Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

イーストウィンド問題に考えさせられる(1)裏切りネットワーク、迷惑なんですけど。

 

 
このブログにも非公開コメントで被害の声が届く
業務停止中のNZオークランドの移住エージェント会社、
 
EAST WIND イーストウィンド。
 
イーストウィンド(NZ)情報掲示板への利用者の書き込みをよく読んで
どういう会社だったのか?
故田中社長とその関係者達が蝕んでいった
被害者達はNZにも日本にも存在している現実
知ってください。
 

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*無資格で、勧誘していた投資案件*
 
<今年2019年1月25日付で募集していた「グループ定期預金」>
 
5000ドルから。でも1年まで(金利1.50%)しか扱っていません。
 
10,000ドルからだと、3年6.5%・4年7%・5年9%。
中途解約はできません。
1999年から、NZ在住の利用者は述べ2000人だそう。
 
 
 
<2019年1月付のランドバンキング募集>
 
4年間運用
最低投資額:75万NZドル又は50万NZドル(諸条件あり)
運用利回り:確約配当年間7%、投資満期時に最大10%の利益分配(確約ではない)
  
<2019年4月2日付?のワーテルロー資産運用>
 
日本円で1000万円以上から申し込み。
運用配当率 1年: 8% 2年: 10% 3年: 12%
 
為替変動に応じて、「日本円→ニュージーランドドル」、
そして「ニュージーランドドル→日本円」を繰り返し、
運用からおよそ 4 ヶ月で、利益率 21.55% が可能 。
 
『限りなくゼロに近いリスク』だそうで。
 
 
『限りなくゼロに近いリスク』???
 
投資資金・預金の行方が分からなくて困っている被害者達は
今、そのリスクで困ってますけど?
元スタッフも関係者も説明してくれないんですね?
 
 
このまま何もなかったように、あちこちらで息を潜める
イーストウィンド商法の継承者達。
 
いい人の仮面を被り、これからも
明るい笑顔で新たなにターゲット近づいていくでしょう。
 
***
 
故トム田中社長の会社、ベスト・インベスト社(現在、会社生産手続中)の主催した
2014年のNZ投資誘致セミナーのパンフレットには
 
 
  • NZ貿易経済促進庁
  • NZ移民局
  • NZ政府観光局
  •  ニュージーランド銀行 に加えて
  • イーストウィンド
  • イーストウィンド提携の弁護士事務所
  • イーストウィンド提携の会計事務所
 のロゴがあります。
 
 NZ大使館がセミナー会場で、
ニュージーランドの国の機関の要人が講演するとなれば、
よっぽど「この投資は信頼性が高い」と思ってしまいますよね。
 
 
ここで取り上げられる
掲示板8chanには、極右主義との繋がりが強く
クライストチャーチ銃襲撃事件の犯人を英雄視する利用者が、数多く投稿。
特に、若者に過激主義が拡がっているそうです。
 
*注意:このニュース内容には、不快表現が含まれています。
このサイトには、襲撃現場のニセの観光マップツアーがあり、
NZ貿易経済促進庁とNZ政府観光局の"100% PURE NZ”のロゴも使われています。

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Screenshot/ Newshub

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Screenshot/ Newshub
 
こんな、多様性を掲げる政府の方針と、まったく異なる過激思想支持者までも
あたかも政府公認のような表記をして悪用しています。
 
私達も昔、移住する十数年前に、
観光局の"100% PURE NZ”サイトにリンクしてあった
NZ人の移住アドバイザーに依頼したことがあります。
 
ところが、その人のアドバイスというのが、
ネットで自分で調べられるものばっかりだぞ?と気がついて、夫に報告。
夫が相手に電話をかけて、会話を録音していることを伝えて問いただすと、
料金15万円をすぐに返金してきました。
 
観光局のリンクだから、信用できると思ったのですが、そうじゃなかったんですよね。
 
あれが「NZのことというのは、できるだけ自分でやったほうがいい」
Do It Yourself の始まりだったかもしれないです。
 
イーストウィンドのサイトにも、
移民局とのつながりがあるかのような表現があります。
 
だけど、移住アドバイザーを管轄するImmigration Advise Authority(IAA)には、
移民局と個人的に関わりがあると言う人物は避けること、と注意喚起がされています。
というかその前に、移住アドバイス無資格の人達でしたね。
 
重要な判断をしないといけない時、
許可とったのかもわからない国の機関のロゴだけで、信用しないほうがいいですよ。
疑ったほうがいい。面倒だけど、もっと真偽を調べましょう。
 
***
 
だいぶ前に、なんかの検索で引っかかって少し読んでみた故田中氏のブログ。
 
日本と日本の社会が相当嫌いなようで。
日本でよっぽど、つらい体験をしたのかもしれない。
 
でもお子さんがいるのだから、
そんなに日本嫌いでどうやって、
子供に母国の良さとか母国を思う気持ちを伝えていくのだろう?
 
どうやって、子供のアイデンティティを健全に育てていくのかなぁ?と
よその家庭ではあるけども、心配になった記憶があります。
  
日本が大嫌いだから
よその国、ニュージーランドに「日本人5万人社会」を作るために邁進した?
 
日本が嫌いだから、日本人を騙すこともなんとも思わないのかな?
いやNZも騙してるよな?
 
 
故田中氏とその関係者達が作った組織に、
財産や希望を吸い取られて、翻弄されて。
人生台無しにされた人達を、罪悪感もなく増やしてきたことは、
なんとも思ってないんだろうな。被害者ほったらかしだもんね。
 
 
<どこの国でも、いいところ悪いところがある。>
 
もちろん、どうしようもなく閉塞的で何もかも拒絶されるような土地だったら、
それは逃げるべきだけれど。
 
母国で自分の周りに暮らしやすい環境を作れなかった、作る努力をしなかった人が
移り住んだ土地に、どうやって暮らしやすい環境を作れるのだろうか?
 
 
東洋西洋混ざった家族のわが家は
日本に嫌気がさしたから日本を離れたのではなく、
東洋西洋の両方で家族が成長するために、日本とNZで暮らすことを選んだ。
 
ミックスのわが子が小さかった頃は、いじめられやしないかとても心配で。
やたらあちこち外に出て、多くの人とふれ合うことでできた
日本での子育て環境は、人々も優しくてものすごく暖かくてよかった。
 
移住して、NZの政治に関心があって活動しているのも、
国のシステムや法整備を改善しなければ
この国の人達全体の暮らしは、よくならないからだ。
自分達だけ、暮らしやすくても意味がない。
周りの人にも、暮らしやすくなければ。
 
日本でもニュージーランドでも、暮らしやすい環境を作るために、動く。
 
 
どこの国でも、いいとこ悪いとこがあるのに
日本の悪いとこは強調して、NZのいいとこ強調していたような、元社長。
(商売に利用するために)
 
放射能汚染が心配だった頃には、イーストウィンドと関連会社はそれは儲かったそう。
でもNZのイジメも若者の自殺問題も深刻だし、アジア人移民差別も強いし
いつまでたってもよそ者感はあるだろうし、
豊かそうな自然も実は汚染がひどい。
 
いいとこ悪いとこは、どこの国にもある。
 
どの悪いとこならガマンできて、どこの環境なら自分に合っているか?
 
よく、家族で幸せに暮らすために、NZ永住しようとチャレンジする人に会う。
そのうち、がんばっている間に、精神的に苦しくなったり
家族の思いに差ができて結束が崩れたり、体まで壊したり
側から見ても、とても幸せそうに見えない、ということもよくある。
 
「家族で幸せに暮らす」=「NZ永住」とは限らないのに。
 
いい国か悪い国かは、人それぞれ。
 
 
故田中氏が、日本ダメ出し連発の陰で、
日本時代に環境を良くするための努力したのかはわからない。
 
悪く言ってダメ出しだけして、改善するための行動をしない人、
文句ばっかりで何もしない実践しない人に、自分の気は向かわない。
 
移民間の搾取は、主に同じ国出身の人の間で起きることが知られている。
 
人の国ニュージーランドで、法律を都合よく解釈して、人も国も騙して。
 
それに便乗する関係者で、搾取ネットワークを作って
それが故人の作りたかった「日本人5万人社会」なのだろうか?
 
こんな搾取ネットワークを残されて。
これからNZで生きていく移民にとって、
これからNZで暮らしたい人にとっても、
大迷惑だ。
 
イーストウィンドと関係の深いことが、国のCompanies Officeの記録で把握できる
NZ情報サイトに、以前、私の不当解雇体験で
移民詐欺への注意喚起してほしいという申し出を、NZ情報サイトは拒否した。
 
移住詐欺に関連する情報は、
公共の利益として公開されるべきであるという国の認識なのに。
 
イーストウィンド関連会社にとっては、
永住者を利用して裏切って移住ビザを取らせる手法は
長い間移住プロセスとして「慣例」となっている「よくある方法」だから
注意喚起なんかする気など、さらさらなかったのだろう。
何のための情報メディアなのだろうか?
 
