Sparkling* 光ってるのどうする?

こんにちは、ウトです。こちらは 以前のBittersweet in NZ の続きです。主に、NZ暮らしでの体験や思いを言葉にして発したくなると綴る私感ブログです。

Catching up NCEA credits! NCEAのクレジットが足りない!!!

大学やポリテクニック、専門学校、就職のための
NCEAのクレジット(単位)が足りないと困りますね。
 
でも
2月中旬か終わりまでは、まだ打つ手があるかもしれませんよ。
 
*****

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今年は、1月15日にNCEA レベル3の結果が出ました。
 
NZでは、大学に入るためには
NCEAという全国統一の高校教育認定資格で
University Entrance、通称UEと言われる大学入学資格が必要です。
 
NCEAはレベル1・2・3とあって
 
高校5年間のうち、後半3年間で
Year 11- Level 1
Year 12- Level 2
Year 13- Level 3
 
だいたいこういうペースで進みます。
レベル3までCredits クレジット(単位)を合格して取得していきます。
不可・可・良・優で評価されます。
 
UE資格
  • レベル3を、合計で最低60クレジットか、それ以上
  • レベル3で認められている3科目で、それぞれ14クレジット
  • 英語・レベル2かそれ以上で10クレジット(読みで5クレジット、書きで5クレジット)
  • 数学・レベル1以上で10クレジット
 
うちの高校では
(大学入るのに)UEはあくまでも『最低限』だから、
UEを大きく上回るような勉強ができるように、親もサポートがんばりましょう!
と釘さされます....。
 
でも高校3年生にあたる、Year13の生徒の中には
1月15日のNCEA結果発表で
「クレジットが足りてない!!!」こともありますよね。
 
Year11か12なら、まだ追い上げることもできるけど
Year13だと、ものすごく焦ります。
本人も、親も。
 
 
<NCEAのクレジットが足りない時は?>
 
*とにかく、まずは自分の高校に連絡してアドバイスを受けましょう。
 
NZQA(教育関係の政府機関)は、
通常2月終わりまで結果の変更を受けつけるので
不足クレジットが20クレジット以下の場合は、学校が再開する1月後半に
追試をしてくれる学校もあるそう。

Talk to the school about making up credits

NZQA will usually accept NCEA results up until late February. If your young person missed out on 20 credits or less, their school may allow them to make up the credits when they reopen at the end of January.”

 
でも。
うちの高校だと、
結果発表が1月15日で
夏休み中の高校のオフィスが開くのが、1週間後の22日
追試はしてくれないのです。
 
1週間待ったのに、学校は助けてくれないのか〜!ということも。
 
なので、それまで通学してた前年度中前までに
進路相談の先生と仲良くなっておくと
「なんかあった時はかけて来なさい」と携帯番号を教えてくれたりします。
それで、オフィスが開く22日より前に
相談することもできるのです。
 
先生のご厚意で、携帯番号を教えてもらってあります。
 
 
*大学や大学レベルの教育機関で、
サマースクールや進学・大学入学準備コースに進んだり
通信制スクールでNCEAの追試験を受けて、クレジットを増やす
 
 
少しクレジットが足りない(3〜6くらい?)だと
高校からは通信制スクールにすぐ連絡するよう、勧められるそう。
 
主に、前出のCarrier NZでも紹介されている
Te Kura (Correspondence School) です。
 
 
このスクールのサマースクールでは、夏休み中の短期間に
大学レベルの教育、職業訓練や就職のために
クレジットを増やしたい人を受けつけているそうです。
 
入学資格などについては、サイトをチェックしてくださいね。
 
これまでの経験もまじえて
おおまかに流れをまとめてみました。
 
<NCEAテストの流れ>
 
*一年を通して、NCEA校内テストが行われる。
 
11月中にかけて・高校でNCEA校外テスト
 
11月26日 Te Kura入学受付開始
12月17日 Te Kuraサマースクール始め 
 
1月15日 NZQAサイトでNCEAの結果発表
1月22日 高校のオフィス再開で追試してくれるかどうかがわかる
 
2月5日   Te Kura入学受付終了 
2月7日   課題の下書き提出日
2月12日  2018年度の成績記録のための最終課題提出日
2月22日  Te Kuraサマースクール終わり 
 
そして、16〜19才で
2018年にNCEAのテスト代を払っている生徒は
この追試代は2月中なら、料金がかからないそうです!
 
電話相談スタッフも、親切なので
わからないことや、入学資格があるかどうか
電話して聞いてみましょう。
 
 
 
1クレジット(単位)に対して、勉強時間10時間は、いるそうなので
4クレジットだったら、40時間。
 
課題提出最終日の2月12日までに
 
 1. 必要な勉強時間(+オンライン学習の仕方になれる時間に、1日ほど)が
         取れるかどうか
   2. 自分に必要な科目の課題があるかどうか
  (一度受けて、不可だった課題は受けられない)
 
特に2は、間違えないように
気をつけて、念入りにチェックしましょう。
 
 
NCEA学外テストを受けて、うまくいかなかった生徒は
結果が出る前にサマースクールに申し込んで
念のためにクレジットをとっておくケースもあるのだそうです。
 
利用している生徒のお母さんに
オンライン学習のページを見せてもらったのですが
私でもわかりやすくて。
サポートも親切にしっかりしてくれるのだそうです。
 
話聞いて、ママ同士、すごくホッとしたのでした。
なんとかなりそうかもね、って。
 
2月中に、2018年度のNCEA結果変更できる可能性があったら
あきらめないで、
でも大急ぎで動いてみるのもいいかもしれませんよ!
 
進路がちゃんと決まるまで、あとひと踏ん張り。
 
がんばりましょうね!
 
 
 
 
 
 

NZで、ヘアドネーション(髪の毛の寄付)しました!

「高いポニーテールにして。」と言う
 
娘の長い髪を、いつ切ろうかねぇと
 
ゆったりとかす、新しい年の始め。
 

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「髪の毛、寄付できないかなあ?」と娘が言うので
 
さっそく、調べてみました。
 
というわけで、ヘアドネーションするのは
娘の髪の毛です(^^)
 
***
 
日本でも「髪の寄付」が話題になっているそうですね!
 
