Bittersweet in NZ

大大大好きな(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記などなど。質問などあったら、どうぞ。

NZ不当解雇体験記13。Authorityにたどり着くまでの、葛藤。

突然解雇されて、調停をしてAuthorityで審議をする。
 
ここまで順調に来たのかというと、決してそうじゃないんです。
 
 
 
 
納得してないのに、元雇用主の勝手で解雇されて、
普通だったら、どうしますか?
 
移民の場合「忘れて、次の仕事生活に移ろう」って
なるだろうし、
 
人にもそう言われませんか?
 
どうして、自分の権利を主張するのと、
次の生活を始めるのを同時にできないんでしょう?
 
 
 
元雇用主がたった1人でやってる会社に、
私が働くことになった時、
夫にも「将来性安定性あるから」と仕事依頼するのに
夫との雇用は会社が順調になってからと先送りした時、
 
おかしいよな、って思ったけど
乗ったほうがいいって、感じた。
 
 
 
元雇用主が永住権取ったとたんに、私をクビにしようとした時、
「納得してないし、ものすごく傷ついた」と面と向かって
何度も訴えたのに、
「どうしてそんなに怒ってるのかわからない」
「こんなことになって自分の方がつらいんだ」
 
裏切ったのに、全然悪びれるどころか
自分の方がつらいと繰り返す、
その虚しさに
 
「ああ、私はこういうずるい人間と戦って
その汚さを、明るみにする役目があるんだ」と感じた。
 
 
自分の方がつらい??
 
裏切ってクビにして、給料払わなくてすんで
永住権手に入れたから、インターナショナルの料金じゃなく
子供3人の学費も安くなるし
医療費も安くなるし、将来年金ももらえるのに?
 
得しかしてないんじゃない?
 
笑いが止まらないんじゃない?
 
 
私を解雇した時、
自分は社員を雇えないほどビジネスがうまくいかず
仕事のコネもなくしたのが理由でしたね。
 
私と夫の仕事ぶりには、これ以上もなく満足し感謝していると。
 

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金もない。
 
NZに必要なスキルもない。
 
ビジネスで入ってきたのに、ビジネスもできない。
 
ようするに、NZに貢献できない。
 
それで自分が、NZにとって有益な人物であると思う発想が
信じられない。
 
 
私を解雇した時、
「永住権取得のために、従業員になってくれてありがとう」と
元雇用主は感謝の言葉を伝えたのに、
 
彼の弁護士は
「永住権取得と解雇を混同している」と
私を、頭の混乱した人間として扱っていた。
 
元雇用主とその弁護士の変わらぬふてぶてしい態度に
 
私は、「本当に自分の方が頭がおかしいのかもしれない」と悩み
 
ずっとずっと、深い沼底にいるようだったのだ。
 
 
Ministry of Business, Innovation & Employment (MBIE)が、
「早く不服申し立てして、調停へ」というから、そうしたけど
 
夜遅くまでガツガツ調べ物をして
隙あらばいつもいつも考え事をしている私に、
 
夫は「もう忘れて、次行こう」の方だった。
 
見るに見かねて。
 
あきらめる、を簡単にしない女房だということを知りながら。
 
 
 
夫は自分の未払いの仕事の話を持ち出すのも、嫌がった。
 
それが元雇用主家族のビザ問題に、影響が出ることを心配したのだ。
 
夫は30年近く教師で、
子供をたくさんたくさん数え切れないくらい教えてきて
 
元雇用主の子供に影響が出るのが、とにかく嫌だった。
 
自分の子じゃなくても、大事に思う。
 
私たちはそういう人間だ。
 
 
「調停以降に行くことで、相手のビザにどう影響が出るかはあなたには関係なく、
それは相手本人が心配すること。だからとにかく、まず調停に行くように」
 
最初に、あれほどMBIEにガツンと強く言われたのに。
 
私もお人好しが、ずっとぬぐい切れず
夫の方はもっと、しつこく吹っ切れないでいた。
 
「これをやらないと、私死ぬ時に絶対後悔するから、納得いくまで頼むからやらせて」
 
何度も夫に訴えて、
 
嫌がる夫をなだめすかして、やっとここまできた。
 
 
 
