Bittersweet in NZ

ウトです。(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記、息子のAPD(聴覚情報処理障害)との奮闘レポートなどなど。

犬くんにやってくる、いつか。

よく好きで読んでる、「ほぼ日刊イトイ新聞」で
 
糸井重里さんの愛犬「ブイヨン」が
 
お空に旅立ってしまったことを知りました。
 
 
 
せつない。。。泣きそうだ。
 
 
 
ブイヨンは、確か10歳は超えていた気がする。
犬種が違うけど、鼻が長いとこがうちの犬と似てて。
 
 
 
犬を飼っている人は、
 
いつか終わりがくることを
 
つい考えてしまいませんか?
 
 
うちの犬くんのことも、まだ3歳だというのに、
ツンデレのくせに
 
「お母さんが大好きだ」の想いを、無言で放ちまくっているのを
お母さんの方も、言葉なく感じていると
 
 
こういう時に限って
 
「いつか来るその時」がよぎって、泣きそうになる。
 

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犬くんは去年、ちょうど一年前に2匹の犬に襲われて
その時の増幅した白血球のせいで、免疫介在性関節炎になってしまいました。
 
人でいうリウマチのようなもの。
 
 
 
強い炎症を抑えるためのステロイドで
2ヶ月で23キロから33キロの10キロ増になってしまって。
 
ステロイドは困った。
 
元々ゴハンそんなに食べないのに、ものすごく食欲増えちゃって
道に落ちてるブタのお腹の脂肪ブヨブヨみたいのを、素早く爆食いしちゃって
 
いけないっ!と
素手で気持ち悪いけど我慢して、ブヨブヨを取って遠くに捨てる。
 
こんなもの道に捨てないでよ!ニュージーランド!!!
 
 
 
重い体重で、余計関節に負担がかかって
ときどき関節に水が溜まって痛むのを、痛み止めや注射でなだめながら
 
歩いて歩いて23キロに戻しました。半年かかった。
 
 
ボーダーコリークロスの犬くんは、犬のお父さんもお母さんも牧羊犬で
庭駆け回り
 
それはそれはサラブレッドのように美しいジャンプをする子だったけど
 
 
 
襲われてからは、
元々ナーバスで繊細なのもあって
体が思うように動かないし力が入らないから、
 
すっかりおじいさんのようになってしまった。
 
 
美しいジャンプは、早くて
シャッターチャンスがいつも間に合わなくて
 
写真今度撮ろうね、なんてあきらめて後回しにして、本当バカだった。
何としても取っとくべきだった。
 
「今度」がこないかもしれない、なんて
 
あのころ家族の誰も、思わなかった。
 
 
 
それに頭がいいからか、
自分で動けないのがわかるから、無駄に動かなくなってしまった。
 
「この子自分でわかってる」というのがこっちもわかるから、せつない。
 
 
 
でもほっておくと寝てばかりいて、よけいに関節がこわばったり痛くなるから
どんなに忙しくても、毎日1時間以上は歩くのを欠かせません。
 
 
幸い犬くんは、お散歩が大好き。私も大好き。
 

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*早く行こーよー(写真なんかいいから)と言っています。
 
 
犬くんは、「ニオイ嗅ぎ隊」と「あたらしい抜け道、探し隊」の隊長なので
毎日違う道を歩く隊員にとっては、
 
隊長の「気になる抜け道」が新しすぎて
未知の道に迷って、2時間近くになることもよくあるけど
 
超方向音痴の隊員でもGoogle Mapがあるおかげで、充実した散策ができています。
 
Google Mapありがとう!
 
あなたなしでは、隊員はとても不安で不安で楽しむことができません。
 
 
 
今日も歩いていると、小型犬を連れた年配の男性に話しかけられました。
時々私たちのことを見かけていて、気になっていたそう。
 
 
彼の犬は14歳に見えないほど軽やかで、12歳までは毎日10キロ歩いてたそうな。
まだ3歳のうちの犬くんに起きたことを話すと
 
「俺ならその犬、撃ち殺してるね!」
 
 
あはは、物騒ですね。
 
 
いや、でも犬くんを襲った犬は
 
もういないの。
 
 
カウンシル・市役所が、襲った犬の飼い主を起訴して罰金払わせようとしたけど
6000ドル(45万円くらい)の罰金払うのを回避するために、
 
飼い主が自分の犬を、殺処分してしまったのです。
 
 
 
襲われた側の私は、殺処分は望んでいないと伝えたし
カウンシルもまったく殺処分決定をしていないのにもかかわらず。
 
 
それでも殺処分したことで罪を逃れた、向こうの飼い主は
 
「ただの犬同士のケンカなのに、大げさに騒いで、犬を殺す決断をしなければならなかったのは、あんたたちのせいだ!」と
 
市役所との裁判が始まるまでの態度とはうって変わって、私達を非難しはじめました。
 
 
 
自分が罰金払いたくないから、自分で飼い犬の命を終える決断をしたのに
市役所との裁判が終わったとたん、証人である私の家に
 
嫌がらせのメールを送ってきた相手側には、
裁判所から警告が出されました。
 
 
受けるべき罪を軽くするから
「他人の犬を負傷させた」のに「ただのケンカ」だと軽く思う飼い主。
 
受けるべき罪を受けないから、
NZでは、犬に襲われる事故が増え続けているんですよ。
 
 
去年は治療費を払わせるのにずっと大変だったけど、払わせました。
検事に、よくがんばったねって言われました。
 
渋って月10ドルずつしか払われない、とかよくあるんですって。
 
 
 
1年経っても、こんなに長引くとは思わなかったけど
先月よりは、今月は痛み止めが減ってよくなってるから
気長にリハビリ続けながら、
 
いつか、痛みが気にならなくなる時がくることを信じて。
 
 
今は、
 
いつかくる「いつか」は、
 
さよならのことじゃなくて、
 
思い通りに動く体を取り戻すこと。それに集中しよう。
 
 
犬なでてると、手が気持ちいい。
犬も人も健康になるらしいですよね。
 
治れ、治れ。痛いの、治れ。
 
 
みんな、犬くんの美しいジャンプがまた見たいの。
 
あの自由な、犬くんを。
 
 
 
それにしても、風また強くなってきたね。
 
強風がこわいのは、どうしたもんかねえ。。。
 
ニュージーランドに住んでて、強風こわいなんて困るでしょ、犬くん。

 

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