Bittersweet in NZ

こんにちは、ウトです。家族とNZで暮らしています。移住して10年近くは、多くの怒りやフラストレーションを感じていましたが、おかげで行動・経験・学びができて、最近はおだやかな日々がとても増えています。いろんな変化の流れが強いので、大切なのは何か?ということにも向き合っていたい。ここには、体験や感じたことを言葉にしておきたくなった時に綴っています。 Thanks for being here.

「不当行為被害の可視化」のススメ。

どこまで逃げるんだろう?
 
隠れても、隠したつもりでも
 
人を欺いたその「事実」は、決して消えることはないのに。
 

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前回、イーストウィンド関連会社7社の清算手続きで
 
詐欺の疑いがある行為、不当扱いや被害を受けたら
警察など、国の関係機関に通報してください。
場合によっては、法的措置を取ることも。
 
政府機関に通報すると、被害の事実がケースナンバーをつけて
国に記録されて残ります。
 
それが大切。
 
 
騙したり脅したり圧力をかけて隠匿し続けた「事実」とは何だったのか?
 
「真実とは違うことが事実として」国に申告されているは何故か?
 
金銭授受があるのは、どうして?
 
 
 
このような「真実」を政府機関に通報し記録として残しておけば、
 
いくら隠し通したくても
 
後々掘り起こして、追及が可能になる。
 
*****
 
<SFOと警察への通報>
 
繰り返しですが、
 
 
警察の通報はこちらも参考に。
 
<無免許移住アドバイザーの通報>
 
移住アドバイザーは、免許保持者でなければなりません。
このImmigration Advisers Authority(IAA)のウェブサイトで、
免許保持者かどうか?確認できます。
 
 
過去に資格の期限切れ、無効、拒否、放棄、保留された人物名も
調べることができます。
 
無資格なのに料金を受け取って
移住アドバイスするのは、違法行為。
 
アドバイス資格が免除されるのは、弁護士やNZ国会議員など
条件を満たした人物に限られています。確認しましょう
 
 
疑問なのは、
この免除された人達は「無免許移住アドバイザーと組んで」
移民を受け入れていいのか?
 
この免除された人達は、本当に
「組んでる移住アドバイザーが無免許なのを知らなかったのか?」
 
有資格・無資格、共に移住アドバイザーへの苦情ここから できます。
 
 
*****
 
イーストウィンド関連のことは、いろんな人と話しています。
それは、移民の間に横行している詐欺搾取と関連性があるからです。
 
いろんな人の中には、政治家も含まれていて
話をする前から、すでに知っている人もいました。
こういうことは、今後も続いていきます。
 

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先日、NZ Labour 労働党 の地区大会に参加してきました。
 
この会議は、誰でも参加できるというわけではなく
ありがたく声をかけてもらって、出席できました。
 
労働環境、司法、経済、インフラ環境、福利厚生など
広範囲にわたる問題に対する政策への提案が出されて、議論がされます。
 
ここから実際に、政権運営や法改正につながるので、とても重要な場です。
 
こういう機会では、しょっちゅう聞かれます。
 
「どうしてこういう活動に参加するようになったの?」
 
特にMPからは、ほぼ必ず。
 
もっといい国にするために、は、もちろんだけども
きっかけは、やはり元雇用主から受けた「不当解雇」だ。
 
不正や裏切りが当たり前な移民生活とは何なのか??
なんで当たり前に起こるのか???
 
私が望んでいたわけではないのに、
自分の「不当解雇体験」は、公文書化され、ニュースにもなっています。
再発と注意喚起をする情報として、公共の利益のために。
 
だから、
私がおばあちゃんになっても、まだこういう活動をしていたら
名刺かタグ付けのようにいつまでも、「不当解雇体験」は語られるでしょう。
 
とはいえ、周りには、こういう権利のための闘いの経験者がわんさかいるので
自分はまだまだ、ヒヨっ子だなぁと痛感してます。
 
 
***
 

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カメラを覗く目もぼやけてて...
 
ジャシンダ・アーダーンNZ首相も、スピーチと出席者達の質問に答えます。
 
私の仲間の質問に答えた、ジャシンダ首相のメッセージ。
 
国の抱える課題に、政府が取り組むのは当然のことだけれども
今日集まった皆さんは、それぞれ国民も問題と向き合うことが
とても重要だということを、これからも発信し続けてほしい。
 
***
 
国の関係機関に通報することは、本当に大事。
 
真実を隠しているのと、真実が消えるのは、別。
 
なかったことにしようとして、いくら隠したって
国や司法上の記録に残しておけば、消えたことにはならない。
 
詐欺や労働搾取だけでなく、
人種差別、性差別、性犯罪、児童性犯罪、虐待、毒親、マイノリティへの差別など
被害に苦しみ苦しんだ当事者が、
こういう事実があることを知ってほしい
自分のように苦しむ人を出したくない
勇気を持って告白して発信しているからこそ、世間はこの苦しみを知ることができる。
 
苦しめる人間が、罪を罪だと認識せず、
何事もなかったかのように過ごしていることが問題の最中にいる当事者を、
さらに苦しめる。
 
 
このブログも、
移民の永住ビザ取得のために、永住者市民権保持者が利用されることが、
当然とされてきた移民社会に疑問を持って、
 
不当解雇はどのように起きたのか?
どうしたら新たな犠牲を防ぐことができるか?
騙される連鎖を断ち切るための注意喚起のために
司法によって公になった自分の体験を通じて、発信しています。
 
最近も、たった一ヶ月の間に知り合いが3人も、突然不当に解雇されて
私の経験談が役立ちました。白人移民でPhDがあってもそういうことが起きて。
 
だけど、このブログの注意喚起を阻止するために
 圧力をかける誰かがいます。
 
誰かが。
 
被害を与えた側が一切罪を償わないのに、
被害を受けた側のさらなる被害の抑止のための活動を
圧力で抑え込もうとする。
 
被害者の口封じ。
 
それは法律・社会倫理上許されることなのか?
 
国の関係機関に、被害の事実を記録してください。
 
でも、このブログに書いているのは、やってることの一部分だけ。
ブログがあってもなくても、すでにあちこちで動いています。
 
もしこのブログがなくなっても、
理不尽な目にあったら、泣き寝入りをしないで
自分の権利のために行動することを忘れないでください。
 
圧力で事実を消そうとしても、消えませんよ。
 
私の、
当事者に起きた事実は、誰も奪うことはできない。
 
無かったことにはできない、当事者以外は。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

タイムラインを、書いてみましょう。

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<債権者のみなさん。債権請求フォームは、もう送りましたか?>
 
現在、NZの移住エージェント会社、イーストウィンドと
関連会社の計7社が会社清算手続きに入っています。
 
 
債権者の債権請求は、2019年8月2日が期限。メールでも可能です。
 
*清算中のイーストウィンド関連7社*
Best Invest NZ Company Limited (5471092)
East Wind Holdings Limited (1175814)
East Wind Company Limited (825991)
East Wind Nominee Company Limited (5417162)
East Wind Medicare Limited (1217865)
East Wind Programme Limited (1175817)
Japan Business Consulting Company Limited (2199985)
 
( )内はNZ会社登記番号 
 
 
*清算中のイーストウィンド関連7社の債権者の方*
  フォームと証拠資料の提出は、2019年8月2日まで。
  2019年8月2日までに提出しないと、権利が失われます。
もしまだ債権請求フォームが届いていない場合は、
大至急、下記の清算人に連絡をしてフォームを受け取りましょう。
 
 
*清算中の7社以外の、イーストウィンド関連会社の債権者の方*
大至急、清算人に連絡をして、債権請求が可能か問い合わせてみましょう。
 
*Liquidator 清算人*
連絡先(英語): Stephanie Jeffreys(Grant Thornton New Zealand Ltd)
住所: Level 4, Grant Thornton House, 152 Fanshaw Street, Auckland
 
 
<タイムラインの書き方・サンプル>
  
私もこれまで何度も書いたことがあるのですが。
 
今回の清算手続きの債権請求、
警察や政府の関係機関への相談や通報などする際の文書作成で
 
以前、とても役に立つサンプルを、
有志の方が、作ってくださいました。
了解を得てこちらに載せますので、ぜひ参考にしてください。
 
*****
 
 
先ずは日本語で箇条書きでいいんです。
以下はあくまでも例ですよ! 
 