だから元雇用主のしたことを表沙汰にする手段を、貪るように調べながら
 
夫も説得し続けなければなくて、
 
私はずっと、独りで、
 
小さな小さな光を頼りに、表沙汰にする場までやっとたどり着いたのです。
 
 
 
嫌がる夫の自分の話を、話そうという気にさせ
 
追い風を送ったのは
 
他でもない、
 
突然解雇してからも、
 
信じられないほど、無礼で傍若無人を繰り返す元雇用主の態度でした。
 
 
 
自分がこういう目にあって、人に話すと
「よくある話」とあちこちで言われました。
 
Citizen Advice Bureau(CAB)では、
「その人ひどすぎる!何それ、中国人?」と言われ、
夫が、
「いや、20年近く日本で暮らしたけど、直接こんなひどいことをする日本人初めて」と。
 
 「そんな血も涙も無い人に、同情なんかする必要は何一つない。できることをとにかく徹底的にするように。」と力強く後押ししてくれました。
 
常日頃よくある相談事だから、相談員ももどかしくて
どうにかしたいと強く言うし、ひしひしと強く感じた。
 
だってこの人たちは、どんなに悔しくても
被害者の後押しをすることしかできないのだから。
 
 
でもよくあることなのに、なんでそのまま
「裏切りがよく起きる状況」がまだ存在してるんだろう?
 
 
多分ほとんどの人が、あきらめてしまうからだ。
 
傷ついた人が、あきらめると、
 
誠意のない裏切者たちは、
 
まるで善人のような顔をして、
 
傷ついた人を踏みつけて、
 
「何も悪いことしてませんよ」と生き続けていくのだ。
 
 
 
私がもがいているうちに、他にもたくさんの話を聞いた。
 
戦う英語力のない人。
 
大黒柱で、家族を支える収入を得るのに精一杯の人。
 
精神的に打ちひしがれてしまった人。
 
家庭が不穏になってしまった人。
 
そして、自殺しようとしてしまった人。
 
 
元雇用主は自分のしたことで、
私がそこまで精神的に追い詰められたとしたら
どうするつもりだったのだろうか?
 
私には、働いてくれる夫がいたから、
私が、死のうとしなかったから
たまたま大丈夫だったのだ。
 
たまたま。
 
 
 
不当な扱いを受けた人へ。
 
 
傷ついたのに、立ち上がって自分の正当性を主張するのは、
簡単じゃないでしょう。
 
きついことの方が多いですよね。
 
 
きついんだけど、私の心はきつい逆流の方へ行こうとして
 
私の勘がどうしても「こっちへ行け」と強く導いて
 
正当性を主張する場、Authorityまで来ました。
 
 
暗闇の中をもがきながら、
私を引っ張る「勘」と
私の中の「芯」が
あきらめることを許さなかったんです。
 
私は、やらない後悔をするより、
やって後悔をしたほうがいい、といつも思っています。
 
おかげで、結果がどう出ようとここまできたから
いつか死ぬ時に後悔することは、きっとないです。
 
あなたも、もしそう感じていたら
あなたの心に従ったほうがいいです。きっと。
 
 
 
もがきながら、頼りにしていた小さな光は、
 
MBIEやCABの「前へ進みなさい」と出してくれたいくつかのサインと、
 
この、あれっくすさんのブログ記事でした。
 
 
 
不当解雇と賃金未払いと、永住ビザ取得に利用されたことの前例が
英語でも日本語でもなかなか探せなかったので
あれっくすさんの記事は、何度もくじけそうになった時
励みになりました。
 
本当ならブログに伺って感謝の気持ちを伝えたいのですが、
アカウントを作らないといけないようなので今はこの場で。
 
あれっくすさん。
 
あなたのおかげで、「後悔しないように生きる」が続いています。
 
本当にありがとうございました。
 
これからも、みなさんに役立つ情報を発信し続けてください。
 
同じく子育て中ということなので、お互いにたくさん楽しみましょう。