Bittersweet in NZ

ウトです。もっとみんなが暮らしやすい国づくりに参加したくて、NZ労働党メンバー・多文化メンバーをしている普通のお母さんです。*政治を考える=生活基盤をつくること*NZの大学で英語講師をするイギリス人夫を支えながら思うこと * 後半期に入ったNZでの3人の子育て*元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇されて闘ったこと*子供の聴覚情報処理障害(APD)の改善チャレンジなど、個人的意見と体験を書いています。(the) MelvinsとSleepとHigh on Fireを聴きながら。

悪夢は繰り返す。大学入学資格消滅。

どうしてわが家には、こんなにも
 
とんでもない、どんでん返しが起きるのでしょう?
 
「はびこる膿を、お天道様にさらけ出したり
悪しき慣習を正して、改善していく使命かもよ?」と
 
ある人は言った。
 
いやいや、それがなんで?
なんで、わざわざウチなの?
(あんたの国だろ!と心でツッコんで)
 

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次男は、
聴こえづらい障害を克服しようと、努力しながら高校を卒業して
無事に大学入学資格を取った。
 
険しいけど、本人が進みたい道を選んで
今年から無事に、スタートラインに立てることになっていた。
 
すると突然、どんでん返しが起きた。
 
大学入学資格が無効にされてしまった。
 
だらしない大人たちの、無責任な行動のせいで。
 
だらしない大人たち。
今回は、3人だ。
 
 
 
そのせいで、長男は国から借金してるのに
希望していない学科で一年間勉強せざるを得なかった。
 
長男の進学の時も大変だったのに
次男でも、続いて災難が起きるなんて
しかも、なんで。。。
 
なんでまた、わたしんち???
 
前回ひどい目にあったから
進路が確定するまでは、今回こそ気を抜かずに私と夫は
神経を張り巡らせていたのに
それでも、こういうことは起きました。
 
だらしのない、仕事に責任持てない大人の多いこの国、ニュージーランドで。
 
NZQAの記録違い、連絡の不備を直してもらうってレベルじゃない。
突然「今年は進学できませんよ」って資格を剥奪された。
 
 
進学準備してたのに、突然発覚したのは2月中旬。
ブチギレたのは言うまでもありません。
 
障害があるとわかってから、政治家にも会いに行き
障害を克服しようと、がんばってきたのは
次男自身が、険しくても進みたい道を選んだからでした。
 
自立できるよう障害を少しでも改善しようと、
なりふり構わずどんな思いで、これまで母子でやってきたのかを
無責任な人間たちは、知るよしもない。
 
進学に関わったその無責任な大人たちが
 
「あら、連絡するの忘れてた!」
 
「間違えて伝えちゃった!」
 
「指導まちがえた!」
 
しまいには、組織の理念と正反対のことをしているのに
「悪いのはそっちのほうじゃない?」などと、
人のせいにしてくる。
 
保身。保身。
 
長男の時も、伝説的な有名校長は間違いを認めず
私たちのせいにして、失礼極まりない暴言メールを送ってきた。
あの時、謝罪の言葉は一切なかった。
ニュースにもなった高校のトラブルだったから
あの時、メディアにぶちまけてやればよかった。
 
間違いを犯した側が、認めない、謝らないのは
ニュージーランドではよくあること。
 
こんなテキトーな大人のせいで、
 
次男は学びたいのに学ぶことができず、一年間無駄に過ごすの?
 
本人のせいならわかる。でもだらしないやつらのせいなら許せない。
 
今回は、前回と違って別の組織で、高校のせいじゃなかった。
 
ニュージーランドの学生が、国から奨学金を借りるのは9割。
そうしてでも、学びたいという次男。
 
いくら最初の一年間の学費は無料になったからといって
その後の大学年数は長く、
他人のせいで、学費の無駄遣いができるような余裕なんかあるはずがない。
 
 
だからこの2月、夫は何度も大爆発。
 
私たち夫婦は、夫が大爆発すればするほど、私の方が冷静になる。
 
感情を殺して、急いで手を打つ策を巡らせて、黙々と実行に移していく。
 
今回も夫をなだめながら、急いで
間違いを正していくための手を、あちこちに打っていった。
 
なぜ急がないといけなかったかというと
"2018 NZQA Record of Achievement"
2018年度のNCEA学業結果記録の訂正ができるのは、
2月中だから。
 
訂正できても2月を過ぎてしまえば、2019年度の記録にされて
2019年1年間は、大学に入学することができない。
 
 
それなのに、生徒に対応する枝先の大人たちは
のらりくらりと「24時間以内にメール返信」と謳っていながら
何日も返答しないし
電話すれば、詳しくわからないサポートに
だらだら何日もたらい回しにされていた。
 
怒り狂う夫をなだめながら
これまでのトラブル経験から
私が培ってきたつながりの中で、力添えしてくれる人たちの助けを借りて
対策をとっているうちに
やっとのことで、組織の上のほうに届くようになった。
 