 
さて。
私たちの暮らすニュージーランドでの「髪の寄付」ですが。
 
ここでも、ピンクリボン運動でおなじみの
Breast Cancer Foundation(乳がん財団)によると、
 
髪の毛の寄付は、財団では受け付けていないけれど
寄付の受付先として
 
ダニーデンのFreedom Hairという、かつら専門店を紹介していました。
 
 
ニュージーランドでは
毎年200万ドル相当の毛髪を、主に中国から輸入しているそうです。
 
西欧諸国でカツラやエクステの需要が増えているので、
品質基準がきちんと設けられないまま、取引が行われているのだそう。
 
このFreedom Hairでは、脱毛症やガンなどの病気によって
長期的に頭髪に悩みを抱える人たちのために
品質基準を設定して、かつらを提供しているということです。
 
 
 
ちょっと聞きたいこともあったので、お店に連絡してみると。
 
想像してた通り、とても気さくでフレンドリーなスタッフさん。
 
スタッフの中にも、メディカル・ウィッグが必要な人たちがいるそうです。
 
需要が高いのに、ウィッグの提供が追いついていないそう。
今回の寄付に関しても、私たち母娘にものすごい感謝をしてくれたので
娘はとてもいい気分で寄付することにしたのでした(^^)
 
 
<寄付する髪の毛の基準「Freedom Hairの場合」>
 
  • 最短で14インチ(35.6cm)で、それ以上の長さがあること。長ければ長いほど良い。
 
  • パーマやヘアカラーをしたことのない、完全に自然のままの髪。(ヘナ染めも不可)
    
             一つのウィッグを作るのに20人分ほどの毛髪が必要なので、
            時間が経って色が変わってしまったり、
   ヘアカラーで弱った毛は使えない。
 
  • まだらな白髪混じりの髪は、不可。ほとんど白髪の場合はOK。
 
  • 清潔で完全に乾いていて、切り口から1.5cmくらいの部分をヘアゴムでしっかりとしばる。
 
  • 床に落ちた毛は、送らない。
 
 
前出の日本のヘアドネーション、JHD&Cよりも
基準がきびしいです。
 
  • 31cm以上の長さ
  • 完全に乾いていること
  • カラー、パーマ、ブリーチヘアOK
だそうです。
 
 
<髪の毛のカットと寄付方法「ニュージーランド編」>
 

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結んでいたら、知らず知らずのうちに伸びてた髪。
髪の毛は清潔で、完全に乾いている状態で。
よく伸びたねえ〜。
納豆好きだもんね。
 
 
1・頭の後ろの中心を、半分に分けて
さらに耳上を分けて、4ヶ所に分ける。
(髪の量が多い人は、もっと分けたほうがカットしやすいです)
 

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2・それぞれ分けた髪のカットする部分の1.5cmほど下を
ヘアゴムでしっかり束ねる。
 
*ここで
「長ければ長いほど、ヘアスタイルに富んだウィッグができる」そうなので
あんまり短くしたくない娘に、慎重に交渉していきました。
 
後で切りすぎて、せっかくの寄付で嫌な思いさせるのは
嫌ですもんね。
 
「長ければ長いほど、患者さんが喜ぶんだって。(ママ)」
 
交渉の結果、最低限結べればいいよ、ということになったので
そこは守って、カットしていきました。
 
 
3・カットする前に、髪が14インチ(35.6cm)以上あるかを
確認してから切る。
 

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14インチ越えで、18インチほどに。ありがと娘(^^)
4・カットした髪を、プラスチック袋に入れてから
連絡先などを記入した寄付申込用紙も
大きめの封筒に入れて。
 
FreePost用の宛先を、手書きでいいので書いて
ポストに投函。
 
FreePostというのは、受け取るFree Wigsが
郵送費を負担してくれるので
寄付する人は指示された通りに、宛先を書けば届くのです。
 
 
もし送っても、品質基準を満たしていない場合は
破棄するか返送してくれます。
もったいないから送る時は、基準をちゃんと満たしましょうね。
 
18歳以下だと、希望すれば感謝状も発行してくれます。
 
 
そして、日本のヘアドネーションと違うところは
 
 
Freedom Hairでは、送った髪に対して報酬が支払われます。
 
「えー寄付したいんだから、お金はいいのに」という気持ちになるけど
発生した報酬をどうするかは、選べるようになっています。
 
 
(1)報酬を、髪を寄付した人の銀行に振り込む。
 
(2)チャリティ先を指定して、報酬を寄付してもらう。
 
(3)経済的にウィッグの入手が難しい人に援助をする。
 
 
娘は(3)がいいそうです。
 
 
知らなければ、ゴミ箱行きになっていた髪。
 
娘の思いつきで、誰かのお役に立てたし
ママは勉強になった。
 
ありがとう、娘!
 
ずっとロングだったので切る前は、ちょっと心配そうでしたが
 
軽くなった髪は、楽だし
ママのヘアカットでも大満足してくれたので、大成功!
 
メディカル・ウィッグを待っている人がたくさんいるし
 
質のいい髪が不足しているということなので
ぜひこれからも、まわりにも勧めていくつもりです。
 
 
地元NZの高校では、生徒たちの前で頭を剃って
寄付金を集める寄付が毎年あって。
 
息子も高校でやったことあるんだけど
切った髪は短いからか、捨ててたそう。
 
NZ在住でなければ、Freedom Hairには寄付できないそうですが
35cm以上の髪があったら、ぜひ簡単なので
 
寄付したり、声かけてみてください!
 
日本にいる人も、海外にいる人も
それぞれの国のヘアドネーション活動を調べて
やってみるといいですね!
 
***
 
さっき「髪の毛届きました〜」ってメールが。よかった。
 
 
 
新しい年になって、まだ半月プラス過ぎただけなのに
 
「誰かのために」生き生きと活動してる人たちとの出会いやお近づきが
 
すでに、いくつもありました。
 
 
うれしいな〜(^^)何かいいことあるのかな、今年は。
 
 
私も「誰かのために」できること、
もっとやっていこう!
 
勇気づけられた、
 
新しい年の始まりになりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

自分が、壊れないように。


2018年の暮れ。
 
日本で、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた法案が成立しましたね。
 
ウン10年と、私の年齢近くも(!)長いこと日本で暮らすイギリス人の友人が
この受け入れ拡大について
 
「外国人をだます、悪徳仲介業者が増えなきゃいいんだけど…」
心配していました。
 
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昨年父が亡くなって、急遽日本に帰った時にも
日本のテレビでは、このニュースがよく流れてて。
 
受け入れ態勢が整っていないのに、という反対意見と
拡大を歓迎する人材不足の現場の声が、ありました。
 
 
今は亡き父は、私が子どもの頃
派遣あっせん業者に、賃金をガッポリ取られる
多くの外国人労働者たちに直接
何度も業者を通さずに、労働に見合った賃金すべてを渡していました。
 
そして、外国人労働者を気の毒に思い
時に詐欺まがいのあっせん業者といがみ合ってでも
直接外国人労働者に、賃金を渡すことを続けていました。
 
ガンコ父ちゃんだったけど
子どもの頃から、そういう父を見てきて
とても尊敬していました。
 
そういう父の背中を見て育ってきたからか
 
父が大事にしてきたものは
 
娘の中にも埋まっています。
 
こうして。
 
***
 
 
こうやってブログを書き綴るのは
 
「私のように、だまされて、利用されないでほしい。」というのが
1番の理由です。
 
故意に人をだまして悪用した人物は
 
実名とその行為は、公表される覚悟を持つべきだし
 
公表されるべきだと思う。
 
 
ニュージーランドで会社を起こしていた元雇用主は
 
永住ビザを確実に取得した当日に、私を不当解雇しました。
 
司法での闘いの後、審判に勝利することで
 
不誠実な行為を
公文書として、公の場に明らかにする権利を得ました。
 
 
ここまでの道のりで、私が本心で望んでいたのは
 
 
 