 
1.私の名前は東風ゆうこです。121 East Wind Rd. Fraud Bay Aucklandと実際の現住所を書く。
2.私は○○年○月xx日に家族でニュージーランドに来ました。
3.きっかけとなったのは、EW社が東京で開催していたセミナーに参加して、NZの魅力のプレゼンテーションを聞いたからです。
4.3.11の震災で、日本の将来に不安を抱いたこと、子どもの教育、環境を考えると、NZは全てにおいて優れているとプレゼンで納得したので、xx氏からセミナー後に個別面談(有料)も受けました。
5.個別面談で、とにかくNZへ来れば大丈夫と云われました。EW社は多くの移住のお手伝いを行なっているので実績があると強調してました。
6.私の経歴は個別面談で話したので、どんな仕事が可能なのか、X氏は理解しました。
7.NZで生計をたてるには、ビジネスが必要であると、既存のビジネスを買ってビザ申請をするんだと。
8.実績のある会社だと何度も強調し、実際に視察に行くと、既に永住権を獲得した方とお話しする機会もあり、よしという前向きな気持ちになり、決意しました。
9.EW社にサポート料を支払い、移住を決意し家族で渡りました。
9.ビジネスを買うという行為に不安もありましたが、サポートも厚く、同じ境遇の人の交流組織(シタデル)もあり、サポートは万全だと思いました。
10.ビジネスを購入するに当たり、EW社のX氏同席で、同社のオフィスで事業主へ現金を支払いました。
11.ビザ申請はE社のY氏が弁護士事務所へ同行して、Y氏が通訳したり、必要な説明をしていたので、私は安心していました。
 
省略
 
20.EW社の社長死亡と同時に、同社が営業を停止となりました。
21.シタデルの担当者B氏に連絡をとってみましたが、電話がつながりません。
22.EW社にはビザの手続に必要な資金10万ドルを同社のグループ預金に預けています。
23.グループ預金のメリットをY氏から説明を受け、ビザ申請の条件として預け入れることを要求されました。
24.満期前の引出はできないと説明を受けていますが、同社が営業を停止した現在、元本が戻るのか心配です。
 
 
って感じです。
断っておきますが、仮に全てが事実であっても、これだけでは不十分。
(ウト注・証拠資料が必要なため)
書き方の参考になれば幸いです。
 
*****
 
申し立て、陳述書、通報、など。
 
不当行為被害に遭った方。
被害状況を整理しながら、日本語で(英語問題ない人は英語でも)
書いてみてください。
  • どうしてこの会社を利用することにしたのかをよく思い出しながら、明確に、自分の中でも整理しながら明確にしながら書いていく。
  • サンプルフォームのように、箇条書きで時系列に。
  • 年表のように書いた方が伝わりやすかったら、それでもいい。
  • 提出先の機関に何をしてほしいのかも、最後に書く。
  • タイムラインの冒頭に、「要約」を入れてもいい。
 
これを最初にしっかり作ると、後々便利。
 
そしてココ大事!
証拠資料を、できる限り集めましょう。
 
どれが必要で必要じゃないかは、送付先に判断してもらうくらいのつもりで。
勝手に出す出さないを、よくわからない人が決めることないのです。
 
通報する際のフォームによっては、オンラインで要約がいらない場合もあるし
PDF書類として送る場合もあるので、
提出する機関によって多少変更して出すことができます。
 
経験者としてみていると、難しく考え過ぎて行動していない人が
多すぎるように思います。
分からなかったら、聞けばいいんです。 
 
ここも参考に。
 
*****
 

私はNZで、無許可のイーストウィンドの移住アドバイスを受けていた

雇用主の永住ビザ取得に利用された挙句、その永住ビザ取得確定の同日に解雇されて

法的に「不当解雇」の裁決確定を勝ち取りました。

永住ビザ取得でよくあることとされていた行為は「違法」であることを証明され

NZニュースにも取り上げられ

賠償金支払い命令を拒否する元雇用主の会社を、債権者として清算手続きをした

経験者です。

 

このブログは、自分の経験から

不当扱いを受けた当事者が被害を訴え

発信し続けることの大切さを、伝えるためのものです。

 

これまで私に相談してくれた方々は、がんばって行動を起こして
不当扱いに対する苦情、債権請求やその他の届け出を提出してくださいました。
 
届け出ないなんて、とんでもないこと。
 
届けないで債権者としての権利を失ってしまったら、
後になってどんなに訴えたくても、後悔しようと、
もうどうにもならないのですよ???
この先の人生で、届け出なかったことを絶対後悔しない保証があるんでしょうか???
あきらめたことを、死ぬまで、絶対に後悔しないんですね???
 
そして、2019年8月2日の期限が過ぎても、債権請求したものを
そのまま警察や SFOに届ければいいのです。
 
そんなに、難しく考えすぎなくていい。
 
だって、あなたをだまして奪った人間達は、
あなたが諦めるのを望み
泣き寝入りするのを、心から喜んでいるのですよ。
 
日本でも、隠蔽や圧力の下でくすぶっていた
個々の権利に関する問題や不満が、溢れ出て表面化してますよね。
 
もっと、さらけ出せ。
 
膿を出して、もっといい方向へ変わればいい。
 
あちらこちらで
もう変わらないといけないんじゃないだろうか?
 
時代と、ともに。
 
 
 
 

イーストウィンド問題に考えさせられる。(3)古い型に、はまらない自由。

 

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<手厚いサポートは、本当に必要か?>
 
*イーストウィンドの提供していたワンストップサービス(無資格)*
 
⑴ 移住ビザコンサルタント
⑵ ファイナンス業務
⑶ 不動産販売及びその管理
⑷ サポートコミュニティ「シタデル」
⑸ 医療通訳
⑹ その他、車の輸入及びメンテナンス
 
イーストウィンド 関連会社が運営する
「シタデル」という移民サポートコミュニティがあったそうで
話によると会員年間費10万円で
移住後の言葉の不慣れさや生活の手厚いサポートを受けられていたのだとか。
 
移住してから生活に慣れるまで、サポートもしてくれるそうですが
学校選びの時には、学校の周りをぐるっと見るだけだったと、あるお母さんに聞いて
「なんでそんなのにお金払うの〜?」思わず言ってしまいました。
 
学校の周りを見るだけなら、うちの犬と一緒によくやってる(笑)
移住して間もない人からアドバイス受けるより、
私ならもっといろんな経験とコツを、タダで教えられるのに。
 
時々、いろんな国から移住してきた親御さんに、困ってると相談されます。
子育て仲間として、子供の教育や先生との付き合いで役に立つコツとかを
自分なりに伝えています。
 
よく私に会うまで、それは知らなかった!という声があるので
特に子供の教育には戸惑いが多いみたいです。
 
*まずは、家庭内言語が英語でなかったら
とにかくたくさん英語に触れて話すことをできるだけ毎日やるように勧めます。
すごく基本的だけど、わかっていてもやっていない人結構いるんですよね。
海外暮らししてるだけでは、英語できるようにはなりません
 
*それから、いろいろ見たり、親御さん・子供の様子や心配事を聞いて
その家族の状況と性格に合ったやり方やコツ
NZでは黙ってるとスルーされるから、先生との交渉のコツとかも教えてます。
 
気にしなくていいこと、逆に気をつけたほうがいいこと
あんまり難しいこと言ってもできないから、少しづつできるように
夫がいつも生徒を伸ばしている方法も交えて、いろんな視点で
それぞれに合わせて、自分が思うことを自分ならこう動く、というのを伝えます。
 
数ヶ月は時々質問が来るけど、大体なに人であっても
4学期あるうちの2学期分くらいで、大丈夫になってきます。
井戸端会議だから、タダです。別に宗教に勧誘とかもないし。
(人の宗教は気にしないけど、自分は人との間に壁を作るのが嫌で入らないから)
 
年間費払って、1年間も、ホントにそんなにサポートされる必要があるのかな?
来た時かなり英語に自信ない人でも、けっこう自力で大丈夫になっていきますよ。
 
ちょっと大変なトラブルにあって困ってたら、
自分だったらこう動くよ、を教えて(別にやらなくてもいい)
精神的にくじけないように、はげまして
無事トラブルを乗り越えられたら、わーい良かったね!でおしまい。
 
 
自分でがんばって、乗り越えてもらう。
私が代わりにやったら、私に頼る、依存することから抜けづらくなっちゃう。
大人だから、付かず離れずの関係で。
 
自分で問題解決できたら気分がいいし
そのほうが、臨機応変に交渉する力が身につきます。
英語使うことに慣れれば、失敗やミスは「課題やチャレンジ」だから
こなしていくにつれて、力がついていきます。
 
そうして海外暮らしでも、
子供や家族や友人とか大事な人達を、自分で守ることができるように
 
おおむね、至れり尽くせりの日本と比べたら
お金払ったのにちゃんと仕事されない。
大丈夫、って言ったのに、全然大丈夫じゃない。
頼んでおいたのに、その無能ぶりに激怒、
こっちが状況理解してると思って、ちゃんと説明しない(説明下手)とか。
 
