Bittersweet in NZ

大大大好きな(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記などなど。質問などあったら、どうぞ。

NZ不当解雇体験記14。私のInvestigation Meeting。

Investigation Meeting 当日。
 
よりによって、夜中に犬が2回も下痢して(なに拾い喰いしたの?)
2回も起こされて、寝不足。
 
もうホント大事な時に限って、
 
子供が熱!下痢!水ぼうそう!とかになりますね。
 
 
それでも子供たちのお弁当を作り、犬をお留守番させて
 
証人として出席する夫と一緒に
Employment Relations Authority(ERA)のあるシティへ。
 
 
フロアに着くと、他にも2件Investigation Meetingがあるようで
2件ともインド人の名前が書いてありました。
 
やっぱり多いんだなあ。
 
 
当然のことながら、私は緊張してて
「私悪いことしてないんだから」と言い聞かせるのが精一杯でした。
 
調停の時は、紅茶など飲み物を作れるところがあったんだけど、
ここではテーブルに水が、用意されていました。
 
通訳の方がこちら側とあちら側の間に座って、
Authority Memberの来るのを待ちます。
 
以前Authority Officer聞いたところによると、
およそ3〜4時間で終わるのが普通だそう。
 
 
 
時間が来て、Authority Memberが
「先程確認した時は元雇用主は来ていなかったので、もう一度確認して来ます。」
と一旦出て、戻って来て
 
「元雇用主は来ていないので、欠席ということで
このまま審議を始めます。」と、
 
ものすごい威圧感のある「怒」を込めて言うので、
むちゃくちゃ怖かった….
 
ああ私、人の気とか感じられない人間だったらよかったのに…..
 
通訳さんも後で「場を緊張させる人だよね。」と。
 
いやもう元雇用主はここに来るまで
Ministry of Business, Innovation & Employment (MBIE)にもERAにも
無礼を続けて来たから、怒るのも仕方ないのだけど。
 
 
 
こっちがお金払ってまで、元雇用主の言い分を主張できる場を用意しているのに、
疑問に正々堂々と答えて欲しかった。
 
証拠があるのに言うことが変わり、正反対な2つの主張にしていることへの
疑問に。
 
元雇用主のビザ取得のために雇用関係が始まり、そう書簡にも自身で明記しているのに
ビザ取得と解雇は関係ないとか、
 
会社経営は順調と言ってたのに、
同時期の経営は不調だったことを解雇理由に挙げたこと。どっちが本当なの?
 
永住ビザが取れるほど正当な会社経営をしていたなら、
なぜ賃金未払いのまま、夫の仕事は執拗に隠され続けたのか?
 
 
 
そうしてInvestigation Meetingは、相手不在のまま
始まりました。
 
 

f:id:uto87:20171021204314j:plain

 
まず私も夫も通訳の方も、真実の供述、通訳をすることを、宣誓します。
 
 
 
「The statement of problem(陳述書)」と
夫と私の出した「Witness statement(証人陳述)」を元に、質問がされます。
 
この3通に対する
元雇用主からの「Statement in reply(答弁書)」は提出されていません。
 
 
いろいろ聞かれたのですが、
 
大事な点として
 
私は、元雇用主のしたことによって精神的苦痛を受けたことを主張しているので、
元雇用主が永住ビザ取得を確実にした当日に、突然の会社の業績不振と解雇を通知を受けたことで、私がどう感じたかを聞かれました。
 
そして、解雇通知から解雇が強制執行された経過と
解雇されてから求職活動をしたか聞かれます。
なので、求職した会社名や職種、時期も答えられるようにしたほうがいいです。
 
それから、すごく意外で細かく質問されたのは、
子供同士が同じ小学校に通っていた私の家族と
元雇用主家族の関係でした。
 
意表を突かれてびっくりしたけど、本当のことなので、スラスラと答えました。
 
 
 
うちの子は高学年で、あちらの子は低学年で
うちの子が日本語が話せるからか、
毎日休み時間にうちの子のクラスに遊びに来るようになったこと。
 
 
あちらの子は英語がまだ不自由そうだったので、うちの子の友人たちも含め
嫌でなければ学校になれるようになるまで、遊んであげてほしいと
私から友人たちとその親たちにお願いをしていたこと。
 
元気な子だったので、怪我やトラブルがないよう常に私が確認していたこと。
 
そしてそれは、1年間続いたこと。
 
私がNZの小中高校大学までの子育てを経験しているので、
NZでの暮らしや教育のアドバイスをしていたこと。
 
 
 
