Bittersweet in NZ

ウトです。(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記、息子のAPD(聴覚情報処理障害)との奮闘レポートなどなど。

NZ不当解雇体験記8。気狂いなのは、私のほうかもしれない。と思っていた。

抜けてた、不当解雇体験記の8です。

 

<不当解雇体験記7の続き。>

 

uto87.hatenablog.com

 

調停の前には、
自治体の無料法律相談、Citizens Advice Bureau(CAB)にも行ってみました。
 
私たちの件は、私の解雇問題と夫の報酬未払いがあったので
なかなか複雑で分かりづらいだろうと思って、
タイムラインを図にして、伝えやすいようにしました。
 
このタイムラインは、とても好評で
調停でも非常に役に立つはず、と太鼓判を押されて
実際、調停と、それ以降でも役立ちました。
 
もし、調停に行く人は、図のようにしてタイムラインで
分かりやすくすると伝えやすいかもしれませんよ。
 
CABで相談する時は、
自分の問題に詳しい人が必ずいるというわけではないので
参考にはなると思います。
 
私たちの件は複雑なものの、数回相談した中で、
役立つことをいろいろ教えてもらいました。
 
面白かったのが、思わず出てしまった2人の言葉。
 
CAB「そういうことは、中国人の間ではよくあるんだけど。何?その人中国人?」
夫「いや、日本人。自分は20年近く日本にいたけど、直接こんなにひどいことする日本人は、初めてですよ。」
 
それに相談員ですら
「なんて無情な人なんだ?」と元雇用主のしたことをすごく怒ってました。
 
立場があるので抑えてはいるものの、
赤の他人が、隠しきれないほどの怒りを感じているのを見て
 
「怒っている私は気狂いじゃないんだ。」
やっと少し、普通の人間の感覚に戻ったようでした。
 

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それまでは、私は被害者だというのに
突然解雇した元雇用主の松野太郎氏と、
その雇用方法は正しいと主張する松野氏の弁護士の
反省のないあまりのふてぶてしさに
 
「怒っている私の方が、頭おかしくなっているのかもしれない。」と。
 
それほどまでに、徹底的にしらばっくれてる松野氏の態度と、
それを正しいとする彼の弁護士は、
 
解雇通知を送りつけてからも
ますます私の感覚を、おかしく麻痺させていったのでした。
 
元雇用主が、私の雇用を
永住許可のスタンプ入りのパスポートが返却されるまで引き延ばしていたのは、
万が一、Immigration NZから許可が下りなかった時の保険だろう、と。
 
ここでも、私の周りの人たちが考えていたことと同じでした。
 
やっぱり他人が見ても、そう思うんですよね。
 
後にAuthorityの裁決でもこの部分、
元雇用主の行動を指摘し、明記してあります。
 
 
 
好調だと報告していた会社業績を、永住許可が下りたとたんに
本当は、業績が悪かったからといってクビにするのは、
永住ビザのためだけに私だけでなく夫も利用されたことになり、
精神的にひどく傷ついた、というのが私の主張でした。
 
それに対し元雇用主は、
自身の永住ビザ取得には、会社経営も従業員の雇用も必要ないので
雇用問題と自分の永住ビザ取得とは全く関係ない、と。
 
彼の弁護士も「彼女は勘違いをしている」と私を非難しました。
 
えーーーーーーーーーっっ???
 
本当にLong Term Business Visa (LTBV) は、
会社経営も従業員の雇用も必要ない?
 
雇用を始める一番最初の話し合いに、
「永住権取得には、会社経営も従業員の雇用も必要だから、
フルタイム従業員として働いて欲しい。」と
私にお願いしたのは、元雇用主・松野氏本人。
 
しかも解雇通告をしたメールには
「永住権取得のために、従業員になってくれてありがとうございました。」と
松野氏自身がしっかり明記。
 
 
「自身の永住権取得には、会社経営も従業員の雇用も必要ない」
「永住権取得のために、従業員になってくれてありがとう」
また正反対のことを、言い切る元雇用主。
 
「好調な業績」「悪い業績」のことといい、
もうどっちが本当なんでしょう?
 
何でこんなに正反対のことを、
堂々と言えるのでしょう???
 
何度も何度も、ずっと質問してきたのに、今だに答えられない。この元雇用主は。
 
***
 
自分の主張が正しかったと
公に認めてもらうまで闘ってきて、
 
不当解雇や労働搾取にあった人たちに会ってきて
 
こんなに怒っている私は、気狂いかもしれない、と思いつめていったのは
 
私だけじゃなかったんだ、っていうのが
 
今はわかります。すごく。
 
だって精神的サポートが必要な人たちにも会ってきたから。
 
私の場合は、
「人に親切にするのが当たり前な、お人好し」の私の根本的な性格を
踏みにじられることで、私の人格そのものを踏みにじられたと感じたこと。
 
その上に、松野氏の矛盾・ウソ・無礼な言動が次々と重ねられていったことが
余計に自分を気狂いだと、追い込んでいきました。被害者なのに。
 
赤の他人が私の怒りをわかってくれる、というのが
いかに大事だったか。
 
どれだけ、私を正常に戻してくれたか。
 
イアン・リース ギャロウェイ移民・労働大臣に会った時に
「搾取にあったら、訴えるのがいかに大事か」を強く何度も訴えていた意味が
 
闘ったからこそ、よくわかります。
 
私の行動を正当化する
大臣の強い言葉が、どれだけ私を正常にしてくれたか。
 

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NZ不当解雇体験記7。Personal Grievance、不服申し立てを書いてみた。

見直してみたら、不当解雇体験記7と8が消えていました。

ごめんなさい、アップします。

 

不当解雇体験記6の続きです。
 
 
元雇用主・松野太郎氏との話し合いは、不調に終わりました。
 
会社都合で「雇用関係を終了の提案(Proposal)」する場合は、
会社の都合な訳ですから、従業員が納得するまで話し合い、
納得できる条件を提示しなければなりません。
 
ですが私との雇用関係を元雇用主は、一方的に強制終了しました。
 
それは、話し合いではなく
松野氏は何が何でも雇用関係を終わらせたい
ただそれだけ、でした。
 
元雇用主は自分がやっていることが、「間違っているよ」と
管轄機関に言われているのに
正しいのか確認をする冷静さは、まったくありませんでした。
 

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私の場合は、
不当解雇 (Unjustifiable dismissal)を主張するので
Employment NZ(元Department of Labour)の指示通りに
「雇用関係を終了の提案(Proposal)」を受け取った日から、
90日以内(不当解雇の場合)に、不服申し立てを相手に送らないといけません。
 
なので、前もって連絡しておいた
Community Law Centreでは「不服申し立て(Personal Grievance)」の書き方を
教えてくれました。
 
不当解雇ではなく、賃金未納とかの場合はプロセスが違うみたいなので
きちんとCommunity Law Centreなどで確認しましょうね。
 
私たちの時は、賃金未納には90日以内に期限はないと言われました。
 
 
もしこれを読んでいる人の中に、
ひどい目にあってPersonal Grievanceを出さなければいけない人、
または周りにそういう人がいたら、伝えてあげてください。
 
