Bittersweet in NZ

(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記、息子のAPD(聴覚情報処理障害)との奮闘レポートなどなど。

NZ不当解雇体験記22。「隠匿」と「労働の搾取」2

新しいLabour党の移民大臣&労働大臣、
 
イアン・リース ギャロウェイ(Iain Lees-Galloway )は
 
移民と留学生に対する権利侵害の正式な調査を開始するそうです。
 
リース ギャロウェイ大臣は
移民に対する搾取に関し、移民自身の口から聞きたいそうで
新政府の最優先事項なのだそうです。

 

 
そして私の体験。
 
私たちの経験したことの裁決がニュースになったのは、 
Employment Relations Authority(ERA)の指示です。
 
なぜニュースとしてERAが世に出したのか、よく考えてみます。
 
実は
裁決は私の件と、夫の件両方あります。
 
でもなんで夫の件がニュースになってないのかというと
夫と特許翻訳者の松野太郎氏は、雇用関係ではなかったという判断がされたからです。
ERAは雇用関係上の問題しか扱えません。
 
雇用形態(フルタイムかカジュアルかとか)は、
雇用主や労働者が勝手に決めるものではなく
ERAやEmployment Courtが決めます。
 
だから実際は長期フルタイムなのに、
雇用主が経費を抑えるために、契約をブツブツ切ってカジュアル契約のように
見せるのはいけないことなのです。
 
よくある。横行してますよね。
 
でも文句言ったら契約切られて生活できないから、サインせざるを得ない。
改善提案はクビ覚悟で、ですよ。
 
 
なので、夫の場合も
Ministry of Business, Innovation & Employment (MBIE)の指示で
松野氏との仕事関係を
まずERAで審議する必要があったのです。
 
そして、松野氏と弁護士は出席拒否しましたが
 
松野氏から夫に仕事の依頼があり
その仕事を松野氏は受け取った認識があるということが
多くの証拠からERAで証明されました。
 
夫と特許翻訳者の松野太郎氏には
雇用関係はなくても仕事の関係があった、
 
そしてその報酬は未払いのままである。ということが。
 
だから、会社にはもうお金がないから払えませんなどという言い訳は通用せず、
松野氏個人が、夫への報酬の踏み倒しを現在も続けている、ということなのです。
 
 
双方の件の調査と審議の結果、
 
高品質な翻訳のために夫に2年間仕事をさせ、
報酬一切未払いのままそれを隠して、永住ビザを申請し
永住ビザ証明入りパスポートを手にした当日に
私を不当解雇し精神的苦痛を与えた、
 
という事実が、
公文書である裁決文に明記されているわけです。
 
「隠匿」「労働の搾取」
 
松野太郎氏は、隠匿と労働の搾取、両方やったんです。
 
ドットコムみたいに「隠匿」だけ
悪徳レストラン経営者みたいに「労働の搾取」だけじゃない。
 
松野太郎氏は
永住ビザにチャレンジする会社経営者として、
堂々と隠匿と労働の搾取の両方をやったのです。
 

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事の始まりは、さかのぼること
 
2012年11月のある日。
 
松野氏は「自分の翻訳をネイティブチェック」してくれる経験者を探していて、
夫を話し合いに呼び寄せました。
 
はっきりしておきますが、松野氏が切望していたのは、あくまで英語専門家の夫。
 
私は、ただ通訳のためにその話し合いについて行っただけなのです。
 
なぜ、「ネイティブチェック」が必要だったかというと、
 
その会合での松野氏自身の説明によると、
 
日本国内のクライアントが、本来なら日本国内の他の特許翻訳者に
翻訳依頼をすればすむものを
 
日本国内のクライアントから
海外に移住した松野氏に、仕事の依頼を続けてもらうために
 
海外居住翻訳者として、
 
英語ネイティブと緊密に「高品質な翻訳を提供できる」という
利点をクライアントにアピールすることで
 
海外でも仕事の受注を続ける必要があったということです。
 
それは松野氏がビジネスビザで滞在し続けるために、必要なこと。
 
しかも日本でもNZでも大学教員で、日本で数々の研究論文の校正経験がある夫に
 
松野氏の翻訳を品質の高い翻訳文に仕上げてもらうことが、
 
松野氏の強い要望だったのです。
 
 
 
ところがよくよく話を聞いてみると、
翻訳チェックには「日本語も堪能であってほしい」とのこと。
 
それは、日本語の読めない夫には絶対無理だし、
英語日本語両方ネイティブ並みのスキルの高い人材が
松野氏の提示した「永住ビザのために雇用する、最低賃金ギリギリの給料」で
雇えるわけがありません。
 
しかもビジネスビザから永住ビザにチャレンジするには、
フルタイム雇用しないといけないということで、
 
夫は大学に職があるからそれは無理。
 
で、日本人で英語のできる私に話が向いてきたわけです。
 
MBIEで言われましたが、
「労働者が雇用法(Employment Act)を熟知していないのは仕方のないものと捉えるが、雇用主は熟知しているものと考えられるので、雇用主は雇用法を厳守しなければならない。」のだそうです。
 
だから私たちは(いや私の方が最初にちゃんと調べればよかったんだけど)
雇用される側としては、よくあることで、
 
ある意味致し方のないことだ、とMBIEに言われました。
 
雇用法を厳守しなければいけないのは、経営者の松野氏のほうである、と。
 
私たちは、この日の話し合いに違和感があったものの
(特許翻訳の将来性安定性をこれでもかと強調するのに、夫の雇用は会社が順調にいってから、とか)
 