 
あげられた資料や、Companies Officeの記録を追っていくと。
イーストウィンドと関係者が、
営業停止する1年以上前から資金をせっせと動かしてて。
 
多くの利用者からの投資資金や預金を受け取ってたのに
「もう返金できません」と責任回避するために、せっせと別口座に移してたんだな。
 
そういうのが、何とも、みみっちい。
 
被害者は「見える化」された、
自分のかもしれない金が動かされてるのを見て、
さぞ腹立たしいことだろう。
 
だけど今後の投資被害や移住詐欺、移民搾取、ビザ奴隷の被害を抑止するためには
被害者自身の貴重な経験と情報が、これからも広まってほしい。
 
移住詐欺に関連する情報は、
公共の利益として公開されるべき。
 
もっと生活者が、移民が、賢く阻止する力を身につける。
もっと多くの人が助け合って、搾取を許さない社会を。
 
どうせ「日本人コミュニティ」を作る、というのなら
そういうのにしてほしい。
 
人としてみっともないマネ、してないで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

イーストウィンドが、残したもの(2)「搾取社会」が続いてほしい人達。許す人達。

 
心から伝えたいこと。
 
「不当な扱いを受けたら、勇気を出して
その被害を明らかにして訴えてほしい。」
 
「私にもできたから、ぜひ被害を受けたあなたも
被害の事実を、関連機関に届けてほしい。」
 
 
不当扱いを受けたのに、黙っているということは
人の尊厳を巧妙な手口で踏みにじり、
人から財産、時間、将来の夢を奪うことに罪悪感を感じない、
感じても止める勇気すらない人間を
許している、許してしまっているという行為です。
 
 
屈辱を胸の内に収め、諦めて棺桶まで持っていくことで
自分の屈辱以降も、似たような境遇に置かれて苦しむ人々が続く。
 
搾取集団が、わが物顔で何事もなかったかのように、楽しそうに笑って暮らしていく。
 
受けた不正を我慢して隠しておくことは、美徳でもなんでもなく
ただ搾取する人間を、思うがままに好き放題させているだけ。
 
止められるのは、誰か?
 
止められる力があるのは、まず第一に「被害者自身」。
 

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国が、移民局が、大使館が、領事館が、日本人コミュニティが、警察が、
あそこが、ここが、ちゃんとしてないのが悪い。
自分は動きたくないけど、とりあえず誰かのせいにして、
誰かが動いてついでに自分のトラブルも解決してくれないかな?
 
それじゃ、騙して利用して
5万人日本人社会作ろうとしてた人&同じ考えの人間達の、思うツボ。
 
被害者の躊躇と消極性は、増幅されて、利用されていく。
それを、搾取する側は、よく知っていた。
 
後ろめたくて、声を上げられない状態に人を陥れることも、お手の物。
 
 
<基本中の基本。鉄則『被害を訴える。各機関に届け出る。』>
 
イーストウィンド社長の
アシカガ マサトモ社長(通称トム 田中)の死去による会社の突然の業務停止。
 
長年組織的に行われていた
無免許での投資取引と移住ビザ利用した搾取が
この掲示板には、集まってきています。
 
 
イーストウィンドとの契約には「労働ビザ・永住権取得に関するアドバイス」って
ありますね。
無資格なのに、堂々と。
 
 
これからNZの留学・投資家・ビジネス・永住ビザを考えている人は、
このイーストウィンドだけでなく、関係者もいるので
各掲示板の情報をくまなく読んで
新たな被害者になる前に、考えたほうがいいです。
 
 
以前、コメントで教えていただきましたが
故田中氏の関係していた別件では、このように闘う被害者の会もあります。
(その後どうなっているのでしょうか?)

exeleven.biz

 
耳障りのいいオイシイ話は、まず疑って徹底的に勉強しましょう。
 
そしてイーストウィンドの投資に関しては、もう国際詐欺じゃないですか?
被害が大きすぎます。
 
 
Serious Fraud Office(SFO、重大詐欺捜査局)
 
 
だと、オンラインで通報できます。
 
右上のContact us にいくと、Report a fraud があります。
掲示板では、被害者だけでなく
こんな現状を放っておけない方、
被害の解明をしようとする有志の方々も、各方面でがんばっていらっしゃいます。
 
契約書、領収書、やりとりしたメールなど、これは?と思うもの、
ぜひ情報提供してください。
自分ではどう被害を訴えればいいかわからない方も、
アップして知恵をいただきましょう。
 
 
通報は急いで!
 
 
 
<搾取社会が続いてほしい人達>
 
被害者は、被害を受けてひどく傷ついていても
当事者として自ら、声を上げて被害を訴えなければならない。
 
被害者の中には、勇気を振り絞らなければ、声が上げられない人達もいる。
 
ここに非公開コメントをくれる人達も、傷ついていることが多い。
 
そんな思いでやっと被害を打ち明けても
その声は力強く伝わらなかったり、人為的にもみ消されたりする。
 
 
被害状況を把握するための情報提供と収集の場であるこの掲示板
 
不動産開発ランドバンキングの投資契約や振込先などになっていた
関連会社のBest Invest NZ(代表者トム田中氏)の
会社清算(Liquidation)開始の投稿後に
突然このブログへの興味深いコメントが続きました。
何を企んでいるのでしょうか?
 
それは掲示板の主旨とは全く関係がなくて
まるで被害者の訴える意気込みを阻害し、問題解明の動きを弱めたいかのようでした。
 
***
私の不当解雇体験を広く知らせることは、日本語でブログを書く前までに
関係機関や多くのNZerや日本人以外の移民に強く勧められていました。
 
でも法的手段に出たので
当然のことながら体験記には、事実のすべてを公開できません。
 
分かりづらい部分もあるでしょう。
オエッって吐くのをこらえながら
「早く書き切りたい」一心で勢いで書いていたから。
 
無料公開ブログなので、気に入らない方はどうぞお引き取りください。
 
 
「日本人移民間の慣例」を、ネット上で公開する形でコメントをもらいました。
 
###
(ビジネス運営が)Ewの指示でというのは私の経験ではあり得ない、
0からビジネス立ち上げた人は、
移民局に対して1人でもnzの雇用に貢献したと言うのがアピールポイントの一つ、
それから黒字なので、
賃金の高いNZで、既に動いてるビジネスを購入した訳でなく、
0から始めたばかりのビジネスで2人雇う約束をした、というのも???でしか無い。
皆さん、それぞれのビジネスで身内や知り合いに頼んだりして商品を買ってもらったり、お客様として来てもらったり、色んな手を使って黒字の数字を作る。
なので、本当は苦しかったというのも理解出来る。
というか、永住権が取れるまで従業員になってもらうのはジャパレスだろうが何だろうが良く聞く話。
(ワークやワーホリでは雇用のアピールにならないので、出来るワークより出来が悪くても永住権保持者かKIWIとなる)
永住権が取れれば、出来ない永住権保持者より、
出来るワークvizaを雇えるようになる。
ここパートナーで取った人には分からない苦労。
それが嘘で取った永住権だと言うなら、雇用されてこれからも
ここで働く雰囲気満載で申請して取れたら直ぐに辞めるのも嘘では?
雇用の段階で通常、永住権保持者(パートナー以外)の方々は苦労を知ってるので、
「永住権を取れるまででも良いから従業員になってあげるよ」と
こっそり声をかけて下さる暖かい方も沢山居ました。
###
 <追記>
この方は、イーストウィンド 利用者のビジネス運営が、イーストウィンド の指示を得るというのは(この方の経験上)あり得ない、とのことですが、私に証拠を含む情報の数々によると
イーストウィンド の指示をちゃんと受けているケースいろいろあります。
 
この方の周りの永住ビザ保持者は、仕事できないと思われて気の毒です。
移民政策は「国に有益な人材の受け入れ」なのだから、
その国の人を雇用できるような利益をもたらす移民を受け入れるのは当然です。
能力のある人材の確保や従業員教育もビジネススキルだと、
会社経営してる友人は言います。
 
移民政策は「ニュージーランドに有益な人材の受け入れ」であり
移民として移民法・雇用法・民法などを遵守して、国に受け入れてもらう。
 
「ヨソ者だけど、外人だけど、この国に住みたいから、受け入れてください。」
でも、頑張れば人一倍努力すれば、報われるわけじゃない。
 
その昔、入管で。
まだ差別的意味合いを込めてガイジン、と呼ばれていた友人達を
何度か身元引受けをした。
理不尽だらけだった。でも頑張りは認められないのが当たり前で、悔しかった。
 
多様化社会であろうとするこの国であっても、よそから来た移民に対して
永住権も「永住を許可」されているだけであって、理由があれば後から剥奪もある。
 

www.legislation.govt.nz

移民法の条文には、こうあります。

158 Deportation 国外退去 liability of residence class visa holder due to fraud, forgery, etc
(1) A residence class visa holder is liable for deportation if—
(a) the person is convicted of an offence where it is established that—
(i) any of the information provided in relation to the person’s application, or purported application, for a residence class visa or entry permission was fraudulent, forged, false, or misleading, or any relevant information was concealed; or
(ii) any of the information provided in relation to the person’s, or any other person’s, application, or purported application, for a visa on the basis of which the residence class visa was granted was fraudulent, forged, false, or misleading, or any relevant information was concealed; or
(b) the Minister determines that—
(i) any of the information provided in relation to the person’s application, or purported application, for a residence class visa or entry permission was fraudulent, forged, false, or misleading, or any relevant information was concealed; or
(ii) any of the information provided in relation to the person’s, or any other person’s, application, or purported application, for a visa on the basis of which the residence class visa was granted was fraudulent, forged, false, or misleading, or any relevant information was concealed.

移民申請に関する不正行為

申請人は自由に移民エージェントあるいは業者を利用できますが、エージェントや業者が移民局に提出する書類の作成責任は申請人にあります。 虚偽のビザや許可証、あるいは他の虚偽の書類を提出することは不正行為であり、警察はこれに厳しく対処しています。 だれかが意図的に移民に関する虚偽の情報やアドバイスを提供し、あなたがそのサービスに対して料金を支払った場合、あなたはニュージーランド移民局(New Zealand Immigration Service)にその旨を通報する義務があります。
 
通報しようかな、どうしようかな〜?じゃありません。義務なんです。
 
 <違法な移住アドバイスに頼ることのリスク>
Avoid the pitfalls of receiving illegal immigration advice.
  • Your visa application will be returned by Immigration New Zealand (INZ). INZ does not accept applications from unlicensed people acting illegally.
  • Unlicensed people may not be honest with you or INZ. Lying on your visa application is a criminal offence and dishonesty may affect your future visas or jobs. 虚偽のビザ申請をすることは犯罪であり、不正行為は将来のビザや仕事に影響する可能性がある。
  • Your application may be declined because the unlicensed person has no immigration knowledge or skills.