ひどい目にあってとても傷ついていると思いますが、
ここはなんとか、力を振り絞って、証拠をできるだけ集めて
申し立ての作成に入りましょう。
 
90日以内です。
 
もし英文を書くのが苦手であれば、翻訳してもらう時間も考慮しないといけません。
 
 
 
Personal Grievanceには、
どういうことがあって、日にちや時間がしっかりわかれば
そういう事実を事細かに記載して、
どういう部分が不服なのかを書いていきます。
 
ここも読んでみてくださいね。
 
 雇い主の解雇方法に異議があるのなら、だいたいこのような点だと思います。
 
·      Injury to my feelings(感情を傷つける行為)
·      Humiliation(侮辱行為)
·      Lost wages(賃金損失)
 
   
  そしてなぜ不当だと主張するのか、
  Employment Relations Actの該当する部分を書きます。
 
 
       読んでいくと、Section 123のあたり。
 
·      Compensation for hurt and humiliation under section 123(1)(c)(i) of the Employment Relations Act
 
この不服申し立て(Personal Grievance)の時点では、 
損害賠償金(Compensation)の金額は書かないそうです。
 
そして終わりに第三者を入れて調停で話し合いをすることを提案します。
 
 
Ministry of Business, Innovation & Employment (MBIE) で
Mediator (調停員)を第三者として、
調停するのがいいと思います。
 
MBIEはEmployment NZを管轄しているところです。
 
 
ほとんどの場合、相手側も調停に出席するそうですが
出席を拒否したり、
来ると言ったのに欠席や中止をしたり(元雇用主はこれをした)された場合は、
 
次のEmployment Relations Authority (ERA)で
Investigation Meeting(審判)に進みます。
 
 
調停は無料です。
 
でも次の、ERAに問題解決の審判の申請をするのには
$71.56NZDかかりました。。。
 
 
おかしいですよね。相手がダラダラ真剣に取り合わないのに、
解決するには、被害にあったほうがお金払わないといけないなんて。
 
 
でも何と言っても
調停は無料なので、ぜひ行ってみることをオススメします。
 
 
 
法律は、変更や追加があるでしょうから
法律相談などする方は、私の時とは変わっている可能性があるので
 
必ず自己責任として、ご自分で確認してくださいね。
 
行く人は、がんばってください!
 
 

 

息子の友人の、早すぎる死。

その出来事は、生徒たち
 
教師たち、そして親たちに、重くのしかかる。
 
 
なんてことをしちゃったんだろう…
 

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週明けの朝、子供たちの高校から連絡があった。
 
週末に学校の生徒が、近くのあるビーチで事故に遭い
重篤な状態にあるということ。
そのため、生徒たちのストレスと精神的サポートの必要性を伝える内容だった。
 
そこは、いつも犬がコンブ食べに散歩に行く、おだやかなビーチ。
 
なんであんなところで事故が起きるんだろう、と思っていた。
 
 
子供達が学校から帰ってくると、息子が
学校で集会があったと教えてくれた。
 
週末のビーチで、7人の男の子が、車をスピンをしていて投げ出された。飲酒していたらしい。
重篤な状態の生徒は、息子と同じYear 13。
 
息子によると
その子は生徒のリーダーで、人気者で明るく
慈善活動もしている思いやりのある、いい人。
 
人気者だと鼻にかける生徒が多いけど、その子はまったくそんなことなく
本当に「いいヤツ」なのだそうだ。
 
助かった生徒たちには、息子の友達もいて。
ハンドルを握っていた子のことも、知っていた。
 
集会で、校長先生は生徒の名を言わなかったので
息子も、家で誰だったのか言いたがらず
私たちも聞かなかった。
とにかく心配だねと、奇跡的な回復を願った。
 
でも、もう非常に深刻な状況だ、ということは聞いていた。
 
***
 
次の日になると、事故のことがニュースになっていた。
 
本当に残念なことに、
重篤だった男の子は助からなかった。
 
彼の名前や写真、お父さんのコメントまで出ていた。
 
どれほど息子を愛し、楽しい日々を過ごし、成長を楽しみにしていたか
お父さんの言葉から、痛いほどわかる。
気丈にも臓器提供のことまで、語っていた。
 
 
その日、わが息子のほうは、寝坊したので
朝、車で学校まで送る。
 
運転しながら、朝のニュースで出てたよと
報告した。だめだったんだって。
 
息子は、悔しがる。
 
その子が、去年のダンスパーティーで
クレイジーなダンスでみんなを盛り上げるような
人気者を鼻にかけない「すごくいいヤツ」だったと
しきりに繰り返していた。
なんでだ?と。
 
昨夜夜遅くに、息子は
友達から生命維持装置が外されたという連絡を受けたそうだ。
そう言って
「あいつ、どこまでわかってたかな?」と呟いて、うつむいてしまった。
 
それを聞いたとたん、
そうしなければならなかったお父さんお母さんの無念が、
突然命が終わってしまったその子の無念が、大波のように押し寄せてきて
ハンドルを握りながら私は、涙が止まらなかった。
 
なんでだ。
本当に、終わらなくてよかった命なのに。
 
残されたほうは、これからもずっと後悔する。なぜ止めなかったのか、と。
 
 
外泊、車の運転、飲酒とか。
 
大人になるまでに、慣らしていくこといろいろあるよね。
 
ママは、冒険したい年頃の君たちが何かをしたい時に
全部禁止するのは良くないと思っているから
「いいよ」と言う時
よく本当にいいかどうかを、よく考えるよ。心配な時もある。
「いいよ」と言ったら、責任を感じる。
 
だけど、その子のお父さんお母さんも
ママみたいに、自分の息子を信じていたんだと思うよ。
 
それでもこういうことが、起きちゃった。
 
息子が信じられないんじゃなくて、置かれた状況がすごく心配なことはある。
怖くなる時が。
 
だから、
とにかくどんな時も、自分を見失わないこと。
そして、絶対ママより先に死んだらダメだよ。
 
そう言い聞かせると、
俺の友達は、飲んで運転するようなやつらじゃないと言って
母を安心させようとする。
 
そうだね。
 
***
 
勉強とか仕事とか生活態度とかよりも
子になによりも一番願うのは「親より先に死ぬな」ということじゃないだろうか。
 
一番の願いで、一番の恐怖。
 
 
***
 
NZでは18歳以上になると、身分証明書を提示できれば、
お酒を飲んだり買ったりできる。
18歳以下だと、
法律上の親か保護者が一緒の場合に、
食事ができるレストランなどの場所で飲酒ができる。
 
これが、結構困って
親がいろんな国から来ているので、アルコールに対する親の考え方がまちまち。
おおらかな家庭もあれば、厳格な家庭もあって
特に男の子の成長過程で、対応に難しいことがたびたびある。
 
