Bittersweet in NZ

大大大好きな(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記などなど。質問などあったら、どうぞ。

NZ不当解雇体験記16。私の不当解雇が、ニュースになった!

夫のInvestigation Meetingが終わった次の日は、
少し息抜きしたかったけど
いつも通りバタバタ慌しい日でした。
 
夜になって、夫がメールチェックしてたら、
 
だいぶ前に夫と私が不服申し立ての書き方だけ教えてもらった
Community Law Centreの弁護士さんから
突然メールが。
 
 
「おめでとう!不当解雇、勝ち取ったんですね!」
 
は?なんで知ってるんだろ?
 
 
「ニュースの一面に載ってました!」
 
はあ?????
 
なんで???
 
 
 
いまいち状況が把握できず、教えてくれたリンク先を見てみると
 
本当にネットのStuffニュースの、
トップニュースに
私の不当解雇のことが載っていた….
 
しかも実名で…..
 
あわわわわわわわどうしよおおおおおおおおおおお、と
うろたえながら読んでみる。
 
 
相手は悪いことしたんだし、私達は大人だから仕方ない。
 
でも小学校のことが、特定できるように出てしまっていた。
 
うちの名字は、別に英語名だから目立たないけど相手の名字が出てる。
 
小学校もわかるから
相手の子供が嫌がらせを受けちゃうんじゃないか?と
 
急にものすごく心配になった。
 
 
なんで?名前出さなくてもいいのに。
 
学校まで….
 
大人は仕方なくても、子供になんかあったら困る…..
 
 
困ったので、
南島にいる長男に電話したら「すごいねえ!」と喜んでいる。
 
「ママは正しかったんだぞ」と夫まで喜んでいる。
勝ったんだからもうしょうがないよ、とか言ってる。
 
そんなことじゃないのに!
 
私の困ったを息子に話すと、記者に連絡して見たら?と。
 

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後日とにかく記事を書いた記者さんに連絡して、私の心配事を伝えて
実名を出すのはどうにかなりませんか?とお願いしてみた。
 
それにEmployment Relations AuthorityERAにも、
ニュースになって実名が載ってるんですけどいいんですか、と聞いてみた。
 
 
そうしたらERAからは、
裁決文は公的文書なので
公的文書に載っている実名がニュースになって公開されても
問題はない、との返事。
 
記者に連絡をしたStuffニュースの方は、
上の偉い人から返事が来て、
ERAに言われたのとおんなじようなことを言われた。
 
そして、不当解雇の件がニュース記事になったのは
「ERAの指示」だから、
報道側が勝手に実名や特定の名称などを隠したりしてニュースにしたら
いけないのだそう。
 
 
とにかく、相手の子供に….という私の心配は、双方とも全然触れてくれませんでした。
 
 
 
 
突然解雇通知を受けてから、
 
Ministry of Business, Innovation & Employment (MBIE)に相談して言われた言葉。
 
(私の)権利を主張することで相手側に影響があっても、
 
あなたには何の関係もなく
 
相手側の家族に関しては、相手自身が考えるべきこと。
 
 
あの言葉は、この時も貫かれていた。
 
 
MBIEが言ってたように、
調停の時に、松野氏が真剣にやったことの重大さに気づいて
解決努力をしていれば、ここまでにはならなかったのだ。
 
松野氏は、私を不当解雇してからも
MBIEやERAやその他に、信じられないほど失礼な態度を繰り返して
関係した方々に強い不快感を与えてきた。
 
 
だから、ここでもういい加減、
 
お人好しは、このことに関しては、やめないといけないんだ。
 
 
 
下のリンクにある、
私の審議があった時期の裁定された賠償金の一覧表を見ると、
賠償金10000ドル以下の件がけっこうあるのけど、
私のは、賠償金10000ドルだった。
 
Authority Member が出してくれた、
裁決に込めた意味を考える。
 
賠償金10000ドルと言われた時、本当にびっくりした。
 
その額の大きさに。
 
そしてニュースにもなった。
 
記者は、事実の全てが書かれているわけではない裁決文から
子供が同じ学校に通う友人関係であったと記事に書いた。
 
Authorityが非常に重要視したのは、
後輩児童が学校生活に慣れるよう、
先輩児童である我が子が周りの協力を得て
1年間ほぼ毎日世話をし続けていたという関係であったにもかかわらず
 
親の方は、自分の子を気にかけ続けたこの親に
不当解雇をして精神的苦痛を与えたということなのだ。(プラス賃金未払い)
 