注意:こんなアドバイザーは避けること。

  • ビザ申請書に自身の名前の記載を拒む。
  • 移民局に個人的つながりがあると言う。
  • ビザ申請書に全項目の記載をする前に、サイン署名するよう要求する。

記載内容すべてを理解しないまま、申請書や文書に署名をしては絶対にいけません!

 

一部の移民が法律を無視した「独自の慣例」を作り、それを正しいと信じているのは
故田中氏が、法律を自分勝手に解釈して無資格なのに
移住アドバイスや投資金融業務をしても構わないと公言していたのと似ている。
 
「日本人移民間の慣例」が、正しいか嘘かどうかは、私の答えるものではなく
自分のケースをそれぞれが、人任せにせず
自分で国の専門機関に確認すればいいと思います。
 
マオリやパシフィカの権利の為に、
20年30年も粘り強く取り組む人達の話を聞く機会があるのですが
そういう場所で聞いてみたり、
NZerにも聞いてみて、移民を受け入れる一般国民がどう思うのか?
自分で反応見たらどうでしょう。
自分の取得した永住権に自信があるのなら、
堂々と聞いてみたらいいと思います。
 
日本人だからその「慣例」に従わないといけないという理由もありません。
 
そしてその「慣例」に従わずに、正攻法で永住ビザを取得した人達は、
どう思うでしょう?
 
「慣例」に対する非日本人の意見は、以前もたくさん聞きました。
そして私にこれらのコメントをくれたということは、
これからこの話をどこに持って行ってもいいということでしょう。
 
興味深いコメントをくれた人達は、限られたブログ内の情報と自身の経験範囲内で
あれこれ憶測をして
歪曲した解釈をしていましたが、事実とは全然見事に違います。EWの関与とか。
豊富に証拠が揃っているのですから。
また、無契約無報酬が長く続く企業団体があることは、案外知られていないようです。
私の元雇用主が、もし自分も被害者だと思っていたのであれば、
両手の数ほど与えられた、法的な弁明の機会で訴えればよかったのに
それを拒否したのは本人です。
 
「慣例」に関していえば、事実を裏付ける数多くの証拠に基づいて、
私を永住権取得のために利用したとして「不当解雇」の法の違法判断が下された。
それがすべてです。
移民達の勝手な憶測は、一切通用しません。
その上、悪質なケースとしてAuthorityがニュースとして報道するよう、
判断を下したのです。
 
雇用主は、移民であろうとも雇用法を熟知しているものと判断されるので、
法の下では社会的弱者とは判断されません。関連機関で何度も言っていました。
 
もらったコメントによると
ビジネスビザから永住した人は、人よりも特別にご苦労なさるようです。
 
自分は「移住国に有益」と国に認められる人材になるために
NZ内で努力するか、母国や海外で努力するかの違いだと思います。
NZ以外で、もうすでに努力してNZに必要な人材だから、許可が下りる。
 
苦労を表に出すか、出さないかの違いもあります。
いつも付き合いのある難民達にも、
その凄まじい苦労を話せる人、決して話さない人がいる。
いつも穏やかで悲しみを語らない人が、
実は家族親戚が爆破や銃撃で失った経験者だったりする。
 
自分は世の中知らないことがたくさんあるから
自分の経験範囲で、他人の内なる苦悩を知ったつもりになろうとは思わないし
苦労した人に敬意は持つけれど、苦労のあるなしで、人の価値を判断しません。
 
移住に関していえば、永住できても
経済的精神的にいつまでも苦労したり、
孤独で疎外感が長年蓄積して鬱になったり
子供が実は差別を受け続けているのを隠したり、
成人しても自立できるほどの英語力や目的を持てなかったり
20代30代になっても、NZと母国のどちらにも居場所がないと深刻に悩んだり。
永住権取得が、輝かしいゴールとは言い切れない。
人の苦悩が、いつ始まるのかどれほど深いのかなんて、
他人がいつも分かるわけじゃない。
 
 
それにしても、興味深いコメントから
ビジネスビザで自分努力したと言っている人達の中には(全員じゃないと思うが)、
パートナービザで永住権とった人が、こんなにも嫌いな人がいるんだなぁという
パートナービザへの嫌悪たっぷりの腹の中を、知ることができました。
 
ビジネスビザの人と仕事すると、パートナービザの人に対して
「お願いしますね〜。」と言われながら
内心では
「このヒト、使えねぇ〜」
「たいした苦労もしてないくせに....」
「実は、軽蔑してるんですけど」って、思われてるかもしれないんですね。
 
仕事だけじゃなくて、普通の生活でもそうか......気をつけよう。
 
パートナービザの人は、苦労知らずなのかな?
苦労してれば、みんな偉いの?
 
***
 
 
被害者の声を、被害の解明に尽力する人々の動きを
もみ消したい人は、たくさんいる。
 
日常的な搾取や支配で、利益を増やしている人達。
その組織に関わることで、生活の糧を得ている人達。
巻き込まれていたのにビザに影響するのを恐れて、
自分の被害を訴えるどころか、事態の究明を拒む人達。
正々堂々とビザを取得しなかった人達。
被害者に対し無理解な傍観者達。
 
被害の事実を歪曲したり、焦点をずらして
被害者をさらに傷つけても気にもせず、自分達に都合の悪い事実を隠したり
もみ消しに余念がない。
 
こうして
搾取によって潤っている人間、続いてほしい人間は居続けて
「見た目助け合い、実際は搾取小社会。」は続いていく。
 
被害者の訴えの重さと力強さを落とさないために
被害者に必要なのは、毅然とした「腹を括った」強い意志。
 
でなければ、その声は誰に届くこともなく
被害者を不当に扱い、利用してきた人間達は、そのまま逃げ切るだけ。
 
搾取も続く。延々と。
 
 
 
裕福なマレーシア人が、永住を許可された後に
建設業のワークビザに関する虚偽と誤解を招く情報を移民局に提供した罪などで、
 
この判決で裁判官は、
「移民詐欺の罪における有罪判決が、被告人の仕事、生計、評判に影響を与えるのは当然の結果である。(略)
違法行為が不正・詐欺搾取を伴う場合、告発内容のすべての情報が公開されることは、公共の利益である。」と述べました。

www.nzherald.co.nz

 
 
私は、移民搾取の削減を強く願っています。
移民詐欺によって、臓器売買までも強いられる人もいます。
 
*****
 
この裁判官やERAやその他の言葉のように、
私の経験に対する司法裁決は公開されているので
移民間の問題、それに移民搾取の削減に役立つように公開し続けていくつもりです。
 
行動しましょう。
 
今問題になっている、イーストウィンドとその仲間達による問題も、
移民である以上「公共の利益」として知るべき情報だと思います。
 
そして日本人移民としてこれ以上の被害を出さないために、
被害者も搾取連鎖を断ち切りたい移民も
留学移住ビザ関連、投資の際に、有資格かどうかを必ず確認するように
注意喚起してもらうよう
外務省・領事館・大使館に、要望としてどんどん出すべきです。
 
私も動いているから、一緒に動きましょう。
 
それに調べると、いろんなことが記録からわかるそうです。
すごいですね。どこまでわかるんでしょうね?
 
風穴をもっともっと、開けましょう。
 
 
 
 
 

イーストウィンドが、残したもの(1)誰を信じていいのやら。「疑心」

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NZオークランドの移住エージェント会社(1996年創業)
EAST WIND イーストウィンド。
 
 
今年2月後半の、アシカガマサトモ社長(通称トム田中)の死去による突然の営業停止で
イーストウィンド及び関連会社の提供してきた
移住サービスは引き続き受けられるのか、投資金預金の返金はできるのかなどの説明は
未だにされていないそうです。
 
それどころか、長年にわたる多くの被害と詐欺まがいの手口、
さらには会費徴収しながら、サポートコミュニティ内での搾取で
会員をコントロールしてきたことなどが
イーストウィンド(NZ)情報掲示板への利用者の書き込みによって
少しづつ明らかになってきています。
 
会社サイトには、
常に「お客様第一」をモットーに、お客様の満足が私どもの存在価値であることを肝に銘じ、日本人5万人社会を目指して邁進…..とあるけど
 
彼の作りたかった「日本人5万人社会」
こんな「日本人が日本人を騙して作る日本人コミュニティ」だったのだろうか?
 
主にこのノースショアでここまで大きく根深くなっていたことを
この掲示板で初めて知って、驚きと悲しさでいっぱいなのは私だけじゃないでしょう。
 
私は別に日本人を避けてきたわけじゃなく、
生活上の優先順位でやるべきことでいっぱいで
日本人にしか伝わらない日本語交流まで手が回らず、ずっと下位に位置していました。
出会う日本人の少ないNZ生活で、たまたま出会った元雇用主はその数少ない日本人だったわけです。
 
 
また、掲示板には他にいい人だと思っていた関係者の名もあって、
驚愕しました。本当にがっかりしています。
実は影で、そんな騙し合いの渦中にいたなんて。
残念で仕方ありません。
 
もう少し自分の時間ができるようになったら、
そのうち日本人とも仲良くできたらいいな...なんて思っていたのに。
 
誰だったら信じていいのでしょう?
 
 
<長年にわたる数々の無資格での営業>
 
⑴VISAコンサルタント
⑵ 金融アドバイザー
⑶不動産販売及びその管理
⑷ サポートコミュニティの構成。シタデル。
⑸医療通訳(Companies officeの履歴)
⑹ 車の輸入及びメンテナンス
 
これらを無許可でサービスとして提供してきたそうです。
スタッフ全員がライセンス持ってなかったともいわれています。
それでなんでこんなに長年続いてきたのでしょう?不思議….
 
実際開催されたのかわかりませんが
NZ投資誘致に関して、2014年のセミナーパンフレットには
講演者として
  • NZ貿易経済促進庁
  • NZ移民局
  • NZ政府観光局
  • バンク オブ ニュージーランド
からの各要人と
  • イーストウィンドの元社長
  • イーストウィンド提携の弁護士
  • イーストウィンド提携の会計士
 
の名前が並びます。
 
パンフレットの下には、
当時国民党政権下だったNZ貿易経済促進庁、NZ移民局、NZ政府観光局と
バンク オブ ニュージーランドに続き、
イーストウィンドとその提携弁護士事務所と会計事務所の
ロゴがそれぞれ並びます。
 
 
この提携弁護士事務所のウェブサイトには、
NZ貿易経済促進庁、NZ移民局のロゴ付きで今日も掲載されていました。
 
NZ貿易経済促進庁、NZ移民局、NZ政府観光局は本当に許可していたのでしょうか?
 
