Bittersweet in NZ

大大大好きな(the) Melvins を聴きながら。NZの大学のイギリス人英語講師の奥さん目線 & NZ移住して3人の子育て後半戦に挑む奮闘記 & NZで元日本人雇用主の永住権取得と同時に不当解雇された体験記などなど。質問などあったら、どうぞ。

NZ不当解雇体験記10。夫まで調停することに....

私の調停は不成立に終わったのですが、
 
Ministry of Business, Innovation & Employment (MBIE)から
夫の仕事の未払い報酬に対しても
個別に立件をして、調停をするよう言われたのでした。
 
不当扱いを受けてから
不正解雇だと、90日以内相手に送らないといけないのですが、
夫の件は未払い報酬なので、90日じゃなくていいそうです。
 
なので後日、指示通りに夫は不服申し立て(Personal Grievance)」を書くことに
 
夫は主張の手紙、不服申し立てを相手側に出しました。
そして、想像通り相手は適当にあしらわれました。
 
「雇用契約がないから、関係ない。」と。
 
いやいや。
夫と元雇用主の仕事のやり取りの証拠を見た上で、
MBIEが「権利の主張をしなさい。」と言ってるんですけどね。
 
MBIEが。
 
元雇用主は、それでも弁護士と話し合いをするというので数ヶ月待っていました。
「事が重大」なので十分な時間が必要だろうと私たちは思っていたのです。
 
 
 
そうしたらMBIEから夫に連絡が。
 
「あなたの件では、調停をするという話になっていたが、スケジュールはいつがいいか?」と。
 もう調停する事が、MBIEでは決まっているような押しの連絡!
 
「あれ??なんだか調停する事になっちゃってるね。」と私たち。
 
 通常は、不服申し立てをして
 話し合いをして、解決できなかったら
 申し立てをした側が、調停の届け出をMBIEに出すのです。
 
 だから不服申し立てをしても
 そのまま訴える側があきらめて消滅、ということもあるわけです。
 
 元雇用主は、夫と雇用関係にはないので交渉の余地は無いとの一点張り。
 証拠は山のように存在しているにも拘わらず、
 夫との仕事関係の事実をもみ消したくて仕方がない様子。
 
 だけど夫の場合は、雇用関係を管轄するMBIEの方から
調停して、その先に進みなさいよ」と夫に言ってきているのです。
 
 不服申し立ても調停も、MBIEの指示であること。
 
 この持つ意味が、この元雇用主には全っ然、わかっていなかった。
 

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そして、調停の手配をするのには、MBIEの人が間に入って
訴えた側、訴えられた側と別々に日程調整などをしてくれます。
 
ところが夫の件では、
途中からこのMBIEの担当者は訴えた側の夫にも、
元雇用主との調整過程の交渉内容を伝えてきました。
 
それによると元雇用主は、
不服申し立てを受理して内容を読んでいるにも拘わらず、
「なんで訴えられているのか判らない」とダダこねていたのです。
 
英語が不得手な人ならまだしも、
「経験豊富な特許翻訳者」のはず。
 
そのMBIEに対する対応には、もう開いた口が塞がりませんでした。
 
それに、調停には出席するとはいうものの、
延々と「忙しいから」と、調停の開始期日を何度も先延ばし。
 
これに加えて、MBIEは前回に引き続き、
この件には特に「弁護士を連れてきなさい」と
訴えられた側(元雇用主)に指示していました。
 
 ところがこの弁護士。
 
 私の不当解雇には元雇用主の代理人を引き受けたのに、
 夫の賃金未払いには、頑としてと元雇用主の代理を拒み続けたのです。
 
 もう、逃げる逃げる。
 
 なんででしょうねえ….
 
