Bittersweet in NZ

こんにちは、ウトです。家族とNZで暮らしています。移住して10年近くは、多くの怒りやフラストレーションを感じていましたが、おかげで行動・経験・学びができて、最近はおだやかな日々がとても増えています。いろんな変化の流れが強いので、大切なのは何か?ということにも向き合っていたい。ここには、体験や感じたことを言葉にしておきたくなった時に綴っています。 Thanks for being here.

こんにちは、ウトです。 「ウト」というのは、ある南の小さな島で先祖代々暮らしてきた、何代前だかだいぶ昔のばあちゃんの名前です。 日本から移住した10年以上前のこと。 聞いてた話と違ってなんだか冷たい社会だった、ここNew Zealand。 夫の母国じゃないから、いろんなことが分からないし慣れないし、今よりもうんと不便で。理解に苦しむことだらけでした。 子供3人を育てながら、家族のために教育環境や生活環境のバランスを整えようと無我夢中でした。前向きになろうという気持ちと強いフラストレーションで、顔は笑顔でも、腹の底では浮き沈みが激しいという年月を過ごしていました。 そして社会システムから根本的に変わる必要性を感じて、NZの政治に関心を持つように。将来を見据えて今課題に取り組む考え方と、自分の理想に一番近いので、NZ Labour 労働党&Multicultural ボランティアメンバーもしています。 また、私がNZで元雇用主の永住ビザ取得に利用されて不当解雇され、法的措置を取って闘った体験は、司法機関で「公共の利益として公開すべき情報」として判断されて裁判所命令で報道もされています。公開していない事実もあるので、判りづらい部分あるかもしれませんが、これまでにも同じような目に遭ってしまった方々が参考にしてくださったそうです。本当にありがとうございます。 この報道がきっかけで、関係当事者ではないのですが、長年NZで無認可で投資移住あっせん業務を行っていたEast Windイーストウィンド社の詐欺被害者への協力をすることとなり、NZ重大詐欺捜査局の捜査が開始され裁判につながっています。 移民コミュニティの中では、不当な扱いを受けても泣き寝入りすることが当たり前という「古い通例」が長年続いていましたが、終焉することを強く願い協力することにした次第です。 日本では最近だいぶ知られるようになってきた 聴覚情報処理障害(APD、Auditory Processing Disorder)。 重い中耳炎からAPDになった息子との体験も、英語母語のNZバージョンですが書いています。どなたかのはげましになったら嬉しいです。 正直このところは、いろいろあっても落ち着いていて心おだやかなので、 Bittersweetのブログタイトルを変えようか、とも思いました。 が。人生の苦みを知るほうが歓喜をより味わえるし、コーヒーやホップの苦味も好きなので、このままにすることにしました。 悲しみや怒り、フラストレーションだって建設的な生き方の起爆剤になったりするし、それがあったからこそ、おだやかな自分でいられていると思うから。 ウキウキしみじみワクワク、なんでだろう?が湧き上がってくると、 言葉にしたくなることが多いです。 “Transmutation” ***このブログに書いてある情報は掲載当時のものです。*** また、個人的体験や感想に基づいていますので、参考になさる方は、 自己責任で最新情報を確認してくださいますようにお願いいたします。
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