アルコールだけでなく、男の子にさまざまな経験させることを
過剰に禁止する家庭もあるので、
 
子供たちの友達から直々「うちの親と話してほしい」と私が頼まれることもある。
説得はできなくても、親の不安を分かち合うことはできるかもしれないから、
やってみる。
 
やはり厳しいのはアジア人が多いけど、案外NZ人にも鉄のように厳格な親がいて
子供の進もうとする行く手を、ことごとく否定し続ける。
 
アルコールだけじゃなく、ドラッグが心配なのは重々わかるのだけど。
 
ある男の子は、高校卒業の頃には意思表示をあきらめるようになった。
不公平・卑怯に敏感なわが家の息子たちは、そんな友人の親たちに怒りを覚える。
 
なんていうか、育てていて、男の子たちに向き合っていると
冒険したい時に、全面禁止するようでは、遅いと思うのだ。
 
「悪い事する時に、悲しむ顔が浮かぶような母親になりなさい」というのを
昔聞いたことがあって
そうありたいと、日々子育てしているのだけど
冒険したい時点より前に、
それまでどう子供と向き合ってきたかのか、が大事なんじゃないだろうか。
 
それでも、取り返しのつかない悲劇は起きた。
あれだけ立派な、分別のあるような子の身にも。
 
彼の死は、成長過程の息子を持つ親たちにも
自らを問う重石となって、のしかかる。
 
***
 
数日しか経っていない高校に、足を運んだ。
息子の聴覚障害サポート体制を、モデルケースとして確立することで
今後、生徒・学校・専門機関がフォローしやすくするためだ。
そのための調整に、障害を克服中の親、そして発起人として参加した。
 
私が、真剣に取り組んでることの一つだ。
後に続く人たちのために。
 
事故後の学校の生徒たちは、同学年の子たちも
落ち着いているように私には見えた。
 
でも、馴染みの主任の先生と話し始めると
生徒たちも、教師たちも、親たちも心に重い痛みが癒えていないのがわかった。
 
私たちは、教師と親ではあるけれど
息子を持つ、同じ親同士として
悲しみを分かち合い、支え合った。
 
報道で言われているように、コミュニティのショックは大きい。
 
 
犬はまたコンブが食べたいので、そのビーチへ私を連れて行った。
タイヤ痕は残されたまま。
見つめて、呆然と立ちつくす。
 
息子の、あいつどこまでわかってたかな、というのを思い出して
サングラスの下をぬぐっていると、
犬を連れて通り過ぎる男性が、悲しい顔をして
私に相槌を打つ。つらいね、と。
 
 
それは、突然起こった。
若すぎる。
無念すぎる。
誰か、誰か1人でも、止めてくれる子がいてくれたら。
 
亡くなった子、止められなかった子たち、
事故を起こしてしまった子を知っているのは
息子だけではない。
 
 
まだ息子と同い年の、17歳。
 
今年の、高校最後のダンスパーティーは
あと数日後だというのに。
 
去年、クレイジーなダンスで、
パーティーのみんなを盛り上げたその子は、もういない。
 
 
***
 
オセアニア最大の高校のリーダーとして、大変だったでしょうね。
 
でも、みんなのためにがんばってくれて
 
本当にありがとう。
 
 
I just want to say thank you so much, Robbie.
 
Thank you for being a caring leader and energetic for students and our community. 
 
Thank you for being as you were. 
 
Your positive attitude influences others in many ways.  We’ll miss you.
 
 
***
 
 
 
子供たちの精神的サポートができる機関は、ここです。
Youthline  0800 37 66 33
Whats Up  0800 942 8787
 
 
 
 
 
 

労働搾取と移住と学校教育と。

ちょっと前に、
知り合いのマオリさんから「これどう思う?」って送られてきた。
 
クライストチャーチの日本食レストランのオーナーが
25人もの従業員に対する賃金未払いに対して
雇用法違反のためERAから、
$70000の罰金支払い命令を言い渡された、というニュース。
 
労働者の搾取。「日本ではこうなんです。」
 
マオリさんが、大笑いで
「How it is in Japanってなんだよ!日本に帰ってやれよ!」って。
 
後日、クライストチャーチにいる息子もこのニュースを聞いてて。
日本ではこう、ってなんなんだよ!と
電話口の向こうで、怒っていました。
 
以来この会社は、24ヶ月移住労働者のビザのスポンサーには
なれないのだそうです。
 
日本人同士だから、
信頼できる、大丈夫。ってもうないですよね。さみしいけど。
 
黙ってたら不正を認めたことになるから
多くの方々が泣き寝入りしないで、主張が認められてよかったです。
 
 

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先日、ニュージーランド全体のホスピタリティ業界のニュース。
 
ホスピタリティ従事者全体の3分の1にもおよぶ人たちが
雇用主に対し、労働搾取と労働法違反の苦情をあげているのだそうです。
 
そこで労働監督当局は、一般市民に対し
労働者搾取をする店の利用を禁じました。
 
このニュースで取り上げられたフィリピン人男性は
防犯カメラに写っているように、雇用主に殴られ
気の毒に、トラウマになるほどのショックを受けています。
 
証拠があるのに、この元雇用主は暴行ではないと反論。
ね?動かぬ証拠があるのに、平気で辻褄合わないこと言うんですよ。
本当に。
 
しかもビジネスオーナーになったばかりで、
労働法のことよく知らないとこの雇用主は言い訳していますが
そんな言い逃れは通用しない、と労働監督責任者。
 
被害にあった男性と家族は
より良い生活を求めて、移住してきたNZをあきらめ
フィリピンに帰国することを真剣に考えているのだそうです。
 
労働監督局のホスピタリティ部門では、苦情件数が
2016/2017年度には247件だったのに
2017/2018年度には315件と、
 
27%増加しました。
 
当局責任者によると、
ホスピタリティ業界での雇用基準法違反は
日常的に行われていて急増しているのだそうです。現実に。
 
これは、英語ができて訴える気力のある人で3分の1だから
実際は表に出ていない件も、もっとたくさんあるでしょうね。
 
でもちゃんと、ニュース報道をチェックしていると
労働搾取が多いのは、ホスピタリティ業界だけじゃないですよね。
 
他の業種でもありますよね?
 
*****
 
私の不当解雇の体験も、公開することがERAで認められていて
広く注意喚起するべきだという声もあって
 
以前、ニュージーランドの日本語情報サイトに
注意喚起を要望したことがありました。
 
横行している不当解雇・労働搾取・移民詐欺に合わないように
サイト利用者に、十分注意するよう伝えてくださいと。
 
でも、断られました。
 
その日本語情報サイトにあるニュースは、
ニュース元が、出していいと許可したものしか出せないのだそうです。
 
ということは、
日本語情報サイトにあるニュースを読んでいるだけでは
ニュージーランドで起こっている現実や
全体像が把握できないということになります。
 
もしそれらの限られたニュースから、
NZは安全・公平・快適という印象を受けているのだとしたら
それは事実ではないですよね。
 
いや、ニュース元を利用するんじゃなくて
被害者本人の声を活用してください、ってお願いしたけど。
 
情報サイトも、利用する人に対して
ニュージーランドのマイナスイメージになるものは
なるべく載せたくはないでしょう。
 
 
 
だけど、これほどまでに多くの移民が
移住してみたら「こんなはずじゃなかった」って
涙を流し、苦労したり悩んだりするのはどうしてなのでしょう?
 