理不尽なことが、普通にある国ニュージーランドなので
そこにイヤだけど慣れないと、すごく苦しくなっちゃう。
(私もストレスで、臨月越えに肥えた時期が)
 
だから、ニュージーランドに来てからも
お金払えばちゃんと仕事してくれる
「お願いしますね。」っていったら、おまかせできる
日本では当たり前だったサービスを
NZでも当然のように求めようとするのは、皆無ではないけど難しい。
NZerだってしょっちゅう文句言っているくらいだから。
NZは、日本じゃない。
 
それでも日本のような、安心できるサポートで固めてしまうと、
それが本当にいい人達ならいいけど
そうじゃなかったら、イーストウィンド搾取ネットワークみたいなのに、
いつの間にやら取り込まれてしまいます。
 
今回は社長一人がいなくなっただけで、NZにも日本にもあちこち
搾取ネットワークが、声をひそめて潜んでるじゃないですか。
 
子育て、教育、家族の生活、早期リタイヤ、老後の資金作り、
豊かな自然を求めてとか
人生設計にからめて、あちこちで勧誘しては、
搾取ネットワークにつなげよう
今だってあの手この手で勧誘してるじゃないですか。
 
ものすごい親切で、明るくていい人そうな感じで。
 
本当に誠実で公平なサポートが、あるのかもしれませんが(私はまだ知りません)
その手助けは本当に必要なのか?よく考えてからでもいいと思います。
 
 
イーストウィンドのサポートグループ、シタデルは年間費とってたそうですが
いつでも辞められましたか?
 
国の政治政党ですら、辞めたいときに辞めていいんですよ?
NZ Labourが、ロクでもない政党になったら、辞めていいんです。
 
続けるのは、あくまでも「自分の意思」。
 
それなのに移住アドバイスもない会社のサポートグループが、
いつでも辞められなかったらおかしいじゃないですか?
 
そんな集団から抜けられなくて、モノを売らされたり、タダ働きさせられたり
気づいたら加害者側になっていたり。
 
「自分の意思で辞められない」ことはおかしい
ということに気づかないと。
 
そういうことを人にやらせて、被害者の苦しみをし無視して
平気な人間達が、まだ何事もなかったように、存在しているんですよ。
これからも存在していくんですよ。
 
ネット上でも、笑顔でしたね。
 
 
先日、2年間従業員に対し、
時給6ドル(現在の最低時給17.7ドル)で労働搾取をしていた
製菓会社・ロイヤル ベンガル カフェのベンガル人(NZ市民権保持者)の
オーナー2人が、5人の被害者に対する罪で、有罪判決を受けました。
 
 
入国したとたんパスポートを没収された上、低賃金で休日もなく長時間働かされ
 
「過労で死んでしまうかもしれない。」
「母国バングラデッシュでも、こんなに長時間労働をすることはない。」
というほどの過酷さだったそうです。
 
それなのに雇用主は、
「(過労死の可能性について)まったく大げさな表現だ。」と反論。
「似たような労働搾取のケースに比べて、彼ら労働者の生活環境は
ずっとマシだった。」とも。
また、法廷でも自責の念を表すこともしなかったそうです。
 
しかし裁判官は、
「労働者への搾取は計画的に行われ、主に自分のコミュニティの人々を自分勝手に誤魔化し、厚かましいほどの行為であった。」として
労働搾取、ビザ条件違反の幇助、移民局に対し虚偽と誤解を招く情報提供をしたことで
2人の雇用主にそれぞれ、4年5ヶ月と、2年6ヶ月の禁固刑を言い渡しました。
 
 
被害にあった5人の元従業員は
パスポートを奪われて支配されていたことを、勇気を持って警察に通報をし
自分達を苦しめた搾取者を、有罪にしました。
 
5人の勇気と、支援者達によって、搾取者を有罪にしたのです。
 
移民局の責任者達は、この結果に
「労働搾取は、被害者の尊厳の侵害である。」
 
「移民搾取は人権を侵害し、法律を遵守しようとする国の多数のビジネスに
不平等な環境を生む嫌悪すべき行為である。」
 
「これらの問題に関心を集め、裁判を通して追求し続けた被害者の意思の強さに感謝します。」
 
今回の判決は、裁判所が搾取は重大な犯罪であると明確に示したものであり、搾取は、ニュージーランド社会にいらない犯罪行為である。」と述べ、司法の判断を歓迎しました。
 
 
この判決からもわかるように
イーストウィンドとその関係者達から受けた、被害者の精神的金銭的損害も
加害者側が判断するものではなく、
被害者が訴えることで違法性が認められる可能性があるのです。
 
証拠が揃えられたら、苦情として訴えることもできるのです。
 
 
だから
イーストウィンドのその関係者から、被害を受けたみなさん。
 
だめ元でいいじゃないですか。
 
バングラデッシュの被害者達のように、勇気を出して
被害を訴えてください。

 

uto87.hatenablog.com

 

移住詐欺、ビザ奴隷で
つらい思いした人もいるのですよね?
 
5人の訴えで、有罪にできた。
「死ぬかもしれないほど」は働かされていないのであれば
もう少し被害者が集まったら、違法性を強く訴えられる?
 
このまま黙って、お墓に持っていっても、後悔するんじゃないですか?
 
言葉にして綴ってみることはできませんか?
 
そして、新たに被害者が出ないように、あなたの体験を広く伝えてほしいです。
 
どのようにあなたの尊厳は、踏みにじられたのですか?
 
 
私が、不当扱いを受けて訴えを起こして行動した時、
勝ち負けは考えていませんでした。弁護士もいなかったし。
逆に、国に「あなたの精神的苦痛は、大したものじゃない」と
あしらわれると思っていました。
 
全力は出す。証拠も山のようにある。
でも負け戦に、独りで行くような気持ちでした。
 
ところが。
予想外なことに、Employment Relations Authority(ERA)での審判で
ERAがすごく知りたがっていたことは
元雇用主の子供とうちの子の同じ小学校での関係でした。
 
そうやって自信はなくても、主張が認められた。
 
泣き寝入りする道を選ばなかった。
 
***
 
 
移民が違法行為をすると
「人でなし」
「そんな移民はこの国に必要ない」
「この人物が移住してきて、NZに何の得があるのか?」
そういう声が上がる。
  
騙されて違法行為をしてしまったとしても
移民の意識は、移民受け入れ側の現地の国民のとは、かけ離れているらしい。
 
移民じゃないNZerだって、
「NZに必要・有益な人材の基準」を正当に満たしてないのに
永住権を得ている移民の存在を、ちゃんと知っています。
 
その移民達のせいで、正攻法で移住して社会に貢献している移民まで
一まとめにされて
社会の不公平の大きな要因のように思われてしまっている。現在でも。
 
主に生活に苦労している層は、仕事を取られていると感じ
移民受け入れの規制強化の声を上げています。
 
それは当然、差別感情に根強く繋がってしまっているし
OECD加盟国中2番目、という「いじめの多い国」の社会の一因になっている。
 
大人から子供へ差別感情は広がって
社会になじもうとしないで、母国のコミュニティで固まっている集団の影響で
学校では、移民の生徒へのからかい、いじめの引き金になるのです。
 
不正行為、あるいは優遇されすぎた基準での移住が、どれだけ悪影響を与え
アジア移民とその子供への、偏見、いじめ、
人種差別をなくそうとする活動の妨げになっているか。
 
 
もうビザ申請はネットでできるようになってきてるし、
情報もネットや、現地で周りの人にいろいろ聞いたらいいんです。
初対面でも、家族の悩みまで教えてくれる人もいますよ。
たくさん聞いたら、わかってくる。
 
いろいろやって、暮らしの中の「自分のお気に入り」を作ればいい。
 
他人のオススメ(利害関係)を寄せ集めたものが、自分に合うとは限らないでしょう?
イーストウィンド関連でできたその寄せ集めは、
これからもパッケージ変えて、続きますよ。
 
だから、一人でも多くの移民が、
良し悪しを判断できる力をつけることが、すごく大事だと思います。
 
せっかく海外暮らししてるのだから、いろんな関係を作って
「それおかしくない?」と気づいてくれる人達を持つようにして
限られたコミュニティに、こもらない。
 
年月が経って気がついたら、日本人グループしか居場所がない、なんて
淋しくないですか?
 
どうしても
自分は万全な生活サポートがないと不安で不安で、という人は仕方ありません。
 
もし、日本が窮屈さがイヤで、日本を離れた(離れる)のだとしたら
また海外で、日本コミュニティに頼ろうとするのが
私にはよくわからない。
わからないけど、それは本人が決めること。本人の自由。
それがいい人は、自信を持って、そうすればいい。
ただ閉じ込められないようにね、と思うだけ。
 
家族で来ているんだったら
子供達のことは、「子供だから自力で大丈夫だろう」と思って
未知の環境に送り込んでいるんですよね?
 
