Bittersweet in NZ

こんにちは、ウトです。家族とNZで暮らしています。移住して10年近くは、多くの怒りやフラストレーションを感じていましたが、おかげで行動・経験・学びができて、最近はおだやかな日々がとても増えています。いろんな変化の流れが強いので、大切なのは何か?ということにも向き合っていたい。ここには、体験や感じたことを言葉にしておきたくなった時に綴っています。 Thanks for being here.

NZ Labour党のNorth Shore Multicultural Branch のメンバーを募集しています。

 

f:id:uto87:20190307172054j:plain

 
NZの政治に、一緒に参加しませんか?
 
 
私たちNZ 労働党の多文化メンバーは
North Shore Multicultural Branch(仮)の設立に向けて
メンバーを募集しています。
 
NZは、国政レベルで外国人参政権がある
数少ない国のひとつ。
 
NZでは、移民であっても
永住権や市民権があれば
政治に参加して
 
国や暮らしや環境を、良くしていこうと
活動することができます。
 
例えばイギリスやアメリカ、フランス、オーストラリアに移住したら
ここまでの政治的活動はできないんですよね。
 
縁あって、NZに暮らしている海外移住組のみなさん。
 
NZが好きだったら
あなたがこの国を、もっといい国にする力になりませんか?
 
 
***
 
North Shore Multicultural Branchは、
ニュージーランドのオークランドにあるノースショアで暮らす
さまざまな国のバックグラウンドを持つNZ Labourメンバーの有志が
 
教育、医療福祉、文化や言葉のギャップ、移民法など
ニュージーランド暮らしの中で
移民視点から見える問題、
移民ならではの抱える問題を
 
ニュージーランド政権を主導する、NZ Labour党(労働党)の政権執行部に提案し
改善していこうとするグループです。
 
この前、映画「バイス」を観て
 
生きてる間に、
私、何ができるだろう?
 
と考えていたら、一週間もしないうちに
 
ひょんなことから、私も支部の立ち上げメンバーになったので
こうして、声をかけてみることにしました。
 
 
移住生活の中で、困っていること、ありませんか?
 
「移民だからしかたがない。」
 
「イヤなら自分の国に帰れ!」
 
と言われるのが嫌で
我慢し続けていることはありませんか?
 
また、あなたの周りで悩んでいる人はいませんか?
 
 
2017年10月に、NZ Labour党主導政権が誕生してから
NZ Labour党は、国民の声を聞きながら
前National党政権の9年間で放置され続けてきた
 
危機的状態にある教育・福祉・住宅など
多くの問題の改善に向けて国づくりを進めています。
 
でも、国民それぞれが、バラバラに別々の要望を
SNSなどあちらこちらで出しても、本当に国に大事なことが
政権執行部にしっかり伝わらないことは、明らかです。
 
そのため、多民族国家New Zealandに暮らす移民として
移民特有の問題や声を、政権執行部に伝えていくための多文化支部を
このノースショアに設立することを、私たちメンバーは目指しています。
 
ですが、
現在集まっているメンバーでは、支部の設立できる人数が不足しています。
 
 
<メンバー加入の条件>
 
※ この活動は、ボランティアです。
 
● NZに在住して、永住権や市民権を保持している人。
 
● NZ Labour党メンバーに加入、またはこれから加入できる人。
 
加入はこちらから。
 
● 寄付によるサポートをする、以下のいずれかのファイナンシャル・メンバーであること。
 
継続メンバ(Victory for Labour member):毎月$10以上を寄付。自動更新。
年間メンバー:毎年12月31日までの寄付金額を決めて、自分で更新する。
(収入のない人は年間$5。年間$25や$35など自分で決める。)
 
● さらに、Multicultural Labour メンバーにも加入できる人。
(寄付は上記の一度のみ。通常のメンバーと多文化メンバー分と二重に寄付する必要はありません。)
 
多文化メンバーの加入は、こちらから。
 
※ 居住地が、オークランドのノースショアである必要はありません。
 
例えば、クライストチャーチやタウランガに暮らす人も、メンバーになれます。
 
遠方の方でも、送られるレポートをを読んで
意見のある時にメールなどで意見交換をするという参加もありますね。
 
設立メンバーには、党の役員、次期候補者、各分野の組織の要人などがすでにいて
私のように、一般の人も同じ移民として意見交換していきます。
 
活動には賛同するけれど、始めのうちは名前だけ連ねたいということでもいいですし
集会に出るには、英語に自信がない、という方もいるかもしれません。
それは、みんな移民なので十二分に理解していますから
意見を伝言してもらえる人(私とか)に、してもらうということも
できるかと思います。
 