 
こういうところからも、
イーストウィンドの移住ビザ・投資なら信用していいのでは?と
思った人も多かったのではないでしょうか?無免許だというのに。
 
グループ定期預金は、NZ$5,000からの商品とNZ$10,000からの商品があって
複数の顧客の預金を一括で、イーストウィンド名義の口座に預金するんだそうです。
中途解約はできないとのこと。
ビザ取得に有利だからと言われて、永住ビザのために加入させるのだそうです。
 
長期的な不動産開発への投資、ランドバンキング
今年1月にパンフ作成をしています。
最低投資額は、NZ$500,000またはNZ$750,000。4年間運用。
中途解約できないですよね。
 
これらは、掲示板のデータトピック欄で確認できます。
 
 
でも、社長亡き後の報道では、
会社や本人名義の口座に残金はほぼないということです。
預けた多くの方のお金はどこにあるのでしょう?
 
ビジネス物件・不動産売買の免許もないのに
どうしてこんなことが長年続いてたのでしょう?
 
掲示板のデータによると、NZ日本だけではなく香港やシンガポールでも、
誘致活動をしていたようなので、そこにも被害者がいるかもしれません。
 
*******
 
被害に遭った方。
まずは、被害状況を整理して以下のサンプルフォーム(有志の方作成)を参照に
日本語で(英語問題ない人は英語でも)書いてみてください。
 
*サンプルフォーム
ビザ関連掲示板:最初のページの投稿1
投資関連掲示板:最初のページの投稿2
 
証拠も探して集めてください。
 
 
もし通報して調査段階で、親切な担当ならいいのですが
「なぜ利用したのか?怪しいと疑わなかったのか?」など
中立の立場で質問されることもあります。
 
なので、
どうしてこの会社を利用することにしたのかをよく思い出して。
明確に、自分の中でも整理しながら明確にしながら書いていくのがいいですよ。
 
自分の時は「要するにこういうことが起きました。」とまず、
最初に要約を書きました。
 
続いてサンプルフォームのように、箇条書きで時系列に書いていきます。
 
これを最初にしっかり作ると、後々便利です。
 
通報する際のフォームによっては、オンラインで要約がいらない場合もあるし
PDF書類として送る場合もあるので、
提出する機関によって多少変更して出すことができます。
 
そして、提出先の機関に何をしてほしいのかも、最後に書きます。
 
自分は文書だけではなく、説明用に図入りのタイムラインを作って説明に使いました。
 
 
<NZで警察に通報する>
 
NZ警察サイトからの抜粋です。

移民申請に関する不正行為

申請人は自由に移民エージェントあるいは業者を利用できますが、エージェントや業者が移民局に提出する書類の作成責任は申請人にあります。 虚偽のビザや許可証、あるいは他の虚偽の書類を提出することは不正行為であり、警察はこれに厳しく対処しています。 だれかが意図的に移民に関する虚偽の情報やアドバイスを提供し、あなたがそのサービスに対して料金を支払った場合、あなたは警察とニュージーランド移民局(New Zealand Immigration Service)(link is external)にその旨を通報する義務があります。
 

詐欺

お金をだまし取られたり、詐欺の被害を防止するためにも、警察では、借り入れや投資の際に知名度の高い信用ある金融機関と取引するよう、呼び掛けています。 クレジットカード、ATMカード、暗証番号は安全な場所に保管しておきましょう。暗証番号は誰にも口外してはいけません。 品物やサービスの対価として小切手で支払を受ける場合には、必ず支払者に身分証明書の提示を求めてください。 個人あるいは金融会社から詐欺の被害を受けていると思う場合は、警察に通報してください。 詳しくは、小切手詐欺(link is external)およびクレジットカードの不正行為(link is external)をご覧ください。
 
 

非常時以外 - 警察署に行くか、電話する

例えばパスポートを紛失した、空き巣に入られた等、すでに事件が発生し現在差し迫った危険性がない場合は、最寄りの警察署へ電話通報するか、直接警察署を訪れ正式な被害の届け出をしてください。
被害の届け出や苦情申し立てのために最寄りの警察署を訪れると、届出受理書(Complaints Acknowledgement Form)が発行されます。この受理書には事件番号と受け付け手続を行った警察官の名前が記入されます。
届け出や申し立てに対して、警察は迅速な対応をする義務があります。届け出内容に関するご質問などは、事件番号を明示の上、お電話あるいは警察署窓口にてお問合せください。

言葉が通じない、コミュニケーションができない時

言葉がわからない等の理由で警察とうまくコミュニケーションができない場合には、以下の方法があります。
  • 家族や友人 警察で話をする際は、家族や友人に通訳を依頼できます。
  • 電話通訳サービス 警察では通話の際に通訳を手配できます。この電話通訳サービス(link is external)は無料です。警察に電話するときや警察署へ出向くときには、日本語の電話通訳サービス(Language Line)を利用したいとお申し出ください。この電話通訳の利用時間は月曜日から金曜日の午前9時から午後6時までです。
 
 
 
虚偽のビザや許可証、あるいは他の虚偽の書類を提出することは不正行為であり、警察はこれに厳しく対処しています。 だれかが意図的に移民に関する虚偽の情報やアドバイスを提供し、あなたがそのサービスに対して料金を支払った場合、警察と移民局に「通報する義務がある」って。
。。。ん?これどっかで聞いたことある話だなぁ〜 『通報は義務』。
個人あるいは金融会社から
詐欺の被害を受けていると思う場合も『警察に通報』。
 
被害にあった人達は、多くが警察に届けられるケースだと思います。
 
連絡がつかない、口座に残金がないと報道されているのですから
早急に相談に行ってみるだけでも、やってみたらどうでしょう?
 
こういうことって、やっていくうちに慣れていくものですよ。
 
大丈夫。勇気を出して!
 
何にもしなかったら、このまま収束してしまいますよ。
 
 
*****
 
Serious Fraud Office(SFO、重大詐欺捜査局)
 
だと、オンラインで通報できます。
 
右上のContact us にいくと、Report a fraud がありますね。

https://www.sfo.govt.nz/report-a-fraud

 

 
この住所記入方法だと、NZ以外からでもできそうですよ!
証拠も5ファイル(15MBまで)までアップロードできるし。
 
英語で書ける方は日本からでもぜひ!
 
たくさんの人が早くやらないと、逃げ切っちゃいますよ!
 
 
*****
 
 
イーストウィンドは一度も利用したことないけれど、故トム田中氏が書いたことをその昔さらっと読んだ時、
「NZに日本人5万人社会を作って、日本語しか話せなくてもいいコミュニティにする」みたいなことがあって
 
すごく自分とは意見の違う人だな、と違和感を感じた覚えがあります。
 
だってそんなことしたら、NZ地元民の差別感情が増えるだけ。
ちゃんと移住した土地の言葉を覚えて、現地社会に溶け込まないでどうするの?
 
そのブログでは、自身の子供が自閉症だけどみんなと一緒に普通の学校に通っているというエピソードを載せていて
それが日本にいる、若干障がいのある子のいる家族を惹きつけるのだそうです。
 
自閉症・発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)・アスペルガー症候群・高機能自閉症・広汎性発達障害(PDD)・ADHD・学習障害(LD)などを持つ子の家族が
「ニュージーランドでならうちの子も一般の学校に通えるのでは?」と期待するのでしょうね。
 
そうしてNZにやって来て、
この騙し合いと搾取とコントロールで囚われるサポートコミュニティに、
年間会費10万円払って入会していくのだそうです。
 
故田中氏は、自分の子が通常の学校に通ったことに関して、
その子をサポートする側に関する説明をしたことがあるでしょうか?
 
障害のある子をサポートするのは、専門家だけではありません。
学校だけでもありません。
 
一番サポートしているのは、毎日の学校生活でサポートする担任と教科の先生達と、
サポート係を任されるクラスメイトの生徒です。
学齢によっては、その生徒の親もそうです。
 
ここまで、一人の子に何人もサポートする関係が生まれることと、
その人々のことまで故田中氏は説明していましたか?
 
ニュージーランドの学校が、
あたかも障がいのある子にとってサポート体制の整った環境であるかのように
もし故田中氏が障がいのある子の親として、一方向からしか語っていなかったとしたら
彼は事実を知らなかったのかもしれないけど、まったく事実を伝えていません。
 
なぜかというと、
わが家の子達はみんなこれまでサポートする側をやってきたからです。
 
そして同時に私は、日本以外では
学習障害の一つである聴覚情報処理障害(APD)を持つ子の親でもあるからです。
 
障がいのある子の親御さんが、
NZでサポートを受ける側の視点しか情報を得られないのであれば
 
サポートする側の実体験を、
障害のある子の親として次回書こうと思います。

NZのEAST WIND イーストウィンドについて。

 <2020年8月追記>
EAST WIND イーストウィンドと関連会社は、2019年12月に
SFO(重大詐欺捜査局)の捜査が開始されました。
関連情報がありましたら、SFO(重大詐欺捜査局)に
直接、情報提供してください。
費用はかからず、日本語でもできます。
こちらこちらを参考にしてください。

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NZのオークランドに
EAST WIND イーストウィンドという移住エージェント会社がありました。
 