前回の高校の対応は最悪だったけど
今回の高校は、早朝即対応してくれたり
全面的に協力してくれました。
 
 
組織の中心の上のほうの人達まで届くと、テキパキと
プロフェッショナルっぽく、早く動いてくれた。
そして間違いを認め、間違いを正してくれた。
 
こうして、やっと間違いは正されて
大学入学資格を取り戻しました。
 
次男はやっと、険しいけど自分の進みたい道の
スタートラインに今年、立つことができました。
 
 
前回長男の時も複雑だったけど
今回はもっとややこしくて。
ちゃんと、どなたかの参考になるように
くわしく書くのがいいんだけれど。
 
その前に、まず。
こんなことが、他の誰かにまた起こらないように防がないといけません。
 
この国で最大規模のこの機関に、予防改善策をとってもらうように
問題提起をして、対応していくのが先決です。
 
こんなことが他のおうちにも、起きるようでは困ります。
どんなに絶望したことか。
 
こんなことが、二度と起こらないように
再発を防ぐために「然るべきところに」然るべき対応を、取っていきます。
 
上の人たちは穏便に済ませたそうにしていたけど、なかったことにされちゃ困る。
枝先の大人は、保身のため事実を隠そうと動き始めました。
そんなこと、させるか。
 
 
「こんなことが起きたら、ノンネイティブの親だったら対応できないよ!」と
夫は言っていたけど
 
本当に突然こんな目にあったら、子供だけでなく
親のほうも絶望するんじゃないだろうか。
泣き寝入りするケースも、多々あると思います。
 
うちは、怒りのおとーさんと
とっさに動いてくれた、私のつながりの中の人々のおかげで
「災い転じて福となす(力ずくで)」になりましたが。
 
大きな難もなく、平穏にNZで暮らし子育てしてこられた人には
度重なるトラブル続きがあったからできた、
私の持っているようなつながりはないだろうから
 
「こうすれば、どんでん返しを覆せる」という解決法を、
伝えたいけど伝えられない。
 
こんなバカバカしいことが、
わが家の子供3人のうち、2人に起きる頻度じゃ
とんでもない、起き過ぎです。
あとひとりは、数年後。これからなのに。
 
前回の経験があったから、気をつけてはいたけれど
「不手際で、大学入学資格消滅」っていうのを防ぐのは、やっぱり難しい。。。
 
だから、こういう大事なイベントのために
普段から正当性を証明するもの、文面でもなんでもそろえて
いざという時に主張できるように、自ら備えていくしかないと思うんですね。
 
「のんびりニュージーランド生活」とは程遠い毎日。
 
非常時に即、司令塔になるために
こんなに常に臨戦状態でいるのは、おかあさん疲れます。
 
 
<手厚いサポートしてくれる人は、手厚いサポートができる環境にあるか?>
 
「生徒たちへの手厚いサポートを提供します!」
 
よく言うよな〜
 
「理念は立派な」組織の中心、幹から離れた枝先で
最前で生徒に対応する人たち。
 
その人たちの不注意不手際で、今回の資格取り消しは起きました。
 
「立派な理念」は、生徒たち・利用者に直接関わる人たちに
浸透しきれていないことを、今回すごく感じました。
 
「手厚いサポートは、途切れ途切れ。」
 
 
これって、夫の生徒たちや他方面からも
ちょくちょく聞くのですが。出身国関係なく。
夫に困ったことを相談してくる生徒に、
相談先が違うなという相談内容の時も、多々あって。
 
「それ、留学アドバイザーや留学サポートに相談してみた?」と聞くと
「言っても意味ない」「たいしたことしてくれない」「ほっとかれてるから」とか。
本来対応する人に、心を開いてない理由はわからないけど。
ちゃんと対応してあげるように、アドバイザーやサポートに
教員である夫から伝えることは、よくあります。
 
ちゃんと対応されてないと、生徒がまた夫に愚痴って
また通達するのです。
 
聞いたところによると
留学サポートって、委託業務で
生徒担当するのに1ヶ月一人あたり、1万円くらいだそうです。
 
留学させる親御さんは、子ども一人に留学費用もっと払ってますよね?
ウェブサイトに「現地での手厚いサポート」ってたいてい書いてありますよね?
手厚いサポートが受けられると信じて、高い留学費用払ってるんですよね?
 
でも直接「現地で手厚いサポート」してくれるはずのサポーターに渡るのは、
それくらいだそう。
業界ではそれが通常だそうです。
 
それじゃあ、1ヶ月10人以上担当しないと、やっていけないじゃないですか。
オークランド暮らしだったら、それ以上に。
 
「海外在住民の善意」に頼りすぎ。
海外在住だって、生活があるんです。
生きてる人間なんです。食べていかないといけないんです。
生活費の高い、このNZで。
 
メールや直接面談、相談ごと。
海外の留学先で不安な生徒たちを、10人15人も
親身にサポートしろっていうことに無理があって
サポートが忙しすぎたら、多感な年代の子は相談しづらいし
 
生徒をサポートする側が、
生徒にちゃんと向かい合っていない。
ちゃんと生徒をサポートできるような、環境を組織が整えてない。
 
そういう労働環境を強いる組織の中心部だって、どうかしてるんじゃない?
 