それから元雇用主が、解雇通知の時に
経営不振の証拠に私に渡したのは、会計報告1枚だけだったのですが、
それをAuthority Memberは一蹴しました。
 
どうやら、会社の経済的理由解雇をする時は
労働者が納得するまで話し合わないといけないので、しっかりとした報告書を作らないといけないのだそう。
 
元雇用主の弁護士は、元雇用主の取った解雇方法で正しいと主張していましたが、
この審議では弁護士がどう言おうと、元雇用主の責任になるようでした。
元雇用主もそれなりに弁護士費用を払ったでしょうけど。
 
相手側がいなかったので、2時間くらいだったか
聞いていたより早く終わりました。
 
そして、採決を言い渡すので(書かないといけないって言ってた)
それまでお昼ご飯をとって時間まで戻ってくるように言われました。
 
 
 
もう私としては、MBIEで言われた通り、
賠償金と、強制的に解雇になったことによる賃金未払いを請求はしていたけれど、
それは、期待してませんでした。
 
ERAのサイトにInvestigation Meetingはこんな風に進みます、という例があって
そこでは、賠償金が$3000だったのでそれくらいかな、と。
 
 
 
もうここまで来るのに、疲れていたので、
主張できただけでよかった、と思っていました。
 
お昼を食べ終わって、戻ると
Authority Memberが裁決を言い渡します。
 
読み上げられる裁決文は聞いて理解できるのですが、
通訳さんが、念のために
裁決が確実に伝わるように私の横についてくれました。
 
訴えた側と訴えられた側のどちらかが欠席した場合、
出席した方に有利になります。
 
緊張して聞いていると、開口一番、
Authority Memberは
「勝ち負けで言ったら、あなたの勝ちです。」と。
 
そして、
裁決を聞いているうちに、私の訴えてきたことが
やっと私のつらかったことが
やっと法的に認められている内容だったので、
 
途中から
 
涙が出てきて、
 
「やっと誰かにわかってもらえた」ことで
 
胸がいっぱいになりました。
 
 
 
夫はもちろんわかってくれていたけど、
 
客観的に法的に「私は正しい」ことが、やっと他人にもわかってもらえた。
 
それがうれしかった。
 
 
 
そして「元雇用主のビザ取得と従業員は必要ないという判断は、同時である」という言葉と、
 
日中、永住ビザのスタンプが押されたパスポートを受け取ったその同日の3時33分に、解雇通告を送ったこと
 
が明記されました。
 
 
 
 
裁決文の最後で、
 
元雇用主の行為は「不正解雇」である。
 
賠償金$10000と、給料3ヶ月分$5400を、私に14日以内に支払う命令が、言い渡されました。
 
 
通訳さんと夫が、横で興奮して教えてくれた。
 
 
 
賠償金の多さに、私はびっくりした。
 
 
賠償金の多さに、厳罰にしたAuthorityの怒りを感じた。
 
 
 
ここまで来るのに、1年半かかった。
 
解雇されただけでなく、
 
解雇されてからも失礼極まりない態度に振り回されて、
 
耐えてつらかった。
 
 
それが、堰を切ってあふれてきて、
 
 
 
私は、大泣きした。
 
 
 
 
 
Authority Memberと通訳さんが、すぐ静かに退席して
 
夫が Well dene、よくやったね、と落ち着くまで背中をさすり続けてくれた。
 
 
 
 
Link Technologies Ltd.というたった一人しかいないNZの会社の、元雇用主、
 
 
NZ在住の特許翻訳者、松野太郎氏には、
 
子供を交えた家族の交流がある関係でありながら
従業員の私を不当解雇し、精神的苦痛を与えたと司法判断が下された。
 
 
NZ在住の特許翻訳者、松野太郎氏は、
 
私に精神的苦痛を与えたという、決定が出たにもかかわらず
 
現在も、賠償金と未払い給与の支払い命令を無視し、
 
謝罪の言葉すらない。
 
 
 
NZ在住の特許翻訳者、松野太郎氏は、
 
逃げて逃げて、何事もなかったように逃げ切りたいようだ。
 
 
 
なぜ、私はここまでしてきたのだろうか。
 
 
それは、「正しかったのは、松野太郎氏でなく私である。」ということを
 
明白にして、
 
NZ在住の特許翻訳者、松野太郎氏のやったことを
 
裁決文という公開文書にすること。
 
 
親切心を裏切り、
 
移住先の国NZを裏切り
 
何もなかったように、恩恵だけ受けようとする。
 
だから裏切り行為は無くならないのだ。
 
 
 
「自分の方がつらい、自分のやったことは正しい」と言い張っていたのだから、
 
堂々と自分のやったことを、
 
背負ったらいい。