュールを教えてもらいました。
 

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耳には、脳や体とのつながり、感情の安定にも大きな役割が。

 
Cogmed:主にワーキングメモリーと集中力の欠如に対するトレーニング。
返金はなし。50分/セッションで週5日、5週間。
 
Tomatis:APDに適している。30日で効果が出なければ、返金あり。
特別なヘッドホンを使って、高周波帯の音や骨伝導で音楽を、1日2時間聴く。
13日間続けて4週間休む、を1セットとして3〜4セット続ける。
4週間休みの間に、自分の声で脳に刺激を与える特別なヘッドセットを使って読むトレーニング。
 
 
しかも、うれしいことに、
次男のワーキングメモリーとプランニングの苦手な部分はAPDによるものなので、
Tomatisだけでいい、との事。
 
CogmedとTomatis両方やらなきゃ、と思い込んでいたので一安心。
それに両方やる人はいないそう。
 
料金はそれぞれ$1500(11万8千円位)。
 
Cogmedは前もってサンプルをしてみたんだけど、
数字を何桁か覚えて、逆さに言うとか
かなり集中しないといけないので、それが苦手な息子には
1セッション50分は、長くて緊張の続くトレーニングでした。
 
もう説明を受けた時点で、私達はTomatisに心が決まっていました。
 
だってもう、
メインのAPDをどうにかしないとしょうがないんですから。
 
もちろん選ぶのはあなた達だけど、お家で話し合って
決めたら連絡くださいねとの事でした。
 
次男の小学校時代の話をしていて、
「日本からNZに来た7歳のYear3の時は、英語が全然できなくて当時の先生にとてもお世話になった。」と言う話をしていたら、
そのYear3の先生は、なんとエスメ先生のお友達だとの事。
 
APDが昔からあったのかどうか、気がつかなかったと言う話をしていていて
 
息子のように授業態度がいいと大人は気がつかないことが多いので、
実際APDは言われているより(20人に一人)ずっと多いし、
 
NZの教育はここ10年で大きく変化して、
「基本を学んでから、問題に対処(応用問題)する」勉強方法から
「問題をみてから、対処方法(基本学力)を学ぶ」ような方法に変わったために
 
ワーキングメモリー(短期記憶の一種。作業記憶)が
弱くなっている生徒が増えたそうです。
 
「詩を暗記したりするのは、本当は脳に大事なのよ。」と嘆いていました。
 
余談ですが、私自身も10年前移住してきてから、何年も
「新しい勉強方法がうちの子には合わない、枠組みがなくてかえって子供はパニックになる」と言う、つまり前の勉強法の方が良かったと言う
ママ友達やお父さんは少なくなく、しょっちゅう話していました。
 
それに、2017年の選挙中にBack Benchesと言う政治討論番組で
確か、校長協会の会長が「立場があるのでどの政党を支持しているとは言わないが、
どの政党が政権をとっても、10年前のカリキュラムに戻してほしい。」と各党政治家を前に訴えていたので、「そんなにひどいのか!」とびっくりしたものです。
 
話は戻って。
 
エスメ先生が「ご両親がこうして理解があるし、あなた自身によくなろうという意志があるから、きっと良くなる。頑張りましょう。」と言ってくれました。
 
 
帰宅して、話し合って結局Tomatisをやることに決めました。
 
エスメ先生は、遠隔マイク補聴器はTomatisがあるから必要ないと思うけど、と
言っていたんだけど
 
もう「お願いします」って言ってあって、取り消すのは難しいし
補聴器もTomatisも両方やることにしました。
 
 
数日後、リスニングテストで聴覚の状態を把握して
 
13日間毎日1日2時間の、Tomatisトレーニングがスタートしました。
 
 
ワクワクしました(^^)
 
 
遠隔マイク補聴器もTomatisも両方やることにした、本当の母の決め手は
 
面白そうだったから….
 
だって音楽きいて脳の機能が変化するんですよ?すごくないですか?
 
