Bittersweet in NZ

(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記、息子のAPD(聴覚情報処理障害)との奮闘レポートなどなど。

外国育ちの子供の中の、日本。

 
ただ単に「海外で育つ」というよりは
 
親の話す言葉とも文化とも違う環境で
よその国「外国」で育つ子供にどんな風に「母国」を伝えていますか?
 
そして「外国」と「母国」のバランスってどれくらいですか?
 
 
 
この前、ある中国人パパのMさんとおしゃべりしてました。
 
同じ中国人の奥さんとの間に小さい子供が2人。
ニュージーランドに来て4年目とのこと。
 
 
Mさん曰く、中国人コミュニティーの子育て世代は
「NZで子育てをしていく上で、中国人らしさをどうやって育てていくか?」
 
ということが一番の関心事で心配のタネなんだそうです。
 
なので、Mさん一家は休みのたびになるべく子供を中国に連れて帰っています。
 

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そう、そうだよねえ。
それは、私たちも子どもが生まれる前からすごく考えてたのです。
 
わが家は、親の生き方で(ある意味身勝手とも言える)人種の違う同士なので
「子供には、日本とイギリスの両方で育って、両方の文化を知る権利がある。」と
子供を持つ前から、強く私は思っていて、それに夫も同意してくれました。
 
夫婦が中国人同士や日本人同士だったら、家庭内ではその国の言葉を話して
「母国の心」みたいなものが伝えられるかもしれないけど
 
親がイギリス人と日本人のわが家では、
私1人ではとてもとても、伝えたい日本が子供たちに伝えきれない。
 
伝えるには、日本の土地や風情や、育んでくれる人々と環境が必要でした。
 
だから、子供たちが小さいうちは夫の強い希望もあって、
日本で育てました。
 
豊かで独特な、日本の美徳や文化や情景を
 
繊細な子供の心の奥に、ていねいに種を埋めるように。
 
 
 
日本で育ててよかったと思うのは、
 
まず第一に子供たち、特にお兄ちゃんたち2人が
「日本で育ったことを誇りに思っている」ことです。
 
 
そしてもちろん
おじいおばあには、孫たちのやんちゃ盛りをかわいがってもらえたし
なにしろ、友だち、子育て仲間、ご近所や幼稚園学校がものすごくよかった。
 
感謝してもしきれないほど、最高に恵まれた子育て環境でした。
 
日本での子育ては、私たち夫婦の「かけがいのない宝もの」で、
とにかく濃い経験でした。
 
NZの子育ては幼稚園から小中高大学までしてきたけども、日本のと比べたら
とにかく、あっけない。薄い。
よその家庭では違うかもしれないけど、うちではそうです。
 
 
 
Mさん一家は、子供が幼いうちからNZ育ちで
 
それぞれの家庭で家族のあり方があるので、子育てに正解はないと思うから
(子どもが不幸な間違った子育てはあっても)
自分たちに合う家族のあり方を模索していくのがいいよねって話をしました。
 
っていうか、そうするしかないよねって。
 
 
 
「中国人らしく」を大切にするあまりに
中国語はネイティブレベルだけど、英語は中途半端、でもいい?
 
たぶん違いますよね。
 
国際結婚した人の間では、子供の言葉がどっちつかずにならないように
「中途半端にならないように育てる」っていうのはもう常識というくらい大事なこと。
 
セミリンガルとかダブルリミテッド、っていう
呼び名のニュアンスはさておき
 
「中途半端でつらい」「どっちの国にも属せない自分がつらい」と
打ち明ける生徒たちの悩みの存在が、少なくないことを知っています。
 
 
意思疎通以上の「完璧なバイリンガル」、
「英語もネイティブのアカデミックレベルで、中国語もネイティブレベル」
 
っていうのを親は子供に求めるかもしれないけど、
それってとても難しいことらしいです。
 
できる人もいるけど。
できない人の方をたくさん見てきました。
サクセスストーリーばっかり見て、自分の子もそうなると信じてるみたいで。
 
 
「英語はネイティブのアカデミックレベルで、親とは中国語では意思疎通ができるレベル」ってのはどうでしょう?
 
 
 
フランスで暮らす、作家の辻仁成さんが
周りのバイリンガルの「一つの言語に基軸を置くことが大事」という意見を聞いて
 
家庭内で親子の会話は日本語だそうですが、息子さんの基軸言語はフランス語なので
大学を出るまでは日本に移れない、という記事を目にしました。
 
息子さんは純日本人であっても
「自分の能力をより強く表現できる言語」としてフランス語を選んだことを
辻さんが親として、尊重しているのが素敵だなと思いました。
 
バイリンガルかどうかということよりも
「自分の能力を思う存分、より強く表現できる『基軸言語』を身につける。」
ことの方が、大切だと私も思っていて。
 
だから3人の子供の「日本の部分」は3人3様です。
 
 
ノーベル文学賞を受賞した、小説家のカズオ・イシグロさんも
日本語を話す日本人のご両親のもとで育って、
 
5歳でイギリスに移住したので、親と話す時は
5歳児の話す日本語だとインタビューに答えていましたが
 
カズオさんの中の、イギリスと日本のバランスも
おそらくご本人の意思ではないでしょうか。
 
その繊細なバランスが、類まれな表現力につながっているんじゃないかと。
 
 
異国で育つわが子にも、いろんな人の心にも
それぞれ日本の種があるんだけど、どう育てていくかは、本人が決めたらいい。
 
 
 
