Bittersweet in NZ

こんにちは、ウトです。家族とNZで暮らしています。移住して10年近くは、多くの怒りやフラストレーションを感じていましたが、おかげで行動・経験・学びができて、最近はおだやかな日々がとても増えています。いろんな変化の流れが強いので、大切なのは何か?ということにも向き合っていたい。ここには、体験や感じたことを言葉にしておきたくなった時に綴っています。 Thanks for being here.

ダマされた側の、後始末。

時々わが家で使われる、釜爺の名言。
 
「手ぇ出すなら、終いまでやれ!」
 

 

 
 
「ママ疲れてるから、みんなで後片付けしようね。」と
時々、夜ごはんの食器洗いを始めてくれる夫。
 
でも、油まみれの手強いヤツは苦手で「ここまでは、やった。」と退散してしまう。
 
 
なんだ。結局、私がやるんじゃん。
 
 
だから思わず、言いたくなる。
 
「手ぇ出すなら、終いまでやれ!」
 
***
 

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清算中のイーストウィンド関連会社7社の
債権者請求期限が、8月2日と間近に迫っています。
 
今回の債権者だけでなく、
被害にあった人たちと故トム田中と元スタッフ関係者らのやりとりを見てると
もう本当に、ムチャクチャじゃないですか。
 
法律・規制を、自分らの都合いいように勝手に解釈して、
それがあたかも正しいことのように思い込ませて。
無免許集団なのに。
 
日本在住の人や英語に不慣れな人は、こんな胡散臭いやり方に
巧妙にだまされてしまって。
 
でも、そういうよく知らない海外のことに、
NZ知識の浅いままで手を出してしまったのは
被害者自身ですよね?
 
NZのことをよく知らないまま、費用がかかっても「おまかせ」したい。
 
わからなくはありません。
 
でも何度も伝えているように、
NZで「おまかせ」「頼りっぱなし」は、ものすごく危険なんです。
やったら、いけない。
 
日本で通常のことは、「日本特有」かもしれないのです。
 
「手ぇ出すなら、終いまでやれ!」
 
被害を受けて、何も抵抗しないで、泣き寝入りする人いますね?
 
抵抗しない、行動しない理由探しはやたらと得意で。
 
そうするとね。
黙ってると、何事もなかったように、
跡形もなく終息したように思うかもしれないけど。
 
現実は違うんですよ。
 
人を騙しても嘘ついても許されちゃう社会を、作り出しているんですよ。
無抵抗な被害者の去った後に。
 
それは、ものすごく、迷惑なの。
 
 
人を騙す、詐欺搾取が許されて横行するコミュニティを放置していると
 
ある人には、少しのダメージでも
ある人には精神的被害になったり
ある人は自殺に追い込まれたり、臓器を売らなければならなかったり
そこまで追い詰められることが多々あるんです。
 
そういう問題に私や仲間たちは、向き合おうとしているんです。
 
 
*****
 
 
NZで元雇用主の会社を清算した経験者として言うと。
 
債権者請求を、清算人に提出するっていうのは
 
「誰か、被害にあった人いますか〜???」
「は〜〜〜〜い!」
 
って、手を挙げただけのことなんですよ。ただの始めの一歩なの。
 
それじゃあね。全然足りないんです。
 
だって相手は、カネを隠し通したいし、
嘘や不正してたのを一生懸命隠そうとしますよ、必死で。
 
しかもこの人たち、組織的に長年こんなことずっとやってきた人たちでしょ?
 
素知らぬ顔して、善人ヅラしてね。
周りで、それを許してる集団に守られて。
 
NZのことをよく知らないから、同じ日本人を信用してサービスを受けた、というのはわかります。
 
でも、投資詐欺、ビザ奴隷に対して、トム田中だけでなく元スタッフ関係者たちは
「誠実に対応」してくれましたか?
 
NZの日本人コミュニティは、いくつもあるのでしょうが
これだけ長年組織的に行われていて、多くの被害者が出ていることに対して
情報提供や注意喚起、何らかのサポートをしたりしているのでしょうか?
 
何事もなかったように、いつも通りを続けていませんか?
 
それが、こんなインチキくさいイーストウィンドを永らえさせた要因じゃないですか?
 
今回の清算で債権者、確認できてるだけで200人近くもいるじゃないですか。
 
騙した人間まで、騙された側と同じように並んでるじゃないですか。
 
 
気の毒だけど、騙されてしまった。
抵抗する力も知識もなかったのに、無知のことに手を出してしまったのかもしれない。
 
イーストウィンドと関連会社に費用をかけても頼った、のは
「いざ困った時、何とかしてほしい」からなのでしょうが
 
その「頼った先にいる」のは、
何事もなかったように、黙りこくって
こんな騒動沈静化するのを、息を潜めて待っている「誠実」とは程遠い人たち。
それを、利害関係があったり真実を暴露されると困る人たちが、
守るように突かれないように、じっとしている。
 
いなくなったのは、トム田中だけで
残っている不誠実な人間はあちこちに、
誠実な人間と区別が付きづらいのをいいことに、新たなカモを探しているのですよ。
 
 
「手ぇ出すなら、終いまでやれ!」
 
ダマされた被害に遭った人は、
手を出してしまったのだったら、ちゃんと後始末してください。
 
ちゃんと異議を唱えて抵抗して、
不正行為は許されないという意思表示を、行動をしていってください。
 
後片付けをちゃんとしていってください。
 
それは被害者にできること、役割じゃないですか?
 