子供に「手厚いサポート」してほしかったら
サポートする人に、適正な扱いと報酬がされているか確認したらいいですよ。
 
実際は、組織の指示で働くのに
組織の一員として、労働者として扱われていないことに
改善を求める英語講師たちのニュースが、日本にあったけども。
 
他の業界もそうだろうけど、
教育業界では最前線の人たちが、適切に扱われてないんですよ。
だからNZでは先生のなり手も、全然足りないじゃないですか。
 
サポーターや最前線で働く人の「善意に頼る」から、
企業にどんなに「立派な理念」があろうとも、
守る人守らない人、ふざけんなっていう人が出てきて
組織の対応にムラができて。
 
いろんな国で平然とはびこる労働環境が
今回このNZで、立派な理念を守らないテキトーな人たちに
たまたま、私たちが振り回されてしまったんじゃないだろうか?
 
だらしない大人たちには、頭きたけど
組織中心部のあり方はどうだったのか、非常に疑問です。
 
***
 
とにかくここまで来るのに、
この2月は、エネルギー使い果たしてぐったり疲れたので(笑)
 
夫婦で、ねぎらいの映画を観に行きました。
 

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私たちは、NZ Labour党のメンバーですが
映画は、レイバーの友に勧められた「VICE」
 
気晴らしの映画も、政治。。。(^^)
いつもこういう会話の夫婦なので、これでいいんです。
 
アメリカのディック・チェイニー元副大統領の伝記映画。
 
日本には公式サイトもありますね。
公式サイトやトレーラー観ないほうがいいかも。
 
政治に関心がある・ないに関わらず
これまでアメリカを観てきたそれぞれの視点があると思うので
 
イメージやカラーに影響されちゃうから
公式サイトやトレーラーを観ないで、
今持っている視点のまま、観たほうがいいんじゃないかな?
 
全部じゃないけど
トレーラーって、なんでわざわざ鬱陶しく胡散臭く作るんだろ?
 
コメディだけど、現実に起きたこと背景はシリアスなので
観てよかったです。考えさせられた。
 
それと、エンディングの後まで、せっかちにならずに
ちゃんと最後まで観ましょう。
 
「こういうことを、分かるように形にしてくれる人がいて良かったね。」と
夫と話しました。
 
シネマ場を去る老紳士が、去り際に私に手を振ってウインクしてたので
彼もきっと気に入ったのでしょう。
 
クレイジー。
見えてるのに見てないフリするのが、自分はしんどいから
それなのに、政治参加できないなんてもっとしんどいから
アメリカで暮らすのは、自分にはできないだろうなあ。
 
観終わって、しばらく考えてた。
 
自分は、これから死ぬまで、なにができるんだろう?
 
 
<新生活の始まり。2月。>
 
ニュージーランドでは、クリスマスが過ぎて夏休みの終わった2月が
新学年、新生活の始まりの時期です。
 
「明日、ダニーデンに発ちます。」と
私たち夫婦に、世話になったからと
わざわざあいさつに来てくれた、次男の親友Aくん。
遠くの大学に通うことに。
 
親一人子一人なので、事情があって夜一人になってしまう時に
昔からうちによく泊まりにきていました。
 
頭の切れるしっかりした子だから、大丈夫だと思うけど
その成長の早さに、胸が一杯になる。
これからの事を、いきいきと話してくれた。
ただただ、無理しないようにね。
 
それから事情があって、うちでしばらく居候していた
次男の別の親友、BくんCくん。
新生活のスタートも、うちから送り出しました。
新生活が本格的になったら、なかなか会えなくなるだろうから
たまり場だったうちに、来てくれてたのかな。
 
大きくなったね、みんな。
それぞれの道を進んでいくね。いいね。
 
自分の子もよその子も、一緒くたにあちこち世話してると
疲れたーいつ終わるんだろう?と思ってたけど
みんないい若者になってきて、私の手を貸さなくてもいいようになるのは
さみしいけど、うれしいな。いや、さみしいな。
そのうち慣れてくれ〜
 
進みたい道を見つけて進んでいく、若い君たち。
 
厳しい道に、仲間たちが次々方向転換していくのに
あきらめずに進む、長男。
 
障害を克服する努力を続けながら
険しい道に進むことをあきらめない、次男。
 
進学が決まるまで、非情などんでん返しがあったけど
お母さんとお父さんは、なんとかスタート地点までは連れていったよ。
全力で。
 
その先は、もう君たちの人生。
険しすぎて進む道を変えようが
新しい道に出会おうが、君たちの自由だよ。
 
仲良く一緒に、汗まみれになって学費と生活費を稼ぐ2人。
兄弟一緒で楽しそうで、いいね。
 
進みたい道を見つけて進んでいく、若い君たちへ。
 
もう私の助けの手は、そんなにいらないかもしれないけど
 
いつまでも、応援しているよ。
 
邪魔にならないように、見守っているよ。
 
 
みっともない、だらしない大人たちよ。
 
未来に向かうキラキラした若い意志を、踏みにじるなよ。
 
若い心に向き合うなら、ちゃんと魂込めろっつうの。
 
 
みっともない。
 
 
恥ずかしくないのか?