元雇用主がだましたのが、私なのは
何か理由があったのかもしれない。
 
自分なら根気強く、あきらめずに、粘り続けられるから。
 
他の誰かだったら、とっくのとうに
泣き寝入りしてしまっていたかも、しれないから。
 
「自分は悪くないし、つらいのは自分のほうだ。」と
何度も元雇用主は言っていた。
 
私がなぜ傷ついているのか説明しても
一切理解できないと
「全然わかんない。」と首をかしげるばかりだった。
 
 
 
「自分は正しい」と主張し続けるから
 
じゃあ、本当に「正しい行為」なのか
第三者に
国の機関に聞いてみましょうよ、というのが
 
私が、法的手段に出た理由だったし
 
元雇用主には自分の間違いに気づいて、謝罪や和解する機会は何度もあった。
こっちが費用を負担して、何度もそのチャンスを与えた。
 
けど、相手は自分の正当性を
第三者に、国の機関を前にして主張することから
ずっと逃げてきた。
 
こっちは、証拠も徹底的に揃えて。
 
問いただす気満々でいたのに。
国が入ってきたら、逃げまくっていた。
 
 
だから
「何でこんなことしたの?」
「何でこんなウソが、次々つけるの?」
自分も他人も、知りたかったことは聞けないまま。
 
わからないままだから
外国人、移民、労働搾取、不正、詐欺、そんなニュースを聞くたびに
いちいち思い出してしまう。
 
独りで闘って、精神的に不安定になって苦しかったあの感覚を。
 
 
だました人間が、はっきりしてくれなかったから。
 
 
そして、残念だけど
 
これは同じ日本人同士の間でも、起きてしまったこと。
 
日本人同士なのに。
 
思いやりを持って接しても、あっさり裏切られる。
 
 
<2018年、よかったこと。>
 
この踏みにじられた権利を、
人には黙って
独りで考えていると、
自分のほうが気がおかしくなってるんじゃないか?
 
お人好しな自分の方が悪くて
自分のほうが、キチガイなんじゃないかと思い始めた。
 
私の気はおかしい
 
いや、おかしくないの、繰り返し。
 
夜中に、トイレで突然涙を流す。
夜中、考えが止まらなくて、寝られなくなる。
 
それでも、目が覚めてる間のほとんどは
年頃の子供3人がいる母親だから
 
子供たちの前では「元気で明るい、お日さまのような母親」であろうと
がんばり続けた。
 
そんな妻の無理を見て、夫は闘うことをやめてくれと反対したし
 
闘うことをやめない妻は、夫も闘うよう説得しながら
 
弁護士もつけずに、独りで闘い続けた。
 
 
だから、本当に元雇用主の行いは、彼の言うように、正しかったのか?
 
初対面だろうがなんだろうが、身内以外の人に話すようになりました。
 
自分が壊れる前に。
 
***
 
あなたがもし、
あなたの権利を踏みにじられて、苦しかったら
 
誰でもいいから
「あなたは、わるくない。」
「あなたは、間違ってない。」という言葉を
 
なるべくたくさんの人から、もらってください。
 
なるべく、たくさん。
 
自分が、壊れる前に。
 
 
その言葉は、人からもらったほうが、断然いい。
 
人からもらったほうが、力があるから。ホントに。
 
 
 
だから、自分が壊れないように
2018年には
 
 
この方にも、自分に起きたことを話してみたのでした。
 

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その内容に、強い不快感を示した
この国の住宅・交通大臣からいただいた言葉は
 
紛れもなく、強くて熱い力になりました。
 
 
そして、この方にも話しました。
 

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とっても穏やかな移民・労働大臣。
和やかに話してたのに、私が受けた不当解雇の体験を口にしたとたん
 
大臣のまわりの空気が、グワッと変わって
 
まだ自分は痛みを回復するのに、もがいてる最中なんだろうけど。
 
だけどもその熱が、どれだけ「私を取り戻す」力になったか。
 
移民・労働大臣からいただいた言葉も、宝物だし
あの気迫は、一生忘れることはないでしょう。
 
どんなに反対されて、独りぼっちだったとしても
心の思うままに、闘ってよかったんだ。
 
大臣は、権利を侵害されたと主張することは
「あなたの当然の権利」だと、力強く話してくれました。
  
だから、あなたが権利を侵害されたら
とにかく誰かに
Citizens Advice Bureau (CAB) でもどこでもいいから、話してください。
 
 
こうやって体験談を書いているのは
だまされないように、前もって
気をつけてほしいからです。
 
でも、残念ながら不当扱いを受けてしまったら。
 
私の体験談から役立つ部分があると思うので
 
どうか、あなたの正当性を主張するために、使ってください。
 
私には、精神的苦痛に対する救済措置としての損害賠償金は
今も払われないので
 
私は自分で
「精神的苦痛」を、和らげていく方法を
 
こうやって書いたり
人から言葉をもらったり
体験を誰かの役に立てること
 
いつか癒えていくんじゃないかと、模索しながら
試行錯誤でやっていくしかないのです。
 
反省もせず
何もなかったように
どこかで暮らしているだろうから。
 
「自分は正しい」と、まだ思っているかもしれない。
もう忘れているかもしれない。
 
#MeToo運動もそうだし、性犯罪、虐待、犯罪、差別も
被害者が声をあげなければ
人権侵害が減ることはないし、
新たな被害を防ぐこともできない。
 
今もこれからも
5年先10年先の、このニュージーランドに移住したい人たちにも
 
誰かが、あの手この手で、不当に扱われたり
不正移住に利用されたり
労働搾取や不当解雇の被害に遭わないように
 
どうかなるべく多くの人に、この体験を伝えてください。
 
お願いします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

光らないビザ。

新しくなったパスポートを、手にした時のこと。
 
あれ?永住ビザのピカピカは、もうついてないんだ。。。
 
ちょっと、さみしい。
 

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久しぶりに見たら「ピカピカ」もっとデカイと思ってたのに、こじんまりだった。
 
その永住ビザステッカーについては
Immigration NZ (移民局)に聞くものだそう。
 
 
そしたらニュージーランドでは、去年から
電子ビザ、eVisaの制度になったんですね。
 
ネットで申請できるのだそうです。
 
 
 
<ビザの移し替えの費用は?>
 
これまでのパスポートに、ビザのラベルがついてても
 
新しいパスポートをeVisaにすると、費用はタダだそう。
 
新しくラベルをつけてもらうのは、いくらかな?とチェックしたら、
 
$130。
 
 
やめやめ。
みんなでおいしいもの食べに行ったほうがいいよね。
 
 
でももし、新しいラベルつけてもらった人がいたら
「ピカピカ」かどうか、教えてください!
 
