Bittersweet in NZ

こんにちは、ウトです。家族とNZで暮らしています。移住して10年近くは、多くの怒りやフラストレーションを感じていましたが、おかげで行動・経験・学びができて、最近はおだやかな日々がとても増えています。いろんな変化の流れが強いので、大切なのは何か?ということにも向き合っていたい。ここには、体験や感じたことを言葉にしておきたくなった時に綴っています。 Thanks for being here.

NZ不当解雇体験記10。もう一つの調停。

私の調停は不成立に終わりました。
 
Ministry of Business, Innovation & Employment (MBIE)によると
不当扱いを受けてから
不正解雇だと、90日以内相手に送らないといけないのですが、
未払い報酬の場合90日じゃなくていいそうです。
 
もう一つ提出した「不服申し立て(Personal Grievance)」。
予想通り相手に適当にあしらわれました。

 

それでも元雇用主は弁護士と話し合いをするから時間をくれというので、数ヶ月待っていました
 
 
通常は、不服申し立てをして、話し合いをして解決できなかったら、申し立てをした側が、調停の届け出をMBIEに出すのです。
 
 だから不服申し立てをしても。そのまま訴える側があきらめて消滅、ということもあるわけです。
 
 証拠は山のように存在していても
 事実をもみ消したくて仕方がなかったりすると、
 交渉の余地は無いとの一点張りの相手もいるでしょう。
 

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そして調停の手配をするのにはMBIEの人が間に入って、訴えた側、訴えられた側と別々に日程調整などをしてくれます。
 
それに、調停には出席するとはいうものの、
延々と「忙しいから」と、調停の開始期日を何度も先延ばしする相手もいます。
 
これから調停を考えている人へ。
 
このだらだら時間稼ぎ戦法に、気をつけてください!
 

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正当なビジネス経営者として自信を持っているのなら
「NZ経済に貢献」していることを、正当にアピールすればいい。
 
 元雇用主は、ビジネス経営も解雇方法「正当である」と私たちには言い続けてきました。
 
大手業者のイーストウィンドという移民アドバイザーも、日本語ができる移民弁護士もついていたんですから。
 
***
 
私との調停から音沙汰のなかった元雇用主から
私宛に去年の3月末、突然、
「雇用関係が終了していて、あなたは会社の備品を会社に返却する義務があるから、
早く返すように!」と
ものすごい高圧的な知らせが届きました。
 
正社員の時は自宅で仕事をしていたので、雇用関係が終わっても
家にはレーザープリンターや本など、会社の備品が置きっ放しになっていました。
 
備品の返却がないのは「私のせいである」という内容だったので
確認するため、雇用契約を読んでみると
「備品の返却は、雇用主の要望により返却される。」と書いてある。
はあっっっっっ???
私のせいじゃないじゃん!!!
「雇用主の要望により」って、自分が言わなかったんじゃん!!!
 
「雇用主の要望により」ってこんな簡単な部分を見落として
人のせいにするような失礼なメールをよこしてくることに
 
夫と2人で「???」 首をかしげるばかりでした。
 
それでも備品は、家に取りに来てもらって返しました。
 
3月30日でした。年度末。
 
これから調停を考えている人へ。
 
だらだら時間稼ぎ戦法に、気をつけてください!
 
元雇用主は、調停に出席するとはいうものの、二つ目の調停で話し合う意志がないことは、
残念ながら、MBIEとのやりとりで明らかだったので
調停の次の段階に進むことにしました。
 
 ***
 
そして会社の閉鎖のことは知らぬまま、4月に入って、
Employment Relations Authority(ERA)で正式に申請手続きをしました。
 
1件が$71.56。2件だとその倍。
 
不誠実なのは向こうなのに。
被害にあったほうが、お金払って正当性を主張しないといけない。
 
バカバカしいけれど。
 

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