だけど子供の意思とは別のところで
完璧なバイリンガルになることを勝手に求めて
なれなかったら、罪悪感や劣等感を持たせる親が当たり前のようにいるのは
どうしてか。
 
親自身はほとんどの場合、完璧なバイリンガルじゃないのに。
 
Mさんには「〇〇人らしく」を大切にするあまりに、
子供を支配して、いいとこ伸ばしどころか足引っ張る大人に
ならないでほしいなって思いました。いっぱいいるのでね。ここには。
 
 
 
さらにMさんは、息子が内向的で
幼稚園の時から小学校低学年の今も
同じ中国人の友だち1人としか遊べなくて、
 
Mさんも、家族ぐるみで交流できるのがその一家族しかなくて
そこも困っているそうで。
 
でもMさんはこうして英語で私と、初対面なのに悩みを打ち明けるほど話せるので
 
子供が、っていうより
親がまず中国人以外の人と楽しんでて
それを見せるのがいいんじゃないかな。
 
なんだか、楽しそうなお父さんを。
 
優しい子になってほしかったら、大人がまず親切にしているのを見せて
勉強好きだったら、親が率先して学んでその姿を見せるように。
 
ありきたりのことだけど、わかっているのに
けっこう実行できてないなあ、って思うことあるんです。
海外暮らしで10年20年経っても、英語で意思疎通ができない親
いっぱいいますしね。
 
 
以前、NZ育ちなのに読み書きの力が弱いっていう子のお父さんがいて、
厳しい人だったんだけど
 
ある日、たまたまその子の妹が、わが家の本棚を見て
「うわー!!こんなにたくさん本がある家、見たことない!」って。
 
それ聞いて「ありゃ〜。お父さん、子供に勉強勉強ってキツく当たるけど
自分が本読んでないんじゃダメだよ。。。」ってつい、心の中で小さく叫びました。
 
 
子供の成長を心配するMさんは
心配する気持ちはよくわかるけども、心配は子供にも伝染るから
 
同じ伝わるなら、おもしろがってる、を伝えたほうがいいよって。暗いのはまずい。
 
Mさん真面目な人で、なんだかシュンとしてたので
また私をつかまえてお話聞かせてね、と。
 
そしたら後日、
近所の南アフリカン一家を休日BBQに招待したそうで、とても喜んでいました。
 
少しずつでいいから、楽しく溶け込もう。
 
 
でないと、こんなことが…..
 
十数年とNZに溶け込まないままの親に対して
いろいろあって、堪忍袋が切れたNZ育ちの子の反乱。
 
そしてその子の友として加勢する、正義感の強いわが息子。
 
そしてなぜか、成り行きで巻き込まれる私…..
 
息子よ、ママは巻き込まないでくれ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「Basic Rights・基本的権利の確保」への長い道のり。3

完璧にバランス取れているものって、世の中そうそうないですよね。
 
人だって、国だって。
 
 
だから、こうありたいと望む現在と未来に
なるべく誠実で、なるべく近い環境(国)創りが出来る人達が
 
舵取りできる力を得て、改善を続けられるよう
協力して、活動していくしかないと思うのです。
 
 
 
でなければ
National党がまた、国の舵を取るのです。
 
9年間、苦しんでいる多くの人々を放っておいた
問題を、問題ないと言い続けてきた「現実離れした」権力者達が。
 
地球が温暖化してるのに
電車じゃなく、車のための道路を増やしたい政治家が。
 
 
 
前出の南アフリカ人で
National党支持者の知り合いは、
 
「住宅価格がどんどん上がるのは大賛成。自分たちも努力してきたんだから
未来の世代に住む家がなくて困っても、それなりに対処すべき。」と
 
うちの子の前で言ったので、
 
夫もつい我慢できずに
「うちの住宅価格が上がるより、子供達が将来住む家を確保することの方が大事だ!」
と反論しました。
 
 
 
基本的人権のない、またはほぼない国から来た移民達が
祖国での人権意識の低さを、移住国に持ち込んで
 
基本的権利が侵されても、疑問にも思わないで
鈍った感覚を、蔓延させていく。
 
それは多民族文化のマイナス面じゃないだろうか。
 
 
 