子供が世話になった友人でさえも、私欲のために裏切り搾取するその行為
 
高額な賠償命令が下されたのだ。
 
 
この、後輩児童の親であり、 
Link Technologies Ltd.というたった一人しかいないNZの会社の元雇用主、
NZ在住の特許翻訳者、松野太郎氏は
 
現在も私への支払い命令が出た金額、夫の未払い賃金も無視したまま支払っていない。
 
 
 
 
Authorityまで行くまでは、なぜかわからないけど
とにかく松野太郎氏のしたことを文書化するべきだという思いに駆られて
一心集中して走ってきた。
 
脇腹を刺されて1年半、
病院を探し回っているような、心の痛みがずうっとあった。
 
 
そして、裁決が出てからは、
いろんな人に話すようになった。
 
そうしたら、よく聞いた言葉が
 
「よくあるよね」
 
???
 
ちょっと待て!
 
よくあっていいのか?
 
異国に来て、同じ国の人間を、
私欲やビザのために、裏切り搾取して。
 
そんなのがよくある状況が、なんで放っておかれてるの?
 
 
悪行が慣例化、日常化してることが許せなかった。
 
悪いことしても平然とできる社会を変えないと
いつまでたっても、このまんまだ。
 
 
話を聞いていると、
他の移民達の間でもよくあるそうで、アジアや中東が多いみたい。
 
大黒柱の人が騙されて搾取にあって
精神的に強いダメージを受けてうつ状態になったり
 
家族の関係が崩れたり。
 
 
家族や友人だという人に、
私はこんな風にやったから、ご本人にも伝えてもらえませんか?と
 
勧めるようになった。
 
でも裏切られて搾取された本人の話を聞いて、
私のしてきたことを伝えて、行動するように勧めても、
 
英語に自信がないとか、大変そうだとか。
力の入りきらない言葉が返ってくる。
 
そりゃ、みんな日々の生活を支えていくのに精一杯だ。
 
だけどそれよりも、
人としての尊厳を踏みにじられたのに、
取り戻すために行動する気力に欠けていて
 
そんな自分を恥じているようで、胸が詰まった。
 
 
脇腹を刺されて、
私は走ってきたけど、この人達は
私よりもずっと刺された傷が深かったり、角度がマズくて
走れないんだ。
 
 
じゃあ、私はどうしたらいい?
 
何ができる?
 
この人達の代わりに。
 
 
いろんな公共機関の人達にも会ってお世話になってきた。
 
不正や搾取行為を頻繁に向き合って、どうにかしたいという思いは
 
ひしひしと伝わってきて
それが私の走りに強く力を貸してくれたことは言うまでもない。
 
でもそう人達は、職務内でしか動けない。
ものすごく限られている。
 
でも、私はどうだろう?
 
限られた職務内で戦っている人たちよりは、
 
もっと動けているんじゃないだろうか?
 
もしかしたら、被害者は戦う覚悟を持てば、
 
思ってる以上に自由なんじゃないだろうか?
 
 
 
最近ハリウッドで、性的被害を受けてきた女性達が、
体験と苦しみを訴えるようになったけど、
あれだって聞いた時は
「やっぱりなあ」と思いませんでしたか?
 
被害者が心に傷を負っているのに
それでも勇気を出して、
体験した苦しみを訴えなければ、
 
平気で人の尊厳を踏みにじる人間が減らない。
 
 
ニュースになってから
キウイ弁護士の友達に、これまでのいきさつを事後報告した。
 
「刺されたまま走ってるようでずっときつかったけど
やらないと死ぬ時後悔するから」と。
 
「そうだね。あなたの尊厳のためだったんだよね。」と涙ぐんでくれた。
 
彼女は専門分野が違うし、専門分野をタダで相談するのは失礼だと思って
相談はせずに報告だけしていた。私がそういう性格なのも彼女は知っている。
 
悪いことしていないのに、弁護士費用かけるのは嫌だったので
最初の不服申し立てだけ書き方を無料で教えてもらって、
 
あとは自分だけで調べて、とにかくたくさん書いて書いて
 
ここまできた。
 
 
これまでは、なぜだかわからないけど松野氏の不正行為を
 
文書化することに、一心だったけど
 
 
勝って、ニュースにまでなったことで、
 
 
 
これからは、
 
私には、何ができるだろうか?と
 
 
苦しみを訴えられない人達のために
 
 
何か、私にできることはないだろうか?と
 
 
常に考えるようになった。
 
 
強すぎる私の意志が
 
 
 
少し、変化してきた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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