だったら、大人が子供の倍以上「自力で乗り切っている姿」を
行動で見せる必要があるんじゃないですか?言葉じゃなくて。
子供だけにがんばらせるなんて、ずるいですよ。
  
搾取集団がカモにしなかった人間に、なればいい。
 
騙されないように、
詐欺にあわないように
人としての尊厳を、踏みにじられないように。
 
時代はこれからもっと、多様化してきて
移民にしても、考え方や方法がいろいろあって、
ありきたりの既存方法に頼らなくていい。
 
もっと、みんな、自由になってもいいじゃないですか。
 
そんな必要以上に、他人に依存しなくても
 
もっと自分の中の力を信じても、大丈夫じゃないですか?
 
 
 
 
 

イーストウィンド問題に考えさせられる。(2)「子供だから大丈夫」の思い込み。

 

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業務停止中のNZオークランドの移住エージェント会社、
EAST WIND イーストウィンド
 
その死亡報告が出された社長、故田中氏のブログには、
自身のお子さんのが自閉症だけど、
みんなと一緒に普通の学校に通っているというエピソードを載せていて
それが日本にいる、障がいのある子のいる家族の興味を引くらしいですね。
 
自閉症・発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)・アスペルガー症候群
・高機能自閉症・広汎性発達障害(PDD)・ADHD・学習障害(LD)などを持つ
あるいは持っているかもしれない子の家族が
「ニュージーランドでならうちの子も一般の学校に通えるのでは?」と
考えるのでしょう。
 
でも2016年には、
オークランド大学イギリス人教授の、自閉症の子供の居住権申請が却下されたので
NZを去ることになった、というニュースがありました。
この教授が、当時の前National 国民党政権下の移民局の判断に、
不満だったのは当然でしょう。
 
でも、2008年から2017年10月までの9年間、
前国民党政権は、医療費・教育費を大幅に削減したため
 
 
実際にどんな症状なら、NZが受け入れ可能な健康状態の基準をクリアするのかは
その都度調べる必要があるし、明確な障害の診断がつかない場合もあるでしょう。
 
診断がはっきりしなくても
人とのコミュニケーションが苦手だったりして
日本(母国)の学校になじめなくて、海外でならどうだろうか?と
家族として考えることもあると思います。
 
イーストウィンドと関連会社に限らず
他の留学エージェントにも言えることですが
故田中氏は、自分の子が通常の学校に通ったことに関して、
 
留学する子供を実際にサポートする学校内のクラス環境、
特にサポートを任される生徒に関する、詳しい説明をしていましたか?
 
障害のある子をサポートするのは、専門家だけではありません。
学校だけでもありません。
 
一番サポートしているのは、毎日の学校生活でサポートする担任と教科の先生達と、
サポート係を任されるクラスメイトの生徒です。
学齢によっては、その生徒の親もそうです。
 
留学してきた一人の子に何人もサポートする関係が生まれること
その人達のことまで、故田中氏も移住サポーターも、ていねいに説明していましたか?
 
 
日本だったら学校と先生の「大丈夫」の言葉だけじゃなく、
クラスの雰囲気も他の生徒達の気性もきめ細かく、親は確認しませんか?
 
子供のために、大事なことですよね?
 
 
学校内で、大人の目の届かない場での「実際の生徒達の態度」を知りもしない
「外国人」の大人達の言う「大丈夫」を、そんなに簡単に信じてしまうのでしょうか?
大事なわが子の環境選びは、それで大丈夫なのですか?
 
 
その状況を熟知しない人に「大丈夫」と言うのは簡単です。
だってその人が理解してることに、プラスαつけて
「大丈夫」って信じさせればいいんだから。
 
だけど、本当に誠実に「大丈夫」と言う人もいます。
 
「真実の大丈夫」と「ニセの大丈夫」。玉石混交。
ニセの大丈夫言う人も、すごくいい人のフリしてるからいい人に見える。
違いがちゃんとわかりますか?
 
ニュージーランドの学校が、
あたかも障がいのある子にとってサポート体制の整った環境であるかのように
もし、故田中氏が障がいのある子の親として、
一方向からしか語っていなかったとしたら
彼は事実を知らなかったのかもしれないけど、まったく事実を伝えていません。
 
なぜかというと、
わが家の子供達はみんなこれまでサポートする側をやってきたからです。
そして同時に私は、日本以外では学習障害の一つである
聴覚情報処理障害(APD)を持つ子の親でもあるからです。
 
障がいのある子の親御さんが、NZでサポートを受ける側の視点だけでなく
障害のある子の親の一人として、
サポートする側の実体験を参考にしてほしいと思います。
 
留学させることが、子供の可能性を広げることになるのか
あるいは、泳げない子を大海原に放り込むような行為なのか?
それぞれの家庭がよく考えてほしいと、思うのです。
 
 
たいてい、英語がまだ不自由な移民の生徒が来ると、クラスの生徒がサポートします。
ESOL以外の授業は一般の生徒と一緒の授業なので、先生の説明で理解できない生徒を
サポート係の生徒が説明します。
 
でも中には、いつまでたってもサポート役を頼ってしまう、
英語習得したくない子もいます。
 
移住がホントはイヤだった、
ネイティブとのありすぎる差に諦めて無気力、
劣等感を持っている、とかで。
 
頼られすぎるサポート役の生徒の勉強や成績に、支障が出るほどになると
先生と相談してサポート役をはずれます。
 
でも学校は、ケアできる教育環境が整っていないのに、
英語ができないことに加えて、人との関わりが苦手だったりする生徒を
受け入れることはよくあります。
 
例えば、夫が受け持ったクラスの初日。
教室に入ると、英語と母国語の二人の通訳者がついている、
耳の聞こえない難民の生徒が一人いました。
驚いたものの、夫は臨機応変に授業内容と進行を変えました。
こんな風に、学校側は前もって教師に伝えないことなんかザラにあるのです。
 
同国の移住サポーターには絶対会いたくないからと
他の階に行きたくても行けずに、廊下で必死に隠れ続けている、成人している生徒を
不安を取り除くために、別のサポーターのところへ連れて行ったり。
 
本当は家族サポートが必要なのに、親が手に負えないから、
海外に送っているんじゃないか?と、
先生達に思われているような、単独でやってくる留学生もいます。
 
 
ある時、息子のクラスであった、一番わかりやすい体験。
 
移住してきたばかりで、英語の不自由な生徒が
同じクラスのうちの息子となら落ち着いて話ができる、というので
息子は先生からサポートを頼まれました。
 
もちろん困っているのを手伝うのは当然なので、
息子自身も移住したばかりでしたが引き受けました。
 
でも、ちょっと様子がおかしいぞ?と感じたのはすぐのこと。
 
息子以外とは、どの先生ともクラスメイトとも話したがらないその子。
その子と先生が意思疎通ができなかったり、困ったことがあるたびに、
息子が体育してようがテストしてようが、担任の先生だけでなくヘルパーの先生も、
1日に何度も息子を呼び出すようになりました。
 
しょっちゅう息子の勉強が中断されます。
それは、最初の1年間は毎日、2年目には2、3日おきに続きました。
 
学校も先生も、その子と意思疎通ができないので、息子に丸投げ状態でした。
 
呼び出しによって、学校の勉強がとぎれとぎれになるので
当然、息子は自分の勉強が思うようにできず、
英語だけでなく、他の勉強も周りのみんなに追いつこうと焦って、
毎日夜遅くまで勉強していました。
 
勉強に支障が出るほど、毎日何度も呼び出されるのは多すぎる、
どうにかしてもらいたいと、親子で先生とも何度も話し合いました。
 
でもいつも
「大変すぎるのだったら、サポートをやめてもいい。『だけど….』」
おしまいに何度も『だけど….』と口ごもる先生。
先生もとても困っているのは、私達親子にも、わかっていました。
 
誤解のないようにはっきりしておきますが、
その子やその親御さんのことをどうこう言っているのではないんです。
 
学校はいろんな生徒を引き受けるけれど、
実際に受け持つ先生もヘルパーの先生も、
その生徒とコミュニケーション取れなくて、対応できない。
 
移民を受け入れるNZの全国すべての教育現場が
生徒のすべての「多様性」に、対応できているわけではない、
という事実を知ってほしいんです。
誰かの善意、誰かの無理に頼らないと、実はやっていけてない教育現場がある、と
いうことを。
 
今でも、特別ケアが必要な生徒への支援と専門教員の数が圧倒的に足りないと、
教育現場で問題が続いています。これはネイティブの生徒に対してです。
 
英語のできない特別ケアの必要な生徒になると、もっと足りないはずです。
 
OECD加盟国36カ国中で、
いじめ発生率の高さが2番目に多いのです。
ワースト1は、ラトビア。
でも移民の子が言葉でいじめられても、母国語で言われているわけじゃないから
それほど傷つかないだろうし、気づかないフリすればいい、という生徒もいます。
移民の子がいじめられても、なかなか注目されません。
 
イギリス人友人の家族は
子供へのいじめを学校に訴えても
「うちの対応がイヤなら、転校してくれて結構です。」と言われて
転校せざるを得ませんでした。
 
日本の学校でも、いいとこ悪いとこあるように
NZの学校も、例外なくいいとこ悪いとこあるのです。
 
<「大丈夫」が、大丈夫じゃなくなったら、どうする?>
 
日本は合っていないみたいだから
ニュージーランドに何かを求めて、やって来たり、つながりを持つようになる。
 
いい国だと言われて、
子供のためと信じて、選んだ海外の学校で
思いがけず、成長につまづいたらどうしますか?
 