Labour党が、いつも訴えているのは
「Basic Rights 、国民の基本的な権利」。
 
NZで10年暮らしてきて、
金持ちじゃない国民は、基本的な権利を
もがいて掴み取らなければ、手に入れられないのを痛感しています。
 
金儲けが悪いと言ってるんじゃない、生活していかないといけなんだから。
 
 
ジョナサン・コールマンやジョン・キー達みたいに
公僕から儲け話にサッサと乗ることも
金儲けに偏りすぎてるから、平気でできるのです。
 
National党支持者の知り合いも、悪い人じゃないんです。
でも金儲けに走りすぎて、困ってる他人のことは想像ができない。
 
金勘定は好きだけど、想像力が足りないの。
 
見えない所で困ってる人なんか自分でなんとかしろという考えで、
それは、National党のこれまでの政策とシンクロしています。
 
 
National党支持基盤が4割を崩さないのは、
 
子供の貧困・ホームレス・住宅・医療・教育・環境問題は置いといて、
何がなんでも金儲けが最優先の国民が、4割の中に多いってこと。
 
中国富裕層のコミュニティーが、Labour政権になることに強い不安を感じていたのは
周知の事実だし、リークしてくれる人達からも現に聞きます。
 
 
だけど、よそ様の国に移住させてもらってる移民が
NZに元からいる国民が困っているのを、放っておいて何もしないなんていうのは
 
とんでもない、言語道断だと強く思っています。
 
 
去年の選挙の時には、
National党支持者か雇われたのか
SNSで荒らしをしていた、大バカ者で恥さらしの日本人がいました。
 
「国全体の問題を考えられない移民は、国に帰れ!」
という声があるのを、忘れてはいけません。
 
「国全体の問題を考えられない移民に、選挙権を与える必要はない!」
という声もあるのを、忘れてはいけません。
 
こういう大バカ者は、National党に放置され続け苦しみ続けるNZ人に直接
なぜNational政権の方がいいのか、面と向かって話をすべきです。
 
「みんなのことより、自分の得になるために選挙権を使うけど、襲撃はしないでね。」っていうのは、通用しないでしょ。
 
 
どの国でも、選挙権のために闘った歴史があって
ニュージーランドでは「ガイジン」の私でも、永住権があるので
選挙で投票できるのは光栄なことです。
 
夫が日本で「ガイジン」だった20年近くの間、
永住権があっても投票はできませんでした。
 
 
オークランドのNorthcoteでは、
Jonathan Colemanジョナサン・コールマンの辞任により
補欠選挙が行われるでしょう。
 
どうせ医療現場の危機を改善する気もなかったんだから、
さっさと選挙前に儲け話に乗れば
こんな税金の無駄遣いしなくてすんだのに。
 
 
今は医療保険が払えて民間病院を利用できる人でも、
 
年齢とともに上がっていく保険料を
高齢になっても支払い続ける自信はありますか?
 
払えなくて止むを得ず医療保険をやめたら、大病を患うことはよくあることです。
 
安定した国営医療システムの構築が必要なのは、明らかです。
 
補欠選挙では、前よりは「自分の頭で考えた」投票が増えるといいんだけど。
前回は、人に言われた通りに投票する人のなんと多かったことか。
 
 
なんで、NZ生活楽しい〜!!って言えないんだろう?って
よくよく考えたら、Natioal政権だったからだって、
 
ちょっと前に気がついたのです。
 
現実を無視して、質問に答えないのにウソつきまくる、ジョン・キー。
それを支持する、多くの国民。
同じように現実直視しないNatioal党とそれに媚びる他の党の政治家。
 
こんなに不公平で、多くの困ってる人が放ったらかしにされてるのに
美しくてすばらしい国っていう、ウソごまかしに、もううんざりしてました。
 

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Labour党のフィル・トワイフォード住宅・交通大臣。お茶目で面白い人です。
やっと念願の、Labour主導政権になったのに
 
Basic Rights、基本的権利というのは
「ベーシックなことなのに」手に入れるのはなんて難しくて、
時間かかるんだろうねって
 
フィル大臣と話してたんだけど、
 
「でもそれまで野党で、国を良くするためにずっと考えてきたことを、やっと実行できるからすごくうれしいし、高揚してるよ。」って
 
やっと舵取りできる力を得ても、そも道は険しいのにもかかわらず
その粘り強さと、パワフルさをじかに目の当たりして、とても感動したのでした。
 
 
死ぬ時に後悔しない道を、私は今自分で選んでいるということは、
 
間違いないです。
 
人として。
 
 
 
 

「Basic Rights・基本的権利の確保」への長い道のり。2

そしてついこの前、辞任した
ビル・イングリッシュNational党前党首・前首相
ビジネスチャンスを模索中らしい。
 
 
農業出身だから、もし農業に戻るんだったら
首相の時は放置していた
 
泳げないほど汚染された、国全体6割の河川にタレ流しし続けている
農業汚水を、食い止める作業に力を注いでほしいものです。
 

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選挙の時、党首討論で
 
「子供のところ泳いでいた川と、その川は今でも泳げるか教えてください。」
という質問に
 
ビル・イングリッシュは、泳げると言ったけど
のちに調べると、その思い出の川は、汚染がひどくて死んだ川になっていた。
 
ちなみにアーダーン現首相は、泳ぎたいけど残念ながら泳げない、と
河川汚染問題の現実をきちんと認識して答えていました。
 
 
 