教育者の夫を通しても、子供たちの学校関係、友人知り合いにも。
老若男女、出身国関係なく。たくさん。
 
来る前に、ちゃんと事実を。
いいことも悪いことも隠さずに、知っておいたほうがいい。
その上で判断すればいいことだから。
 
私たちが来た時より、今はもっと情報が入ります。
いろんな現地のNZの報道を読みあさって、
現実をなるべく把握しておいたほうがいいです。
 
新聞社1社しかないからって、ヘラルドしか読まないのはお勧めしません。
ヘラルドははっきり書かなかったりするので、
教員の間ではあんまりいい評価聞きません。
「読んでてイラつく」「ゴシップが無駄」とか
「窓拭きにしか使えない」と言う先生も。
私もイラつく時あるけど、でも出来事を把握するくらいは。
 
他にもあるけど、NZ国内だと絞ってこれくらい。
一つのサイトだけじゃなく、まんべんなく。
 
 
 
 
*****
 
<<4つの『ない』の度合いが強いと、つらい。>>
  1. 英語力が足りない
  2. NZや外国暮らしに、なじめない
  3. 経済的な余裕がない
  4. 公平な機会が与えられない
 
これまで移住で悩む、みなさんから感じました。
 
1がないと2の「なじめない」につながるんだけど、
1がOKでも、2が強い人もいます。
4があるから3につながるのも、よくありますね。
 
あるドイツ人の生徒さんは、エージェントに
月$4000で家族4人生活できるって言われていました。North Shoreで。
それは無理でしょ?
 
多くが「家族でNZに永住」したいと口にしますが
根本的には、より良い生活で家族が幸せになるのが目的で
それは、NZ永住とは限らないなあって、思えてくることがあるんですね。
 
家族の幸せが、NZ永住とは限らない。
 
夫も私も移住エージェントや観光関係者じゃないし
私たちも移民だから、NZの現実を誤魔化してよく言う必要もないので
NZ生活のウソは言わないし、現実しか言えません。
 
結局、そのドイツ人家族は
NZが思っていたような国ではなくて、家族のメンタルも不安定になったので
他の国に移住しました。で、元気にしています。
 
他にも親がいろんな英語圏の永住チャレンジをするので
カナダ、イギリス、アメリカ、オーストラリアとか子供の頃から転々として
最後に(笑)ニュージーランドに来て永住ビザ取れたけど
大人になって、やっぱり他の国がいいから行く人も、少なくないです。
 
NZでしか永住ビザ取れなかったから、暮らしてるけど
別に好きで暮らしてるわけじゃないっていう、本心もよく聞きます。
 
 
1の英語力。英語力はやっぱりあったほうがいいです。ほんとに。
でないと「どうぞダマしてください。」って言ってるようなものです。
 
英語ができないと、壁ができちゃう。
壁を作っているのは、周りじゃなくて、話せないあなた自身。
 
夫のとこに来る人や、夫はイギリス人で教師ですって言うと
「顔がアジア人なのは変えられないので(!)、ブリティッシュイングリッシュを教えてほしい。」と言われることも度々。
会社社長やビジネスパーソンが多い。
笑って言ってくれるといいんだけど、真顔で言われるとちょっと怖いです。
よっぽどいやな何かがあったのかもしれない。
 
アジア人以外が、アジア人を
アジア人が、自分より不慣れなアジア人を、見下したりだましたり。
英語力は最低限、自分や誰かを守るために。
 
労働搾取が増えているホスピタリティ業界には、移民が多いですよね。
従業員の権利を強くする改正案がこの前提出されたのですが、
先日の移民・労働大臣の話でも、議論して改正案が今年中に通ることを
目標にしているって言ってました。
だから現行は、前政権の施行した法に基づいています。
変えるのには時間がかかる。
 
雇用法では、雇用主と従業員が対等に扱われるべきと
定められているのですが
「現実には、従業員には生活がかかっているので、不利な雇用契約でもサインを強いら
れることが多いので、現行法では対等とは言えない。」と
Labour国会議員と話した時、言ってました。
 
例えば、移住してきたばっかりで英語もままならない状態だと、
雇用主が雇用契約書作成時に使う「契約書のフォーマット」を
都合のいいように変えてあっても、気がつかないでしょう?
 
雇用主は契約書を正しく作成して法を守っていると、
私だってすっかり思ってたんですから。
特に元雇用主は、正しい雇用関係をNZ Immigrationに提出することで
永住権を狙っていたし。
 
だけど元雇用主は、その契約書を自分に都合よく(間違えて)解釈して
費用を支払って雇った弁護士も間違えて解釈したから、
不当解雇につながったのです。
 
お金もらって、違法解釈を正しいと言い続けてたひどい弁護士。
金さえ払えば、加害者の妄想だけで被害者に脅しの文書を送る
弁護士(Lawyer)や法廷弁護士(Barrister)がいるのを
NZでは体験しています。
脅し文書送られてきたことがあります。不当解雇でじゃありません。
犬のことで。うち被害者なのに。
もちろん然るべき報告をして、厳重注意してもらいましたが。
 
*****
 
これちょっと、母としていやなことなんですが。
高校ではホスピタリティの教科の選択は、
ドロップアウトがするものだっていう
間違った観念が生徒たちの間でまかり通っているんです。数年前も現在も。
アカデミックな教科より簡単だからという理由で。
それはおかしいでしょ?っていろんな子に聞いてみるのだけど
だってそうだから、って。
 
しかも、高校では新学期前に
名前が伏せてあるものの生徒の選択した教科がわかってしまうように
なっています。
傾向が読み取れるんです。
 
それで実際の学年より、
学年の低いESOLクラスにいて、英語が追いついていない生徒は
日本語とホスピタリティの教科を選択していることが、
かなり多いのがわかります。(中国語も同じ)
 
移住して来た子たちだと思います。
日本語を選択することで、NCEAのクレジット(点数)を
上げようとしているのでしょう。
 
ちなみに、1つの科目のクレジットがすごく高くても
全部をNECAクレジットに加算することはできません
一つの科目でカウントできるクレジットに
上限があるからです。
 
だから特にYear 13のNCEA Level 3 では
選択科目全体で、しっかりパス(Achieved )するのが大事です。
 
これだけの子たちが、風評に負けず
意欲的にホスピタリティに進みたいのなら素晴らしいのですが
 
もし、他に選択肢がないから仕方なくホスピタリティに進むのなら
気の毒に思います。
 
そこまでして、無理して現地校に通わせる必要があったのだろうか?
親御さんたちが、本当にしっかり把握して
力つけるようサポートしてきたのか?気になります。
帰国するのか、ここにとどまるのかわからないけど。
 