誰かに言われた「大丈夫」が「大丈夫じゃなくなった」時に、
先陣切って子供を守れますか?
 
昔はよく「英語ができなくても、移住した」話があって、人気ありました。
守るべき大切な人がいなければ、それは可能かも。
海外移住すると、自然に英語が話せるようになると、今も思われてるかもしれません。
 
主に話す英語はHelloとThank youだけで、何年も暮らしていけている人
ほとんど自分の国のコミュニティとの交流しかなくて、
英語で意思表示が10年20年いてもできない人が、たくさんいます。
 
英語ができなくても、ただ暮らすことはできます。外国人としてほっとかれるから。
大丈夫って学校に言われるから、大丈夫だろうと、安心しながら。
(特に何も言ってこない移民家族は、学校にとって都合がいいし「日本人の親は夢見てる、ファンタジーの中にいる」と指摘されたりしますが。)
 
でも、NZで英語ができないということは
自分だけでなく大切な人に、いざ何かあった時に
守れない、助けることもできない、ということです。
 
英語ができないということは、「無力」だということではないですか?
 
英語ができなくても、誰かにサポートしてもらって
英語ができなくても、なんとかなってる状況が続くのは
本当は、危ないことなんだと思うんです。
 
その人を無力化させているんだから。
 
無力化させて、都合よく利用する。
 
それから。
言葉ができなくて、同じ国の人と固まっているアジア人の親集団のことを
学校で生徒達が、軽蔑しバカにしていることを、ちゃんと知っていますか?
 
そういう大人達の影響で、アジア人の子供達もバカにされたり
いじめにあうことを。
 
気づいていないフリして、黙っているアジア移民の子供達のことを
ちゃんと知っていますか?
 
この状況を変えられませんか?
アジア人移民はいつまで、バカにされる対象にならなければいけないのですか?
 
 
<わが家で、「大丈夫じゃなくなった」時>
 
息子には、聴覚情報処理障害
APD(またはCAPD、Central Auditory Processing Disorder)があります。
APDは最近日本でも、症状を自覚する声が増えているようです。
 「人の話が音として聞こえるけど、言葉として聴き取りづらい・理解しづらい。」
原因に先天性や、中耳炎が原因の後天性があります。
 
このブログでは、
息子本人が「Disorder障害は、自分にとっては『害』だ。」と言っているので
障がいではなく、障害と表記しています。
 
ちなみに、息子のが中耳炎が原因だろうとされるのは、
APDの脳訓練が、先天性の場合より、
効果が出るのに時間がかかっているからだそうです。
(中耳炎になると、脳の情報処理能力の聞き耳を変えてしまうので)
ということは。
先天性の人の場合、もっと早く脳訓練の効果が出るかも?ということですよね(^^)
 
APDとの奮闘も書いているので気になる人は、たどって読んでみてください。
経過のUPもするようにします。 
 
APDは聴き取りが悪いので、注意力散漫に見えるADHDと
読み書きに問題を抱えやすいので、学習障害のディスレクシアと、
混同されやすいなぁと感じます。
特に、薬の効かないAPDですが、ADHDでは薬物療法もあるので、
誤診されないように、的確に診断される必要があります。
 
息子は、高校生の時に、しつこい咳が続いて重い中耳炎になり、
ずっとプールの中にいるような聴こえ方のまま、3年半治療に費やした後に
APDと診断されました。
 
この時、高校卒業まで1年ちょっと。
APDへの対処をしながら試験を受けて、
大学入学資格を無事に取得できるまで、たった1年しかありませんでした。
 
たった1年で、どうにかしないといけない私は、焦りました。
 
私がしたこと。
  1. 中耳炎がなかなか治らず、手術後も、かかりつけ医(GP)と耳鼻咽喉科専門医を行ったり来たり3年半。
  2. 聴覚訓練士にAPDの可能性を指摘されて、専門機関でAPDと診断される。
  3. 年少時から(先天性)の症状ではなく、成長した生徒の障害には、国の支援が受けられず効果的な対応ができないことがわかり、当時労働党党首だったジャシンダ・アーダーン現NZ首相に、直談判しに行く。
  4. 対応を確実にするために他の発達障害がないか診断するため、教育心理学者を大急ぎで探す。
  5. 教育心理学の診断を受ける。
  6. APDに関する研究論文(圧倒的に日本のは少ないので、英語)を数多く読んで勉強し、対処治療法を探す。
  7. 時々、息子の周りで過ごすことの多い彼の友人達に負担になっていないか?話し、疑問などに学んだことから教える。(それまでにきれいごとだけでない話ができる友達のお母さんとして、話しやすい関係を作っておく)
  8. 音楽療法を使って、教育指導する別のAPD専門家を見つける。
  9. 善意ある遠隔マイク補聴器の寄付があり、授業内で効果的な脳訓練ができるように。のちに学校で他のAPD生徒が利用できるように、APD専門機関と学校と先生6人と息子本人に協力を持ちかけ、学校内での効果的な脳訓練のプロジェクトを作る。無事に終えて学校を卒業し、脳訓練を続けながら希望の進路へ進む。 
 
イギリス人の旦那がやったのでは?
いいえ違います。夫は、読んでほしい論文も疲れて読めなかったので、
奥さんに任せっきりです。
 
それに
APDなどの専門医は自費で、診察費も高く、ゆっくり治療する時間がない。
研究論文を頭に入れておくことはもちろん
研究からの質問することでさらに知識を増やして、限られたミーティング内で
より多く決断をする必要がありました。
そういうわけで大事な判断も夫は、本人と私に任せてくれていました。
 
***
 
もし、大丈夫だと思っていたことが、うまくいかなくなったり
突然とダブルが起きて、プランBに進まざるを得なくなったら
 
頼りにしていた人や
移住サポーターや留学サポーターは、ここまで対応してくれるでしょうか?
 
サポーターは、聞くところによると何人も生徒を抱えています。
はたして、ここまでやってくれるでしょうか?
 
 3番目のは、やらなくていいとしても
他のことは、日本でだったら親としてやるような通常の行動ですよね。
 
 もし、医療通訳がずっと必要だったら、すっごい通訳費用と時間もかかってしまう。
 
 海外であろうと、子供に何かあったら、日本で対応するのと同じように
親が先陣切って、既存のやり方でなくても対応する必要に迫られる場合があります。
 
発達障害や学習障害の子を持つ、NZerやヨーロッパのママ友達が多くいます。
 
これらのママパパ友達は、私よりもずっと長い間、
子供の障害自体と教育環境の不備に悩み、学校や教育制度と闘ってきました。
そばで、支える親の方が倒れないように、悩みを聞いてきました。
 
似たような症状があって、さらに文化と言語に不慣れな子供が
海外から留学してくる状況を、とても心配しています。
 
海外で子供を育てる、留学させる前に、
もしうまくいかなかった時
自分がどう対応するか、対応できるか?も
考えてあげてほしいのです。
 
放っておかれてそれがいい子供もいる、でもそうじゃない子もいるから。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

イーストウィンド問題に考えさせられる(1)裏切りネットワーク、迷惑なんですけど。

 

 
このブログにも非公開コメントで被害の声が届く
業務停止中のNZオークランドの移住エージェント会社、
 
EAST WIND イーストウィンド。
 
イーストウィンド(NZ)情報掲示板への利用者の書き込みをよく読んで
どういう会社だったのか?
故田中社長とその関係者達が蝕んでいった
被害者達はNZにも日本にも存在している現実
知ってください。
 

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*無資格で、勧誘していた投資案件*
 
<今年2019年1月25日付で募集していた「グループ定期預金」>
 
5000ドルから。でも1年まで(金利1.50%)しか扱っていません。
 
10,000ドルからだと、3年6.5%・4年7%・5年9%。
中途解約はできません。
1999年から、NZ在住の利用者は述べ2000人だそう。
 
 
 
<2019年1月付のランドバンキング募集>
 
4年間運用
最低投資額:75万NZドル又は50万NZドル(諸条件あり)
運用利回り:確約配当年間7%、投資満期時に最大10%の利益分配(確約ではない)
  
<2019年4月2日付?のワーテルロー資産運用>
 
日本円で1000万円以上から申し込み。
運用配当率 1年: 8% 2年: 10% 3年: 12%
 
為替変動に応じて、「日本円→ニュージーランドドル」、
そして「ニュージーランドドル→日本円」を繰り返し、
運用からおよそ 4 ヶ月で、利益率 21.55% が可能 。
 
『限りなくゼロに近いリスク』だそうで。
 
 
『限りなくゼロに近いリスク』???
 
