Bittersweet in NZ

ウトです。(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記、息子のAPD(聴覚情報処理障害)との奮闘レポートなどなど。

ERA行く前、忘れずに。

ジャシンダおめでたの前に、
Employment Relations Authority(ERA)へ行った時のことを書いたのですが
書き忘れていたことがありました。
 

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<<解雇されてからの就職活動>>
 
不当解雇を訴える時は、主に次の請求をすることと思います。
 
  1. Loss of wages:一方的な解雇によって支払われなくなった、支払われるべき賃金。
  2. Compensation for hurt and humiliation under section 123(1)(c)(i) of the Employment Relations Act:(不当解雇によって)与えられた精神的苦痛と屈辱に対する賠償金
 
1のLoss of wagesが認められるためには、
解雇されてから就職活動をしたかどうかを証明します。
 
なので、
  • その就職活動した時期は、解雇されてからいつのことか?
  • 就職活動先の会社名と職種。そして結果。
 
これらを答えられるようにしましょう!
 
 
私は、元雇用主の数々の矛盾や嘘を証明することに、
すごく神経使っていたので
 
ERAでInvestigation meetingで
この「解雇後の就職活動について」聞かれたのは、寝耳に水でした。
思い出して答えられたのでなんとかなりました。
 
みなさんも、答えられるように記録を持って行ってくださいね。
 
 
Investigation meeting 審議については、ERAのサイトに
裁決の動画があるのでチェックしましょう。
 
 
3分くらいのところから、裁決が言い渡されるのですが
 
解雇された元従業員さんは、
解雇されてから3ヶ月、就職活動をしていなかったので
Loss of wageの訴えは認められませんでした。
 
だけど、実際は解雇されてショックを受けているのに
90日以内にPersonal Grievance書いて出さないといけなくて。
 
主張を裏付ける証拠集めや、
法律・過去の判例とか調べることいっぱいあるにもかかわらず
次の仕事探しのアクションは起こさないといけないんですよね。
 
 
Investigation meetingの流れがわかる動画があるので、
雰囲気も予習していくといいです。
この人たちは、弁護士がいていいなあ。
私は自分話して、がんばりました。
 
動画の人たちは、演技でしょうがまさにこういう緊張感で。
冷静になれなくても普通だと思います。
 
やっぱり、冷静に話そうとするんだれど。
自分の権利を認めない人を前にすると、腹も立ってくるし
緊張の中で主張をするのは、感情的になります。
 
 
前の記事で、私と似たような状況の塗装工の男性のニュースをのせました。
 
2015年に不当解雇されて、
2016年にERAが$15000の罰金の支払い命令を下したのに
未だにまったく支払いを受けていないということです。
未だに許せていない感じの男性。
 
 
このニュースの37秒あたりにあるように、ERAはこの男性に
 
(a) 未払い賃金 $390 
(b) 逸失利益(賃金) $7000 
(c) 不当解雇による精神的苦痛に対する賠償金 $8000 の
裁決を下しました。
 
 
そして、私も2016年に裁決が。
 
(a) $10000 不当解雇による精神的苦痛に対する賠償金
(b) $5400 逸失利益(賃金)
 
 
同じ$15000くらいなんだけど、内訳がちょっと違います。
 
塗装工の男性より
私の精神的苦痛に対する賠償金の方が、多いんですね。
$8000と、$10000。
 
この差、って何かなあって考えると。
 
元雇用主の松野太郎氏は、海外在住翻訳家として
日本のクライアントから海外に仕事を送り続けてもらうために
夫の経験と知識を、2年間仕事に利用していました。クライアント向けに。
私のことは、2年間フルタイム従業員として雇用し
賃金を払い続けることで、松野氏の永住ビザ申請に利用しました。
と、本人が私たちに言いました。
 
そしてビザの許可確定と同じ日に、解雇通知。
 
それに加えて
私たちの子供とその友人たちが毎日、1年間
元雇用主の子が学校に慣れるように、お世話してあげていました。
うちの子も友達たち、そのママたちも協力して
「あの子、早く慣れるといいね。」と見守っていました。
 