高校5年間って本当にあっという間で。
バタバタしてる間に、あっけなく終わっちゃうんです。
 
だから高校終わったらどうするのか、
ちゃんとビジョンを持って、自立するために
力つけていけるようサポートが必要だと思うんです。
 
これは、決してアカデミックかどうかではなく、
コミュニケーションをとったり
「子供が持ち味を生かして、自立していけるかどうか」です。
 
周りのネイティブの友人たちは、小中学校の頃からそう育てていて
高校は「いざ、本番!」という感じ。フォーカスしてます。
学校に任せるなんていう感覚は、ないです。
 
うちでは、一番上の子が12歳になったかならないかという時に
移住してきました。
夫や教育・児童心理の専門家の友人が多くいるので、
子供第一に、海外移住するのはその時がタイムリミットだと。
夫はこれ以降じゃ遅いと、頑なでした。
ESOLクラスは、本人が努力して1年でクリアしました。
 
移民の子が、30代になってやっと「自分のやりたい進路に進みたい」と
英語力強化のために夫のところにやって来ますが、
そういう選択が20代終わりから30代でできるのは
とっても裕福な親御さんを持った生徒です。
 
海外での子育ての教育課程で
子供ほったらかしとか、逆に無理強いさせないうえで。
 
ネイティブ家庭以上に必要なサポートと、親のビジョン。
 
それはどんなものなんだろう。
 
 
*****
 
ホスピタリティ業界は、移民が多いから
英語ができても労働搾取が後を絶ちません。
 
夫はよく、最近の学生のつながりから、
以前教えた学生の近況を教えてもらうのが好きですが
 
教えていた時は、希望を持ってビジネスなどを学んでいたのに
卒業したら仕事がなくて、
最低賃金以下のホスピタリティで働いてるという近況を聞くたびに
悲しくなるそうです。
 
せっかく海外に来て、せっかく大学出たのに。
多額の借金をしてきたかもしれないのに。
 
労働搾取する人間が、のさばれるから
ホスピタリティが、労働搾取の温床になって。
 
労働搾取がなくなれば
純粋に、質の高いホスピタリティのプロを目指す高校生や
新しい働き方として選んだ若者が、
 
肩身の狭い思いをする必要はないんじゃないだろうか。
 
 
ホスピタリティのプロフェッショナル。いないと、困るし。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ERA行く前、忘れずに。

ジャシンダおめでたの前に、
Employment Relations Authority(ERA)へ行った時のことを書いたのですが
書き忘れていたことがありました。
 

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<<解雇されてからの就職活動>>
 
不当解雇を訴える時は、主に次の請求をすることと思います。
 
  1. Loss of wages:一方的な解雇によって支払われなくなった、支払われるべき賃金。
  2. Compensation for hurt and humiliation under section 123(1)(c)(i) of the Employment Relations Act:(不当解雇によって)与えられた精神的苦痛と屈辱に対する賠償金
 
1のLoss of wagesが認められるためには、
解雇されてから就職活動をしたかどうかを証明します。
 
なので、
  • その就職活動した時期は、解雇されてからいつのことか?
  • 就職活動先の会社名と職種。そして結果。
 
これらを答えられるようにしましょう!
 
 
私は、元雇用主の数々の矛盾や嘘を証明することに、
すごく神経使っていたので
 
ERAでInvestigation meetingで
この「解雇後の就職活動について」聞かれたのは、寝耳に水でした。
思い出して答えられたのでなんとかなりました。
 
みなさんも、答えられるように記録を持って行ってくださいね。
 
 
Investigation meeting 審議については、ERAのサイトに
裁決の動画があるのでチェックしましょう。
 
 
3分くらいのところから、裁決が言い渡されるのですが
 
解雇された元従業員さんは、
解雇されてから3ヶ月、就職活動をしていなかったので
Loss of wageの訴えは認められませんでした。
 
だけど、実際は解雇されてショックを受けているのに
90日以内にPersonal Grievance書いて出さないといけなくて。
 
主張を裏付ける証拠集めや、
法律・過去の判例とか調べることいっぱいあるにもかかわらず
次の仕事探しのアクションは起こさないといけないんですよね。
 
 
Investigation meetingの流れがわかる動画があるので、
雰囲気も予習していくといいです。
この人たちは、弁護士がいていいなあ。
私は自分話して、がんばりました。
 
動画の人たちは、演技でしょうがまさにこういう緊張感で。
冷静になれなくても普通だと思います。
 
やっぱり、冷静に話そうとするんだれど。
自分の権利を認めない人を前にすると、腹も立ってくるし
緊張の中で主張をするのは、感情的になります。
 
 
前の記事で、私と似たような状況の塗装工の男性のニュースをのせました。
 
2015年に不当解雇されて、
2016年にERAが$15000の罰金の支払い命令を下したのに
未だにまったく支払いを受けていないということです。
未だに許せていない感じの男性。
 
 
このニュースの37秒あたりにあるように、ERAはこの男性に
 
(a) 未払い賃金 $390 
(b) 逸失利益(賃金) $7000 
(c) 不当解雇による精神的苦痛に対する賠償金 $8000 の
裁決を下しました。
 
 
そして、私も2016年に裁決が。
 
(a) $10000 不当解雇による精神的苦痛に対する賠償金
(b) $5400 逸失利益(賃金)
 
 
同じ$15000くらいなんだけど、内訳がちょっと違います。
 
塗装工の男性より
私の精神的苦痛に対する賠償金の方が、多いんですね。
$8000と、$10000。
 
この差、って何かなあって考えると。
 
元雇用主の松野太郎氏は、海外在住翻訳家として
日本のクライアントから海外に仕事を送り続けてもらうために
夫の経験と知識を、2年間仕事に利用していました。クライアント向けに。
私のことは、2年間フルタイム従業員として雇用し
賃金を払い続けることで、松野氏の永住ビザ申請に利用しました。
と、本人が私たちに言いました。
 
そしてビザの許可確定と同じ日に、解雇通知。
 
それに加えて
私たちの子供とその友人たちが毎日、1年間
元雇用主の子が学校に慣れるように、お世話してあげていました。
うちの子も友達たち、そのママたちも協力して
「あの子、早く慣れるといいね。」と見守っていました。
 
それでも、松野氏は私たちを裏切りました。
 
いとも簡単に、悪びれることも、そして反省することもなく。
 
不当解雇・労働搾取・移民詐欺は、こんな風に起きました。
 
それが「罪」だという認識がないこと自体、「罪」である。
 
$2000の差って、
私だけじゃなく、この国に慣れるように松野氏家族へ
協力してくれた他の人たち
みんなへの裏切りに対してじゃないかなあ、と思うんです。
 
なんでまたこのことを書いているかというと、
またこのことを話す機会があったからです。
 
別に友人でも、世話になった人でも
裏切る人は平気で裏切ることができるのです。
 
情があると、裏切られた方は、裏切られても
「裏切りは、なんかの間違いじゃないか?」とか
「訴えたら、悪くない相手の家族にまで悪影響が出るんじゃないか?」
と思い込もうとします。
 