そして
大人のオモチャで一躍海外にも伝わってしまった
スティーブン・ジョイス前経済大臣も、辞めます。
 
抗議行動に出たのは、クライストチャーチの看護師さん。
 
 
 
前回の選挙時にスティーブン・ジョイス前経済大臣は、
Labour党の予算には11.7億ドルの穴があると主張しました。
 
経済専門家8人が「11.7億ドルの穴はない」と反論する中、
ジョイス前経済大臣本人と、ビル・イングリッシュ前首相だけ
11.7億ドルの穴はあると言い続けて
 
 
結果、
ウソの「フェイクニュース」であってもLabour党への投票を減らすことに成功。
 
経済専門家8人の検証より、
大学で経済の8単位を全部落としたのに、なぜか国の経済大臣になっている人物の
ウソを信じた国民が多くNational党を支持したのです。
 
 
 
 
 
 
ビル・イングリッシュNational党前党首の辞任によって、
新しく党首になったサイモン・ブリッジ党首は、
2013年に同性愛間の結婚の平等に、反対の投票
 
 
そのサイモン・ブリッジ新党首は、
気候変動・エネルギー資源大臣だった2013年に
 
油田ガス調査と称して前代未聞の規模の40万平方キロメートルもの
深海掘削を許可して、世界から石油産業が参入できるようにしてしまいました。
 
クジラの聖域の汚染を心配する、
カイコウラやタラナキ住民や多くの専門家の声をよそに、
 
掘削エリアには国立指定公園も入っていてるのを知らずに、許可
 
深海掘削を許可したサイモン・ブリッジに
2013年当時、Green党は辞職要求をしました。
 
でもサイモン・ブリッジは、National党党首になると
「環境問題の重要性」を掲げて
 
Green党に、2020年の選挙では「連立政権を組みましょう」とすり寄っていたけど
拒否されてた。
 
当たり前でしょ。
 
 
深海掘削に自信満々で、環境へのリスクより経済利益優先してたんだから。
 
私の好きなジョン・キャンベル John Campbellが、
この時もカイコウラの人々のために熱かった
 
当時のインタビューです。
 
ちょっと我慢して、全部観てみてください。
 
自己主張は大いにするけど、質問には明確に答えないのは
National党のいつものやり方です。
 
これを観て、頭にきた視聴者多かったですね。
 
現在、アーダーン首相に
多くの科学者や関係者が深海掘削の撤回を求めていて、私も嘆願しましたが
 
海外からの誘致はとっくに始まっているから
どうなるかわからないです。
 
(続く)
 
 

「Basic Rights・基本的権利の確保」への長い道のり。1

NZでは4月1日から、エイプリルフールじゃなく
 
最低賃金が、時給16.50ドル(75セント賃上げ)になります。
 
約13万人の労働者とその家族が、
増えた週30ドルをおそらく生活費にあてることでしょう。
 
 
数週間前、会ってお話しさせていただいた
Labour党のイアン・リース ギャロウェイ労働・移民大臣が発表しました。
 

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労働者の権利に情熱を持つ、イアン・リース ギャロウェイ労働・移民大臣です。
 
この日、イアン大臣は
「労働者の基本的権利を、まず確保することが大事。」
強く主張していました。
 
労働者の基本的権利のために、ユニオンで長年奮闘してきた大臣にとっては
これはまだ始めの一つに過ぎず、これからも闘いは続くでしょう。
 
労働法の改正案にしたって、半年以上検討討論されて、実施できるのは
なるべく今年中に、というくらい改善には、時間がかかるのです。
 
 
 
 
南アフリカ人でNational党支持者の知り合いは、
「最低賃金が時給$16.50になったら、人なんか雇うもんか!」と怒っていたけれど
 
だったら、人を雇わないで
仕事は全部1人でこなすといいでしょう。
 
あなたのような雇用主には、雇われたくないし
まして、うちの子は絶対あなたのとこで働かせたくない。
 
 
 
夫は
英語ネイティブでも、NZの教育制度で十分な英語力がつかなかった
キウイの大人達の英語スキルの向上にも携わります。
 
親が、低賃金で長時間いくつも仕事を掛け持ちしていたので
子供の勉強を見る余裕が、まったく無かった家庭で育った人達が多かったそうです。
 
でも夫と学んでいくうちに
「自分の周りにも、勉強し直したい奴らがいっぱいいるから、もっと教えてやってくださいよ!」
キラキラした笑顔で自信をつけて、プログラムを終えるのだそうです。
 
 
食べさせるだけで精一杯の親達が、
少しでも子供の勉強を見てあげて、力を伸ばしてあげられるようになったら
 
自信がついて、自己肯定感につながっていくはず。
 
子供も親も、子供だった大人達も。
 
 
 
大切な人や、守りたい家族がいてもいなくても、
多くの人は、すこやかに、より安全な環境で暮らしたい。
 
だから、家族のために
体にいいおいしいごはんを作ったり
暮らしやすいように毎日を工夫したり
 
より良い環境や未来のために、
できるだけ政治にできるだけ関心を持つことは
 
特別なことでもなんでもなく、子供を持つ親として、私には自然なこと。
 
 
 