それでも、松野氏は私たちを裏切りました。
 
いとも簡単に、悪びれることも、そして反省することもなく。
 
不当解雇・労働搾取・移民詐欺は、こんな風に起きました。
 
それが「罪」だという認識がないこと自体、「罪」である。
 
$2000の差って、
私だけじゃなく、この国に慣れるように松野氏家族へ
協力してくれた他の人たち
みんなへの裏切りに対してじゃないかなあ、と思うんです。
 
なんでまたこのことを書いているかというと、
またこのことを話す機会があったからです。
 
別に友人でも、世話になった人でも
裏切る人は平気で裏切ることができるのです。
 
情があると、裏切られた方は、裏切られても
「裏切りは、なんかの間違いじゃないか?」とか
「訴えたら、悪くない相手の家族にまで悪影響が出るんじゃないか?」
と思い込もうとします。
 
そんな人情を、裏切る人間はなんとも思いません。
 
前、コメントくれた人も元雇用主に
罪をでっち上げられて解雇されました。
 
情があっても、
自分の権利を守るために、気を抜かないでいること。
自分の権利を守るための証拠は、
たくさんなるべく書面で残しておくこと。
 
それをこの前伝えたし、ここでも強調したいのです。
 
 
だってねえ。いけしゃあしゃあと嘘つきますよ。平気で。
証拠があっても。
 
だから証拠は「第三者」にあなたの主張が正しいか
確認してもらうために必要なのです。
 
 
松野氏だって夫に仕事頼んで、翻訳の英語を直してもらってるのは自分で
第三者も証拠を十分確認して熟知しているのにもかかわらず、
 
「夫さんは自分のために仕事しているのではなく、英語が未熟なウトさんを補うために夫さんは仕事をしていたので、
夫さんには、ウトさんが報酬を支払うべきだ。」って、
第三者の前で私たちの想像をはるかに超えた大ウソをつきました。
 
それを聞いた時の、あの第三者の驚きの目と思わず空いた口といったら!
想像を突き抜けた大ウソに、大爆笑したかった!
 
けど、それはあまりにも不謹慎なので
手をあざができるほどつねって、必死に我慢しました。私も夫も。
 
山のようにある証拠は、全部松野氏とのやりとりなのに
それでも大ウソつくし、裏切ったりするんですよね。
どうしてだろう?不思議でしょうがないんですけど。
 
ちゃんと大学出て翻訳学校行って、法律文書を扱う特許翻訳家として
長年活躍してきたのだから
ウトさんの解雇方法は間違ってるぞ、自分!
夫さんのこと隠し続けて永住ビザ申請するのは、マズイぞ、自分!って
雇用法と移民法ちゃんと読めばわかるはずなんです。
フツーのお母さんの私でもわかるんだから。
 
どうしてわからないんだろう?不思議でしょうがない。
 
*****
 
松野氏から与えられた精神的苦痛は、ほったらかしにされたまま。
だけど、この体験を話しだれかを励ますと
これが私に起きたのには、ちゃんと意味があるんだって感じます。
何度も自分に言い聞かせるように。
 
思い出して吐き気がして、この前愕然としたけど
吐いてはいない。まだ。
だから大丈夫。
 
日本語で書き残すことで、誰かの助けや知識になってほしい。
でも普段この事を話し合うのは、日本人以外です。
 
それが、Personal Grievanceですら出せないほどに
意気消沈している人、けっこういるんですね。
自分の主張をしない理由を、わざと探している感じもするし。
それがもどかしくて。
 
前出のニュースで
ERAに行ったら裁決は公開されるので、
ボスをすぐ訴える従業員だと思われて
再就職が難しいと悩む不当解雇の被害者が多いというのは、
前にも書きました。
 
被害にあったから正当な主張をしているのに。
そんな真実が理解できない雇用主は、
従業員と公平な関係を結ぶことに、高い関心があるのだろうか。
 
こんな風にブログ書いてたら、それこそ
私と友達になるのは怖いと思う人もいるかもしれません(^^)
 
それでもやっぱり、自分がどう思われようと
体験を活用してもらったほうがいいです。
活用し続けてもらわないと、しんどい。っていうほうが当てはまる。
 
地元新聞に、North Shoreでマオリのシングルママさんが
差別を受けた話が載ってて。
「(受けた差別を)黙っていることは、差別を認めていることになるから主張していく。」と言ってました。
 
なかったことにしようと、無理やり押し込めて
黙って内に秘めてるほうが、しんどいです。
 
表に出したほうが、痛みはずっと軽くなる。
 
 
 
 
 
 

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