そんな人情を、裏切る人間はなんとも思いません。
 
前、コメントくれた人も元雇用主に
罪をでっち上げられて解雇されました。
 
情があっても、
自分の権利を守るために、気を抜かないでいること。
自分の権利を守るための証拠は、
たくさんなるべく書面で残しておくこと。
 
それをこの前伝えたし、ここでも強調したいのです。
 
 
だってねえ。いけしゃあしゃあと嘘つきますよ。平気で。
証拠があっても。
 
だから証拠は「第三者」にあなたの主張が正しいか
確認してもらうために必要なのです。
 
 
松野氏だって夫に仕事頼んで、翻訳の英語を直してもらってるのは自分で
第三者も証拠を十分確認して熟知しているのにもかかわらず、
 
「夫さんは自分のために仕事しているのではなく、英語が未熟なウトさんを補うために夫さんは仕事をしていたので、
夫さんには、ウトさんが報酬を支払うべきだ。」って、
第三者の前で私たちの想像をはるかに超えた大ウソをつきました。
 
それを聞いた時の、あの第三者の驚きの目と思わず空いた口といったら!
想像を突き抜けた大ウソに、大爆笑したかった!
 
けど、それはあまりにも不謹慎なので
手をあざができるほどつねって、必死に我慢しました。私も夫も。
 
山のようにある証拠は、全部松野氏とのやりとりなのに
それでも大ウソつくし、裏切ったりするんですよね。
どうしてだろう?不思議でしょうがないんですけど。
 
ちゃんと大学出て翻訳学校行って、法律文書を扱う特許翻訳家として
長年活躍してきたのだから
ウトさんの解雇方法は間違ってるぞ、自分!
夫さんのこと隠し続けて永住ビザ申請するのは、マズイぞ、自分!って
雇用法と移民法ちゃんと読めばわかるはずなんです。
フツーのお母さんの私でもわかるんだから。
 
どうしてわからないんだろう?不思議でしょうがない。
 
*****
 
松野氏から与えられた精神的苦痛は、ほったらかしにされたまま。
だけど、この体験を話しだれかを励ますと
これが私に起きたのには、ちゃんと意味があるんだって感じます。
何度も自分に言い聞かせるように。
 
思い出して吐き気がして、この前愕然としたけど
吐いてはいない。まだ。
だから大丈夫。
 
日本語で書き残すことで、誰かの助けや知識になってほしい。
でも普段この事を話し合うのは、日本人以外です。
 
それが、Personal Grievanceですら出せないほどに
意気消沈している人、けっこういるんですね。
自分の主張をしない理由を、わざと探している感じもするし。
それがもどかしくて。
 
前出のニュースで
ERAに行ったら裁決は公開されるので、
ボスをすぐ訴える従業員だと思われて
再就職が難しいと悩む不当解雇の被害者が多いというのは、
前にも書きました。
 
被害にあったから正当な主張をしているのに。
そんな真実が理解できない雇用主は、
従業員と公平な関係を結ぶことに、高い関心があるのだろうか。
 
こんな風にブログ書いてたら、それこそ
私と友達になるのは怖いと思う人もいるかもしれません(^^)
 
それでもやっぱり、自分がどう思われようと
体験を活用してもらったほうがいいです。
活用し続けてもらわないと、しんどい。っていうほうが当てはまる。
 
地元新聞に、North Shoreでマオリのシングルママさんが
差別を受けた話が載ってて。
「(受けた差別を)黙っていることは、差別を認めていることになるから主張していく。」と言ってました。
 
なかったことにしようと、無理やり押し込めて
黙って内に秘めてるほうが、しんどいです。
 
表に出したほうが、痛みはずっと軽くなる。
 
 
 
 
 
 

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ジャシンダ&クラーク、赤ちゃんの誕生おめでとう!

昨日6月21日、
Jacinda Ardern ジャシンダ・アーダーンNZ首相・Labour党党首が、
無事に女の子を出産しました。
 
わーい!おめでとう!!!

 

 

 

届いたLabour通信によると、誕生は4:45pmだったそうで
朝お産体制に入っていったから、いい感じで順調に進んだみたい。
ホッとした〜(^^)
一般の妊婦と同じように、公立病院での出産です。
 
ジャシンダがタフなのはよくわかっているけど、
尋常じゃないストレスの中でギリギリまで働いていたから、本当によかった。
すごく楽観主義なところが、体にうまく作用したかな?
 
パートナーのClarke Gayford クラーク・ゲイフォードさんは、
本当にジャシンダを献身的に支え続けてきて
心ない中傷、やっかみにも辛抱強く耐えてきました。
そういう嫉妬は、人としてみっともない見苦しいものがほとんどでした。
オーストラリアの下品で気味の悪い、ゾッとするインタビューにも耐えて。
 
彼女が頑張れるのは、彼のおかげだなあというのがいつもとても伝わります。
 
 
こちらから
ジャシンダとクラークに、お祝いメッセージを送れます。

www.labour.org.nz

 
 
 
尊敬するJohn Campbellジョン・キャンベルのCheckpointで。
 
元首相でLabour党元党首のヘレン・クラークに、
ジャシンダの出産についてインタビューがありました。
 
 
ヘレン・クラークは、ジャシンダのメンターとして大きな影響を与えた人。
 
私たちも彼女が首相だったから、NZ移住を決めたのに
移住したとたん、ジョン・キーに変わって大ショックだったのでした。
 
Helen:2人にだけではなく、NZにとっても素晴らしい日。
国の首相でありながら出産をするということは、国内の若い女性を始め他の多くの人々に「キャリアと母親業は両立することは可能」というメッセージ。
また、赤ちゃんの世話をするクラークも、若い父親のお手本として称賛するし、2人が現代の若い親の模範として影響を与えることを願っている。
 
John:あなたもジャシンダも「女性はなんでもできる」というメッセージを送ったが、つまりは「選ぶということ」「どんな人物になりたいか?」ということじゃないですか?
 
Helen:その通り。ジャシンダは彼女のやり方でやったのです。
 
 
首相の仕事は日に15〜17時間と激務だそう。
だけど、クラークとたくさんのサポートで乗り切ってほしいです。
 
逆に、2人が無理をしすぎないで
人の手をちゃんと借りて子育てしていくことが
若い親や、子育て環境を作る周りの大人に
良い影響になることでしょう。
 
それはNZから他の国へも。
 
女性としてどうありたいのか。
 
親としてどうありたいのか。
 
Who do you want to be?
 