 
最近、National党では
主要政治家が続けて辞任を発表しました。
 
3月には、前保健大臣で、オークランドNorthcoteの
Jonathan Coleman ジョナサン・コールマンが
 
民間医療会社、Acurityの経営に就くため、辞任することになりました。
 
 
彼は、保健大臣だった当時も選挙時も
現在も続く、医療現場の危機はないと主張し続けていました。
 
周知の事実として問題になっていた、
病棟の老朽化放置による衛生状態の悪化した病院についても
 
辞任を発表してから、元担当大臣として質問されましたが
「政治から離れるので…」とインタビューを中断して、答えませんでした。
 
 
6ヶ月前に投票してくれた、多くのNorthcote選挙区民に対して
政治家として報いることよりも、
 
たった6ヶ月で、もっと儲かるいい話に乗って
保健大臣の座から、時間をあけずに民間医療会社の経営を選びました。
 
納税者ユニオンは「誠実さにかけた行為である」と批判しています。
 
「回転ドア」のようにいとも簡単に
公職から、民間の関連企業に天下りできてしまう問題点を
ビクトリア大学のブライス・エドワード教授が指摘しています。
 
 
 
元国会議員が、
新しい就任先の事業利益を大きく上げるために
以前のコネや情報を利用するのは、想像に難くありません。
 
事実、多くの元政治家が、
現在NZで展開している中国企業や関連企業の取締役に就いています。
 
元National党のルース・リチャードソン、ジェニー・シップレー、ドン・ブラッシュ、クリス・トレメイン、
 
そして元首相のジョン・キーも。
 
 
去年の4月に辞職した、前々首相のジョン・キーは
今はニュージーランド航空と
ANZ銀行のニュージーランドとオーストラリア両方のトップだそうですが
 
首相の時に中国から移民や企業を含めて、大きくドアを開きました。
 
その恩恵を受けた大量の移民は、
根強いNational党支持者となり、支持基盤の確保に成功しました。
 
 
ジョン・キーが首相だった時、国会討論で
オークランド住民のフィル・トワイフォード現住宅大臣が
 
中国人移民の大量流入による、オークランドの住宅とインフラ危機に対する
繰り返し責任追及をしていたけど
 
当時ジョン・キーは、のらりくらりと「住宅危機なんてない。」って
言い続けてました。
 
フィルさんが訴えていたように、
うちでも「オークランドに来てよく見てみろ!」って叫んでました。
 
 
そしてLabour党が、ホームレス問題を訴えてた
去年9月の選挙直前には
 
ジョン・キーは、「中国在住のバイヤー」に不動産の一部を売って
手にしたのは、約2000万ドル。
 
 
ナイトの爵位を受けてサーの称号までついている、ジョン・キー。
 
そういえば、労働者階級の星だと、昔は夫のおばあちゃんまで信じていた
イギリスのジミー・サヴィルもサーがついてるよなあ。
性的虐待と小児性愛で被害者は数百人にものぼるほどで、
悪魔のような人間だったのに。
 
(続く)
 

息子とAPD10。遠隔マイク補聴器 (RMHA)と、トマティス(Tomatis)と。

それにしても
遠隔マイク補聴器 (RMHA)や、トマティスTomatisのように
 
せっかく高価なトレーニング機材があっても
 
中高生だと、周りの視線やどう思われているか、
気になって気になって
 
授業中に変に萎縮したりして(もったいない!
メンタル面でのサポートするのが、ニュージーランドでは普通だそうです。
 
ニュージーランドでは、のびのび成長してるもんだって
思いますよね?イメージだと。
 
でもね。
青少年の自殺率が
30何カ国の調査国中、ワースト1なんです。ユニセフの発表によると。
 
日本の倍あるんですね。
だから若者のメンタルサポートが叫ばれているわけなのです。
 
 
 
だから、次男のように親までも「あっけらかん」としているのは、珍しいことだそうで
 
次男も私も、何度も「大丈夫です!」と伝えて
ミーティングの夜には、文書で確実に安心してもらえるようにメールでも伝えました。
 
 
Tomatis トマティスでもそうです。
決して安くないトレーニングなのに、中高生は
いざやろうとすると、「家の中でなのに」続けるのを嫌がる子がいるそうです。
 
トマティスの先生に、
なぜ真面目にトレーニングを休まず続けられるのかと聞かれた時に
 
次男は「自分は高校最後だから、嫌がってる時間はないし、お母さんがいつも夜遅くまで研究論文読んでるし、高いお金出してくれてるし、自分はやるしかない。嫌がる理由がわからない。」と答えていました。
 

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次男は
シンプルに目的をまっすぐ見て前進する、その清々しさからか
よく先生だけでなく目上の人に目をかけてもらえることがよくあります。
 