2019年の2月末の社長の死後、会社は営業停止状態で連絡が取れなくて
混乱している利用者が増えているようです。
 
移住・ビザサポート、ランドバンキングなどの投資運用で資金元本返金できるかなど
各サービス利用者の被害を訴える声は
これからも増えてくるだろうと考えられます。
 
サービス利用者を含む有志が立ち上げた、
イーストウィンド(NZ)情報掲示板で詳しく見てください。
 

この会社を利用したことはないし、

日本人コミュニティのこともよく知らなかったので

悪いウワサがあるとは聞いていましたが、まさかここまでとは。
 
情報・データ用掲示板を見ると、海外に140?関連会社があり
かなりの資金がすでに海外に流れています。
 
これまでにも、苦情通報や訴訟は多かったそうですが
こんなにも詐欺まがい搾取まがいが、日本人、移民社会に蔓延していた。
 
必要とするライセンスなしで営業してきているので、
関係監督機関のスクリーニングにかからなかったからという意見も。
 
移住関連、投資運用で被害にあった、問題があるなどで苦情を訴えたい人は
管轄する機関の担当大臣に、問題提起としてメールすることもできます。
 
以前、訴訟や移民局などに苦情や通報をしたけど変わらなかったとか
NZ国内日本からでもできます。
 
イーストウィンド問題に注目してもらうためには、
被害を受けた人が泣き寝入りをしないことが肝心ですが
預けた資金が返ってこないかもしれないのを心配して、
大ごとにしたくない人もいるようです。
 
私の元雇用主も、移住にイーストウィンドのお世話になっていました。
まだなっている、と言ってもいい。
 
NZ大好きのイーストウィンド掲示板は下火になっているようです。
以前私の不当解雇労働搾取の体験談を、注意喚起として利用してほしいと
お願いしましたが断られました。
イーストウィンドとNZ大好きはカンパニーオフィスとの記録から
相当深いつながりがあることがわかります。それじゃ私のことは載せたくないよねぇ。
 
私の不当解雇労働搾取の経験だけでも、
元雇用主とイーストウィンド、そのお抱え弁護士会計士の
責任をすり抜けるための狡猾さ計画性は、生半可じゃありませんよ。
 
私は起きたことすべてを、
こうして公表できているわけではないことを理解してください。
 
<大臣へのメール>
 
移民関係
通商・消費関係(移民も)
 
ニュージーランドでは、非日本人はもっと
オープンに取り上げるべき問題を大臣に伝えています。
 
問題や被害の報告を、簡潔にわかりやすい言葉で
伝わるようにきちんと説明してください。
 
手紙の書き方は、難しくないからググって調べてください。
 
日本人が日本人を組織的に騙すことが、このまま続いていっていいのであれば
こうやって問題が起きても黙っていればいいし、
 
私にはとても異様に見えるけれど、
自分はこういう囚われのコミュニティでは、暮らしていないから
自分でできることだけをしていきます。
 
「日本人が日本人を騙すこと」が、
長い年月をかけて、ここまで組織的になっている。
 
そして「日本人が日本人を騙す」は、これからも続いていくんでしょうね。
残念だけど。
 
このままザワザワと、様子見てるだけだったら。
 
 
 
 
 
 

クライストチャーチ銃乱射事件、その後。

 

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<連帯して、立ち上がる。>
 
テロリストで
犯罪者であり
過激主義者で
卑怯者のオーストラリア人の銃で、50人が死亡し大勢が負傷した
NZクライストチャーチの銃乱射事件。
 
 
襲撃犯の名は口にしないという
ジャシンダ・アーダーン首相の率いる、NZ労働党の多文化メンバーで
多民族移民の抱える問題にさらに向き合うために
ノースショア支部設立メンバーになることを引き受けていた私と夫。
 
多くの人々同様、この銃撃事件にとてもショックを受け
心がまだ重いのを、感じて日々を過ごしています。
 
ジャシンダの行動や言葉、遺族や被害者、一つになって祈りを捧げる国民に対し
多くの好意的意見が世界中からありましたが、
 
自分がマイノリティな移民でもなければ、
抱える問題の解決のために活動もせず
見聞きしたことだけで勝手に想像して、
嫌悪感や無理解を振りまく人たちもいました。
 
事件のあった2019年3月15日から
一週間経った、金曜日。
 
この日は、遺族らやムスリムへの敬意を表すために
「Headscarf for Harmony(調和のためのスカーフ)」を身につけよう、という
呼びかけが国内であったので、私もここオークランドで
一日中外出の時に、イスラム教徒の女性が髪を覆うスカーフ
「ヒジャブ」をつけていました。
イスラム教のすべてに賛成ではないけれど、それとこれとは違います。
 
 
 <Jummah Remembrance: Vigil for lives taken in Christchurch>
 
同日の夜6時からは、CBDにあるオークランド・ドメインで
「クライストチャーチで奪われた命の追悼礼拝」が行われ、
何千人もの人が訪れ、私たち夫婦も参加しました。
 
この礼拝を主催した団体です。
Migrants Against Racism and Xenophobia (MARX)
Racial Equity Aotearoa
Shakti NZ
Asians Supporting Tino Rangatiratanga 
Auckland Peace Action
 
式典では、ムスリム団体や差別主義に反対する団体のリーダー達が、
次々とスピーチをしました。
若い演説者には、難民としてNZで育ち団体リーダーになった
10代後半から20代前半の人達も。
 
演説では、直面してしている日常的な人種差別と暴力や
NZの白人入植者の歴史、植民地支配に言及しました。
 
2時間ほど行われたのですが、途中から退場した参加者もいました。
 
<礼拝か?政治集会か?両方か?>
 
 
式典中、何人もの演説を聞いていましたが
確かに、居心地は悪かった。
 
イスラム教徒に対してだけではなく、
マオリ、パシフィカ、アジアその他の移民コミュニティに対する
白人至上主義への強い非難と抗議は、植民地時代にも及んで続き
犠牲者の追悼のために来ている白人は、そうとう居心地悪かったはず。
白人至上主義に大反対の白人の夫も、多少我慢して聞いていました。
 
ぞろぞろと早く退場した人達は、
「犠牲者の追悼だけをしたかった。」
「植民地時代の白人の仕打ちへの非難が多すぎた。」
 
「犠牲者の追悼式に、人種差別・植民地主義・白人至上主義の議論を叫ぶには、
早すぎる。」と。
 

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グリーン党党首マラマ・デビッドソンと話していたちょうどこの時、クライストチャーチでモスク銃撃事件が起きていた。


そして一週間前、私たちが

たまたま事件の起きていた時間に会話をしていた
グリーン党の共同リーダーでマオリの、マラマ・デビッドソンも演説をしました。
 
「人種差別は日常的に起きていて、すでに人々は亡くなっています
人種差別について議論するのは『早すぎる』のではなく『遅すぎる』のです。」
 
「心から亡くなった方々に敬意を表したいのであれば、
『この事件は、襲撃犯だけではなく日常の人種差別の存在を意味している。』という、ムスリム・マオリ・パシフィカ・その他移民のコミュニティ全てに耳を傾けるべきです。」
 
「多くの人には、これが『不快な、受け入れがたい真実』であることを
理解しています。」
 
 
この礼拝の最後まで残った、パケハ(白人)の参加者からは。
「これは、マイノリティ、移民、マオリ、NZの有色の人々が直面している現実であり、白人は黙って、人種差別の影響を直接受ける人々の声を聞くべきだ。」
 

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この日の礼拝式典中、時折違和感を感じたのは、
襲撃犯が白人至上主義者だったために、
 
白人 VS 有色人種を、強く出しすぎていたこと。
 
そして白人至上主義に焦点を絞りすぎて、
昔の植民地時代の原住民に対する迫害と
他国からやって来た移民難民が受ける嫌悪は
一緒くたにされて
 
イスラム教徒に対する嫌悪の訴えが
薄まっちゃった感じがしたことでした。
 
え?それを持ち出すの?ここで?っていう。
横入りされて、ちょっと占領された感じ。
 
今回の事件は、
白人至上主義とイスラム教嫌悪(islamophobia)だけでなく
外国人嫌悪(xenophobia)、人種差別、移民排斥主義が原因だと
どの移民コミュニティでも言っています。
 
だって、NZの現実はどうですか?
 
人種差別あるじゃないですか。
 
白人 VS 有色人種だけじゃないですよね。 
 
差別感情の発生元は、白人だけじゃない。
 
マオリとアジア人移民間の差別
アジア移民同士でも差別
白人とマオリの間、
白人と移民の間の差別。
 
マシェティで、アジア人を襲うのはどういう人たちですか?
 
日本でだって「イスラム教徒はいいけど、〇〇人は嫌い。」とか。
 
どこにでもあるんですよね。
 〇〇人優位主義や〇〇人嫌悪が。
 
50人もの命を失って、多くの犠牲者も出なければ
日常的な人種差別があるNZの現実は、表に出ることはなかったのだろうか?
 
襲撃される可能性の低い、白人や白人移民は聞く耳を持たなかったのだろうか?
50人も、死ぬ必要あった?
 
