Bittersweet in NZ

ウトです。もっとみんなが暮らしやすい国づくりに参加したくて、NZ労働党メンバー・多文化メンバーをしている普通のお母さんです。*政治を考える=生活基盤をつくること*NZの大学で英語講師をするイギリス人夫を支えながら思うこと * 後半期に入ったNZでの3人の子育て*元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇されて闘ったこと*子供の聴覚情報処理障害(APD)の改善チャレンジなど、個人的意見と体験を書いています。(the) MelvinsとSleepとHigh on Fireを聴きながら。

自分が、壊れないように。


2018年の暮れ。
 
日本で、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた法案が成立しましたね。
 
ウン10年と、私の年齢近くも(!)長いこと日本で暮らすイギリス人の友人が
この受け入れ拡大について
 
「外国人をだます、悪徳仲介業者が増えなきゃいいんだけど…」
心配していました。
 
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昨年父が亡くなって、急遽日本に帰った時にも
日本のテレビでは、このニュースがよく流れてて。
 
受け入れ態勢が整っていないのに、という反対意見と
拡大を歓迎する人材不足の現場の声が、ありました。
 
 
今は亡き父は、私が子どもの頃
派遣あっせん業者に、賃金をガッポリ取られる
多くの外国人労働者たちに直接
何度も業者を通さずに、労働に見合った賃金すべてを渡していました。
 
そして、外国人労働者を気の毒に思い
時に詐欺まがいのあっせん業者といがみ合ってでも
直接外国人労働者に、賃金を渡すことを続けていました。
 
ガンコ父ちゃんだったけど
子どもの頃から、そういう父を見てきて
とても尊敬していました。
 
そういう父の背中を見て育ってきたからか
 
父が大事にしてきたものは
 
娘の中にも埋まっています。
 
こうして。
 
***
 
 
こうやってブログを書き綴るのは
 
「私のように、だまされて、利用されないでほしい。」というのが
1番の理由です。
 
故意に人をだまして悪用した人物は
 
実名とその行為は、公表される覚悟を持つべきだし
 
公表されるべきだと思う。
 
 
永住ビザを求めて、ニュージーランドで翻訳会社を起こしていた
特許翻訳者の元雇用主・松野太郎氏は
 
永住ビザを確実に取得した当日に、私を不当解雇しました。
 
法の場での闘いの後
私は2016年に、審判に勝利することで
 
不誠実な行為を
公文書として、公の場に明らかにする権利を得ました。
 
 
ここまでの道のりで、私が本心で望んでいたのは
 
松野氏が現在も踏み倒し続ける、損害賠償金$15000よりも
 
 
 
松野氏がだましたのが、私なのは
何か理由があったのかもしれない。
 
自分なら根気強く、あきらめずに、粘り続けられるから。
 
他の誰かだったら、とっくのとうに
泣き寝入りしてしまっていたかも、しれないから。
 
松野氏は社会的責任を果たさずに
賠償金支払いから逃げて、難を逃れたとホッとしているだろうけど
私とは求めている価値が全然違う。
 
「自分は悪くないし、つらいのは自分のほうだ。」と
何度も松野氏は言い張っていた。
 
私がなぜ傷ついているのか説明しても
一切理解できないと
「全然わかんない。」と首をかしげるばかりだった。
 
 
 
「自分は正しい」と主張し続けるから
 
じゃあ、本当に「正しい行為」なのか
第三者に
国の機関に聞いてみましょうよ、というのが
 
私が、法的手段に出た理由だったし
 
松野氏は自分の間違いに気づいて、謝罪や和解する機会は何度もあった。
こっちが費用を負担して、何度もそのチャンスを与えた。
 
けど、松野氏は自分の正当性を
第三者に、国の機関を前にして主張することから
ずっと逃げてきた。
 
こっちは、証拠も徹底的に揃えて。
 
問いただす気満々でいたのに。
国が入ってきたら、逃げまくっていた。
 
 
だから
「何でこんなことしたの?」
「何でこんなウソが、次々つけるの?」
自分も他人も、知りたかったことは聞けないまま。
 
わからないままだから
外国人、移民、労働搾取、不正、詐欺、そんなニュースを聞くたびに
いちいち思い出してしまう。
 
独りで闘って、精神的に不安定になって苦しかったあの感覚を。
 
 
だました人間が、はっきりしてくれなかったから。
 
 
そして、残念だけど
 
これは子供が同じ学校に通う親同士であっても
 
良い関係だった
 
同じ日本人同士の間で、起きてしまったこと。
 
日本人同士なのに。
 
思いやりを持って接しても、あっさり裏切られる。
 
そして、前回の記事で書いた通り
松野氏にはちゃんと、大手移住エージェントと弁護士がついて
安くない料金を払っていても、こういう不当行為・詐欺が起きる。
 
何でなの???
 