 
 
<ラベルがなくても、本当に大丈夫なのかな?>
 
eVisaは念のためにプリントアウトしておくようにね、と
移民局の人に言われていた私。
 
先日、日本からNZに戻ってきた時も
パスポートを見せる時に心配だったので
しつこく、プリントしたものを見せてたんだけど
(子供みたいに)
 
担当の人たち、全然見てない感じ。
ラベルがなくても、大丈夫なんだな。
 
 
<2018年で、変わったなあとしみじみ思ったこと>
 
去年も、ニュージーランドにやって来た
いろんな人に会いましたが
 
eVisaになったからなのかもしれないけど
エージェントなしで来て、自分でいろいろやっている、という人が多かったです。
 
しかも、去年出会った来NZの日本人のみなさんは
全員が、エージェントなしで来てました。
 
全員が、っていうのは2018年以前にはなかったから
その変化に、へえ〜と感心しました。
 
 
私たちのビザも昔は、自分たちだけでやったのですが
 
ワーホリも留学もその他も、今はネットで調べて自分で決めるそうです。
英語自信ないけど、eVisaはできた〜っていう人も。
 
そういえば、息子の日本時代の友だちが
大手代理店の語学留学パックみたいのでNZに来た時のこと。
 
語学学校の生徒の半分が日本人で、半分が韓国人だったので
不満爆発の日本人の子たちを、息子の大学の講義に連れて行った
ということもありました。
 
夫の韓国人の生徒さんは、エージェントが韓国にあって
しかも今時、連絡方法が「郵送」なので
やり取りが遅すぎるし、勉強が本当に続けられるのかわからない、と
しょっちゅう心配してたそうです。
そんなとこすぐにでも変えたほうがいいよ、とアドバイスしてたそうですが。
 
私たちもその昔、永住ビザ取るのに
怪しいNZのエージェントに引っかかりそうになったことが。
払った15万円はちゃんと返してもらったけど。
 
どの国の人からも、困った話を聞くから
 
誠実なエージェント選びって、難しい。
 
 
移住エージェントとか弁護士とかその道のプロに、お金出してても
不正につながっちゃうこともあるから。
 
とにかく。
「自分でできそうなことは、自分で」する人が、増えたみたいで
頼もしく感じた2018年でした。
 
 
<入国してからのほうが、大変。>
 
っていう声を、多く聞きます。
 
仕事仲間。
 
旅仲間。
 
勉強仲間。
 
子育て仲間。
 
困った時に、ピンチ回避のアイデア出してくれたり
こうしたいって燃えてるのを、大丈夫だよ!って背中押してくれる
 
「仲間」がいると、
「仲間」を見つけると、うまくいくんじゃないかな。
 
ただでさえ理不尽がふりかかってきやすいから、ニュージーランド暮らしって。
海外暮らしは、とも言いかえられるかもしれないけど。
 
 
「わからないことは、なんでも聞いてね。」って自分はよく人に言うんですが
 
自分で何がわかってないのか、わからない人も多いと思います。
 
気をつけていないと、マズイことにも
気づかないで、スルーしちゃうことも。
 
子育て中だと
自分一人生活よりも、もっとわからないことに遭遇するでしょう。
 
学校なんかは、あれでも説明しているつもりだけど
初めての人には、わからないこといっぱいだと思います。
 
もっと無駄を省いて、ややこしいシステムをやめて
わかりやすく説明すればいいのに
 
学校だけじゃなく、NZ暮らしの中で
「シンプルでいいのに、わざわざ複雑にして悦に浸ってる」現象を
いろんなところで遭遇しませんか?
 
たまに耐えきれなくなって、ついNZ人に訴えることがあるんだけど
すごく同意してくれて
彼らのイライラ話を、ぶちまけてきます。
 
 
トラブル回避の方法を教えたり
これは気をつけておくといいよ、
こういうのは気にしなくて大丈夫だよ、っていうのを
 
新しくやってきた人にも、
もっとシェアしていってあげたらいいのに。
 
それで、それぞれのニュージーランド暮らしが、もっとうまくいったらいいのに。
 
 
普段、子育て仲間とは
NCEAやらCambridge、
IB (International Baccalaureate)のこととか
よく話し合います。
 
どれがいいかは、その子の特性や性格にもよってて。
 
 
それと同じように、トラブルに遭う人にも
いろんな人がいて、解決方法もいろいろある。
 
大多数のやり方が、その人の「困った」に合うとは、限らないわけで。
 
 
これまで
NZでは、幼稚園から大学まで3人の子育てをしてきて
先生とはよく交流をするし、夫も長年教育現場にいるから
実際してきた経験や視点やアイデアが、
自分の中にいっぱいいっぱいつまっています。
 
 
それをご縁があって出会った人に、役立ててもらったり
一緒に考えて、力になることは、とても楽しい。
 
2018年を振り返ると、
誰かのお役に立つことができたことが
やっぱり、うれしかったです。
 
 
お人好しなのを利用されて、裏切られて
お人好しな自分を卑下して、追い詰められたこともあったけど
 
誰かのお役に立てて、やっぱりうれしいから、いいんだこれで。と
思えた2018年でした。
 
 
これからニュージーランドにやってくる人も
がんばりすぎて、疲れてしまっている人も
 
世話好きな人や、仲間をぜひ見つけてほしいです。
 
私を見つけたら、ぜひ声かけてほしいです。
 
まず、話を聞くことは、できるから。
 
これからの2019年も、ご縁のある人たちと
やさしい気持ちを分かち合いながら、暮らしていきたいです。
 
 
 
 
ビザは、光らなくなったけど。
 
海外で暮らすのに
自分で試行錯誤しながらやってもいいし
誠実なエージェントのお世話になってもいいし
味方を探して前進するのでもいいし
 
「ニュージーランド移住」もいろんな方法で
自分に合う方法で、やる人が増えてきて。
 
なんだかいいなぁと
 
しみじみ感じた新しい年の始まりでした。
 
 
 
eVisaでいいのに、ラベルをつけた太っ腹な方へ。
 
そのラベルは、どんなラベルか?ピカピカかなのか?
 
気になるので、ぜひ教えてください!
 
 
 
 
 
 

助けを求めていい社会へ。「自分には関係ない」でいいの?

先日、ニュージーランドの
Jacinda Ardern ジャシンダ・アーダーン首相から、メッセージが届きました。
 
「子どもの貧困削減法案」が国会の第3読会で可決され
じきに、法律になるそうで
 
子どもの貧困を減らす社会づくりに向かっています。
 
 
私はわが子の毎日のランチ作りで、
ランチが足りないよその子に、あげられるように
いつも多めに持たせてきました。
小中学校と7年間くらいでしょうか。
 
ちなみに、住んでるところは小中高デシル10です。
 
Decile デシルというのは、政府機関がNZの公立の学校を
10段階で評価したもので、生徒の保護者の
  • 年収
  • 職種
  • 一部屋あたりの人数
  • 最終学歴
  • 収入サポートを受けてるかどうか
 
で、決められます。
 
一般的に学校のデシルは、裕福な家庭が多いと高くて
貧困な家庭が多いと低いと言われています。
でも、高いと必ず教育環境がいい、というわけではないですね。
 
うちは裕福じゃないけど、裕福層が多いはずのこの地域でも
お弁当を毎日しっかり持ってこれない子が、いつもいたんですよ。
 
気づいたのは、ある日お腹すかせないよう多めに作ったら
自分じゃなくて、ランチほとんど持ってきてない子がいたから、あげたと
子どもが教えてくれたからでした。
それはいかん!と続けることにした「多めランチ」。
 