背すじを伸ばすべき時に、きちんと伸ばすということができているというか。
 
 
子供達が小さい頃、日本で暮らしていて
いつか日本を離れることはわかっていたので、
 
日本で教えておきたいことがいろいろありました。
 
例えば、神社を歩いてて
スッと背すじを伸ばそう、って感覚。
 
言葉ではほとんどないんだけど、夫もそういうのはわかって
子供達もピッと感じ取る。
 
あのピン、と張りつめる感じ。
 
そういうのはちゃんとわかる子になってほしくて、
それは日本の土地とか空気とか、伝わってきたものとか、適度な緊張感。
 
言葉ではなく、身に染み込んだものが
この国で、大人達には感じられているんじゃないだろうかと
 
これまでにいただいた言葉から、思います。
 
やたらとリラックスなこの国で。
 
それは次男だけでなく
3人とも温厚で礼儀正しく、クラスの宝だとか、学校で表彰されるのは
 
その日本人らしい部分が評価されてるのかな?と思わなくもないけど、
それはおへその奥にしまって。
 
まっすぐな息子の態度が、大人達を動かし
とてもいいサポート体制につながってホッとしました。
 
なんだかすごい真面目な子のようですが、いつもはチャランポランで楽しい子です。
 
 
 
 
APD専門機関で提案された脳トレーニングは、遠隔マイク補聴器。
教育専門家が提案した脳トレーニングは、トマティス。
 
 
何が言いたいのかというと
一つの専門機関で提案される改善策は限られているな、ってことなんです。
 
APDの症状について、
専門機関・教育心理学・教育専門家、そのほかたくさん論文や資料を読んで
 
有効な聴力のための脳トレーニングを2つ見つけて、2つともやっています。
 
いいサポート体制を固めたんだけど、
 
遠隔マイク補聴器は、あくまでAPDの聴覚の脳トレ。
トマティスは、
APDの聴覚・ワーキングメモリー・苦手なプランニングも改善する脳トレ。
 
聴覚トレーニングがダブっているからなのか、
お互いがお互いを「補助的なトレーニング」ととらえている感じがあります、実は。
ひしひしと。NZでの話ですけど。
 
APDに関するニュースでは、同じ記事に取り上げられてるのにです。
 
 
SoundSkillsはアメリカ系のリサーチ、
トマティスはヨーロッパ系のリサーチが多いですね、フランス発祥なので。
 
だけど双方の関連資料をたくさん読んで、どちらも効果あるのは証明されています。
 
 
双方が協力関係になることはないけれど、
双方に、他にもトレーニングをやっていて良い感じであることは伝えてあります。
 
ぶっちゃけた話、息子の困ったAPDをやっつけるためには
やってみないとわからないんだから、どっちがいいかとかはどうでもよくて。
 
これまでの少なくないやり取りの中で
双方の専門機関が、次男の改善に強い自信を持ってるので
 
それぞれが次男のためにベストを出してくれるように、
 
母としては、それぞれの間に入って親密になって
うまく調整役に徹しています。
 
 
子供がいいことをしているとよく、それがまわりにどんないい影響を与えるかを
一緒に考えたり、伝えたりします。Good vibe ってやつです。
 
たったひとりのいい考えや行動でも、
まわりや社会へのいい影響につながることがわかると
 
子供自身も、いいことをするのが自然なことになります。
 
それが次男にもわかっているので、自然に隠さず堂々と彼なりの努力を続けています。
 
サポート体制を固めるのに奮闘していた去年の暮れ、
ちょうど高校では進路を考えなければいけない時期と重なって
 
自分の理解しづらさは克服できると考えたのか、
卒業後も進学して勉強を続けたい、それしか打ち込みたいことがない、
私達に訴えてきました。
 
それは、正直高いハードルではあるのだけれど
彼の人生だから、止める権利には親にはありません。
 
行きたい方向があるのだから、応援しよう。
 
そっち方面へ行ったら、新しい道や出会いもあるだろうし。
 
そんなわけで、次男は高い目標を持って、人に見られる意味も理解しながら
 
APDトレーニングと学校生活を今日も送っています。
 

SaveSave

息子とAPD9。遠隔マイク補聴器 (RMHA)までの道のり・2

次男の高校で、
遠隔マイク補聴器 (RMHA)トレーニングについての
ミーティング当日。
 
待合室で、教育アドバイザーのJさんと合流して、打ち合わせ。
 
そこへ、授業を終えたばかりの
統計学の先生と次男が一緒にやってきました。
 
 
初めまして、とあいさつをすると
「僕、あなたのこと覚えていますよ。2年前にも彼に教えたんですよ。」
 
あらら、ごめんなさい。すっかり覚えていなかったのだけど
今回の遠隔マイク補聴器プログラムを楽しみにしてくれていたそうで
 
Jさんの心配をよそに
とてもいい感じで、ミーティングルームへ移動しました。
 
モーニングティーの中休みを使って。
 
そこには、次の授業の実験準備で来られなかった先生を除いて
5教科のうち、4教科の先生と学年主任が集まりました。
 
 