そのメッセージは、ジョンやヘレン・クラークが言うように、
とてつもなく素晴らしいこと。
 
 
 
これまでのNational政権のNZ首相たちはどうでした?
ジョン・キー元首相は、
ウェイトレスのポニーテールを何度も引っ張り不快にさせ、
レイプをジョークにするような人物だった。
それでも長年首相に君臨させていたのは、誰なんだ???
選挙権のある国民じゃないの???
 
ビル・イングリッシュ前首相は、
「女性の堕胎は犯罪」とする法律(女性の体に起きたことを自己決定する権利がない)に問題はないと言い切っていた。
子供を産むことは到底ありえない男が、女の産む産まない権利を左右するの???
 
野党の現Nats党首はというと、大臣もやってたのに
その間放置してきた問題を正そうとする現政権に、いちゃもんつけることに躍起だ。
法改正には、改正案提出して議論してからで1年近くかかる
今抱える問題はNatsがほったらかしてきたのが、ほとんどだ。
汚物を撒き散らして放ったらかしていたのは自分たちなのに、
他の人がきれいにしてくれてる最中に「汚いじゃないか!」と
罵っているようなものだ。
 
現実を無視してきたのは、こういう政治家だけじゃない。
それでもまだこういう政党を支持する人たち、
ただの傍観者として、投票も考えることもしない人たち。
文句は言うのに、変えようとしない人たち。
そういう人たちが、問題を放置してきたのでしょ。
 
事実を直視することは
Andrew Little アンドリュー・リトル前党首も
David Cunliffe デイヴィッド・カンリフ元党首も
Labourが野党の時に、追求してきたこと。
それでも、メディアを牛耳るNats支持のメディアオーナーがほとんどだから
追求が国民に伝わることはわずかだった。
 
それでも、若い女性党首のジャシンダを
メディアは無視し続けることができなくなった。
アンドリューの時は、あんなにも無視し続けてきたのに。
 
やっと、首相になって
女性がありのままに、人がありのままでいること
認められようと変わりつつある。
 
やっと。
 
これは大きな変化じゃないだろうか。
 
本当は、女性男性なんて関係ないはずなのだ。「人」丸ごとであるべきだから。
 
***
 
ドットコムさんが、こんなこと言ってました。
 

 

ジャシンダが出産をした6月21日は、
エドワード・スノーデンの誕生日でもあるそうで
新たな「真実を語る者」の誕生として、この日を祝っていました。
 
事実と向き合う。
 
なんとなく生まれるのは、女の子かなあと感じてましたが
この子は。
ママの生き方を見て、意志を強く持つことを受け継いでいくでしょう。
パパの生き方を見て、支え合うことの大切さと力強さを身につけていくでしょう。
 
いつか振り返って、私たちも堂々と「真実を見つめ、語る者」を支え
今より良くしようと、共に活動してきたことを
誇りに思うことでしょう。
 
「なんにもしない」をしなかったことを。
 
 
***
 
ジャシンダに初めて会ったのは、党首ではなかった頃だけれど
その後話をした時は、私の体験や息子の聴覚障害の話を聞いてくれて
それからも、義務教育後期にわかった障害について話をする機会を
与えてくれました。
 
そうして引き続き息子の聴覚障害をどうにかしたいと、あちこち奔走していると
めったにない遠隔マイク補聴器の寄付があり、幸運にも候補者に選んでもらえて。
 
おかげで聴覚障害の脳トレーニングがスタートし、
私は学校・専門家のサポート体制を組んで
現在、改善・克服に向けて一歩一歩、努力中。
 
これほど素晴らしいサポートチームが組めたのは、
お母さんの熱意の賜物だと専門家たちは言ってくれるけど
首相になるほどの人に会いに行けて、話を聞いてもらえたのは
私にとってとても大きかったです。
 
「なんとかしなくちゃ」「なんとかなるかも」に変わったのは
あの時だったから。
人の痛みがわかる、話を聞いてくれる人が首相になって本当によかった。
 
このブログのことも、すごくいいねって応援してくれました。
 

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とっても話しやすいジャシンダ首相。
 
そういえば!
この前、Labourチーム一員で釣り番組の司会者でもあるクラークが、
魚料理を振る舞うLabourイベントがありました。
きっと美味しいのを作ってくれるに違いない!から行きたかったのに、行けなかった…
赤ちゃん生まれたから、もう忙しくてクラークの魚料理は当分無理だ…
残念。無理してでも行けばよかったなあ。
いつかどうか食べられますように…
 
 
ジャシンダの6週間の産休中は、
歯に衣着せない物言いの爽快なNZ First党党首の
Winston Peters ウィンストン・ピーターズ副首相・外務大臣が、
首相代行を務めます。頼もしい。楽しみ(^^)
 
*****
 
懐かしい。
 
あの甘ったるい
柔らかな赤ちゃんのにおいに包まれて
ゆったりと、一日一日を楽しんでほしいです。
 
ジャシンダ。クラーク。赤ちゃん。
 
心からおめでとう!
 
 
 

 

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続けて、ありがとうございます!

ちょっと前に。
 
2015年に不当解雇されて、
2016年にERAが$15000の罰金の支払い命令を下したのに
未だにまったく支払いを受けていない男性のニュースがありました。
私と似たような状況です。
 
 
ERAには法的裁決を下せても、
支払いを強制執行させるための権限がないからです。
 
私も、ERAで勝訴の裁決が出た時今後どうすればいいのかを聞いたら
「とにかく地方裁判所に行って聞くように」と、言われ
何が起こるのかちっともわかりませんでした。
 
みんな自分の職権内のこと
部分部分でしか教えてくれないの。全体像を見せてくれないんですよね。
 
地方裁判所に行くと、支払いを執行させるためには
「また裁判を起こさないといけない」ということで
裁判費用と、会社に支払える資金があるのかを、法律専門家と相談して決めた方がいいと。
 
正直に言います。
地方裁判所の窓口の人は、ERAの出した私の「裁決証明書」を手にヒラヒラと持って
「これはただの紙切れなんですよ。」言い切りました。
 
やっと、あんなに険しい道のりを超えて、私の気がおかしくなってるのではなく
主張したことは正しかったのだとERAは、認定したのに
またどん底に突き落とされました。
 
そして、負債取り立て業者に連絡して
雇用主の会社清算の申請をHigh Courtにしました(高額な出費あり)。
会社は雇用主ただ1人の会社で唯一の株主でもあり、清算人が会社資金の調査に入りました。
 
前回の記事で後述するとしたことですが、
松野氏は夫との調停に出席をすると言いながら、半年もの間、多忙を理由に
何度も調停を延期しました。
そこは、Markさんの雇用主と違いますね。
 
そして
  • 3月末日の税制年度末で、会社配当金を取得。
  • ERAに私と夫それぞれ The statement of problem(陳述書)を提出するが、夫との調停が5月末にあるのでInvestigation Meetings(審議)の日時は、調停後5月末以降に保留される。
  • 5月末の調停「前日」に、松野太郎氏が調停をキャンセル。この時期に会社配当金を使用したとの情報あり。
  • 6月初めに、ERAでInvestigation Meetings。不当解雇で賠償金支払い命令と、夫と松野氏との仕事上の関係が認定される。
 