投資資金・預金の行方が分からなくて困っている被害者達は
今、そのリスクで困ってますけど?
元スタッフも関係者も説明してくれないんですね?
 
 
このまま何もなかったように、あちこちらで息を潜める
イーストウィンド商法の継承者達。
 
いい人の仮面を被り、これからも
明るい笑顔で新たなにターゲット近づいていくでしょう。
 
***
 
故トム田中社長の会社、ベスト・インベスト社(現在、会社生産手続中)の主催した
2014年のNZ投資誘致セミナーのパンフレットには
 
 
  • NZ貿易経済促進庁
  • NZ移民局
  • NZ政府観光局
  •  ニュージーランド銀行 に加えて
  • イーストウィンド
  • イーストウィンド提携の弁護士事務所
  • イーストウィンド提携の会計事務所
 のロゴがあります。
 
 NZ大使館がセミナー会場で、
ニュージーランドの国の機関の要人が講演するとなれば、
よっぽど「この投資は信頼性が高い」と思ってしまいますよね。
 
 
ここで取り上げられる
掲示板8chanには、極右主義との繋がりが強く
クライストチャーチ銃襲撃事件の犯人を英雄視する利用者が、数多く投稿。
特に、若者に過激主義が拡がっているそうです。
 
*注意:このニュース内容には、不快表現が含まれています。
このサイトには、襲撃現場のニセの観光マップツアーがあり、
NZ貿易経済促進庁とNZ政府観光局の"100% PURE NZ”のロゴも使われています。

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Screenshot/ Newshub

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Screenshot/ Newshub
 
こんな、多様性を掲げる政府の方針と、まったく異なる過激思想支持者までも
あたかも政府公認のような表記をして悪用しています。
 
私達も昔、移住する十数年前に、
観光局の"100% PURE NZ”サイトにリンクしてあった
NZ人の移住アドバイザーに依頼したことがあります。
 
ところが、その人のアドバイスというのが、
ネットで自分で調べられるものばっかりだぞ?と気がついて、夫に報告。
夫が相手に電話をかけて、会話を録音していることを伝えて問いただすと、
料金15万円をすぐに返金してきました。
 
観光局のリンクだから、信用できると思ったのですが、そうじゃなかったんですよね。
 
あれが「NZのことというのは、できるだけ自分でやったほうがいい」
Do It Yourself の始まりだったかもしれないです。
 
イーストウィンドのサイトにも、
移民局とのつながりがあるかのような表現があります。
 
だけど、移住アドバイザーを管轄するImmigration Advise Authority(IAA)には、
移民局と個人的に関わりがあると言う人物は避けること、と注意喚起がされています。
というかその前に、移住アドバイス無資格の人達でしたね。
 
重要な判断をしないといけない時、
許可とったのかもわからない国の機関のロゴだけで、信用しないほうがいいですよ。
疑ったほうがいい。面倒だけど、もっと真偽を調べましょう。
 
***
 
だいぶ前に、なんかの検索で引っかかって少し読んでみた故田中氏のブログ。
 
日本と日本の社会が相当嫌いなようで。
日本でよっぽど、つらい体験をしたのかもしれない。
 
でもお子さんがいるのだから、
そんなに日本嫌いでどうやって、
子供に母国の良さとか母国を思う気持ちを伝えていくのだろう?
 
どうやって、子供のアイデンティティを健全に育てていくのかなぁ?と
よその家庭ではあるけども、心配になった記憶があります。
  
日本が大嫌いだから
よその国、ニュージーランドに「日本人5万人社会」を作るために邁進した?
 
日本が嫌いだから、日本人を騙すこともなんとも思わないのかな?
いやNZも騙してるよな?
 
 
故田中氏とその関係者達が作った組織に、
財産や希望を吸い取られて、翻弄されて。
人生台無しにされた人達を、罪悪感もなく増やしてきたことは、
なんとも思ってないんだろうな。被害者ほったらかしだもんね。
 
 
<どこの国でも、いいところ悪いところがある。>
 
もちろん、どうしようもなく閉塞的で何もかも拒絶されるような土地だったら、
それは逃げるべきだけれど。
 
母国で自分の周りに暮らしやすい環境を作れなかった、作る努力をしなかった人が
移り住んだ土地に、どうやって暮らしやすい環境を作れるのだろうか?
 
 
東洋西洋混ざった家族のわが家は
日本に嫌気がさしたから日本を離れたのではなく、
東洋西洋の両方で家族が成長するために、日本とNZで暮らすことを選んだ。
 
ミックスのわが子が小さかった頃は、いじめられやしないかとても心配で。
やたらあちこち外に出て、多くの人とふれ合うことでできた
日本での子育て環境は、人々も優しくてものすごく暖かくてよかった。
 
移住して、NZの政治に関心があって活動しているのも、
国のシステムや法整備を改善しなければ
この国の人達全体の暮らしは、よくならないからだ。
自分達だけ、暮らしやすくても意味がない。
周りの人にも、暮らしやすくなければ。
 
日本でもニュージーランドでも、暮らしやすい環境を作るために、動く。
 
 
どこの国でも、いいとこ悪いとこがあるのに
日本の悪いとこは強調して、NZのいいとこ強調していたような、元社長。
(商売に利用するために)
 
放射能汚染が心配だった頃には、イーストウィンドと関連会社はそれは儲かったそう。
でもNZのイジメも若者の自殺問題も深刻だし、アジア人移民差別も強いし
いつまでたってもよそ者感はあるだろうし、
豊かそうな自然も実は汚染がひどい。
 
いいとこ悪いとこは、どこの国にもある。
 
どの悪いとこならガマンできて、どこの環境なら自分に合っているか?
 
よく、家族で幸せに暮らすために、NZ永住しようとチャレンジする人に会う。
そのうち、がんばっている間に、精神的に苦しくなったり
家族の思いに差ができて結束が崩れたり、体まで壊したり
側から見ても、とても幸せそうに見えない、ということもよくある。
 
「家族で幸せに暮らす」=「NZ永住」とは限らないのに。
 
いい国か悪い国かは、人それぞれ。
 
 
故田中氏が、日本ダメ出し連発の陰で、
日本時代に環境を良くするための努力したのかはわからない。
 
悪く言ってダメ出しだけして、改善するための行動をしない人、
文句ばっかりで何もしない実践しない人に、自分の気は向かわない。
 
移民間の搾取は、主に同じ国出身の人の間で起きることが知られている。
 
人の国ニュージーランドで、法律を都合よく解釈して、人も国も騙して。
 
それに便乗する関係者で、搾取ネットワークを作って
それが故人の作りたかった「日本人5万人社会」なのだろうか?
 
こんな搾取ネットワークを残されて。
これからNZで生きていく移民にとって、
これからNZで暮らしたい人にとっても、
大迷惑だ。
 
イーストウィンドと関係の深いことが、国のCompanies Officeの記録で把握できる
NZ情報サイトに、以前、私の不当解雇体験で
移民詐欺への注意喚起してほしいという申し出を、NZ情報サイトは拒否した。
 
移住詐欺に関連する情報は、
公共の利益として公開されるべきであるという国の認識なのに。
 
イーストウィンド関連会社にとっては、
永住者を利用して裏切って移住ビザを取らせる手法は
長い間移住プロセスとして「慣例」となっている「よくある方法」だから
注意喚起なんかする気など、さらさらなかったのだろう。
何のための情報メディアなのだろうか?
 