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このマイクを先生の首にかけてもらいます。 
 
 
Jさんが開口一番、
このAPDの改善に、次男がいかに前向きで
それがこのプログラムの成功にどれほど有効かを、熱く語り始めました。
 
「本人と家族がこれほど熱心で協力的なケースは、めったにあるものではないので
経験上、良い成果が得られるものと期待しています。」と。
 
 
そして、補聴器の使い方の説明に。
 
と言ってもマイクのコントロールは、次男がやるので
先生は、首から遠隔マイクを下げるだけ(^^)
 
以前使ったことのある先生も、今回のマイクは
アメリカズカップに出るNZヨットチームが使うのと
同じ会社が作る最新のものなので
 
ワクワクしながら、補聴器をつけた息子とテストしてました。
 
 
そしてクラスの他の生徒には、どう説明するかと言う話題に。
 
これまでは、他の生徒には隠してほしいとか
話しても最小限に、と
中高生だと人の目を気にする子の方が多かったそうなのです。
 
次男は
「自分は全然恥ずかしくも隠すこともないので、先生達が話したければ話してください。ぼくは全然構いません。」
と言いました。
 
 
そして私も、続けてこんなようなことを話しました。
 
「息子がこう言うように、なぜ先生がマイクをつけて授業をしなければいけないのか、見た目には他の生徒達にはわからないので、息子の症状も含めてクラスで説明してあげてください。NZで第一のAPD専門機関であるSoundSkillsでは、APD患者は20人に1人ということですが、アメリカでは5〜10に1人と言われています。私は隠れAPDの子がまだまだいるように思います。息子は高校の1年目から、中耳炎で耳がよく聞こえないまま、今、最終学年を迎えました。難聴がAPDと診断されるまで3年半かかりました。息子にも話したのですが、堂々と補聴器をつけて自信を持って勉強することは息子自身のためではあるけれど、同時に周りにAPDという障害を知ってもらう、いい機会なのです。もしかしたら自分もAPDかもしれないと気づいてもらう、障害があっても周りに助けてもらうことは全然恥ずかしいことじゃないということを、なるべく多くの人に伝えてほしいのです。このプログラムは息子の脳トレーニングのためですが、先生方には、絶好の教育的チャンスととらえていただきたいと思います。この一年間、どうぞ協力をお願いします。」
 
 
すると「もちろん僕達、生徒のためになることは大賛成ですよ!」と
隣に座る統計学の先生が、笑顔で答えてくれました。
 
「人と違うことをするなら、堂々と自信を持ってやりなさい、と教えているんです。」と私が言うと
「そういえばずっとヘアスタイルも目立ってたよね。」と別の先生。
 
次男にはこだわりのヘアスタイルがあって(校則違反ではない)、
目立っていた数年の間、学校や道で人になんと言われようとも続けていました。
 
母からは堂々とやれ、と言われ続けていたんですから、
人と違うくらい、本人はどうってことないのです。
 
とにかく先生達は、生徒の繊細な気持ちを気遣わないで
オープンに遠隔マイクを使えることに、とても安心していました。
 
それは先生が、授業に集中できるということです。
 
先生達には、マイクをつけて1年間ずっと授業をお願いするのです。
その上に息子の気持ちをおもんばかってもらうことまでは、避けたかったんです。
 
できるなら楽しんでいい経験にしてほしい、という気持ちは伝わったようで
 
こんな高くて最新のツール、生徒達も興味津々だと思うわ、と
いつから使うの?じゃ次のクラスから使えば?このままつけっぱなしでいいよね?と
 
ワクワクの先生達のおかげで、このまま即日開始になりました。
 
先生一人ひとりにお礼を言うと
授業開始のベルが鳴ったので、ミーティングはお開き。
 

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ほら、そんなに目立たないでしょ?
 
 
帰りに駐車場でJさんと、学校がものすごく協力的でよかったね〜と
喜びを分かち合いました。
 
「これも彼が、清々しいほどに前向きだからよ。
こんなに関係者全体が一丸になることってなかなかないの。」とホッとして笑顔に。
 
「学校としても、こういう障害へのサポート体制が万全であることを示したいだろうし、成功例を出せば、医療機関と学校の協力体制も将来的に取りやすくなるでしょう?せっかくの息子のケースを、ぜひ将来の生徒のために使ってほしいの。」という
私の言葉に、Jさんもうなづいていました。
 
そう。初めてのケースだから「成功した前例」を作って
後から来る子やその家族が歩きやすいように、
学校と専門機関が協力しやすいように、道を作れたらいいなあって。
 
 
以来、毎日の授業では
どの先生も遠隔マイクをスムーズに使えていて
 
次男の方も
これまでは理解するために、聴くことに一心に集中していたのが
 楽に聴こえるので、疲れが減ったそうです。
 
APDの子は、学校では聴くことに人一倍集中しなければならないので
学校が終わると
 
普通の子の倍に脳が疲れて、学校から帰るとグッタリしてしまうのだそう。
 
 
ミーティングに来れなかった先生も
 
「オレ、ダサいけど、これ(遠隔マイク)つけると、一応サマになるだろ?」って
喜んでるつけてくれてるらしいです。
 
古典の女性の先生は、声が大きくて早口で、よくしゃべるので
補聴器で耳にうるさすぎないか気になってましたが、大丈夫とのこと。
 
教室の中で、授業内容を理解するためには
先生の話す声と周りの雑音の差が、通常は5デシベルだそうですが
APDの生徒には20デシベルの差が必要です。
 
この遠隔マイク補聴器では、
その「20デシベルの差」で聴くことができます。
 
 
APDに人には音がどう聴こえているか?
 