それだけではないけれど、ずっとどこか胸を痛めながら
ニュージーランドで子育てをしてきているので
 
「子どもの貧困=家庭の貧困」という
根本的な現実に、やっとテコ入れできるのが
ジャシンダ同様、私も心から本当にうれしいです。
 
 
「子どもの貧困」を減らすことは、
NZ Labour党のずっと主張していた問題で
 
前・National党政権は、去年の総選挙の数週間前まで
子どもの貧困問題は存在しないと主張していました。
 
 
でも去年10月に、NZ Labour党主導政権が誕生してから
100日以内に法案が提出され、やっともうじき法律になります。
 
長年、経済政策を最優先にしすぎて
ゆとりのある一部国民に有利だった社会を
生活に苦しい国民にも恩恵が行き渡る社会にするには、時間がかかるし
社会的に苦しい人がみんな、一気に楽になるほど
それは、簡単なことじゃないけど。
 
それでも、助け合うことで慈悲深く、包容力のある社会づくりに
向かっていこうとしています。
 
 
子ども達が健康に育つ環境のための法整備は、
 
家族が十分に養っていけるよう経済面や生活面のサポートや
体の病気だけでなく、メンタルケアの医療サポートを増やしたり
学校や教師を増やしたり、教育制度の改善をしたり。
未来の世代のために自然環境を守ることまで、多方面に渡ります。
自然保護区域の採鉱やマイクロビーズも許可されません。
 
現在のNational党党首、サイモン・ブリッジが
以前環境大臣だった時に許可した
反対意見の多かった、油田・ガス探査削掘も、今後は許可されません。
 
そういえば、先日
彼が大臣だった時に、環境政策に反対していた
グリーンピース、Green党、IWI(部族)グループらに対して
グリーンピースに対しては、6年間もの間行われていたそう。
 
サイモン・ブリッジは、政権掌握のために
Green党に手を組もう、と図々しくラブコールを送っていたけど
無神経すぎる。。。
 
 
***
 
今年の10月に行われた、政党支持率の最新の世論調査。
 
 
NZ Labour 45%
National  43%
Green  7%
NZ First 5%
 
 
今回、NZ Labour党の支持率は、
去年まで9年間政権にあったNational党を上回りました。
 
でも、全然楽観できないです。
NZ Labour党メンバーとしては、
胃が痛いくらい、気が抜けない。
 
だって、まだ43%もNational党を支持する人が。
 
National党は、政権を握っていた9年間
経済最優先で国民の一部を優遇することで、貧富の差を拡大していった
責任があります。
福祉政策おざなりだったのに、まだまだ支持率が高いじゃないですか。
 
海外から移民をどんどん入れるのに
教育費削減で、教師の数はどんどん減って、負担だけ増えて
医療費削減で、治療が遅れたり受けられない病人が増えて。
住む家が足りないのに、まだ海外から移民をどんどん入れて
優遇した永住者を、党の支持者にすることで、支持層を固持して。
 
だから、「有権者の半分は、National支持」が揺るがないんです。
 
政権を握っていた9年もの間
ホームレス問題、住宅、教育現場、医療現場の危機
メンタルヘルス問題も「危機的状態ではない」と主張してきて
ちゃんと手を打ってこなかったのに。
 
 
圧倒的に教師が足りないし、生活に苦しむ国民が多い社会にした責任は?
こういう政党なのに、まだNational党を支持する人が 「43%」もいる。
 
National党を支持するということは、どんな理由であれ
ホームレスも、空腹でひもじい子供たちも
治療が受けられないで病気が悪化する患者も、
勉強がわからない生徒も、激務で十分に生徒全員に向き合えない教師たちも
泳げないほど汚染された河川も放置しながら
「クリーン・グリーン・ニュージーランド」ってを掲げつつ、進んでる環境破壊も
改善しないでほったらかしてきた政治を、社会を支持しているってことです。
 
私は、身近に精神を病んでいる若者がいるから
教師である夫の周りにも、精神的に苦しむ人が少なくないから
National政権のやってきた、ほったらかし政策は心底許せないのです。
人でなしですよ。本当に。
その人でなしに、権力を与える人たちも理解できません。
 
あるNational党支持者は、今年実際に
「貧乏な子供のことなんて、私には関係ない。」って
私に面と向かって平然と言い切りました。
でっかいボートが庭にある、でっかい自宅の前に立って。
 
自分たちが放置して悪化した問題を、
新政権が改善するための資金を、無駄使いと非難しながら
野党党首のサイモン・ブリッジは、3ヶ月超の演説外遊にリムジンに大金使って。
 
これは無駄使いじゃないの?
 
首相のジャシンダの外遊では、バンだったけど。
 
<自分(と自分のまわり)がよければ、いい。>
 
南青山に児童相談所が建設されることに、一部の住民が反対していますよね。
 
児童相談所じゃなくて
「青山ブランドの価値が下がる」って言ってる人の心が
青山ブランドの価値が下げてると思うんですけどね。
こういう住民の住んでる地域なんだなあ、って。
 
虐待を受けたりDVにあって、傷ついている子やお母さんを救う場を
地域社会の一員として、作りたくない人たち。
 
いつか自分や家族、友人、子孫が
虐待を受けたり精神を崩したり、生活が脅かされたりする状況に
おちいるかもしれないっていう、想像力がないんですよね。
 
夫の国のイギリスじゃ、ひどいことに
59人に1人がホームレスです。
 
困った状況になってしまうのが、自分かもしれないのです。
 
社会的強者だと思っている人とその身内が、
いつまでたっても何世代も、社会的強者であり続けるという
揺るぎない確信は、どこからくるのでしょうか?
 
想像力がないから、いつまでたっても他人事。
 
もう地域地域が、虐待だけにかかわらず
さまざまな現実問題を「自分ごと」として
直視して立ち向かわないと、未来はないんじゃないでしょうか。
 
 
偶然見つけた、田村勇人弁護士のブログの中に。
 
他人の子も自分の、自分が生きた社会を引き継いで自分を覚えていてくれる大切な存在と思えないのでしょうか。こういうときに感情に訴えかけて解決する政治家が欲しいです。
 
同じように思っていたので
そうだそうだ、とうなずきました。
 
先日亡くなった父がよく
「自分の子もよその子も、おんなじように可愛いもんだ。」と言ってました。
 
なんで、自分の子のように助けてあげようって思えないんでしょうね。
そういう人って想像力が足りなくて、思考停止してる感じです。
 
誰にでも起こりうることなのに
「自分には関係ない」と
苦しんでいる子やお母さんを、思いやりで手助けをして
包んであげる社会の一員になろうとしない人たちに
危機感を感じます。
 
でもこのことに関しては、日本では
「自分たちさえ良ければいい、温かみのない人」に
反対する人が多いようなので、ホッとしました。
 
 
 
でもここニュージーランドでは、繰り返しますが
「自分たちさえ良ければいい、福祉を軽視する政治」を支持する人が
今でも43%。
半数近くいるのです。有権者の、半分。いつもそうなんです。
 
リベラルだと「思われてる」ここニュージーランドで
半分の大人が、社会的弱者はほうっておいていいのだ、と
思っていることが、私は怖いです。
 
 
 
イギリスのメディア、INDEPENDENT インディペンデントを読んでいると。
 
 
ニュージーランドは、OECD加盟国の中でも
女性に対する性的・身体的暴力が多い国で
先進国中では家族間暴力の発生率はワースト1、なのだそうです。
 
NZでは、3人に1人の女性が、
パートナーから暴力を受けている。
 
そのうち助けを求めるのは、
暴力の被害者の20%、性犯罪の被害者の9%のみだと考えられるそう。
 
ジャシンダの率いる現政権では、前政権よりも家庭内暴力対策費を30%増やして
第一線の社会事業に4年間で7600万ドルを支出するそうです。
 
(これもNationalの政治家と支持者は、反対するの???)
 