結局は、〇〇人優位主義が問題で
差別はいろんな発生元があって、いろんな方向で差別行為が行われていることを
明らかにして対応しなければ、いつまでたっても
こういう悲しい事件は無くならない。
 
移民の方も「ギブミー」一辺倒じゃなく
「ギブアンドテイク」ができていなければ、
差別感情を生んでしまうことになる。
 
恩恵を受けているだけで、何もしなければ
与えるだけ(取られているだけ)の側に不満がたまっていくのは、当然のこと。
 
国内国外で、追悼式があったけれど
しばらくしてまた、これまでと同じ生活に戻ったら
何も変わらず、多くの犠牲が無駄になってしまう。
 
とりあえず、悲しそうなフリはするけど
これまでと変わらない白人や白人移民も多いでしょう。
 マイノリティのことなんか考えず。
 
差別を受けても、我慢し続けて
差別があるのを知りながら、見ないふりして
「楽しい海外移住生活」ができてるようなふりして、暮らし続ける。
そういう移民も、たくさんいる。
 
命を落とす心配がないから、そうするのかもしれないけれど
差別感情の放置で、命を落とす誰かはどこかにいる。
今回のモスクで祈っていた人々のように。
 
あなたが感じる、NZの居心地の良さは
誰かがどこかで、長年努力したおかげかもしれない。
それを、さも与えられて当然という風に、満喫しているだけだとしたら
ジャイアニズムをしているつもりはなくても
他人はそう感じてしまうこともある。
 
「おまえのものは、おれのもの。おれのものも、おれのもの。」
 
差別感情は、白人から向けられるものとは限らないのだから。
 
 
礼拝式典の最後まで参加した私たち。
 
最後に、ロウソクに火を灯して
それぞれが祈りを捧げるのですが
 
急いで家を出てきたのでロウソクを忘れてしまい
立ちつくしていると、すぐに
 
「あまっているから、どうぞ。」と
おねえさんが、ロウソクを分けてくれた。
 
ロウソクの火は…..あ、もらい火だ。
 
人からもらわないといけないけど、すぐにまた
別のおねえさんが、
「火、あげますよ。」と、分けてくれた。
 
アジア人でスカーフを頭にかぶっていたからなのか
もらった優しい親切が、うれしかった。
 
自然に誰かが、ニュージーランド国歌を歌い始めて
その場にいた人々が、
一つになって声を合わせ、歌った。
 
ハカをして見送る、たくましいお兄さんたちも。
 
それぞれの形で、
亡くなった50人の人々と犠牲者たちに、祈りを捧げた。
 

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<民族間の和解ファンタジー:Racial Reconciliation Fantasies>
 
ニューヨーク・タイムスで、ウェズレー・モリスという黒人の批評家が
映画「グリーンブック」のアカデミー作品賞受賞について
 
彼はアメリカのことを語ったのだけど、
これはどこの国にも多かれ少なかれ当てはまっていて
 
平和で安全そうに思われていたニュージランドで
多くの難民を含めたイスラム教徒が、襲撃されたことは
民族間の調和が「リアリティ」ではなく
「ファンタジー」だったことを、突きつけました。
 
犠牲者を悲しんで、またこれまでの生活を
これまでと変わらず続けていけば
「調和ファンタジー」に戻っていくだけ。
 
子供を虐待から守るためには、
国の法整備だけではなく
自治体・学校・地域の親や大人たち・学校の子供たちまで
ありとあらゆる方向から、あらゆる手段を使って守ることが必要なのと同じように
 
差別問題に対しても、それぞれができることをできるだけ
多方面で対応を続ける必要があると思っています。
 
自分が、NZ労働党の多文化メンバーになったのも
移民の抱える現実的な問題を、移民間での差別も含めて
明らかにして、できることを取り組んでいきたいから。
 
多文化メンバーとして、ノースショア支部の設立メンバーになったのも
意見や提案を、政府執行部に直接提案できて検討してもらえるから。
私達だと、特に移民労働大臣との関わりが多くなるでしょう
 
自分の勝手で、国際結婚をして
「子供には、二つの文化があるから、日本とイギリスで育てるべきだ。」と
大好きでいい環境だった日本を離れ、育児治安の悪いイギリスを避けて
永住権が取れたからたまたまやってきた、ニュージーランド。
 
このニュージーランドの安全と未来のために
政治活動に関わって、少しでも生活環境がよくなるよう活動していくのは
 
子供たちへの責任と、愛情表現であり
母としての、愛情の証。
 
もう、みんな大きくて抱っこはできないから
お母さんなりに、できる形でやっていきます。
 
それは、おいしくて体にいいごはんを作り続けるのと
まったく同じこと。
 
思いやりを家の中だけに向けているのでは足りないから
外にもよその子にも、見知らぬ誰かにも向けているだけで。
 
私は、NZLabour党の多文化メンバーになることを選んだけれど
移民であってもなくても、それぞれが
何かできることを見つけて、やってほしいです。
 
娘のムスリムの友達、 Zちゃんは、
以前「頭に着けるヒジャブをつけ続けるか、やめるか。」という選択を
親から求められたそう。
 
でもZちゃんは「つけなくてもいいほうを、選んでもいい」と
いうことを知らなかったので
「つけ続けるほう」を選んだ。
 
つけなくてもいいほうを、選んでもいいことは
後で親に言われたそう。
 
でも、もう決まったことだから
Zちゃんは、ヒジャブをつけ続けなければならないそう。
 
クライストチャーチの銃乱射事件の後、
週末明けのここオークランドでは、
バスで若いムスリム女性が罵倒され、
イギリスでも大馬鹿者に、ムスリムが襲われるという事件があった。
 
あの事件の時、モスクにいたのは難民g多かった。
 
礼拝式典で、何人ものムスリム女性が
「ニュージーランドにいて安全だと思っていた私達は
あの事件以降、生活は一変してしまった。」と叫んでいた。
 
Zちゃんに、ヒジャブ選択をていねいに説明しなかった
ご両親もひどすぎるのだけど、
ちゃんと知らずに、つけることを選んだZちゃんは
これから何度も不安になることでしょう。
 
自分も標的の対象になるのだ、ということに。
 
それを思うと、いたたまれない。
 
 
<銃規制の厳格化>
 
銃乱射事件後、18日にアーダーン首相が銃規制の厳格化を発表しました。
 
とても残念だけれど、50人の失った尊い命がなければ
これまで銃規制厳格化に反対だった
連立政党のNZファースト党や国民党に、賛成させることができませんでした。
 
オーストラリアの安全対策専門家が、
 
でも、NZでも銃規制強化のチャンスは、2017年にありました。
 
 
2017年当時は、国民(National)党政権で、
当時警察大臣で、現在もNational党副党首のポーラ・ベネットが
 
当時のNZ警察協会会長は、このポーラ・ベネットの判断に
 
この時は、2017年総選挙前。
ポーラ・ベネットは銃規制の国会討論中にも
執拗に銃推進派のロビー圧力団体から圧力を受けていて
NZ銃所持団体(COLFO)・全米ライフル協会(NRA)から
242,000票を盾に圧力をかけられていたというメールが、明るみに。
 
「最大政党である」と2017年選挙時に、大きな顔をしていたのです。
(議席過半数を超えなければ、最大政党であっても
政権は取れないのがNZ選挙なのですが。)
 
 
逆に今回、NZ Labour党のアーダーン首相は
銃規制厳格化に影響されないと断言しています。
 
この厳格化は、
元警察大臣の銃圧力団体に従った判断を非難し反対してきた
警察協会と警官ユニオンにも、強く支持されています。
 
 
1996年、オーストラリアでは
タスマニアで35人が銃で殺害された後、銃規制が厳格化されました。
 
ONE NATIONという右翼政党が、海外の全米ライフル協会から
寄付金を要求しているという
オーストラリア首相は、海外からの銃推進派圧力団体の干渉を非難しました。
 
銃規制が厳格化しても、ロビー団体の圧力は執拗です。
アルジャジーラ、がんばれ!!!
 
 
 
<ちょっと、意外だった記事> 

www.dailymail.co.uk

「Psychological Science」で発表された
イギリスの15000人の幼年期の知性と
成人期の政治的見解を比較研究した
 
>>>
右派の人は、左派より知的に劣り
幼年期の知能が低いと、成長すると
人種差別主義者や反同性愛者になる傾向があるそう。
 
保守的な政治は他人に対する偏見への「入り口」になる。
 
知性の低い人は、安全な気分になるため、右翼の考えを重視している。
 
人種差別主義者かを決定するのは教育レベルではなく、生まれ持った知性。
 
認知能力は、他の人々の印象を形成し、心をオープンにするのに重要で
認知能力が低い人は、現状を維持する
より社会的に保守的な右翼のイデオロギーに引き寄せられる可能性がある。
 
でも、社会的に保守的な人々すべてが偏見を持つわけではなく、
偏見のある人々すべてが、保守的であるわけではない。<<<
 
 
だそうです。
なんでちょっと意外だったか、というと。
 
このカナダの研究論文を紹介したのは、デイリーメール。
デイリーメールは、右だけどな〜
自分のとこの読者に向けてるのかな〜?
 
まあ、多様性の中にいるから
常日頃あれこれ考えてはいるなぁ、と自分では思うけど。
 
 
<Love Aotearoa Hate Racism>
 

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金曜日の追悼礼拝の後、日曜日。
 
オークランドのアオテア・スクエアでは
人種差別に反対する集会が開かれました。
 
第二次世界大戦で、ニュージーランド軍に従事した退役軍人の
 
 
人種差別をなくそうと
警官と男性の手を借りて共に行進する、佐藤さんの姿がすばらしいですよね。
 
スコットランド人の母と日本人の父を持つ佐藤さんは
4台ものバスを乗り継いで、アオテア・スクエアへ。
 
佐藤さんもまた、クライストチャーチの事件を聞いて
夜も寝られないほど、とても悲しんだそうです。
 
戦争を経験したご自身の人生は、困難の連続だったので
人々は文化的民族的背景に関係なく、お互いに気を配ることが大切だ、とも。
 
参加中も人々は親切で、警官が手を貸してくれて
帰りは自宅まで送ってくれたそうです。
 
「私たちはみんな、
避けようもない過酷な試練を、くぐり抜けます。
起こったさまざまな出来事によって、
もっとより理解できるようになることを
私は願っています。」
 
人種差別に反対する
95歳のジョン・佐藤さんは語りました。
 
このニュースが流れると、海外から多くの反響があり
佐藤さんは一躍、時の人に。
 

www.radionz.co.nz

 「自分はヒーローでなく、
自分のできることをしただけ。」
人種差別反対集会に参加した、佐藤さんの思いと行動が
海外でも多くの人々に感動を与えたそうです。
 
「人生で学んだ一番大切なことは、
愛であり、まだ今も学んでいる。」のだそう。
 
 
 
「調和ファンタジー」に、陥ることがないように。
 
意識を変える心、勇気を出す心、行動する心は
 
知性がどうであれ
 
みんなそれぞれ持って、生まれてきているはず。
 
その心意気で毎日を
 
生きているのか、どうか、
 
できることをやっているか? というだけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ニュージーランドの、プリズム

 
 