英語だけど、シミュレーションがあります。47秒から。
 
 
 
聞いてみると、
 
息子よ、勉強よくここまでなんとかやって来れたなあ、と感心します。
 

息子とAPD8。遠隔マイク補聴器 (RMHA)までの道のり・1

今月はいろいろあって。
 
NZのリース ギャロウェイ移民大臣と
トワイフォード住宅大臣とお話しするという
 
自分の中では、思いもよらずに宝くじに当たったような
大感激なできごとだったのですが、
 
 
他にも
聴覚情報処理障害(APD)を持つ息子が、
 
2つ目のトレーニング、Remote Microphone Hearing Aids (RMHA)という
待ちに待った遠隔マイク補聴器
学校の授業で使い始めることができた月でもありました。
 
なのでトマティスの経過の予定でしたが、補聴器のことを書きます。
 
 
 
 
次男の聴覚は、耳の器官自体に問題はないものの
耳から聴いた情報を、脳がうまく処理できないことがあります。
 
そんな私達に専門医は
「これは耳の障害じゃなくて脳の障害だから、トレーニングすれば
改善されるんだよ。」と、はげましてくれていました。
 

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NZの新学期は
2月頭(または1月終わり)に始まるのですが、
 
2月に入ってすぐに
 
SoundSkillsというAPD専門機関の教育アドバイザー、Jさんが
次男の高校の学年主任の先生に、
 
遠隔マイク補聴器の使用開始のためのミーティングの申し込みをしていました。
 
 
でも新学期始めは当然、学校全体が大忙しですよね。
 
なかなかこない返事に
Jさんも学校に何度も催促して「早く始めないと」と
 
急かして(イライラして)るのが、Jさんから共有されたメールで感じられました。
 
 
次男は今年、
高校の最終学年なので、時間を無駄にしている余裕はない。
 
でも通うのはオセアニア最大のマンモス高校ということもあって、
先生達の忙しさもわかっていたので
 
調整は、Jさんに任せていました。
ちゃんとその費用(10万円強)も払ってるし。
 
 
それに母としてあせっていなかったのは、
1つ目の脳トレ、トマティスTomatisで
 
脳をリセットして再教育する音楽トレーニングを
すでにクリスマス前から始めていたからです。
 
何にも始まっていなかったら、Jさん以上にイライラして
一緒になって押しまくってたでしょう。
 
 
 
遠隔マイク補聴器 (RMHA)トレーニングのプロセスは、こんな風に進みます。
 
 
  1. 教育アドバイザーと学年主任とのミーティング
  2. 教育アドバイザーによる、学校の授業内でAPDの生徒の観察(1)
  3. 補聴器の調整・使用者本人と家族への説明やカウンセリング
  4. 学校の各教科の教員と親を交えたミーティング(1)・使用説明
  5. 全関係者へのトレーニング目標の報告書送付
  6. 教育アドバイザーによる、学校の授業内でAPDの生徒の観察(2)
  7. 学校の各教科の教員と親を交えたミーティング(2)
  8. 全関係者への結果報告書
  9. 授業内での補聴器仕様の継続(平均2年間)
 
 
これが、始業式始まって1ヶ月半たって
 
やっと動き始めました。
 
遠隔マイク補聴器は購入すると、NZ$3767.74(30万円強)。
でも次男のは寄付された中古品なので、無料です。ありがたい…
 
それに支障なく使えるように、掃除や点検が追加で$185。
 
プロセス3の補聴器調整後のJさんとの話では
 
Auditory Processing Disorder ではなく
Auditory Processing Difficulty
 
つまり、聴覚情報処理『障害』ではなく『困難』って言ってました。
 
それにJさん、はっきりは言わなかったんだけど
 
耳器官の障害で、遠隔マイク補聴器の学校での使用はあっても
脳の聴力障害で使用することは、
このオセアニア最大のマンモス校で始めてのことなので
 
各5教科の教員全員の協力が、十分に得られるかどうかを
Jさんが、かなり心配していることが
 
はっきり言わないけど、感じられました。
 
去年暮れから学校には打診してきているのに
プログラムのスタートに1ヶ月半かかったことが、大きいようです。
 
 
 
2日後に、プロセス4の
各教科の教員とアドバイザー、本人と親を交えたミーティングがあります。
 
親は正直、同席するだけなのですが
Jさんの心配通りにならないよう
 
ミーティング当日には、
親として先生方にしっかりお話しする必要があるな、と思って。
 
2日後までに、Jさんのバックアップになるようこれまで学んできたことを
も一度、頭にインプットし直しました。
 
夜遅くまで何してるの?と言う夫に
説明するのもめんどくさいくらいで。
 
うんうん、って返事。
 
(続く)