3月末日の税制年度末に出た会社配当金を、ERAの賠償金支払い命令前に使われてしまったために、清算手続きをしても回収ができなかったのです。
 
これは、大した理由もないのに松野氏が調停に出席すると言い続けて、
延々と延期してERA審議を遅らせることができたからです。
 
だから、ERAに行く人は会社の資金を使われてしまう前に
ERAで裁決が出るように、早め早めに行動してください。
 
こういう法の不備も改正案が出されて、審議されて新法案になるのは、
時間がどうしてもかかるんですね。
だけどあきらめずに、大臣に教わったことをやっていくつもりです。
 
会社清算をして、今はもう会社がなく
ERAの裁決という法的判断が出ているので、松野氏個人の資金から賠償金を回収することは、さらに裁判を起こすことで可能だそうです。
裁判費用と回収できる分と天秤にかけることになりますが。
賠償金を回収できるのは、結局、裁判を起こせる費用のある人ですよね。
 
前出のニュースにありましたが、ERAに行くと裁決は公になってしまうため
「勝訴したのに、グーグルで名前を検索すると出てくるので『ボスを訴える人物』とみなされて誰も自分を雇用しようとする人がいない。」と悩む人が多いのだそうです。
 
だけどそれは、
「お互い誠意のあるフェアな雇用関係」を持つ意欲の欠けている雇用主だったら、
こっちだって雇われたくないよなと思うんですけど。どうでしょう?
ニュースに出た男性のように塗装業とかだと、そうも言っていられないのかもしれないけど。
難しいですね。
 
このニュースのFacebookには、
移民かどうかに限らず、不当解雇にあった人たちの反響が多くあって
不当解雇した雇用主の実名をどんどん載せていました。
みんな頭にきてるんですよ。
 
ニュースに出た男性もなぜ、元雇用主の実名を公表しないのか?という意見もありました。
 
*****
 
この前、Northcoteの補欠選挙で、Labour党の Shananのお手伝いに行った時
「子どもの貧困?自分には関係ない」と言い切った
National党支持者の大きな家を後にして、
集合住宅に行ったのですが、
 
そこには不当に解雇されたばかりで、選挙どころではないという
ヨーロッパ系移民の方がいました。
 
私自身が、不当解雇されて闘った張本人なので
話をよく聞いてくれて、自分の権利を主張するならどうしたらいいのか
伝えることができました。
こういう時に、つらい経験でも役立てることができてよかったと思えます。
 
でもその人は、調停がどうとかいうよりも
明らかに「精神的なサポートが必要」な不安定な状態でした。
 
なので「必ずここに行くと約束してくださいね。」と雇用サポートと一緒に
メンタル面も気づいてくれるだろうという場所を伝えました。
 
不当解雇が、労働者に与える精神的影響
目の当たりにした日でした。
 
*****
 
かく言う私も、ちょっと前に不当解雇を語る機会があって。
雇用主の永住ビザ取得に利用されたのは、私だけだったのですが。
 
聞き手が
「もしここで、元雇用主と面と向かって話をする、ということになったら、対面できますか?」
という質問をしたんですね。
 
私以外の男性2人は、感情露わにブン殴ってやるとか言っていました。
 
私は、その質問を聞いた時に、本当にここに来たら…と思ってしまって。
男性たちの様子もわからないくらいに。頭がジワーッとなって。
急に胃を強い大きな何かでグーッと押されるように、苦しくなって
すごい吐きそうになって、えづいてしまったのです。涙目になって。
 
後になって、すごい落ち込みました。すっごい凹んだ…
 
もう何年も経ってるのに。なんなんだ、わたし。
この経験をしたから、少しでも改善できるように
国の首相やいろんな大臣、政治家にまで会って話しに行くまで
活用しようと動いているのに。
なんでまだこんな反応するんだ。
 
何をすれば、この気持ちは完全になくなるんだろう?
 
初めて会った日に、ちょっとイヤな感じがした。だけど、乗ったほうがいいと強く感じた。
 
あの時の勘は、正しかったと思う。
 
こうやって注意を呼びかけられるし
裏切る側の手口を公開して
活用したい気持ちが、
消えることはないだろうから。
泣き寝入りしない私だから
起きたことなのかも、とすら思います。
 
もう今は、いつもこのことを考えているわけではなくて
大家族で大わらわなので、やる事楽しい事に囲まれているんです、普段は。
 
でも、ポジティブパワーに変えようとしても、まだ埋れてあるみたいなんです。
 
賠償金が支払われていたら?
もらってないからわからない。
 
謝罪の言葉があったら?
いや、ちゃんとやってます感を示すために心ないうわべだけの言葉が出る人物だから、それは響かない。
 
それが「罪」という認識がないこと
自体、罪である。
 
という言葉を聞いたのだけど、
Markさん夫婦も私も、相手が反省していない、悪いと思っていないから
苦しいんじゃないだろうか。
 
私にとっては、お金がどうこうよりも法的にERAが
「私の言ってることを正しい。」と認定したことがとても大きいんです。
 
だから、Markさん夫婦もERAに行く気なら、行ったほうがいいと思います。
気がすむまで。
私は、死ぬ時絶対このことで後悔しません。
 
(ママはいつもこうだけど)子供たちも、
納得いくまで行動するママの背中から、何かを感じてはくれているんですね。
 
このことがあるから、いい国にしたいという思いが伝えやすいし
政治家とも話しやすいことは、確かなんです。
法の整備や、社会のシステムを変えるために。
 
日本で、親に虐待された亡くなった5歳の女の子も
残した反省文があったから、たくさんの人が悲しんで怒っているけど
今までも、書かされた反省文がなくても亡くなってしまった子たち
たくさんいたのに。
 
もう真っ先に子供の安全を確保するのが最優先になるように
法の整備や、社会のシステムを変えなくちゃだめでしょう?いい加減に。
もっと怒って、動かさなくちゃだめだよ、大人たち。
 
Northcoteの補欠選挙では、善戦叶わず。とても残念でした。
政権に影響があるわけではないけれど。
Northcoteは、North Shore全体がそうですがNationalが牛耳った地域です。
「子供の貧困?関係ないね。」と口にできるような支持者層を持った。
一部だけじゃなくて、みんなにいい方向に変えていくのは難しいです。
だけど、あきらめず、もがき続けます。
 
Markさん夫婦がERAで主張すれば、NZ人雇用主のしたことが実名で公開されます。
その卑怯さが。
 
私も、松野太郎氏は精神的苦痛を与えたのに謝罪をしようという気すらなく
利用して卑怯なままなので「権利の搾取」が減るまでずっと、
伝えて続けていこうと思います。
 
不当解雇体験記は、追い追い手直し書き足ししていくので、参考にしてください。
 
Markさん夫婦の、健闘を祈ります!