移民詐欺、搾取、不正取引。
これは、いいことかもしれない。
イヤというほどその痛みがわかるから、きっといいことに違いない。
移住に関して不当な扱いを受けた人は、Immigration NZのサイトにもあるように、
ぜひ Immigration NZに通報をしてほしいと思います。
調査して判断を下すのは移民局なので、疑いがあるだけでもいいのです。
そしてその不当な扱いを受けた体験をぜひ公表して、注意を促してほしいのです。
今海外移住している人にも、これから海外移住を考えている人にも。
被害者を増やさないために。
今年は、移住エージェントの不正行為で
強制送還の危機にあるインド人学生たちが被害を訴えていました。
強制送還になれば借金返済のために、自分の臓器を売らなければならず
それを恐れて自殺未遂をした学生までいました。
裏切り者が搾取しても平然としていられる環境を変えなければ、いつまでたっても、移民と移住国への不正はなくなりません。
ズルして入国し移住してきた移民の存在は、
国全体の不景気さや苦しい生活を強いられている国民や、元々移民を快く思わない人の
不平不満の対象となって、移民への差別感情が増幅していきます。
困るのは、
誰が
ズルして入ってきた移民か、
誰が
真面目に正当な手続きで入ってきた移民か、わからないこと。
ズルい移民を野放しにすればするほど、
移民への差別感情が、ちょっとしたことでいとも簡単に増えてなかなか減りません。
そして差別感情が強く向けられるのは、移民の子供達。
より良い教育を、生活を、と願って親は移住しても、
裏切り不正をする移民の悪影響によって、子供達が差別でつらい思いをするのです。
これは、夫がNZで10年近く教育者としてたくさんの生徒達から
親にも言えない悩みやつらい思いを打ち明けられ、
相談に乗ってきたことからも明らかです。
不正行為を受けた体験談を、裏切り行為、搾取の手口を公開することで、
つらい思いをする人を増やさないことにつながるのです。
あなたがもし不正行為をされ権利を侵されたのなら
ぜひ報告をして
体験をできるだけ多くの人に、伝えてください。
私たちの体験は、移住搾取と労働者の人権などに少しでも役に立てようと
伝えてきたし、これからも伝えていくつもりです。
それに夫の出会うたくさんの学生の中には
トラブルやひどい目に会う人もいて、いつも抗議や通報するように
励まし強くアドバイスをしています。
だから実際に被害にあったことを、報告しないで、
表面化しないことの方が、不自然で間違っているという時代にもう変わってきているはずです。
表面化させないから、いつまでたっても被害がなくならない。
泣き寝入りをすることは、逃げているようで結局自分に返ってくることに気がつきませんか?