ニュージーランドのクライストチャーチで、
日本人の10代の姉弟が、夕方ランニング中に2人の若者に襲われて、
二人とも怪我を負ってしまったというニュースがありました。
NZでも増えている人種差別を意図した、アジア系に対する攻撃。
一人は脳しんとうを起こして、入院までしたそうです。
お二人は名前を伏せたいという意向なので、リンクはこのニュースだけにしておきます。
かわいそうにとても怖かっただろうし、しばらくは怯えてしまうかもしれない。
同じ年ごろの子どもがいるので、他人事ではありません。
「私たちが何をしたのか?」という問いに、暴漢者は「俺の犬を食べた」と言ったそうです。
他の襲撃事件と同じように
自分たちが生まれて育った街で、どれだけ長い年月暮らしていようとも関係なく
見た目で判断されて、攻撃対象になってしまう。
アジア人の外見は変わらないから。
どんなに多種多様文化のニュージーランドと言われていても、移り住んでからずっと、
反アジアの差別感情を、不穏をチリチリチリチリと感じ取っていたから
驚くことはなくて、やっぱりな、と。
警察によると、CCTVや防犯カメラや目撃者がいないと、暴漢者の特定が難しいそうで
ご両親も苛立っていることと思います。
姉弟を襲った、ヨーロピアンの17〜19歳と思われる若者のうち
- 一人は、黒いパーカーと黒いズボンを着て、中肉中背。
- もう一人は、黒のジャージと黒のズボンを着て、細身、茶色の巻き毛の短い髪。
私たちも気をつけないと。
どうか体と心の傷が、この子供たちもご家族も、癒えていきますように。
*目撃や関連情報は警察 105へ。 ファイル番号210601/2066
または Crimestoppers 0800 555 111へ。