大手移住コンサルタントがついて永住権狙っているのだから
雇用法は守っているに違いないと、信じてしまっていました。
 
また、私たちは技能永住ビザで入って来たので、
ビジネスビザのことをよく知りませんでした。
 
松野氏が「特許翻訳は将来性も安定性もあって、この仕事をすることはお二人にとって、大きな利益になる。」と
何度も繰り返し強調するから、私たちは引き受けたのであって
 
松野氏の永住ビザだとれるまでの2年間限定だったら、
将来性がないんだから、当然引き受けませんでした。
 
 
 
話し合いの後すぐ、松野氏から夫へ直接、仕事内容の確認メールがきました。
 
松野氏から依頼された仕事内容は、こうです。
 
夫:松野氏の翻訳を高品質に仕上げる目的で、ネイティブ視点で校正・改良。ネイティブ視点からの英語に関するアドバイスの提供(2年間クライアントと松野氏双方に提供された)
 
私:松野氏の翻訳の誤字脱字の訂正。原文と照らし合わせて漏れや間違いの訂正、改良。(実際はネイティブチェックするための原文の説明が多くありました。)
 
「ネイティブ視点の翻訳チェック」は、
私は英語ネイティブじゃないので
当然のことながら、夫にしかできない仕事です。
 
松野氏本人が、夫に「高品質な翻訳」に仕上げるための仕事を依頼して、
NZから日本に輸出していたのです。
 
実際、2013年と2014年の2年間
松野氏がNZから日本に輸出し
クライアント達や集客にアピールし続けた「高品質なサービス」とは
「経験豊富な夫の仕事」だけなのです。
 
クライアントに伝えられなかったフルタイム従業員である私の存在は、
松野氏の永住ビザ申請のために利用されました。
 
事実、永住ビザスタンプの入ったパスポートを受け取り(多分午前中か昼くらい)
永住権獲得が確実になったことを確信した同日の、3時33分に
 
「永住権取得のために従業員になってくれてありがとうございました。
実は、言っていませんでしたが
2年間ビジネスは不調でコネもなくなり、もうあなたを雇い続けることができません。」とニュースにもあるように、解雇通知をメールしてきたのでした。
 
元々、NZが必要とするスキルはないのに、
自分から「カネもビジネスのコネも(スキルも)ないけど、NZ永住権取れました!」って言って、これを解雇理由にする。
 
しかも永住権確実になった「当日」に。
 
これを読んでいる、あなたはどう思いますか?
 
 
 Employment Relations Authority(ERA)の下した裁決にも、
わざわざ「同日の3時33分に」と記載されてあります。
 
いかに非道な行いであったか、ERAにも指摘されるほどなのに
 
どうして私が怒っているのか
 
なんで悪いことなのか、何度も松野氏には説明してきましたが
松野氏には全然理解できませんでした。
 
「全然わからない。」って言ってました。ずっと。
 
 
移民局にNZに貢献していることをもっとアピールするよう
大手移住コンサルタントに言われて、松野氏が製作した会社のウェブサイトには、
 
松野氏の翻訳と私の校正だけの翻訳より
夫のネイティブチェック付きの翻訳は、価格が高く設定されています。
 

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大手移住コンサルタントは、依頼者である松野氏の会社で雇用する人物(私)が
NZで雇用できる人物であるかを確認する義務があるはずです。
コンサルタント料取っているのだから。
 
会社が雇用する労働者(私)が「英語のネイティブでない」ことは確認すれば
すぐわかること。
 
ウェブサイトには、英語ネイティブの仕事が記載されているのに
雇用されていない英語ネイティブ(夫)の存在を、
 
大手移住コンサルタントは、指摘できていませんでした。料金もらってるのに。
 
成功例を増やしたいだけなのか、永住ビザ資格ギリギリな(or 足りない)のに
無理やりビザ取って、押し込む。
 
 
そうやってもNZに大きく貢献できるほど、後に成功すればいいのかもしれないけど
 
松野氏は下された賠償金支払い命令も、請求している夫の報酬未払いも
未だに一向に支払いません。社会的責任なのに、支払う財力がないのでしょう。
 
 
松野氏は会社の経営が順調になったら
夫との雇用の話をしましょうと言っていたので、
 
経営が上向きになったら報酬の請求をしよう、と言っていた夫は
結局、報酬支払われないままで
 
松野氏は、2年間夫に支払うべき報酬を
自分の利益として水増して経営報告をし、IRDに税申告をして、
移民局 Immigration NZに永住ビザを申請して、
 
永住ビザの許可を得たのです。
 
 
 
その後。
 
第三者を交えて、話し合意をした時。
 
松野氏が、こう堂々と言いました。みんなの前で。
 
「Aさんが、自分のために働いているのは知らなかった。AさんはBさんの『英語力』を補うために仕事したのだから、『BさんがAさんに報酬を払うべきだ。」
 
はあ???
 
A(夫)もB(私)も、お腹の中で大爆笑!
 
夫がサポートしてたのは『松野氏の英語力』ですけど。私のじゃありませんよ。
 
 
「Aさん、ここどうしたらいいですか?アドバイスお願いします!』って
2年間言い続けてたのは、松野氏ですよ?証拠も全部残ってるし。
 
「Aさん今日明日中にクライアント向けのコメントください!」って
報酬1ドルも払ってないのに夫に懇願してたのは、松野氏です。
 
 
あまりにも大それた、大ウソであっけにとられましたが
すぐに第三者が「Bさんには最低賃金しか支払われていないのだから、Bさんには支払い義務はない!」と言い返しました。
 
 
第三者には証拠をしっかり見せていたので
 
夫に仕事依頼をして夫をクライアントに売り込んでいたのは
松野氏本人で、
夫と私の仕事を高く評価していたのも、周知の事実。
 
第三者がいても平然と嘘をつく松野氏には、あきれてモノが言えませんでした。
 
私がどれほど証拠を握っているか、ちっとも気づいてなかったのでしょうか。
 
(続く)

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