私だって普通のお母さんなので
声かけてもらって「私でいいのかな?」と思うけど、
志が同じ人たちとの話は楽しいし、勉強になるし
わからないことは聞けばいいし。
あとは自分が成長すればいいんだから、いいや!
というくらいの気持ちです。
 
かたく考えずに。
毎日の暮らしのことだから。
 
自分のできることを、できる範囲で。
みんな続かない無理はできないから
集まりにも出られる時に出る、というのでいいんです。
 
それから
NZ Labour党の活動は、
ボランティアと寄付金で支えられています。
 
NZ暮らしで、選挙権があってもなくても
ジャシンダ、がんばってるなぁ
レイバーがんばれ!という人は
もしよかったら、$3からでも寄付できます。
どうそよろしくお願いします。
 
 
多文化支部のメンバー募集には
知り合いや、日本人以外でも
活動に興味がありそうな移民仲間がいたらぜひ声をかけて
リンク先を教えてあげてください。
 
 
 
 
 
 
 
たとえば、ワークビザで
「これはおかしいんじゃないか?」という部分があるとします。
現行のワークビザは、前政権がスーッと制定したものです。
よその国から来た移民だからこそ「この部分、不公平じゃないか?」という点に
気づくことがあります。
 
そういう意見をしっかり伝えていきましょう、っていうのが
Multicultural Branchの目的です。
 
今、各地で人口の多い、中国人支部やインド人支部も立ち上がっています。
 
「政治に自分の意見を言ってもいいなんて、知らなかった!」っていう声が
多かったのだそうです。
 
子供の障害にサポートが受けられないことを知ったとたん
さっさと飛び出して行った鉄砲玉な私とは、全然違います….

f:id:uto87:20180813184113j:plain

結婚する時、母は夫に「この子言い出したら聞かないから、気をつけるように」と取説。
こうしたらいいのに、と思っていたけど
ずっと思ってるだけだった人は、たくさんいます。
 
そういうみなさんの声を、上に伝えたいんです。
 
もっと思いやりのある、暮らしづくりのために。
 
入りたい!とか質問とか、やってみようか迷っているなど
気持ちが動いたら、ぜひ『ウト(私)宛て』に
メッセージやツイッターで送ってください。
 
役立ちそうな質問は、ブログ内で個人情報に配慮して
公開しますので、非公開希望の人は言ってくださいね。
 
もちろん冷やかしや誹謗中傷は、固くお断りします。
 
3月いっぱいをめどに、考えています。
 
どうぞ、よろしくお願いします。
 
 
<ノースショアに、多文化支部を設立する意味>
 
ここからは、私個人の意見です。
 
オークランドのノースショアは
2017年まで、9年間政権を握っていた
National党支持者の非常に多いエリアです。
 
現在のNational党副党首もここのエリアだし
公的医療危機を放置し続けた前医療大臣を、
国民に苦しんでいるのに再選させるようなNational党支持者の多いエリアです。
 
先日、かかりつけ医(GP)に言われました。
 
「あなたの程度の下肢静脈瘤だと、公的医療の専門医は、もう治療してくれない。
残念だけど。よっぽど年配女性みたいにひどい潰瘍で、歩けないくらいにならないと。
それが、現実なんだ。」と。
 
それまで、待たないといけないの?今痛いのに。
 
政権が変わったからといったからって
魔法のように、社会が一変するわけじゃない。
 
国の医療費減らして、その上放置してきた問題は
変えるのに時間がかかる。
 
だから、問題をほったらかしにしてきたNational党の責任は
大き過ぎるのです。
9年間政権にあったんだから。
 
 
 
「ナショナル党の支持者が多いのは、支持者を輸入したからだ。」と言われるように
裕福層の大量移住(主に中国人)をすすめて、国民の一部を優遇し
貧富の差は、拡がる一方でした。
 
大量に移民を受け入れて
そのせいで足りない住宅を建てるための
大工、配管工、電気工など建築スキルのある人材育成を
9年間も政権を握っていたのに、やって来なかった
National党には、重大な責任があります。
 
この住宅の異常高騰と住宅不足を、放置してきたNational党支持が
それでも強いのが、ノースショアなのです。
 
医療費教育費の大幅削減、子どもの貧困、ホームレス問題
復興の進まないクライストチャーチ、若者のメンタルケア不足を放置してきた
ナショナル党前政権の支持者が多く占めているのです。
 
よその国から来た移民なのに、一部の国民だけ優遇する右翼政党を支持する。
 
よそから来たのに、その国全体のこと考えないから、疎まれて嫌われるんじゃない?
 