 
あげられた資料や、Companies Officeの記録を追っていくと。
イーストウィンドと関係者が、
営業停止する1年以上前から資金をせっせと動かしてて。
 
多くの利用者からの投資資金や預金を受け取ってたのに
「もう返金できません」と責任回避するために、せっせと別口座に移してたんだな。
 
そういうのが、何とも、みみっちい。
 
被害者は「見える化」された、
自分のかもしれない金が動かされてるのを見て、
さぞ腹立たしいことだろう。
 
だけど今後の投資被害や移住詐欺、移民搾取、ビザ奴隷の被害を抑止するためには
被害者自身の貴重な経験と情報が、これからも広まってほしい。
 
移住詐欺に関連する情報は、
公共の利益として公開されるべき。
 
もっと生活者が、移民が、賢く阻止する力を身につける。
もっと多くの人が助け合って、搾取を許さない社会を。
 
どうせ「日本人コミュニティ」を作る、というのなら
そういうのにしてほしい。
 
人としてみっともないマネ、してないで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

イーストウィンドが、残したもの(2)「搾取社会」が続いてほしい人達。許す人達。

 
心から伝えたいこと。
 
「不当な扱いを受けたら、勇気を出して
その被害を明らかにして訴えてほしい。」
 
「私にもできたから、ぜひ被害を受けたあなたも
被害の事実を、関連機関に届けてほしい。」
 
 
不当扱いを受けたのに、黙っているということは
人の尊厳を巧妙な手口で踏みにじり、
人から財産、時間、将来の夢を奪うことに罪悪感を感じない、
感じても止める勇気すらない人間を
許している、許してしまっているという行為です。
 
 
屈辱を胸の内に収め、諦めて棺桶まで持っていくことで
自分の屈辱以降も、似たような境遇に置かれて苦しむ人々が続く。
 
搾取集団が、わが物顔で何事もなかったかのように、楽しそうに笑って暮らしていく。
 
受けた不正を我慢して隠しておくことは、美徳でもなんでもなく
ただ搾取する人間を、思うがままに好き放題させているだけ。
 
止められるのは、誰か?
 
止められる力があるのは、まず第一に「被害者自身」。
 

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国が、移民局が、大使館が、領事館が、日本人コミュニティが、警察が、
あそこが、ここが、ちゃんとしてないのが悪い。
自分は動きたくないけど、とりあえず誰かのせいにして、
誰かが動いてついでに自分のトラブルも解決してくれないかな?
 
それじゃ、騙して利用して
5万人日本人社会作ろうとしてた人&同じ考えの人間達の、思うツボ。
 
被害者の躊躇と消極性は、増幅されて、利用されていく。
それを、搾取する側は、よく知っていた。
 
後ろめたくて、声を上げられない状態に人を陥れることも、お手の物。
 
 
<基本中の基本。鉄則『被害を訴える。各機関に届け出る。』>
 
イーストウィンド社長の
アシカガ マサトモ社長(通称トム 田中)の死去による会社の突然の業務停止。
 
長年組織的に行われていた
無免許での投資取引と移住ビザ利用した搾取が
この掲示板には、集まってきています。
 
 
イーストウィンドとの契約には「労働ビザ・永住権取得に関するアドバイス」って
ありますね。
無資格なのに、堂々と。
 
 
これからNZの留学・投資家・ビジネス・永住ビザを考えている人は、
このイーストウィンドだけでなく、関係者もいるので
各掲示板の情報をくまなく読んで
新たな被害者になる前に、考えたほうがいいです。
 
 
以前、コメントで教えていただきましたが
故田中氏の関係していた別件では、このように闘う被害者の会もあります。
(その後どうなっているのでしょうか?)

exeleven.biz

 
耳障りのいいオイシイ話は、まず疑って徹底的に勉強しましょう。
 
そしてイーストウィンドの投資に関しては、もう国際詐欺じゃないですか?
被害が大きすぎます。
 
 
Serious Fraud Office(SFO、重大詐欺捜査局)
 
 
だと、オンラインで通報できます。
 
右上のContact us にいくと、Report a fraud があります。
掲示板では、被害者だけでなく
こんな現状を放っておけない方、
被害の解明をしようとする有志の方々も、各方面でがんばっていらっしゃいます。
 
契約書、領収書、やりとりしたメールなど、これは?と思うもの、
ぜひ情報提供してください。
自分ではどう被害を訴えればいいかわからない方も、
アップして知恵をいただきましょう。
 
 
通報は急いで!
 
 
 
<搾取社会が続いてほしい人達>
 
被害者は、被害を受けてひどく傷ついていても
当事者として自ら、声を上げて被害を訴えなければならない。
 
被害者の中には、勇気を振り絞らなければ、声が上げられない人達もいる。
 
ここに非公開コメントをくれる人達も、傷ついていることが多い。
 
そんな思いでやっと被害を打ち明けても
その声は力強く伝わらなかったり、人為的にもみ消されたりする。
 
 
被害状況を把握するための情報提供と収集の場であるこの掲示板
 
不動産開発ランドバンキングの投資契約や振込先などになっていた
関連会社のBest Invest NZ(代表者トム田中氏)の
会社清算(Liquidation)開始の投稿後に
突然このブログへの興味深いコメントが続きました。
何を企んでいるのでしょうか?
 
それは掲示板の主旨とは全く関係がなくて
まるで被害者の訴える意気込みを阻害し、問題解明の動きを弱めたいかのようでした。
 
***
私の不当解雇体験を広く知らせることは、日本語でブログを書く前までに
関係機関や多くのNZerや日本人以外の移民に強く勧められていました。
 
でも法的手段に出たので
当然のことながら体験記には、事実のすべてを公開できません。
 
分かりづらい部分もあるでしょう。
オエッって吐くのをこらえながら
「早く書き切りたい」一心で勢いで書いていたから。
 
無料公開ブログなので、気に入らない方はどうぞお引き取りください。
 
 
「日本人移民間の慣例」を、ネット上で公開する形でコメントをもらいました。
 
###
(ビジネス運営が)Ewの指示でというのは私の経験ではあり得ない、
0からビジネス立ち上げた人は、
移民局に対して1人でもnzの雇用に貢献したと言うのがアピールポイントの一つ、
それから黒字なので、
賃金の高いNZで、既に動いてるビジネスを購入した訳でなく、
0から始めたばかりのビジネスで2人雇う約束をした、というのも???でしか無い。
皆さん、それぞれのビジネスで身内や知り合いに頼んだりして商品を買ってもらったり、お客様として来てもらったり、色んな手を使って黒字の数字を作る。
なので、本当は苦しかったというのも理解出来る。
というか、永住権が取れるまで従業員になってもらうのはジャパレスだろうが何だろうが良く聞く話。
(ワークやワーホリでは雇用のアピールにならないので、出来るワークより出来が悪くても永住権保持者かKIWIとなる)
永住権が取れれば、出来ない永住権保持者より、
出来るワークvizaを雇えるようになる。
ここパートナーで取った人には分からない苦労。
それが嘘で取った永住権だと言うなら、雇用されてこれからも
ここで働く雰囲気満載で申請して取れたら直ぐに辞めるのも嘘では?
雇用の段階で通常、永住権保持者(パートナー以外)の方々は苦労を知ってるので、
「永住権を取れるまででも良いから従業員になってあげるよ」と
こっそり声をかけて下さる暖かい方も沢山居ました。
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 <追記>
この方は、イーストウィンド 利用者のビジネス運営が、イーストウィンド の指示を得るというのは(この方の経験上)あり得ない、とのことですが、私に証拠を含む情報の数々によると
イーストウィンド の指示をちゃんと受けているケースいろいろあります。
 
この方の周りの永住ビザ保持者は、仕事できないと思われて気の毒です。
移民政策は「国に有益な人材の受け入れ」なのだから、
その国の人を雇用できるような利益をもたらす移民を受け入れるのは当然です。
能力のある人材の確保や従業員教育もビジネススキルだと、
会社経営してる友人は言います。
 
移民政策は「ニュージーランドに有益な人材の受け入れ」であり
移民として移民法・雇用法・民法などを遵守して、国に受け入れてもらう。
 
「ヨソ者だけど、外人だけど、この国に住みたいから、受け入れてください。」
でも、頑張れば人一倍努力すれば、報われるわけじゃない。
 
その昔、入管で。
まだ差別的意味合いを込めてガイジン、と呼ばれていた友人達を
何度か身元引受けをした。
理不尽だらけだった。でも頑張りは認められないのが当たり前で、悔しかった。
 
多様化社会であろうとするこの国であっても、よそから来た移民に対して
永住権も「永住を許可」されているだけであって、理由があれば後から剥奪もある。
 

www.legislation.govt.nz

移民法の条文には、こうあります。

158 Deportation 国外退去 liability of residence class visa holder due to fraud, forgery, etc
(1) A residence class visa holder is liable for deportation if—
(a) the person is convicted of an offence where it is established that—
(i) any of the information provided in relation to the person’s application, or purported application, for a residence class visa or entry permission was fraudulent, forged, false, or misleading, or any relevant information was concealed; or
(ii) any of the information provided in relation to the person’s, or any other person’s, application, or purported application, for a visa on the basis of which the residence class visa was granted was fraudulent, forged, false, or misleading, or any relevant information was concealed; or
(b) the Minister determines that—
(i) any of the information provided in relation to the person’s application, or purported application, for a residence class visa or entry permission was fraudulent, forged, false, or misleading, or any relevant information was concealed; or
(ii) any of the information provided in relation to the person’s, or any other person’s, application, or purported application, for a visa on the basis of which the residence class visa was granted was fraudulent, forged, false, or misleading, or any relevant information was concealed.