2019年、3月15日。
 
曇りの予報だったのに、その日の太陽はとても強かった。
 
平日の学校をストライキして、集まる大勢の子供達。
学生、賛同する大人達で、Aotea Square広場には入りきらないほどの
熱気があふれていた。
 
「自分たちの声は、世の中に影響を与えないから、大人達に聞いてもらえない。」
という
 
心無い大人に、反旗を翻して、若い世代が集まった。
 

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アオテア・スクエアまでのバスは、停留所に止まるたびに
わんさか参加者を乗せていく。
 
一般のバスが、学校ストライキのバスツアーのように賑わっていた。
 
後ろの席の女の子達が、学校で地球温暖化を教えるのに
当の学校や大人達が反対することに、とめどなく不満をこぼしていた。
 
今回の子供達の行動を支援する大人である私達は、
子供達が声を届けようとすることが、どれほど素晴らしいことかを
しっかりと、刻み込むように伝える。
 
若い世代は、無駄を無視して、鋭く核心をついてくる。
 
その声を、止めるな。
 

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オークランド中心部に集う
小さな子供から、皺深く刻まれた大人まで幅広い群衆に容赦なく
ジリジリと照り続ける日差しが、大人達には堪える。
それでも若い世代は、
次々と地球のこれからと行動の必要性を、声高く訴えた。
 
ステージには、政権閣僚二人の姿も見えた。
子供達の今回の行動に感銘を受けたという
Green党の共同リーダー、Marama Davidsonマラマ・デヴィッドソン
若者の熱い思いに応えた。
 
地球温暖化対策には、大人だけではなく子供達の力が絶対に必要で
これからも声をあげて活動を続けていくよう伝えていた。
 
 
あれだけの暑さの中でも、見知らぬ同士がお互いいたわりながら
声を張り上げて、掛け声を掛け合って、想いを一つにしていた。
 
付き添いで、のぼせそうになりながら群衆の中で一体となったり、
あちこちで見られる「思いやり」は、暑苦しさに反してとても心地よかった。
 
ストライキが終わり
群衆がまばらになり、お互いの勇気と行動を讃えながら
ほうぼうに散らばっていく。
 

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熱気が落ち着いてきた頃に
隣で私と同じメッセージボードが気に入って、見ていた人が。
 
Green党リーダーの、マラマ・デヴィッドソン。
 
娘と夫と一緒に、このストライキに参加した私は
子供達の声をしっかりと閣僚として受け止めてくれて、
親として心から感謝しています、と伝えました。
 
閣僚として、水・住宅・子供
・マオリ パシフィカ エスニックコミュニティーなどのスポークスマンである彼女は
家庭では6人の子の母親でもあるので、
子供達の今回の活動を無視することはとてもできない、と言っていました。
 
マオリで、人権や虐待問題に長年取り組んできた
Green党リーダーのマラマと
 
日本人移民で、NZ Labour党の多文化メンバーで
ノースショア支部の立ち上げメンバーでもある、ただの普通の母親の私。
 
立場が違っても、手を取り合って
「社会や環境をより良くしたいという思い」は、同じ。
 
環境や教育のことなどを率直に話し
 
それから前日、暴行を受けた
同Green党の共同リーダーで、気候変動大臣のJames Shawジェームス・ショウへ
回復を願う私の気持ちも、伝えてもらうことに。
 
「暴力で訴えることが、許されるべきではない」
と、お互いうなづき合った。
 
この日、3月15日。
 
この時、クライストチャーチで
多くの人が銃の犠牲になっていたことは
まだ、私は知らなかった。
 

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とても親しみやすいGreen党共同リーダーの、マラマ・デヴィッドソン。
 
3月15日。
 
この日、私達の暮らすニュージーランドでは
 
子供たちによる最高な行動と
 
卑怯者による最悪な行動が、同じ日に起きた。
 
***
 
クライストチャーチにある
イスラム教徒のモスクで起きた銃乱射事件で、50人もの命が断たれた。
 
負傷した人も多く、精神的被害も含めるとその影響は膨大。
 
この白人至上主義者の銃乱射事件で、この国全体も海外もショックを受けている。
 
夫が生まれ育ったイギリス・ロンドンを始め
世界の各地で、人種差別やイスラム嫌悪に反対するデモが起きている。
 
過激化した白人至上主義者の犯行だだけど
この地をよく知る息子や現地の人によると、
こんな事件が起きるような場所ではないそう。
表向きには。
 
世界中にある白人至上主義、〇〇人優越主義は
治安が比較的よく寛容だと言われる、ここニュージーランドにも
見えないようで存在する。
表面的に安全そうに見えるだけで。
 
極右まではいかなくても、現実に白人優越〇〇人優越はあちこちで潜んでいる。
 
それは移民だったら、多くの人が知っているはず。
 
安全そうに寛容そうに見えるけど
角度を変えると、移民や難民への嫌悪、差別感情が
移民が増えたことで
この社会にも存在することが、ハッキリと分かる。
 
オーストラリアだったらもっとはっきりぶつけられるであろう
人種差別行為は
移民だったら、NZにいても仕事先や生活していて
誰でも受けたことあるんじゃないだろうか?
差別感情をぶつけられたことはない移民が、いるだろうか?
 
教師の夫が、移民のクラスを教える時
人種差別にあったことはあるか、聞いてみると
学生はほとんど全員が、手を上げる。
 
NZのイスラム教は、1%ほどらしいが
白人の夫の教える学生には、イスラム教徒も大勢いる。
 
これからは、夫は教育者として
学生の恐れと悲しみを分かち合って
この卑怯で屈折した憎しみに屈しないことを
繰り返し励まし、支えあいながらの授業になることでしょう。
 
その夫が守っていく強さを保って、学生を育てていくために
私は彼を支え続けていくことでしょう。
 
ここまで極端じゃなくても、沸々と潜む
移民や難民への嫌悪は、この安全そうなこの国にも確実にある。
 
もう、この現実を無視してはいけない。
 
見ないふりを続けていたから
屈折した嫌悪が、よりによって
集って祈っていたイスラム教の人々に、向かってしまった。
銃という卑怯な手段で。
 
この事件で、浮き彫りになった
移民や難民への嫌悪は、イスラム教徒に対してだけではないことを
私達移民も受け入れなければならないと、私は思う。
 
 
環境科学者が訴えた
 
「現状を誰かが変えてくれるのを待つのではなく、自分達でも変えなければいけない。」という言葉。
 
「世の中を変えていくための行動を、勇気を持って続けていくことの大切さ」
子供達に訴えた、
 
Green党リーダーの、マラマ・デヴィッドソン。
 
地球温暖化に向けられた言葉は
 
奇しくも同じ日に起きた銃乱射事件で浮き彫りになった
移民や難民への嫌悪に対する、大人の移民である私達にも当てはまる。
 
「現状を誰かが変えてくれるのを待つのではなく、自分達でも変えなければいけない。」
「世の中を変えていくための行動を、勇気を持って続けていくことの大切さ」
 
 
子供達は心無い学校や政治家に脅され否定されても、勇気を出して行動に出た。
 
私達の娘がその一人であることに、心から誇りに思う。
 
私達大人は、どうか?
 
 
私は、移民や難民への嫌悪を少しでも減らすために
普通の一母親ではあるけれど
 
現実にある、移民や難民への嫌悪を少しでも減らすために。
 
もし何かできることをしたいという人は
安全な社会環境のために発言し、活動する移民グループに参加することを
考えてみてください。
 
それ以外の方法がいいという人でも、自分で何かできる行動をし続けてください。
 
何もしなければ、またどこかで犠牲者が出ます。
 
命は落とさなくても、精神的・生活に悪影響を与える差別は続きます。
 
子供達が行動しているのに
大人が、のほほんと見て見ぬ振りで何もしないのは、本当にやめてほしい。
 
過去には、摩擦を避けて目立たなくしていれば
それで移住生活が送っていけた時代があっただろうけど
 
もうそれでは、安全に暮らしていけるとはいえない時代になっていることを
このオーストラリア人の差別主義者は、わざわざニュージーランドに来て知らしめた。
 
移民に参政権がある数少ない国、ニュージーランドで
安全な社会創りに参加できるのに
 
大の大人が何もしないのは、本当にやめてほしい。
 
でないと、またどこかで誰かが犠牲になる。
 
その犠牲が、この私じゃないと、誰が言い切れますか?
 
 
 
 
 
 

School Strike 4 Climate NZ。3月15日は、地球温暖化のための子供の学校ストライキ。

 
 
子供達は自ら、声を上げる。
 
 
子供達の未来を、守るために。
 
 
 
 
地球温暖化問題に関して
親、教師、ビジネス業界、各界リーダーたち迅速な対応を求める
子供による学校ストライキが、
来たる3月15日に、世界50カ国以上で行われます。
 
ここ、ニュージーランドでも30ヶ所近くで、行われます。
 
8歳から18歳まで、家族なども参加していいのだそうです。
 



子供達は3月15日の金曜日、学校には行かずに
ストライキに参加して、大人たちにもっと真剣に
地球温暖化問題に取り組むよう訴えるのです。
 
この地球温暖化のための子供の学校ストライキは、
昨年、スウェーデンの16歳の学生Greta Thunbergさんが
学校に行かずに、国会の外で3週間ストライキを起こしたことから始まりました。
 
 
 
 
研究者、専門家、教職員の多くがこの子供たちの活動に賛同しています。
当然、私も教育者の夫もそうです。
 
緊急性のある社会問題を、市民を巻き込んで
行動していくために、子供達ができることを実践する
とても教育的に意義のある活動である、と私達も考えています。
 
 
前からストのことは知っていたので、
わが家の高校生(日本では中学生)の末娘に、こういう活動があることを伝えました。
 
興味がなかったり、学校で勉強したほうがいいのならそれでいいし、
もしストライキに参加したかったら、ママ達は全面的に協力をするよ、
とも話をしました。
 
最も影響受ける子供たちが
現状を見て悲観し
「大人たちに異議あり!」と意見するのも、
もっともなことなのですから。
 
すると、過剰反応だよなぁと思うんだけど
メディアでは、反対・賛成それぞれの学校や政治家の意見が出ていました。
 
NZ Labour党と緑の党からは、
気持ちはわかる、自分の子が行きたいと言ったら許可するという議員達の声が上がり
 
National党は、子供のストライキに反対でした。
 
子供がそんなことやっても、世の中に影響力ないから大人しく学校行きなさい、と。
 
 
私達の暮らすのは、National党支持者の多い地域で
その党の議員の出身校でもある
娘の通う高校からは、政治的圧力のニオイプンプンの
威圧的ともいえるメールが、うちに届きました。
 