ただし、ニュージーランドには
男性はタフであることを重んじる文化が根強くあって
その文化の中に女性の扱いが暴力的なことも含まれていることが、多々あるので
 
この根深い考え方を変えていくには、時間がかかるだろうということです。
 
 
ニュージーランドの数字が語るように、
暴力被害にあった人は、ほとんどが助けを呼んでいません。
 
だから、港区に児童相談所ができて
「助けて」って言いづらい人、言うのが怖い人が
人混みの中からフラッとでも、助けを求めに行ってくれたら
本当にいいことじゃないですか。
もっと逃げてきて。
 
 
大人たちが、子供達に伝えたい、残したい世界って?
 
「助けて」って言っていい社会を作れない大人たちは
 
苦しんでない人だけが、
一部の選民だけが生きていける社会を、残したいのでしょうか。
 
 
フランスの国民連合の政治家と、取り巻く支持者たちを取材した
AL JAZEELA アルジャジーラの潜入ルポを見てたら
 
やっぱりこんな考えの人たちが、大多数になったらいやだなあって。
「排斥」って言葉と考え方が、しょっちゅう出てきてて。
 
世界を見渡しても
「自分たちさえよければいい」が、少なくなくて
こみ上げるのは、怒り。
 
自分たち、に入ってない人たちは、どうなるの?
あなたの言う「自分たち」に、私は入っているの?
 
<一度しかない人生。
どういう社会で自分は生きていきたいのか、次の世代に残したいのか?>
 
ニュージーランドでは、移民であっても
永住権や市民権があったら、参政権があります。
 
ニュージーランドには、NZ LabourとNational、
政策の違う二大政党がありますが
 
こうだったらいいなという、社会づくりに移民でも参加できるのです。
 
だから、選挙権のある人は
この国がどういう国であったらいいか、
しっかり考えてみんな投票するべきだと、私は思います。
 
選挙権のない人たちの分のためにも。
 
選挙権のない人たちも、地域社会にとけ込んで
社会の一員になることで、できることいろいろありますよね。
 
できる範囲で、できることを。
 
「自分だけ良ければいい」感情って、しぶといから
 
「みんなが、自分とみんなのこと考える」社会にするには
努力したり、闘ったりしないと。
ぼーっとしてて自然には、ならないですよね。
 
だって、闘い続けてても
この国みたいに、半分は「苦しい人を助けたくない」で
占められちゃうんですから。
 
私の背中は、子供たちに見られているので
 
これからも、残していきたい社会のために
できることしていこう、と
 
強く確信する今日このごろなのでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

抹茶が堪能できる「辻利・オークランド店」に行ってきました!

抹茶大好きな私。
 
オークランドに「抹茶が味わえるお店」ができたというのを
小耳にはさんだので、夫と一緒に
「辻利茶舗 TSUJIRI」に行ってまいりました(^^)
 

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グローバルサイトには
まだ、ニュージーランドのオークランド店は載ってませんね….(汗)
 
でも大丈夫なのだ。がんばれニュージーランド!
 
 
「辻利」というお茶のお店は、萬延元年(1860年)創業の
京都の宇治茶の老舗だそうです。
 
 
そんな、すごいお店の抹茶がニュージーランドで味わえるなんて!うれしい!
 
***
 

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「辻利茶舗 TSUJIRI」
オークランドの10 Lorne Streetにあります。
 
週7日営業、朝11時から夜10時までやってるそうです。
Queen Street から
Victoria Street Eastを入って(Farmersとスターバックスの間の道)
1本目の道、Lorne Streetを右に曲がって歩いていくと
左側に、ICLビジネススクールがあるので
その隣に「辻利茶舗 TSUJIRI」の黒い看板が見えますよ。
 

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平日の夕方近くでしたが、外にも行列が。ワクワク。
 

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デザイン好きなので、お店の外観・内観もとても好みでした。
 

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壁には「抹茶のできるまで」が。
 

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列が進むにつれて、抹茶のロールケーキに目がクギ付け!
 
夫とロールケーキにしようか迷いながらも
メニューを眺めて、あれこれ考える私たち。

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アイスクリームやシェイクは「抹茶」じゃなく「ほうじ茶」も!
ほうじ茶のアイスってどんな味だろう???
 
それに、夫の大好きな「ゆず」が!
ゆず茶やシェイクになって。
迷ったから、行列の待ち時間があってちょうど良かったです。
 
結局、初めての辻利だったので
私の中で王道の「辻利かき氷 TSUJIRI Shaved Ice」$10.80に決定。
 

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写真撮ってて、アイスが溶けてきちゃったので、いただきます。
 

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抹茶アイスは、抹茶がちゃんと「ガツンと濃くて」
口の中に入ったとたん広がるインパクトがあるのに上品な味。
 
日本暮らしの長かった夫も、
「石臼で挽いたばかりの茶葉を食べてるみたいだね。」と。
そんな経験ないのに!(笑)
抹茶アイスを堪能していました。
 
でも、まるでそんな体験をしているかのような
イマジネーションを掻き立たせてくれる豊かな味でした。
 
あんこ大好きの夫が、あずきにも感動。
あんこは私も手作りしますが
(海外生活だと、和のおやつは手作りになっちゃいますよね)
今度のは、豆の形を崩さないで煮てみようかな?
抹茶かき氷とすごく合ってて、私も幸せ感いっぱいになりました。
 
久々に味わう栗も白玉だんごも、そのままで
「なんて美味しいんだろうねぇ。」しみじみ語り合う私たち夫婦。
 
味薄くなるかな?と思ってた、
抹茶のかき氷も、最後まで抹茶。
 
抹茶って、味も素晴らしいけど
「抹茶の緑」が素晴らしいのですよね。
思えば子供の頃から好きだったな。
 
そういえば、いつもの「ほぼ日手帳」も2019年のは、抹茶色。
自分の中では「原点回帰色」なのかも。
 
この前久しぶりに帰った日本で、
兄弟と抹茶スイーツを食べ歩いたのだけど、
楽しみにしてた抹茶アイスが、どれもおしとやかすぎて。
 
日本では物足りなかったのに、
NZで豊かな苦味に出会えるとは、思ってもみませんでした。
 
この日もおいしい物好きのアジア人を中心に、お店は賑わっていました。
 
 
前の女性が、本当に美味しそうに
「抹茶のロールケーキと抹茶(ダブル抹茶)」をていねいに味わってて。
また並んでおみやげに買っていったので、たまらず
わが家でもおうちでみんなで分けっこ用に、ロールケーキを買いました。
 