よそから来たのに、貧困層の問題を無視して
自分の有利になることばっかり強欲に考えて
圧倒的な人数で占領された気持ちにさせているから
偏見差別は無くならず、ひどい時には差別的襲撃が起きてしまうんじゃないだろうか?
 
「政治のことはよくわからないけど、知り合いがNationalに入れなさいっていうから、入れる。」と
自分の頭で考えないで、投票する人も前回選挙では多かった。
 
でも
私たち移民はみんな、
一部の国民だけが優遇されることを望んでいるのでしょうか?
 
苦しい状況の国民に、時には不運のはけ口や憎しみの対象にされ
時には怯えて、暮らしていきたいのでしょうか?
 
富裕層であろうとなかろうと関係なく
移民だけど、国全体の暮らしが良くなることを願う人は
もっといるはずじゃないだろうか?
 
 
強欲な移民と
親切な移民は、
アジア人移民の場合、特に見た目が一緒なので
一緒くたにされて
 
ひとまとめに強欲カラーのフィルターをかけられて
「偏見の対象」にされる。
 
傲慢さは、目障りで目立つ。
強欲カラーはどうしてか、親切カラーより
しつこく残る。
 
 
「私たちは、自分勝手な移民じゃない。」のだったら
 
今よりももっと強く、意思表示し続けなければ
伝わらないんじゃないだろうか。
 
自宅前で差別的襲撃を受けてしまった(リンク先閲覧注意)
夫の元アジア人生徒は、強欲移民じゃない。
 
なぜ、彼は被害に遭わなければならなかったのだろうか?
 
どうやったら、この状況変えられますか?
 
 
立ち上げメンバーの中に、医療福祉分野に尽力しNZ社会に貢献している人がいます。
彼女は、そこまで功績があるにも関わらず(本人はそんなこと一言も言わないけど)
アジア人移民として、偏見を受けているそうです。
 
彼女は、私とその部分を共感したがっていたし
私には深い部分で、彼女の気持ちがよくわかった。
 
これからも彼女とそういう話は、して分かち合っていくつもりですが
 
彼女のように表舞台で、
逆に見えないところで、
献身的に人一倍頑張っている人たちのために
 
どうしても私は、そういう人たちのためにも
 
このノースショアで、多文化支部を作りたいんです。
 
 
アメリカやイギリスを見てください。
 
保守勢力がメディアを牛耳って、
メディアが、真実を曲げてコントロールして伝え
 
イギリスBBCでさえも、公正な報道をしないで
UK Labour党を潰すために、あの手この手で卑怯な報道をする。
それをそのままNZ メディアも、報道として流す。
 
NZでも来年2020年の総選挙に向けて
National党勢力が牛耳るメディアを使って
前回2017年総選挙でもあったように、フェイクニュースを流してくるでしょう。
 
一家がクルマ一台に寝泊まりして、子供が懐中電灯で宿題していても
「子どもの貧困問題は存在しない」と
「ホームレス問題は存在しない」と主張し続けて
何もしてこなかった、あの9年間のNational党政権下には
もう私は戻りたくない。
 
苦しんでいる人達がいるのに、
自分ではどうにもできなかった、無力なあの頃には戻りたくない。
 
税金を払っていれば「国は誰かが良くしてくれる」という時代じゃない。
 
日本でも、悲しいことに
虐待されて訴えてるのに、殺害された2人の子供たちや
児童養護施設の施設長の殺害がありました。
 
もう、大勢の人がわかっているはずです。
一部だけのがんばりだけでは、もうどうにもならないことを。
 
社会システム全体や法整備をしなければ、守るべき人を守りきれないことを。
 
もっと想像力を働かせて、不公平と不安を減らして
人間(生き物)らしい思いやりの中で、生活したいから。
 
 
それぞれが、できる範囲で、できることを。
 
日本にいる人は、日本で。
 
 
NZにいる私たちは、ここで。
 
 
 
できることをやっていきませんか?