 
ストライキに参加するには、
  • 生徒が継続的でそれ相当な環境活動をしていること。
  • 親や保護者が許可している旨の手紙を、保護者が書く。
  • 生徒は主任教諭と話をして提出すること。
  • ストライキ参加の可否は、主任教諭が決める。
 
ということでした。
 
このメール、ビビる親多いだろうなぁ〜。
全国には生徒のストライキに、理解を示す学校もあるのに。
 
ぶっちゃけた話、スト行くのも学校休むのも
最終的に許可するのは「親」
学校側が、記録上どう処理するかだけで
 
結局は、学校の出す可否に関係なく
本人に明確な目的があって、親がそれを許可してればいいのだ。
 
家族の海外旅行で、長期間学校休んでも学校は文句言わないのに。
同高校卒業の兄ちゃん達は
「行きたかったら、そんなメール無視して行け!」と怒る。
 
まあまあ。とりあえず、学校の欲しがってる「形式」だからさ。
学校の欲しがる親からの手紙は、ちゃんと出すことに。
 
NZってけっこう形式にこだわるとこあるんですよね。
どうでもいいじゃんそんなこと、ってことで。
 
だから何でもかんでも
「堅苦しい日本」「大雑把NZ」って括れるわけじゃなくて
堅苦しさって、どこにでもある。
 
このメール、ビビって引っ込んだ気の毒な親御さんもいると思うけど
私は、「そう来たか〜(笑)」とスイッチ入って。
こういうことは、私がいつも担当なので
いつものようにガーッと一気に書こうと、したけど
ふと、「この親からの意見書は、夫が書きたいだろうな」と手を止めた。
 
その後、夫に見せたら
案の定「俺が、書く。」と。やっぱりね(^^)
 
 
娘とは、
これまでわが家でやっている対策を、よく話し合って整理しました。
 
Gretaさんが、どんな風にどんな思いでこの活動を始めたのか?
そしてその活動が世界中の子供達にどう広がっていったのか?
大人達には、賛成の人も反対の人もいること、
学校から来た厳しい内容のメール。
 
これらを見せて、一緒に考えて
それでもストライキに参加するかを、もう一度聞きました。
特に、学校の厳しい態度に、娘が萎縮してしまっても無理はありません。
 
でも、自分は大勢が参加することに意味があると思うから、行く。という決断でした。
 
 
娘の参加の意思を強固にしたのは
彼らの言葉でした。
 
「子供達、学校にいなさい。(環境問題は)私たち大人が保障するから。」
「行進しながらスローガン繰り返して、その後多分マクドナルドでしょ?そこから多くを学ぶとは思えないな。」
National党党首 サイモン・ブリッジズ
 
「(子供達の学生ストライキは)少しも世の中のためにはならない。」
National党議員 ジュディフ・コリンズ
 
 
ビジネス界を優遇し、
農業団体には農業排水を垂れ流しさせて、国内河川の汚染を放置し続けて
海洋掘削で石油業界を潤して票を確保するのがNational党の手なのは、周知の事実。
 
これが、National党の言う「保障できる環境問題対策」らしい。
 
こんなことで対策取ってるって言ってるから
子供達が怒ってるんじゃないの?
 
子供の意見を尊重もしないのに
この人達は自分の子供達に、おそらく
愛していると言うのだろう。
すごい偽善。
 
そういう人間達の信条を支持する人達も
おそらく自分の子達には、信じているなどと言うのだろう。
全然筋の通ってない大人達。
 
National党のジュディフ・コリンズが、
子供の声なんかちっとも聞いちゃいないことは、別に今始まったことじゃない。
 
2017年の総選挙期間のTV討論番組でも
会場にいた子供をイラつかせていた。
 
National党は、子供の貧困問題は存在しないと主張してきて
9年間対策を取ってこなかったのに、選挙間近になってやっと認めた。
 
 
「地球温暖化は、この世代にとって原子発電ゼロ選択と同じように最重要課題である。」という
当時NZ Labour党党首のジャシンダ・アーダーンの意見に。
 
その「地球温暖化が最重要課題」という意見には反対の
ジュディフ・コリンズは(0:27)で、地球温暖化より
それまで無視してきた子供の貧困問題の方が最重要
手のひら返すような、発言をしてブーイングが起きた。
 
13歳の子が(3:30)
「地球温暖化問題は、自分の将来のことだよ。ふざけんな!」
地球温暖化を問題視しない大人達に怒りをぶつけていた。
 
 
ジュディフ・コリンズは、「国民の利益を考えて」じゃなく
「NZ Labour党には何がなんでも反対する」と最近も言っていたから
昔もこれからも、国民そっちのけで何でもかんでも
 国民の利益は関係なく、Labour党に反対していくんだろう。
 
ジュディフ・コリンズにとって、何よりも重要なのは
中国企業との黒い繋がりで私腹を肥やし続けることだ。
裕福でもなんでもいいから、なんで国の現実問題もどうにかしようとしないのか、
政治家なんだから。
 
昔はNational党支持者でも、ジュディフだけは
党首に選ぶのは御免っていうのが大半だったのに
 
 
10万ドルの寄付金の不正も再浮上してきたし。
 
 
<学校を休んでストライキに参加するのは「ずる休み」か?>
 
この日は、運良く都合のついた私達も一緒に、娘と参加します。
 
学校を休んでストライキに行くなんて、「ずる休み」?
 
自分も参加したいという子供に、
「それはずる休みじゃないの?」という大人が多いかもしれない。
 
寝坊ばっかりして
車でしょっちゅう学校の送り迎えしてもらってるのに
この子供は環境問題に関心が高いのか?というと
それは説得力がない。
 
だけど、家庭の中で環境問題の話題がいつも出て
日常的に家庭内でできることを、家族全員が工夫してやっていれば
「各家庭の努力だけでは、とてもじゃないけど効果が薄い。」というのが
大人も子供も、わかっているはず。
 
「学生ストライキ=ずる休み」とすぐに結びつける大人は
本当に家庭内で、意識的に環境問題に取り組んでいると言えるのかだろうか?
 
子供を疑う前に、自分の行いを振り返ってもらいたい。
 
本当に、環境問題どうにかしてくれ!と
スト参加で大きな声の一部になりたい子供の気持ちを
「ずるい行動」に結びつける。
 
本当にずるいのは誰か?
 
はずかしいのは、無駄を減らす工夫を
率先して家庭内で習慣化していない、親の方ではないだろうか?
 
 
あの学校メールの雰囲気からして、
学校側が子供を抑圧して傷つけやしないか、教育者の夫は心配していた。
 
でも娘が、意を決して話をする主任教諭は
兄ちゃん達もお世話になった先生で。
優しい先生だから、大丈夫だと思うんだけど。
 
「何言われようとも、ママとダダが絶対連れていってあげるんだから
心配しないで手紙渡しておいでね。」と送り出した朝。
 
行ってきます、と返ってきた声は、明るくて軽やかだった。
 
 
形式をちゃんと済まして、帰ってきた娘によると
先生は好意的で、兄ちゃん達のことも元気?と覚えててくれたそう。
手紙を読むと、いいことだと賛成してくれた、とのこと。
そりゃそうだ、だって科学の先生だもんねぇ。
 
学校側、といっても意見が一つじゃなくて
ナニやら委員とかもいて
現場の先生と同じ考えとは限らないのだ。
 
娘のまわりでは、ストのことを知らない子
家庭で話題にもなってないことに、娘はすごく驚いていました。
 
そしてこのストライキの意義やリンクをシェアしたり、話し合っているそう。
 
親御さんの中には、気の毒に親からの手紙を書くのに困っている人もいるそう。
 
意見を発言することが、許されない国から来た人や
意見することに慣れていない人、
移住して間もない人もいることでしょう。
だからうちの手紙を、参考にしてもらっています。
 
ニュージーランドでは、意見を言っていいのです。
 
母として。
娘に伝えたいことは、
子供だから、女性だから、移民だからといって
意見を言うことに「怯えない心」を持つこと。
 
実際に体験することで、発言することに慣れていくようにすること。
 
それは、彼女の周りの親子達にも言えることで。
 
既成概念に縛られて、発言・行動することを恐れないでほしいのです。
 
子供だから、女性だから、移民だから、今までになかったから?
そんなの、牛の糞。で、あります。
 
兄ちゃん達が「シニア(高校高学年)になったら
サボる奴いっぱいいるのに、縛りつけてバカバカしい」と言ってたけど
本当にそうなの。たった1日の出来事。
 
夫は、受け持つクラスで、娘の話をしたら
生徒達から温かいエールをもらったそう。
そこで、アル・ゴアの「不都合な真実」
(Al Gore "An Inconvenient Truth” "An Inconvenient Sequel: Truth to Power” )が
話題に持ち上がったので
急遽、授業を環境問題のディスカッションにしたそうです。
 
 
子供達は、私達世代や過去とは違う
これまでにない、新しい時代変化や環境を生きていくのだから
 
過去の繰り返しだけでは、どうにもならない。
 
これまでにない時代を生きていくための
想像力と勇気が、必要なのだ。
 
想像力。
 
繰り返さなくていい過去は、繰り返さない。
 
時が向かっていく方向は、未来だけなのだから。
 
 
*****
 
North Shore Multiculturalメンバー、募集中です!
 
ノースショア在住じゃなくても大丈夫なので、参加しませんか?