夫も、今度生徒さん達を連れて行くのだそうです。
 
ほうじ茶アイスやゆず茶も気になるので、
一緒にまた行くつもりです。
 
値段が高くて入れない所ばっかりじゃなくて
こういう「ステキな質の高いお店」が、
これからも増えてくれると
ニュージーランド住民としてもうれしいですよね。
 
 
「ステキな質の高いお店」のみなさま
ニュージーランドへの出店、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
辻利さん、幸せ気分になりました。
どうもありがとうございます。
 
 
おいしかったので、ぜひ。おすすめですよ。
 

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「辻利茶舗 TSUJIRI」
 
10 Lorne Street, Auckland
朝11時〜夜10時 
週7日営業
 
 

ターニングポイント。

 
いつも鍛えてて、元気だった。
 
と思っていたガンコな父が、突然逝ってしまったために
11年近くぶりに帰った日本。
 
父は、同い年のスーパーボランティア、尾畠さんのように
まだまだ活躍できるような人、のはずだった。
 
終活をしていなかった父の膨大な後片付けがあるし、突然残された母のことが心配で
ママは家族をNZに置いて、ひと月半日本にいることにした。
 

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父が孫達をよく連れていったお寺。
 
その間に
初めての孫である私達の長男が生まれてから
何度も孫達を連れて、にぎやかにお参りに行ったお寺を
今回初めて、一人で散策。
 
静かだった。
 
父の体はもうないのに
ここに、父の姿をもう見ることがないという事実が
何だか受け入れられなかった。
 
何回もみんなで来た時と、一人歩く今が重なって
あれ、夢かな?と思ったりして。
 
違うんだけど。
 
 
「ごめんね。あんまり突然で。あんたが帰ってくるまで父ちゃん、
長生きさせられなかった。」
 
子育てや生活に追われて、一度も帰国する余裕がなかった私に
電話口でも実家に帰ってからも、そう謝り続ける母。
 
「お母ちゃんのせいじゃないよ。」と説得してわかってもらうのが
お姉ちゃんの最初の役目となった。
 
 
<自宅で亡くなる、ということ。>
 
「あの日に限って、なんで寝過ごしたんだろう。」
 
いつも超早起きの母が
その日の朝は
たまたま、遅く起きた。
 
父の骨の手術の準備のための病院通いで
母はくたびれていた。
 
前の晩には、いつものように薄いお湯割りで晩酌をし
いつものようにお風呂に入る、父。
 
昔は、お風呂が先で晩酌は後だったのに
いつの間にか変わってしまったらしい。
それを注意したところで、一切聞くわけもない父なのだけど。
 
「お風呂沸かそうか?」と言う母に
「いや、自分でやるからいいよ。」と返した父。
 
それが、最後の姿になった。
 
たまたま母が長寝した次の朝に、父はもう帰らぬ人になっていた。
 
たった2日前。
決して難しくない手術だけど、NZから電話で励ます私に
「手術が終わったら連絡するから。」と
いつものように、前向きで元気な声を聞いたばかりだったのに。
 
父は「自分はこうやって死ぬ」ということを伝えていたのは
家族の中で、どうやら私にだけだったらしい。
 
だからその通りに本当に死んじゃったから、仰天した。
しかも、こんなにも早く。
周りの誰もが、しぶとくあと10年20年
生きるに違いないと思っていたのに。
 
当日も、長年の日課の筋トレをちゃんとしていた。
 
自分がつらい姿を見せるのをすごく嫌う人だったので、
父らしい最期といえばそうなのかもしれない。
 
 
母は、驚きとショックで呆然としているのに
自宅で人が亡くなったということで、
検視やら何人もの警官からの質問責めに、対応しなければならなかった。
 
昔は石原裕次郎ばりで、プライドの高い夫の
変わり果てた最後の姿。
寒いだろうからと、毛布をかけてあげることも
さすってあげることもできなかったそう。
それが母には、すごく応えた。
 
父の最期は、多くの人から
「ピンピンコロリ」で理想的な死に方だと言われた。
 
でも残された母には、元看護婦であっても
あの夫の最後の姿は、相当やりきれないものだったらしい。
 
「庭の竹林を眺めながら、迎える穏やかな死」を願っていた母は
家で死ぬのはイヤ、危なくなったら病院に入れて逝かせて、と言うようになった。
 
 
<尊厳死の法制化の動き>
 
葬儀や後始末、手続きに追われていると
ありがたいことに、たくさんのご近所さんが声をかけてくれた。
 
その中で
『尊厳死宣言をする人が増えている』から私もするわ。」と言う声がいくつかあった。
自民党が終末期医療のあり方に関する新法制定を
検討するというニュースもあった。
 
連れ合いが亡くなるのは悲しいことだけど、70代80代にもなると
生きている人間の「これから」を考えるほうが大事だ、という。
そんな先輩未亡人達と母の会話に、横で耳を傾けた。
痛いのは嫌だけど、家族に迷惑かけたり
たくさんのチューブに繋がれてまで自分は生き続けたくない、と。
それは、私でもそう思う。
 
母も自分の母親を
「なんであの時、あのまま行かせてくれなかったんだ」と
言われながら看取ったのを悔やんでいる。
100歳近くまで生きた義母も、もういいから早く逝きたいと願っていた。
だから母は、自分はあんな風に、自分の意思に反して生かされたくないと思っている。
 
終末期医療で、延命措置を望まないことを自ら意思表示するための文書は
事前指示書や意思表明書とか
リビング・ウィル、とか言うそう。
 
 
尊厳死宣言公正証書
 
 
初めて葬儀を出すことになった私達実家の家族には、
知らないことがいっぱいあったので
兄弟が「親の没後の手続きの本」を買ってきた。
そこにも終活準備やリビング・ウィルの作成方法とかが書いてあった。
 
突然父ちゃんが死んで猛烈に後悔して悲しいというのに
母ちゃんの死ぬときのことまで、考えなくちゃいけないのは嫌だったけど
母ちゃんの意思を可能な限り尊重したいから、それは大事なことだった。
 
 
長男の嫁として、それなりに嫌な思いをしてきた母の愚痴を、延々と聞いた日々。
 
NZで同じように、いつも電話で聞いてたことだけど
「母ちゃんの不満の毒出し」が必要だろうと思った。
ひと月半、思い切って日本に帰ったのにはそういう理由もあった。
 
長いこと母や兄弟の話を聞いていると、今年に入ってからの父は
本来の父とは違うようだった。
 
人に言われていることがちゃんと理解できなくて、チグハグな返事になって
周りが自分の言ってることを理解できていないのを
父自身も感じていた、と兄弟は教えてくれた。
それでも兄弟のおかげで、父はギリギリまで仕事を続けていられた。
 
本当は優しいのに、もともと口が悪く頑固だったから
母と言い合うこともよくあった。
 
そのせいで、このところ父の頭は混乱していて
怒りっぽくなったかと思うと、子供のようになったりして
本来の父とは違っていたことにも、母は気がつかなかった。
 
得意な事、仕事、車の運転はしっかりできていた。
それ以外が、頭の切れる父が、チグハグになっていった。
何度も私や孫達に咎められて、やめる努力をしていたタバコは
たがが外れたように、起きてる間はずっと吸っているような状態になってしまった。
 
