Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

「Basic Rights・基本的権利の確保」への長い道のり。3

完璧にバランス取れているものって、世の中そうそうないですよね。
 
人だって、国だって。
 
 
だから、こうありたいと望む現在と未来に
なるべく誠実で、なるべく近い環境(国)創りが出来る人達が
 
舵取りできる力を得て、改善を続けられるよう
協力して、活動していくしかないと思うのです。
 
 
 
でなければ
National党がまた、国の舵を取るのです。
 
9年間、苦しんでいる多くの人々を放っておいた
問題を、問題ないと言い続けてきた「現実離れした」権力者達が。
 
地球が温暖化してるのに
電車じゃなく、車のための道路を増やしたい政治家が。
 
 
 
前出の南アフリカ人で
National党支持者の知り合いは、
 
「住宅価格がどんどん上がるのは大賛成。自分たちも努力してきたんだから
未来の世代に住む家がなくて困っても、それなりに対処すべき。」と
 
うちの子の前で言ったので、
 
夫もつい我慢できずに
「うちの住宅価格が上がるより、子供達が将来住む家を確保することの方が大事だ!」
と反論しました。
 
 
 
基本的人権のない、またはほぼない国から来た移民達が
祖国での人権意識の低さを、移住国に持ち込んで
 
基本的権利が侵されても、疑問にも思わないで
鈍った感覚を、蔓延させていく。
 
それは多民族文化のマイナス面じゃないだろうか。
 
 
 
Labour党が、いつも訴えているのは
「Basic Rights 、国民の基本的な権利」。
 
NZで10年暮らしてきて、
金持ちじゃない国民は、基本的な権利を
もがいて掴み取らなければ、手に入れられないのを痛感しています。
 
金儲けが悪いと言ってるんじゃない、生活していかないといけなんだから。
 
 
ジョナサン・コールマンやジョン・キー達みたいに
公僕から儲け話にサッサと乗ることも
金儲けに偏りすぎてるから、平気でできるのです。
 
National党支持者の知り合いも、悪い人じゃないんです。
でも金儲けに走りすぎて、困ってる他人のことは想像ができない。
 
金勘定は好きだけど、想像力が足りないの。
 
見えない所で困ってる人なんか自分でなんとかしろという考えで、
それは、National党のこれまでの政策とシンクロしています。
 
 
National党支持基盤が4割を崩さないのは、
 
子供の貧困・ホームレス・住宅・医療・教育・環境問題は置いといて、
何がなんでも金儲けが最優先の国民が、4割の中に多いってこと。
 
中国富裕層のコミュニティーが、Labour政権になることに強い不安を感じていたのは
周知の事実だし、リークしてくれる人達からも現に聞きます。
 
 
だけど、よそ様の国に移住させてもらってる移民が
NZに元からいる国民が困っているのを、放っておいて何もしないなんていうのは
 
とんでもない、言語道断だと強く思っています。
 
 
去年の選挙の時には、
National党支持者か雇われたのか
SNSで荒らしをしていた、大バカ者で恥さらしの日本人がいました。
 
「国全体の問題を考えられない移民は、国に帰れ!」
という声があるのを、忘れてはいけません。
 
「国全体の問題を考えられない移民に、選挙権を与える必要はない!」
という声もあるのを、忘れてはいけません。
 
こういう大バカ者は、National党に放置され続け苦しみ続けるNZ人に直接
なぜNational政権の方がいいのか、面と向かって話をすべきです。
 
「みんなのことより、自分の得になるために選挙権を使うけど、襲撃はしないでね。」っていうのは、通用しないでしょ。
 
 
どの国でも、選挙権のために闘った歴史があって
ニュージーランドでは「ガイジン」の私でも、永住権があるので
選挙で投票できるのは光栄なことです。
 
夫が日本で「ガイジン」だった20年近くの間、
永住権があっても投票はできませんでした。
 
 
オークランドのNorthcoteでは、
Jonathan Colemanジョナサン・コールマンの辞任により
補欠選挙が行われるでしょう。
 
どうせ医療現場の危機を改善する気もなかったんだから、
さっさと選挙前に儲け話に乗れば
こんな税金の無駄遣いしなくてすんだのに。
 
 
今は医療保険が払えて民間病院を利用できる人でも、
 
年齢とともに上がっていく保険料を
高齢になっても支払い続ける自信はありますか?
 
払えなくて止むを得ず医療保険をやめたら、大病を患うことはよくあることです。
 
安定した国営医療システムの構築が必要なのは、明らかです。
 
補欠選挙では、前よりは「自分の頭で考えた」投票が増えるといいんだけど。
前回は、人に言われた通りに投票する人のなんと多かったことか。
 
 
なんで、NZ生活楽しい〜!!って言えないんだろう?って
よくよく考えたら、Natioal政権だったからだって、
 
ちょっと前に気がついたのです。
 
現実を無視して、質問に答えないのにウソつきまくる、ジョン・キー。
それを支持する、多くの国民。
同じように現実直視しないNatioal党とそれに媚びる他の党の政治家。
 
こんなに不公平で、多くの困ってる人が放ったらかしにされてるのに
美しくてすばらしい国っていう、ウソごまかしに、もううんざりしてました。
 

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Labour党のフィル・トワイフォード住宅・交通大臣。お茶目で面白い人です。
やっと念願の、Labour主導政権になったのに
 
Basic Rights、基本的権利というのは
「ベーシックなことなのに」手に入れるのはなんて難しくて、
時間かかるんだろうねって
 
フィル大臣と話してたんだけど、
 
「でもそれまで野党で、国を良くするためにずっと考えてきたことを、やっと実行できるからすごくうれしいし、高揚してるよ。」って
 
やっと舵取りできる力を得ても、そも道は険しいのにもかかわらず
その粘り強さと、パワフルさをじかに目の当たりして、とても感動したのでした。
 
 
死ぬ時に後悔しない道を、私は今自分で選んでいるということは、
 
間違いないです。
 
人として。