 
<2018年、よかったこと。>
 
 
松野氏は、「自分は悪くない。自分は正しい。」
ずっと言い続け
その弁護士だけがイエスマンで、途中まで同調していました。
 
この踏みにじられた権利を、
人には黙って
独りで考えていると、
自分のほうが気がおかしくなってるんじゃないか?
 
お人好しな自分の方が悪くて
自分のほうが、キチガイなんじゃないかと思い始めた。
 
私の気はおかしい
 
いや、おかしくないの、繰り返し。
 
夜中に、トイレで突然涙を流す。
夜中、考えが止まらなくて、寝られなくなる。
 
それでも、目が覚めてる間のほとんどは
年頃の子供3人がいる母親だから
 
子供たちの前では「元気で明るい、お日さまのような母親」であろうと
がんばり続けた。
 
そんな妻の無理を見て、夫は闘うことをやめてくれと反対したし
 
闘うことをやめない妻は、夫も闘うよう説得しながら
 
弁護士もつけずに、独りで闘い続けた。
 
 
だから、本当に松野氏の行いは、彼の言うように、正しかったのか?
 
初対面だろうがなんだろうが、身内以外の人に話すようになりました。
 
自分が壊れる前に。
 
***
 
あなたがもし、
あなたの権利を踏みにじられて、苦しかったら
 
誰でもいいから
「あなたは、わるくない。」
「あなたは、間違ってない。」という言葉を
 
なるべくたくさんの人から、もらってください。
 
なるべく、たくさん。
 
自分が、壊れる前に。
 
 
その言葉は、人からもらったほうが、断然いい。
 
人からもらったほうが、力があるから。ホントに。
 
 
 
だから、自分が壊れないように
2018年には
 
 
 
 
この方にも、松野氏の行いを話してみたのでした。
 

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その内容に、強い不快感を示した
この国の住宅・交通大臣からいただいた言葉は
 
紛れもなく、強くて熱い力になりました。
 
 
そして、この方にも話しました。松井氏がしたことを。
 

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とっても穏やかな移民・労働大臣。
和やかに話してたのに、私が松野氏からの被害を口にしたとたん
 
大臣のまわりの空気が、グワッと変わって
 
それは少し、怖かった。
 
だけどもその熱が、どれだけ「私を取り戻す」力になったか。
 
移民・労働大臣からいただいた言葉も、宝物だし
あの気迫は、一生忘れることはないでしょう。
 
どんなに反対されて、独りぼっちだったとしても
心の思うままに、闘ってよかったんだ。
 
大臣は、権利を侵害されたと主張することは
「あなたの当然の権利」だと、力強く話してくれました。
 
 
これまで話したたくさんの
ニュージーランド人たちも移民たちも
松野氏が正しいという人は、誰一人、いませんでした。
 
だから、あなたが権利を侵害されたら
とにかく誰かに
Citizens Advice Bureau (CAB) でもどこでもいいから、話してください。
 
 
こうやって体験談を書いているのは
だまされないように、前もって
気をつけてほしいからです。
 
でも、残念ながら不当扱いを受けてしまったら。
 
私の体験談から役立つ部分があると思うので
 
どうか、あなたの正当性を主張するために、使ってください。
 
 
松野太郎氏は、これまで一回も謝ったこともないし
精神的苦痛に対する損害賠償金も払わないのだから
 
私は自分で
「精神的苦痛」を、和らげていく方法を
 
こうやって書いたり
人から言葉をもらったり
体験を誰かの役に立てること
 
いつか癒えていくんじゃないかと、模索しながら
試行錯誤でやっていくしかないのです。
 
松野氏が、反省もせず
何もなかったように
どこかで暮らしているだろうから。
 
「自分は正しい」と、まだ思っているかもしれない。
もう忘れているかもしれない。
 
#MeToo運動もそうだし、性犯罪、虐待、犯罪、差別も
被害者が声をあげなければ
人権侵害が減ることはないし、
新たな被害を防ぐこともできない。
 
今もこれからも
5年先10年先の、このニュージーランドに移住したい人たちにも
 
誰かが、あの手この手で、不正移住に利用されたり
労働搾取や不当解雇の被害に遭わないように
 
どうかなるべく多くの人に、この体験を伝えてください。
 
お願いします。