手術するからタバコは厳禁、と
お医者さんにきつく止められていたのに
全然やめるどころか増量していった。
案の定、タバコのせいで起きる症状が出てしまって
あっさりと父をあちらに、連れていった。
 
でも死んで、やっと落ち着いて振り返る余裕ができたから、
この頃混乱してて、不自由でつらかった父のことを
家族で考えることができた。
だから、大変だった父の言動を持ち出して
もう腹立てる必要はないよね。母ちゃん。
 
長年溜まっていた母の中の淀みを思い切り吐き出した後で、
もう(口うるさい)父ちゃんはいないんだよ、
母ちゃんの好きなように生活していいんだよ、とわかってほしかった。
ずっとそばにいることはできないから。
 
うわさ通りおもしろい「チコちゃん」に、母娘で笑いながら。
 
これからは、好きなように暮らしてね、と話した。
 
 
<年輩者を食い物にする消費社会>
 
父の片付けをしていたら、
今どきこんなに複雑な、スマホやインターネットの手続きあり???とか
お年寄り一人の体に、こんなに摂取する必要があるのか???
というほどの大量の健康食品を、あちこちから定期購入していて。
 
母はまったく把握していなかったので、
スマホ解約にも代行業者マルトクに、違約金一万円
ネット回線のための光デジの違約金も、九千円以上。
とにかく出国ギリギリまで、解約手続きが続いた。
 
本当に私でもイライラするあんな複雑な手続きを、お年寄りにさせて
混乱させて解約しづらくして、
他の安くていいサービスに移行させないようにしているのが
見え見えで、悔しい。
 
お年寄りが拒否しても、丸めこもうとするのが多くて
こんな業者に、私たちの親は狙われているのだ。
 
 
固定電話も、勧誘ばかり。
ある日なんかは、夜9時に大きな声で電話がかかってきて。
 
バカ:あのね〜!北海道の漁港でカニの販売をしてるんだけど、おたく〇〇〇〇さんちだよね〜?
 
私:…..どういうご用件でしょうか(怒)?(〇〇〇〇は父の名らしいが、読み方が全然違う)
 
バカ:もうすぐ年末だから、〇〇〇〇さんカニどうかな〜と思って!
 
私:…..あのですねえ!!!(怒怒怒 本人死んだんですけど!)
 
バカ:あああぁ。もういいや。(ガチャン、と切れる)
 
 
こんなの、私が出たからよかったけど
母が出たらきっと怖かっただろう。
別の日には、無言電話もあった。
だから固定電話もなくすことにした。
そういう奴らを許せない兄弟達が、近くで目を光らせてくれるだろう。
 
<終活の大切さが、身にしみた。>
 
職人気質の父は、とにかく息苦しくなるほどに物が多い。
それを処分するのも大変だけど、
後始末で困ったのは、銀行口座の名義人死後の解約だった。
 
預金額が少額だと、通帳とハンコといくつかの書類記入で解約できた。
 
本来は夫婦である相続人の母が書くべきなのだけど、
母は疲れ切っていたので、私の手続きでも大丈夫だった。
ただ母を、銀行や役所には連れて行かないといけなかったけど。
 
数十万円以上になると、父と相続人全員の(妻・子供)戸籍謄本と
相続協議同意書、実印、印鑑証明が必要になった。
 
戸籍謄本を請求しても、役場によっては
父と子供の関係が記載されていないところもあって
「原戸籍」というのを請求しないといけなかった。
 
そして、日本で実印のない私は
NZに戻って日本領事館から、サイン証明と在留証明を請求して送らないといけない。
 
仕事や小さい子の育児で忙しい、日本の兄弟達の負担にならないように
できる限りの面倒な手続きを、私が済ませたかったんだけども。
 
家の重要な書類のありか、印鑑、暗証番号や通帳や預金、保険があるのか?
いくつあるのか?
名義変更は誰にとか。
元気なうちに家族に分かるように
「書面やノート」に残してもらうのって、とても大事だなって思った。ホントに。
 
うちの母も、子供達があちこち駆け回ってるのを見て
「いざという時のための指示書」をこれから残すつもりだそう。
残った子供達が大変だから。
 
 
<親の死を受け入れられるのは、いつだろうか。>
 
どうしても、後悔の念は押しよせてくる。
波のように。
 
NZ移住の時、成田空港であわただしく握手をしたのが
あれが最後の父の力強いぬくもりになろうとは、露ほども思わなかった。
 
10年以上も、日本に帰らなかった。
 
ごめんなさい。
 
育児と生活で精一杯だった。精一杯すぎてた。
 
あの頃。不当解雇にあったことも労働搾取も
何年もかけて闘わないで
他の人みたいに「なかったこと」にして
両親の元気なうちに、顔見せに帰ればよかったんじゃないか???
バカじゃないか?私。
 
よその国の政治に首突っ込んで、
国全体のためだとか政治活動してないで
両親との時間を過ごせばよかったんじゃないか???
 
 
ある人が、父親の死を受け入れられるまで3年かかった、と
この前教えてくれた。
それくらいは、かかるものなんだろうな。
 
 
本当は、葬儀にも出られないかもしれないピンチがあった。
 
ここには書かないけれど、
ピンチを救ってくれたNZの人達の思いやりのおかげで
通夜には間に合わなかったけど、
葬儀には間に合うことができた。
 
骨になる前に、父ちゃんの顔を最後になでてあげることができた。
 
骨壺に全部入りきらないほど立派な骨は、全部入れるために
火葬場でバキバキ砕かれてしまうことに、私達は驚いた。
 
それでも残った立派な骨を分けて、NZに連れて帰ってきた。
生きている時は、来ることのなかったNZに。
 
忙しい私達に気を使って、遊びに来なかった私達の家に。
 
念のために、火葬許可証を翻訳して持ってきたけど
空港で「父の遺骨なんです。」というと
同情されたのか、それはいいよと言われて。
翻訳を見ることもなく。
 
 
ほんとは、もう少し子育てが落ち着いたら
ミルフォード・サウンドとか連れて行ってあげたかったんだよ、父ちゃん!
 
ほんとに、もう、逝くの早すぎるよ。
 
 
「お前は、一番父ちゃんに似てフロンティア精神があるから、頑張れ。」と言って
NZ移住に送り出してくれて、孫たちの成長を喜んでくれていた父。
 
私が簡単に帰れないのを知っていて
会えなくて寂しいのを、言わないでいてくれた。
 
 
海外暮らしじゃなくても、親と離れて暮らしていれば
後悔すること誰にでも、起こり得る事だろう。
 
これを読んでくれているあなたに、ご健在の親御さんがいたら
ぜひ、会って話す時間を作ってくださいね。
 
元気だ元気だと思ってたら、
別れの時がきてしまうのはあっという間だったから。
 
 
さあ。
日本に帰るのに、仕事辞めなくちゃならなかったから
新しく仕事見つけなくちゃ。
 
がんばろう。