移民申請に関する不正行為

申請人は自由に移民エージェントあるいは業者を利用できますが、エージェントや業者が移民局に提出する書類の作成責任は申請人にあります。 虚偽のビザや許可証、あるいは他の虚偽の書類を提出することは不正行為であり、警察はこれに厳しく対処しています。 だれかが意図的に移民に関する虚偽の情報やアドバイスを提供し、あなたがそのサービスに対して料金を支払った場合、あなたはニュージーランド移民局(New Zealand Immigration Service)にその旨を通報する義務があります。
 
通報しようかな、どうしようかな〜?じゃありません。義務なんです。
 
 <違法な移住アドバイスに頼ることのリスク>
Avoid the pitfalls of receiving illegal immigration advice.
  • Your visa application will be returned by Immigration New Zealand (INZ). INZ does not accept applications from unlicensed people acting illegally.
  • Unlicensed people may not be honest with you or INZ. Lying on your visa application is a criminal offence and dishonesty may affect your future visas or jobs. 虚偽のビザ申請をすることは犯罪であり、不正行為は将来のビザや仕事に影響する可能性がある。
  • Your application may be declined because the unlicensed person has no immigration knowledge or skills.

注意:こんなアドバイザーは避けること。

  • ビザ申請書に自身の名前の記載を拒む。
  • 移民局に個人的つながりがあると言う。
  • ビザ申請書に全項目の記載をする前に、サイン署名するよう要求する。

記載内容すべてを理解しないまま、申請書や文書に署名をしては絶対にいけません!

 

一部の移民が法律を無視した「独自の慣例」を作り、それを正しいと信じているのは
故田中氏が、法律を自分勝手に解釈して無資格なのに
移住アドバイスや投資金融業務をしても構わないと公言していたのと似ている。
 
「日本人移民間の慣例」が、正しいか嘘かどうかは、私の答えるものではなく
自分のケースをそれぞれが、人任せにせず
自分で国の専門機関に確認すればいいと思います。
 
マオリやパシフィカの権利の為に、
20年30年も粘り強く取り組む人達の話を聞く機会があるのですが
そういう場所で聞いてみたり、
NZerにも聞いてみて、移民を受け入れる一般国民がどう思うのか?
自分で反応見たらどうでしょう。
自分の取得した永住権に自信があるのなら、
堂々と聞いてみたらいいと思います。
 
日本人だからその「慣例」に従わないといけないという理由もありません。
 
そしてその「慣例」に従わずに、正攻法で永住ビザを取得した人達は、
どう思うでしょう?
 
「慣例」に対する非日本人の意見は、以前もたくさん聞きました。
そして私にこれらのコメントをくれたということは、
これからこの話をどこに持って行ってもいいということでしょう。
 
興味深いコメントをくれた人達は、限られたブログ内の情報と自身の経験範囲内で
あれこれ憶測をして
歪曲した解釈をしていましたが、事実とは全然見事に違います。EWの関与とか。
豊富に証拠が揃っているのですから。
また、無契約無報酬が長く続く企業団体があることは、案外知られていないようです。
私の元雇用主が、もし自分も被害者だと思っていたのであれば、
両手の数ほど与えられた、法的な弁明の機会で訴えればよかったのに
それを拒否したのは本人です。
 
「慣例」に関していえば、事実を裏付ける数多くの証拠に基づいて、
私を永住権取得のために利用したとして「不当解雇」の法の違法判断が下された。
それがすべてです。
移民達の勝手な憶測は、一切通用しません。
その上、悪質なケースとしてAuthorityがニュースとして報道するよう、
判断を下したのです。
 
雇用主は、移民であろうとも雇用法を熟知しているものと判断されるので、
法の下では社会的弱者とは判断されません。関連機関で何度も言っていました。
 
もらったコメントによると
ビジネスビザから永住した人は、人よりも特別にご苦労なさるようです。
 
自分は「移住国に有益」と国に認められる人材になるために
NZ内で努力するか、母国や海外で努力するかの違いだと思います。
NZ以外で、もうすでに努力してNZに必要な人材だから、許可が下りる。
 
苦労を表に出すか、出さないかの違いもあります。
いつも付き合いのある難民達にも、
その凄まじい苦労を話せる人、決して話さない人がいる。
いつも穏やかで悲しみを語らない人が、
実は家族親戚が爆破や銃撃で失った経験者だったりする。
 
自分は世の中知らないことがたくさんあるから
自分の経験範囲で、他人の内なる苦悩を知ったつもりになろうとは思わないし
苦労した人に敬意は持つけれど、苦労のあるなしで、人の価値を判断しません。
 
移住に関していえば、永住できても
経済的精神的にいつまでも苦労したり、
孤独で疎外感が長年蓄積して鬱になったり
子供が実は差別を受け続けているのを隠したり、
成人しても自立できるほどの英語力や目的を持てなかったり
20代30代になっても、NZと母国のどちらにも居場所がないと深刻に悩んだり。
永住権取得が、輝かしいゴールとは言い切れない。
人の苦悩が、いつ始まるのかどれほど深いのかなんて、
他人がいつも分かるわけじゃない。
 
 
それにしても、興味深いコメントから
ビジネスビザで自分努力したと言っている人達の中には(全員じゃないと思うが)、
パートナービザで永住権とった人が、こんなにも嫌いな人がいるんだなぁという
パートナービザへの嫌悪たっぷりの腹の中を、知ることができました。
 
ビジネスビザの人と仕事すると、パートナービザの人に対して
「お願いしますね〜。」と言われながら
内心では
「このヒト、使えねぇ〜」
「たいした苦労もしてないくせに....」
「実は、軽蔑してるんですけど」って、思われてるかもしれないんですね。
 
仕事だけじゃなくて、普通の生活でもそうか......気をつけよう。
 
パートナービザの人は、苦労知らずなのかな?
苦労してれば、みんな偉いの?
 
***
 
 
被害者の声を、被害の解明に尽力する人々の動きを
もみ消したい人は、たくさんいる。
 
日常的な搾取や支配で、利益を増やしている人達。
その組織に関わることで、生活の糧を得ている人達。
巻き込まれていたのにビザに影響するのを恐れて、
自分の被害を訴えるどころか、事態の究明を拒む人達。
正々堂々とビザを取得しなかった人達。
被害者に対し無理解な傍観者達。
 
被害の事実を歪曲したり、焦点をずらして
被害者をさらに傷つけても気にもせず、自分達に都合の悪い事実を隠したり
もみ消しに余念がない。
 
こうして
搾取によって潤っている人間、続いてほしい人間は居続けて
「見た目助け合い、実際は搾取小社会。」は続いていく。
 
被害者の訴えの重さと力強さを落とさないために
被害者に必要なのは、毅然とした「腹を括った」強い意志。
 
でなければ、その声は誰に届くこともなく
被害者を不当に扱い、利用してきた人間達は、そのまま逃げ切るだけ。
 
搾取も続く。延々と。
 
 
 
裕福なマレーシア人が、永住を許可された後に
建設業のワークビザに関する虚偽と誤解を招く情報を移民局に提供した罪などで、
 
この判決で裁判官は、
「移民詐欺の罪における有罪判決が、被告人の仕事、生計、評判に影響を与えるのは当然の結果である。(略)
違法行為が不正・詐欺搾取を伴う場合、告発内容のすべての情報が公開されることは、公共の利益である。」と述べました。

www.nzherald.co.nz

 
 
私は、移民搾取の削減を強く願っています。
移民詐欺によって、臓器売買までも強いられる人もいます。
 
*****
 
この裁判官やERAやその他の言葉のように、
私の経験に対する司法裁決は公開されているので
移民間の問題、それに移民搾取の削減に役立つように公開し続けていくつもりです。
 
行動しましょう。
 
今問題になっている、イーストウィンドとその仲間達による問題も、
移民である以上「公共の利益」として知るべき情報だと思います。
 
そして日本人移民としてこれ以上の被害を出さないために、
被害者も搾取連鎖を断ち切りたい移民も
留学移住ビザ関連、投資の際に、有資格かどうかを必ず確認するように
注意喚起してもらうよう
外務省・領事館・大使館に、要望としてどんどん出すべきです。
 
私も動いているから、一緒に動きましょう。
 
それに調べると、いろんなことが記録からわかるそうです。
すごいですね。どこまでわかるんでしょうね?
 
風穴をもっともっと、開けましょう。