 
私も親切心を利用されて、元雇用主に騙されました。
 
だから自分の経験を公開して、
こういうことが起こらないように活動し続けることは
 
被害抑止活動を止めようとする圧力や
何もしない傍観者にしつこいとディスられようが
「自分の責任」だと思っています。
自分に起きたことに関しては。
 
当事者だから、後始末はつける。
 
他の被害者も
自分に起きたトラブルを、なんとか好転できませんか?
誰かのために活用できませんか?
 
行動しない言い訳探しに
必死になってる自分の方が、うんとみっともなくないですか?
 
 
 
釜爺の「グッドラック」も好きだけど
 
「自分で行って、運を試しな。」も好きだ。
 
 
「どう伝えたらわかってもらえるか、うまく伝わるか?」を考えて
わかりやすい言葉遣いで伝えてみましょうよ。
 
私が、いつもやってること。
 
「とりあえず、やってみる。」
 
 
 
<FMAへの告発・情報提供>
 
FMA(Financial Markets Authority)では、
以下の情報に関する内部告発と資料提供を呼びかけています。
 

www.fma.govt.nz

 

重要なのは、
 
Financial Services Provider Register (FSPR)に登録しただけ!なのに
あたかも、FMA認可金融アドバイザーであるかのように、
利用者に誤解をさせて業務を行う会社や個人がいる
ということです。
 
だってNZ政府の会社登録なんて、チャチャッと作れちゃうんですよ。
 
イーストウィンド関連会社は、利用者を信頼させるために
ウェブサイトにNZ政府会社登録証を掲載させたりしていますが、笑っちゃいます。
 
「信用の証」???
見てて呆れます。
 
NZ政府会社登録証だけを見て、
その会社を信用してはいけません!
 
 
まず、利用者の投資や預金の担当者は
FMAで「認可された」金融アドバイザーか?
ここで調べましょう。
 
元はここ
 
 
ここと、ここでも探してみてください。
 
 
見つかりましたか?
 
あなたの担当者がもし、FMA「認可金融アドバイザー」の代理だったら、
誰の代理で利用者の資金をやりとりしているのか?
明確に告知されてますか?
 
ちなみに、これまで名前が出てた数々のファイナンス担当者達を
チョロっと確認したけど、ちっとも該当しやしない。
 
人の大金あちこち動かしてたそうだけど、
「FMA認可金融アドバイザー」の認可無いんじゃないですか???
 
 
 
 
FMAへの
苦情や内部告発、資料提供こちら
 
以下に関する情報があったら、届け出ましょう。
 
  • 目論見書、投資計算書、製品開示報告書などの開示文書内の誤解を招く情報
  • 支払期日の投資家への不払い
  • 株式の利益のための内部情報の使用
  • 認定ファイナンシャルアドバイザー(AFA)以外の人々からのアドバイス
  • 登録されていない人々によって提供される金融サービス
  • NZXへの関連情報の誤解を招く報告または非報告、または目論見書や投資明細書の更新
  • 株価の過小評価での提示
  • 金融商品およびサービスに対する誤解を招くまたは詐欺的な行為 
  • FMAが調査中のケース
 
 
*FMA法(金融市場管理法)によって開示が許可されている場合を除き、
提供された情報は機密情報として保護され、情報提供者の身元も保護される。
 
*情報提供は匿名でも可能。ただし匿名の場合、追跡調査に限りがあるかも。
 
 
この苦情フォームから。NZ在住者でなくてもできそうですよ。
費用はかかりません。
 
証拠書類はPDFで添付できるし、
タイムライン書いた人なら、すぐできそうじゃないですか。
 
*****
 
それにしても。
移住アドバイザー資格のないイーストウィンドを利用した
日本人移民のサポートコミュニティ、
シタデルって、どういう意味?と思ってちょっと調べたら。
 
「城塞」とか。
 
フィッシング詐欺で、インターネットバンキングを狙った
「Citadel(シタデル)」という詐欺ツールだそうな。
 
 
主人公のフィンの実の父親が囚われていた
宇宙の監獄要塞が、「シタデル」なんだそうな!
 
 
シタデル=監獄要塞・詐欺ツール
 
 
アドベンチャータイム、不思議でオモシロかったから子供とよく好きで観てたな〜。
子供が大きくなって飽きちゃって、途中から観てなくて
シタデルのことは知らなかった。
 
情報によるとシタデルでは、
移民をスクリーニングして仲良く交流しながら
会費を取ってコミュニティに入れて、BBQやパーティーして近づいて
実は情報コントロールして、ビザ奴隷にしたり投資させたり、
それ以上のことしてたんですよね?
 
詐欺ツール・監獄要塞って知ってて「シタデル」にしたのかな?
会員も、その意味を知ってて入ってるのかな?
 
まあ似たようなのが、体裁変えて
またこれからも、人を利用しようと集まるのだろうだろうけど。
有害か無害か、分かりづらいにきまってるから、気をつけましょう。
 
 
いやいや、「シタデル」にはもっと立派な意味があって
本当は素晴らしい集団なのですよ、という体験をお持ちの人は
ぜひ教えてください。
 
このままでは、極悪非道な体験談しか入ってこないのでね。
 
お待ちしてます。
 
<追記>
イーストウィンド被害者でシタデル元メンバーの方々から、もっとシタデルのやってきたことを突っ込んで、さらし出すべきだというご意見をいただいてますのでリンクしておきますね。