 
 というのも。
 この弁護士は、元雇用主が永住ビザ申請をした時に
 担当した弁護士事務所にいた、弁護士
 
 この弁護士は、大学では法律と日本語を学び、
 日本にも10年いたこともあって、日本語が堪能だそう。
 元雇用主も、ビザ申請の担当弁護士が日本語できるので
 意思疎通ができると喜んでいたのです。
 
 しかし、Immigration Act 2009の158条によると。
 
 在留クラスや入国のビザ申請時に提出する情報の中に
 不正、偽造、事実に反したり、誤解させるものがあったり、
 関連情報の隠匿があると、違法行為にあたります。
 
 担当した移民アドバイザーや、弁護士も。
 
 夫の件の話し合いでは、どうしてもこの部分に触れざるを得ないわけです。
 
 
 元雇用主の永住ビザが許可されてから、
 それ以前の、永住ビザが許可されるまでの
 夫の仕事への賃金未払いを、主張し始めて以降、
 
 この弁護士は、調停日程の調整の時には
 所属していた弁護士事務所から、別の事務所に移っていました。
 
 しばらくしてから、その元いた弁護士事務所では
 「Japanese Liaison Officer」の求人を出していました。
日本人クライアントとの連絡・交渉できる人が必要だったようで。
 

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元雇用主が、正当なビジネス経営者として自信を持って
2年間の夫の仕事に報酬を支払い、私の正社員雇用と共に
「NZ経済に貢献」していることを、
移民局に正当にアピールすればいいだけの話だったんです。
本来なら。
 
でも元雇用主は、ビジネス経営も解雇方法
「正当である」と私たちに言い続けてきました。
 
移民アドバイザーも、弁護士もついていたんですからね。
 
だったら、
永住ビザが許可されるにふさわしい移民として
正当なビジネス経営をしてきたんでしょうから
 
夫のひた隠しにされ続けて
報酬も支払われなかった2年間の仕事の話をしましょうよ、と
私たちは言っているわけです。
 
 
 
すると、私との調停から音沙汰のなかった元雇用主から
私宛に去年の3月末、突然、
「雇用関係が終了していて、あなたは会社の備品を会社に返却する義務があるから、
早く返すように!」と
ものすごい高圧的な知らせが届きました。
 
正社員の時は自宅で仕事をしていたので、雇用関係が終わっても
家にはレーザープリンターや本など、会社の備品が置きっ放しになっていました。
 
備品の返却がないのは「私のせいである」という内容だったので
確認するため、雇用契約を読んでみると
「備品の返却は、雇用主の要望により返却される。」と書いてある。
 
はあっっっっっ???
 
私のせいじゃないじゃん!!!
 
「雇用主の要望により」って、自分が言わなかったんじゃん!!!
 
繰り返しますが、元雇用主はご自分で「経験豊富な特許翻訳者」と言って
長年お仕事をしてきた人です。
 
それなのに、「雇用主の要望により」ってこんな簡単な部分を見落として
人のせいにするような失礼なメールをよこしてくることに
 
夫と2人で「???」
首をかしげるばかりでした。
 
 
それでも備品は、家に取りに来てもらって返しました。
 
3月30日でした。
 
夫は、この時
「調停で会いましょう。」と言ったのですが
元雇用主は、何も言いませんでした。
 
ところが後でわかったことですが、
元雇用主は、会社の閉鎖手続きをして、
年度末である3月末に、会社の配当金を受け取った後まで(公開情報)
調停を延期をして、結局
調停前日にキャンセルしました。
 
配当金を受け取るまで、調停を何度も延期したのは、計画的?
 
3月30日に、夫が「調停で会いましょう。」と言った時、
会社のたった1人の代表者として調停に出席するはずの元雇用主は、
会社の閉鎖手続きに入っていることを、一言も言いませんでした。
 
会社として調停に出席するはずなのに、
会社の閉鎖のことを意図的に一切、明確にしませんでした。
 
元雇用主は、調停に出席するとはいうものの
話し合う意志がないことは、
残念ながら、MBIEとのやりとりで明らかだったので
調停の次の段階に進むことにしました。
 
 
 
そして会社の閉鎖のことは知らぬまま
4月に入って、
私の解雇の件と夫の賃金未払いの件を
両方Employment Relations Authority(ERA)で正式に申請手続きをしました。
 
1件が$71.56。うちは2件なのでその倍。
 
不誠実なのは向こうなのに。
 
被害にあったほうが、お金払って正当性を主張しないといけない。
 
バカバカしいけれど。
 

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