 
母は試しにやってみる気満々でした。密かに。
 
 
 
 

息子とAPD4。TOMATISトマティスとの出会い。

 
教育心理学の先生が強く勧める息子のトレーニング、
Cogmed コグメドの指導できる先生が見つかりました。
 
学習障害の指導を専門とするBraintrainの先生が、
 
11月のNCEAテストが終了次第、
12月の夏休みにトレーニングを始めて
少しでも早く、高校の最後の学年Year 13に備えたいという我が家の希望を
理解してくれて、早速予約を取りました。
 
よく見たら教育心理学の診断レポートに、おすすめの専門家としてBraintrainが。
 
 
これまでの、手術の診断書や
APD専門クリニックと教育心理学の診断レポートを、前もって送っておきました。
 
すると、APDだったらにはCogmedの他にも
Tomatis トマティスっていうトレーニングがあるから
今度会うまでに2つの動画を見ていておいてねと言われました。
 
Cogmed コグメドは、こんな感じ。
 
APDというよりは、ワーキングメモリーのトレーニングみたい。
ゲームみたいで日本にこういう脳トレのゲームがいっぱいあるんじゃないかな。
 
<2021年・追記>
Cogmedコグメドのサイトが、新しくなってましたよ!
このページのデモ版を、おかんもやってみたら楽しかった!
英語だけど、そんなに自信がなくてもたぶん大丈夫だと思うのでやってみてくださね。

https://training.app.cogmed.com/demo

 

ワーキングメモリの説明はこちら

 *****
 
Tomatis トマティスは、
モーツァルトやグレゴリオ聖歌などの音楽で、脳が音の情報処理し、優先順位をつけ、理解するように再訓練する聴覚トレーニングだそうです。
 
日本にもトマティスありますね。
自閉症スペクトラム障害(ASD、自閉症やアスペルガーなど)
ADHD、学習障害LDなどに対応しています。
 
でも日本のサイトでは、
息子の持つ、APD聴覚情報処理障害のことがはっきり書いてなかったので、
APDについては英語サイトの方が豊富で、参考になりました。
NZではまわりにディスレクシアの人も多いので。
 
 
 
トマティスは科学的に検証されていて、その効果が証明されています。
耳は脳や体とのつながり、感情の安定にも。
 
 
APDのことを調べるために、英語の論文をたくさん調べましたが
トマティスによるディスレクシア・自閉症・ADD・ADHDへの効果は
こちらにのってました。
 
 
なぜAPDが診断されにくいのか?
ここによると、APD(またはCAPD)は
ディスレクシアの聴覚版とも考えられ、
ディスレクシア・自閉症・ADD・ADHD・心理的身体的な病気などに似た症状を
示すことがあるため
誤診され間違った治療を受けることがあるため、だそうです。
 
はっきりとした原因は特定できてはいないものの、関係があると考えられる症状
  1. 頻繁に起きる耳の感染症、中耳炎(鼓膜チューブの装着に関係ない)
  2. ストレスやトラウマ(認識されない場合も)
  3. 頭の外傷(気づかれないまま経過したものも)
  4. 難産・未熟児
  5. 放置された過剰な耳垢
  6. アレルギーにより耳・鼻・のどの慢性的な炎症
 
 
2つを比べて見ると、APDがある次男にはトマティスの方があっているようです。
 
APDに関して、Tomatis とお世話になっているSoundskillsが
ニュース記事になっていたことで、Tomatisのほうがいいかな、という気持ちに。
 
女子より男子の方が多く、NZでは20人に一人はいて、
大人になってから気づくケースも多いそうです。
 
でも先生に会うまでは、TomatisもCogmedも両方やらないと思っていました。
 
それに、NZではウェブサイトにほとんど料金を表示しないんです。
 
前より少し良くなったけど、それでもほとんどが問い合わせたり
一度見てもらわないと料金がわからなんですよね。
 
だから料金を表示している日本のサイトを見て、
TomatisとCogmedにかかる料金を想像しては、ゾ〜〜〜っとしていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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